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2008年6月

2008/06/27

ダンスマガジン8月号

成田に向かう電車の中で読んでいます。

表紙はアリシア・アマトリアンの「ヘルマン・シュメルマン」。素敵なんですがシースルーの衣装で、電車の中で読むには若干躊躇します。

特集はABT。メトシーズンのレポート中心で、トワイラ・サープのRabbit and Rogueの報告や写真がたっぷり。「海賊」で主演するコリー・スターンズの「エチュード」の写真素敵ですね。長身で脚の美しいダンサーです。イーサン、ニーナ、アンヘル、マルセロの写真がたくさん。主要ダンサーの紹介もあります。

パリ・オペラ座の「ル・パルク」は舞台写真と主演の四人、ルフェーブルのインタビュー。美しい群舞の女性ダンサーたちの写真がないのがちょっと残念。それにインタビューも、オペラ座なのにちょっと短いですね。どうやら合同取材の模様。

オペラ座関連では、マッツ・エックプロの写真がたくさん、エトワールガラ関連でマチュー、レティシア、エルヴェのインタビュー、さらに現在育児休暇中のオーレリー・デュポンのインタビューも。赤ちゃんの名前はジャックですが、バパの名前は秘密なんですね。

ダンサーファイルは、新国立劇場のカルメンにゲスト主演した碓氷悠太さん。舞台を見た時も思ったけど背が高くてスタイルよく、ちょっとハーフっぽい美青年です。また見る機会があるといいな。

新国立劇場といえばもちろん「ラ・バヤデール」も。マイレンの写真が小さい(涙)ザハロワはやっぱり美しいですね。

他にブノワ賞のレポート。シルヴィア・アッツオーニの「人魚姫」やタマラ・ロホの「カルメン」の写真があります。

フィギュアスケートの村主章枝さんのインタビューを読むと、彼女は相当バレエに造詣が深いのがわかります。フィギュアスケーターの中でもバレエ的な表現が美しい人ですものね。「ライモンダ」がお好きとのこと。

吉田都さんのインタビューが、ロイヤル・バレエ来日直前として載ってますが、なんで都さんは東京で踊らないんでしょうね。五回も公演するシルヴィアがあれだけ売上で苦戦するのがわかっていたはずだから、一日か二日、ガラに替えればよかったのに…。

というわけで、これからパリです。木曜の朝に帰ってきますのでそれまで更新はおやすみです。

DANCE MAGAZINE (ダンスマガジン) 2008年 08月号 [雑誌]DANCE MAGAZINE (ダンスマガジン) 2008年 08月号 [雑誌]

新書館 2008-06-27
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デヴィッド・ビントレーが新国立劇場バレエ団の芸術監督に!!!

驚きのニュースが飛び込んできました。

バーミンガム・ロイヤル・バレエの公式サイトに、

David Bintley takes on role with New National Theatre, Tokyo

とあります。

http://www.brb.org.uk/4714.html

2008年6月26日

バーミンガム・ロイヤル・バレエは、芸術監督であるデヴィッド・ビントレーが、現在のカンパニーに加えて東京の新国立劇場バレエ団の芸術監督に就任することを、喜びを持って発表します。

就任は2010年で任期は3年間。それまでは、新国立劇場バレエ団のアーティスティック・アドバイザーを務めます。

2005年に上演された「カルミナ・ブラーナ」の成功、そして2008年11月15日に初演される新作「アラジン」の創造とによってもたらされた、二つのカンパニーの関係がさらに緊密になることでしょう。

バーミンガムロイヤルバレエの総裁であるクリストファー・バロンは
「デヴィッドが二つのカンパニーの芸術監督というポストをつなげることができるということに興奮しています。舞台上、また舞台を降りても、二つのカンパニーの間に協力関係を築く機会が多く作られることでしょう。また、バーミンガム・ロイヤル、そしてデヴィッド・ビントレー、さらにバーミンガム市とその住民、働く人々を世界に示す大きな機会ともなります。

本日新国立劇場は以下のコメントをしました。
「デヴィッド・ビントレーは、芸術監督しての素晴らしい経験、世界中で知られている傑出した才能、そしてダンサーや劇場から得られた深い敬意を新国立劇場にもたらしてくれる。私たちは、芸術プログラムとしての彼の知識やスキルを活用するとともに、カンパニーに彼の作品をさらに持ってきてくれることを期待している。彼の監督の元、私たちは、カンパニーのすべてのメンバーが、新しくエキサイティングな挑戦に直面することで成長することを期待しています」

(リリース終了)

ビントレーの作品といえば、個人的には、「エドワード2世」を持ってきてくれないかな、と期待しています。かなり凄い内容の作品なんですよね。そしてバーミンガム・ロイヤルのダンサーが客演することもあるんでしょうね。

いずれにしても、ビントレーが芸術監督を務めるというのは、とても楽しみです!その前に「アラジン」も楽しみですが。パートタイムであることと、ロシア流の古典作品をどうしているのかがちょっとだけ気がかりですが、演劇性は間違いなく高くなるでしょうね。

追記:新国立劇場にもリリースが掲載されました。
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000426.html

2008/06/26

K-Ballet Company「コッペリア」に吉田都さん

ロイヤル・バレエの来日公演での吉田都さんの出演は大阪だけ、とむくれていたら、K-Ballet Companyの「コッペリア」に都さんが出演するんですね。

http://www.k-ballet.co.jp/topics/performance.html#080624

1月のバーミンガム・ロイヤル・バレエでの都さんのスワルニダがめちゃめちゃキュートでまさにハマリ役、リピートしたかったのに年明けはずっと風邪をひいていてできなかったのです。だから、すっごく嬉しいです。

でも、東京公演は一回のみ、あと大宮と新潟なんですね。パートナーは輪島拓也さん。

競争率は激しそうだし、会場はオーチャードだし、チケット代も高いけど観に行きたいな~。

「コッペリア」全国公演予定 2008年10日16日~11月17日

(都さんの予定)
東京 10月17日(金) 18:30 吉田都 輪島拓也 Bunkamuraオーチャードホール
大宮 11月1日(土) 15:00 吉田都 輪島拓也 大宮ソニックシティ大ホール
新潟 11月8日(土) 15:00 吉田都 輪島拓也 新潟県民会館

やっぱり都さんのファンクラブに入るべきかなあ。

なお、今回、フランツ役は熊川哲也さん、清水健太さん(1回のみ)も踊ります。また、スワニルダ役は、神戸里奈さん、荒井祐子さん、東野泰子さんです。詳しくはサイトのほうへ。

2008/06/25

ボリショイ岩田守弘さんのプロデュース公演

ボリショイ・バレエ唯一の東洋人ソリスト、岩田守弘さんのプロデュース公演「岩田守弘バレエの夕べ ~ボリショイ劇場のスターたちとの共演~」が、6月16日にモスクワ・ノーヴァヤ・オペラ劇場で行われました。

出演は、岩田守弘 / ナデージュダ・グラチョーワ / マリヤ・アレクサンドロワ / ニーナ・カプツォーワ / ヴャチスラフ・ロパーチン / ネリー・コバヒゼ / デニス・サーヴィン /クセーニヤ・プチェールキナ/ セルゲイ・ドレンスキー / アナスタシヤ・スタシュケーヴィッチ / アレクセイ・マトラホフ / ローラ・カチェトコーワ / アルチョム・アフチャレンコ /
オリガ・イワタ / イーゴル・シャルコフ と、ボリショイのダンサーを中心にした豪華なもの。

産経新聞にも記事が載りました。
「赤の広場で サムライの挑戦」
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080619/erp0806190219000-n1.htm

「バレエの衣装をまとったサムライ」と評される岩田さんは、この公演で、自身の新作「魂(タマシイ)」を披露。5人の勇者が立ち上がり自らの命を犠牲にしながら多くの命を助けるという物語で、日本的でありながら、バレエらしい異国情緒も漂っているという作品だそうです(詳しいストーリーは岩田さんオフィシャルファンブログで)。岩田さんのほか、デニス・サーヴィン、ネリー・コバヒゼ、ヴャチスラフ・ロパーチンや岩田さんの奥様オリガさんも出演。非常に興味をそそられます。"ボリショイの伝統を土台にした日本スタイルのクラシック・バレエ"を体現しているようですね。

また、グラチョーワのために岩田さんが振付けた現代作品が上演されたり、岩田さんとカプツォーワが「海賊」のパ・ド・ドゥを踊ったり、アレクサンドロワと若手のアフチャレンコ による「グラン・パ・クラシック」など、非常に充実した公演のようでした。いつか、岩田さんプロデュース公演が日本でも実現するといいですね。

JIC旅行センターの「モスクワからの劇場だより」で詳しいレビューが載っています。
http://www.jic-web.co.jp/pa/mowrvw.html#080616

また、今回上演された作品の見所をまとめたサイトも。
http://www.eurasia.jp/midokoro.pdf

今回の公演についての岩田さんの思いは、岩田守弘オフィシャルファンブログで。
http://ibashika.exblog.jp/

世界最高のバレエ団のひとつであるボリショイ・バレエで、一人がんばっている岩田さんの活躍を聞くと、胸が熱くなりますね。年末のボリショイ・バレエの来日公演では、「白鳥の湖」の道化などで、華麗かつ溌剌とした踊りを見せてくれることでしょう。楽しみです。

アニハーノフ、ミハイロフスキー劇場を辞任?

門行人さんの観劇記
http://kado.seesaa.net/
によると、レニングラード国立バレエに最高水準の音楽を提供するに至った指揮者アンドレイ・アニハーノフが5月末に辞任した模様。ニュースソースは以下のとおり。

http://www.gorodovoy.spb.ru/rus/news/civil/730577.shtml
http://www.kommersant.ru/doc.aspx?DocsID=896907(以上引用)

自動翻訳でしか読んでないので私も自信がないのですが、ケフマン総裁との方針の違いがあったようです。

来年一月のミハイロフスキー劇場(レニングラード国立バレエ)来日公演に名前がないのはそういうことだったのですね。非常に残念です。恒例の、年末に彼が指揮をするコンサートも行われないのですね。

牧阿佐美バレエ団に今まで何回か出演しているので、これからも日本で振る機会があればいいのですが。

ケフマン総裁になってからミハイロフスキーは残念ながら迷走状態になっているように思われます。アニハーノフの指揮が、レニングラード国立バレエの大きな魅力だったのに。

6/24新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」雑感

新国立劇場「ラ・バヤデール」は違うキャストで観たし、実はザハロワもウヴァーロフも観るのは久しぶりな気がした。ザハロワは「椿姫」以来かな?ウヴァーロフに至ってはいつだっけ?って感じ。

先週大阪でルンキナとの白鳥を見た友達から、ウヴァーロフが重くて調子が悪そうだったと聞いていたけど、今日はその時ほど調子が悪いわけではなかったようだ。でも、残念ながら、ウヴァーロフは年を取ったと感じてしまった。一番の原因は、アティチュードなどの時や、ちょっとした跳躍で脚が内脚になってしまったり、アンドゥオールになりきれなくて膝が下がっていること。ポーズをしっかりとるときには、よいしょとアンドゥオールの位置に修正しているのが見えてしまう。そんなウヴァーロフだけど、サポートはさすがに上手くて、2幕や4幕の終わりには高々とザハロワをリフトしていたし、決して回転系が得意ではないザハロワをきれいに支えていた。ザハロワを美しく見せるという役目は十分果たしていた。役作りとしては、やはりぽやや~んとした王子で、外見的にはちょっと老けてきたのに、中身は幼いというかあまり何も考えていないマザコン王子。白鳥の王子って本来そういうキャラクターなのかも、と思わせてくれた。

さて、ザハロワはたいてい初日は本調子でないことが多いのだけど、今日は絶好調の様子。最近ザハロワの有り難味を感じなくなっていたのだけど、改めてオデットを観ると、やっぱり容姿は奇跡的なまでに美しい。長く細い肢体、しなやかな腕の動き、弓なりにしなる脚、高くアーチした甲。理想的で、ある意味究極の美といえる造形。表現をとっても叙情性を増しており、震えるほどの繊細さ、悲劇性、美の極致。その圧倒的な美に涙がこぼれてしまうほどだし、こんなに凄いものを見られる幸せに打ち震えた。以前は綺麗なだけといわれていたザハロワだけど、演技だって、表現力だって、これだけのものをかもし出すことができれば十分だろう。

ただ、ザハロワに欠点があるとすれば、一人で踊っていてあまりにも美しいので、自己完結をしてしまっていることだろう。あまりパートナーとコミュニケーションしていなくて、一人で物語をつむいでいる様子なのだ。それは、オディールにもいえることで、邪悪で、威圧的で、それなのに愛らしくて妖艶なんだけど、その美しさは一人でも成立している。ウヴァーロフのサポートが的確で、ザハロワをより美しく見せるために十分に奉仕しているがゆえに、その影はとにかく薄い。

それから、どうしても好き嫌いが分かれるところは、ザハロワ独特のマニエリズムというか、私はこんなに綺麗なのよ、この美しい私を見て!という女王様っぽさ、あざとさが前面に出まくっているところだろう。特にオディールでは、完全に美しい自分自身に酔っているザハロワだった。まあ、ここまで美しければ、文句の言いようがないし、ザハロワだからこそ、それも許されるのかなと思った。

ザハロワがひたすら美しい、それだけでも入場料の価値は十分ある。それどころか、この倍の値段でも文句は言えないと思った。(シーズンセット券なので、S席でも8900円。あのしょぼい主演キャストのロイヤル・バレエが22000円もすることを考えれば、信じられないほどのお得感!しかもロシア以外では世界一のコール・ドで見られるのだ)
ザハロワ自身、会心の演技だったようで、カーテンコールでも大満足の表情。そのザハロワを見事に支えたウヴァーロフも嬉しそうだった。

初日ということもあり、そのコール・ドは若干ばらけたところもあったし、白鳥たちが並んで腕を片方上げている時に、腕が揃っていないところも少し気になったものの、プロポーションの揃い方、足音の小ささ、整い方はやはり素晴らしい。日本人でもここまで美しいコール・ドダンサーを集められているっていうのは、これまた奇跡的なほど。きっと回を重ねるごとに、揃っていくのではないかと思った。

1幕は、ワルツに元東京バレエ団の古川和則さんや、元Kバレエの芳賀望さんが踊っていたりと、今までとはちょっと違った感じ。良い意味での刺激になるんじゃないかと思った。古川さんがとても張り切っていて、満面の笑みで踊っていたので、こっちも幸せな気分に。道化はグリーシャことバリノフ君。聖なる愚者という印象が、道化というキャラクターにとても合っている。弾むような踊りは見ていて気持ちいいけど、やっぱりもう少し身体を絞った方がいいのでは?パ・ド・トロワはマイレンと丸尾さん、本島さん。マイレン、とにかく毎回5番に綺麗に着地しているのがさすがだし、まるで猫のようにしなやかに跳んでいて素敵♪

3幕のディヴェルティスマンでは、ナポリの小野絢子さんの可憐さと、チャルダッシュの古川さんの思い切りの良い見得の切り方が印象的。ルースカヤの湯川さんは、大人っぽくて情念がこもってドラマティックで素敵だったのだけど、一人だけで長い曲を踊るのって、なんか罰ゲームっぽくて少しだけ気の毒。せっかく、湯川さんが表現力豊かで素敵なのだから、それを引き立てるためのコール・ドがいてもいいんじゃないかなと。

花嫁候補たちは、綺麗どころをそろえていて、一人一人の演技が細かくて面白かった~。

でも、やっぱりスペインのマイレンに止めを刺す。あの力みまくった表情と、怪しい描き口髭、そしてキレキレの踊り!あれだけでご飯3杯はいけそう!!!マイレンやっぱり大好き。

とにかく、思っていたよりずーっと楽しめた「白鳥の湖」であった。なんだかんだいって、やっぱりザハロワは死ぬほどきれいだわ。

振付…マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ
作曲…ピョートル・チャイコフスキー
演出・改訂振付… 牧阿佐美
舞台美術・衣裳…ピーター・カザレット
照明…沢田祐二

【キャスト】
■オデット/オディール
 スヴェトラーナ・ザハロワ

■ジークフリード王子
 アンドレイ・ウヴァーロフ

■ロートバルト
 市川透

■王妃
 坂西麻美

■道化
 グリゴリー・バリノフ

■王子の友人(パ・ド・トロワ)
 本島美和、丸尾孝子
 マイレン・トレウバエフ

■小さい4羽の白鳥
 さいとう美帆、本島美和、寺島まゆみ、小野絢子

■大きい4羽の白鳥
 厚木三杏、西川貴子、丸尾孝子、堀口純

■スペインの踊り
 西川貴子
 楠元郁子
 マイレン・トレウバエフ
 冨川祐樹

■ナポリの踊り
 さいとう美帆、小野絢子、江本拓

■ルースカヤ
 湯川麻美子

■ハンガリーの踊り
 西山裕子
 古川和則

■花嫁候補
 真忠久美子、寺島まゆみ、本島美和、寺田亜沙子、堀口純、厚木三杏

■2羽の白鳥
 厚木三杏、堀口純

2008/06/23

ロイヤル・バレエの代役発表

NBSでロイヤル・バレエのコジョカルとマックレーが降板した代役が出ました。

http://www.nbs.or.jp/blog/0807_royal/contents/2008/06/post-15.html

■「眠れる森の美女」キャスト

7/11(金)6:30p.m
オーロラ:ロベルタ・マルケス(アリーナ・コジョカルから変更)
フロリムント王子:ヨハン・コボー
青い鳥のパ・ド・ドゥ:サラ・ラム、佐々木陽平

7/12(土)1:00p.m.
オーロラ:ローレン・カスバートソン(ロベルタ・マルケスから変更)
フロリムント王子:イヴァン・プトロフ
青い鳥のパ・ド・ドゥ:小林ひかる(ローレン・カスバートソンから変更)、蔵健太

7/12(土)6:00p.m.
オーロラ:タマラ・ロホ
フロリムント王子:フェデリコ・ボネッリ
青い鳥のパ・ド・ドゥ:ラウラ・モレーラ、ホセ・マルティン (スティーヴン・マックレーから変更)

7/13(日)1:00p.m.
オーロラ:サラ・ラム
フロリムント王子:ヴァチェスラフ・サモドゥーロフ
青い鳥のパ・ド・ドゥ:崔由姫、ブライアン・マロニー (ホセ・マルティンから変更)

7/13(日)6:00p.m.
オーロラ:マリアネラ・ヌニェス
フロリムント王子:ティアゴ・ソアレス
青い鳥のパ・ド・ドゥ:ローレン・カスバートソン、佐々木陽平

7/14(月)6:30p.m.
オーロラ:ロベルタ・マルケス(アリーナ・コジョカルから変更)
フロリムント王子:ヨハン・コボー
青い鳥のパ・ド・ドゥ:ラウラ・モレーラ、ホセ・マルティン (スティーヴン・マックレーから変更)

*太字が変更となったキャストです。
*本キャストは6月23日現在の予定です。英国ロイヤル・バレエ団の都合、出演者の病気・怪我等により変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。変更にともなう払い戻し、他日への振替には応じかねます。正式発表は公演当日になります。


コジョカルの代わりはロベルタ・マルケス、マルケスの本来の出演日がローレン・カスバートソンになりました。

うーん、タマラ・ロホにならないかと期待していたのですが、残念。

マルケスは元から今回オーロラで予定されていたので、よしとしなければ。(でも、マルケス目当てで12日マチネを買っていた人は気の毒ですね)

ロイヤルは今回で、スターが育っていないことを露呈してしまいましたね。この公演回数にも無理があったのでは?

シュツットガルト・バレエ来日公演詳細発表

シュツットガルト・バレエ来日公演詳細がNBSで発表されました。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/2008/06/2008-4.html

とても魅力的なキャストで楽しみです。ルグリのゲストは今回はなくオール・シュツットガルト・キャストです。

シュツットガルト・バレエ団
2008年日本公演

「眠れる森の美女」全3幕 プロローグ付
振付・演出:マリシア・ハイデ(M.プティパの原版に基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ

2008年11月23日(日)1:00p.m.
マリア・アイシュヴァルト(オーロラ姫)
フリーデマン・フォーゲル(王子)
ジェイソン・レイリー(カラボス)

2008年11月23日(日)6:00p.m.
アリシア・アマトリアン(オーロラ姫)
フィリップ・バランキエヴィッチ(王子)
ダグラス・リー(カラボス)

2008年11月24日(月・祝)3:00p.m.
アンナ・オサチェンコ(オーロラ姫)
マリイン・ラドメイカー(王子)
フィリップ・バランキエヴィッチ(カラボス)

会場:東京文化会館
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

「オネーギン」全3幕
台本・振付・演出:ジョン・クランコ(A.プーシキンの原作に基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ

2008年11月28日(金)6:30p.m.
イリ・イェリネク(オネーギン)
アリシア・アマトリアン(タチヤーナ)
フリーデマン・フォーゲル(レンスキー)

2008年11月29日(土)3:00p.m.
ジェイソン・レイリー(オネーギン)
エレーナ・テンチコワ(タチヤーナ)
マリイン・ラドメイカー(レンスキー)

2008年11月30日(日)3:00p.m.
フィリップ・バランキエヴィッチ(オネーギン)
マリア・アイシュヴァルト(タチヤーナ)
アレクサンドル・ザイツェフ(レンスキー)

会場:東京文化会館
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

■入場料(税込):
S=¥18,000 A=¥16,000 B=¥14,000 C=¥11,000 D=¥8,000 E=¥5,000
エコノミー券=\ 4,000(イープラスのみで10月17日(金)より受付。お一人様2枚まで) 
■前売開始:2008年7月26日(土) 10:00a.m.より

■お問い合わせ:NBSチケットセンター TEL03-3791-8888

※上記の配役は2008年6月23日現在の予定です。出演者の病気や怪我、シュツットガルト・バレエ団の都合により変更になることがあります。

***

スージン・カンが出ないのがちょっと残念ですが、前回のマリア・アイシュヴァルトのタチアナが素晴らしかったので楽しみです。

眠れる森の美女も、カラボスにバランキエヴィッチやレイリーなどデジレ王子も踊る人がキャスティングされているのが良いですね。どの日にすればよいのか、迷ってしまいます。

しかもナチョ・ドゥアトと日程がかぶっているんですよね。

命がけで亡命したキューバ人ダンサー

キューバから亡命するバレエダンサーは後を立ちませんが、興味深い記事を見つけました。

http://www.azcentral.com/news/articles/2008/06/22/20080622cubans-dancer0622.html

バレエ・アリゾナのHumberto Banderaは、キューバ国立バレエで伸び盛りの24歳のダンサーでした。しかし友人の違法インターネット接続により、西側の世界、そしてキューバ革命について知った彼は、共産主義に幻滅して亡命を決意。まずハイチへ旅行するビザをブラックマーケットで手に入れた後、4000ドルを密入国の手引き屋に払ってドミニカ共和国へと逃れ、それからさらに3000ドルを払って、プエルトリコへと渡る船を手配しました。

しかしこの密入国船での旅は命がけのものでした。7人が定員の釣り用モーターボートに、12人の密入国者と2人の手引き屋が乗っていました。船は水が漏れており、手引き屋は、彼らを海に放り投げると脅したのです。米国の沿岸警備隊の目を掠めながら9時間も船は漂流し、みなが船酔いしていました。そして大きな波が船を襲い、船は岩にぶつかって壊れました。乗客たちは荒れた海を700メートルも泳いで、ようやくプエルトリコの海岸にたどり着いたのです。

プエルトリコに上陸すれば、米国の方針で、キューバ人は亡命を認められます。バンデラはまずマイアミに向かい、それから亡命キューバ人のための定住エージェントを通してアリゾナ州フェニックスに住むことになりました。2ヵ月後にはバレエ・アリゾナの門を叩いてオーディションを受け、元NYCBのスターだった芸術監督イブ・アンデルセンに認められて昨年の5月に入団。早速活躍を見せているとのことです。6月に行われた、シーズン最後のオール・バランシン・プログラムにも出演しました。

このように命の危険まで冒してまでキューバから亡命するダンサーが続出しています。キューバ国立バレエのレベルは高く、他の職業の人より、バレエダンサーはアメリカで職を得やすいということもあるようです。

エルヴェ・モロー、「椿姫」初日途中降板

朝寝坊していて、電話で起こされた後メールチェックをしたら、何人かのお友達からか、パリ・オペラ座「椿姫」の初日にエルヴェ・モローが途中降板して、3幕からイザベル・シアラヴォラとステファン・ビュヨンが踊ったというメールが来ていました。

ダンソマニの「椿姫」スレッドを読んでみたら、2幕の終わりにエルヴェは舞台をはけるところで、足を照明器具にぶつけてしまったとのこと。芸術監督ルフェーブルから、そのようなアナウンスがあったとのことです。着地などの怪我ではないので、大きな怪我ではないと思いますが、エルヴェが早く回復して予定通りに踊ることができることを祈ります。何しろ、「椿姫」はエルヴェ主演でDVDの収録が行われるわけですから。

代役として急遽入ったシアラヴォラとステファン・ビュヨンもとても良かったようですし、もちろんアクシデントの前まで踊っていたエルヴェとアニエスも素晴らしい出来だった模様です。

私は残念ながらエルヴェのアルマンは観られないのですが、素敵な姿を映像に残してくれますように。


アニエスとエルヴェの素敵な「黒のパ・ド・ドゥ」の映像が2分半ほど観られます。
http://www.operadeparis.fr/Saison-2007-2008/Bonus.asp?Id=633&IdS=399

2008/06/21

新潟県中越沖地震チャリティーガラで、寺島ひろみさんとメルクリエフの「ライモンダ」!

新潟県中越沖地震チャリティーバレエガラですが、ブログによると、

寺島ひろみさんとまゆみさんの演目が決まりました。

寺島ひろみさんは、4公演すべてで、アンドレイ・メルクリエフと「ライモンダ」3幕グラン・パ・ド・ドゥを踊ります。

きゃ~嬉しいですね♪メルクリエフは、ボリショイ仕様の白いマントを着用するんでしょうか?さぞかし素敵でしょうね。ひろみさんのライモンダは、来シーズン楽しみにしていましたが、その前にガラで見られるのが嬉しいです!

寺島まゆみさんは、芳賀望さんと「海賊」のランケデムとギュリナーラのパ・ド・ドゥです。芳賀さんは、新国立劇場の「白鳥の湖」大阪公演のスペインも好評だったようですし、火曜日からのオペラパレスでの「白鳥の湖」ではロットバルトも踊る日があるようです。私は残念ながら見られないんですが。

演目が決まってくると、どきどきしますね♪

FIGARO JAPONの「パリ・オペラ座バレエ物語」エトワール・ガラ特集

隔号連載のFIGARO JAPONの「パリ・オペラ座バレエ物語」、今回は「エトワール・ガラ」特集ということで、3人のダンサーのインタビューが載っています。

エレオノーラ・アッバニャートは「私は太陽と海が大好きなシチリア女よ!いつの日か、子供を連れて故郷に戻るわ」と語っています。7月末には、オペラ座の仲間たちと、そのシチリアの、風光明媚な観光地として名高いアグリジェントの「神殿の谷」でガラ公演を開催するそうです。ここ数年、故郷で講演を行っているそうで。

エトワール・ガラでは同じイタリア人のビゴンゼッティの作品「カンツォーニ」を、学校時代からの親友であるエルヴェ・モローと踊ります。ビゴンゼッティの作品をガラ用に選び、許可などの交渉を自分で行ったとのこと。

「なぜダンスがすきかというと、自分以外の人物を演じるのが楽しいからだって最近気がついたの。だからオペラ座では、来期に「オネーギン」(のタチアナ)を踊りたい。少女から一人の女性へと成長するヒロインの役なので」


エルヴェ・モローはリラックスした表情で写っています。今回踊るのは、まず「マノン」。オペラ座で上演された時、たっぷり稽古したのだけど代役だったので出演の機会がなかったそうです。ぜひとも観客の前で踊ってみたいという夢が今回の公演でかないます。相手役は、スヴェトラーナ・ルンキナ。

それから、マリ=アニエス・ジロとバランシンの「スターズ&ストライプス」を踊ります。マリ=アニエスが提案した時には、「最初はええっ?」って思ったんだそうです。兄と妹のように仲の良いエレオノーラとは、ビゴンゼッティの「カンツォーニ」。一緒にビゴンゼッティの公演を観に行って、二人で同時に「これを踊りたい!」と顔を見合わせたそう。

そしてイリ・ブベニチェクの「カノン」は、イリ、そしてマチュー・ガニオの3人で踊ります。「音楽、照明、振付のすべてが美しい作品。これを踊れるのは本当に嬉しいですね」。確かに、とても音楽的で素敵な作品でした。

最近はコンテンポラリーな振付にも興味が沸いてきた彼は、バレエを本格的に学ぶきっかけが、ベジャールの「ボレロ」を観たこと。その「ボレロ」がオペラ座の来期のプログラムにあると知った時、芸術監督のルフェーブルに話したところ、生前のベジャールに彼が踊る許可を取り付けてくれたとのことです。エルヴェが「ボレロ」を踊るのってなかなかイメージ湧かないと言うか、意外な感じですが、素敵かもしれませんね。


バンジャマン・ペッシュは今回のガラのアートディレクター。将来、彼はこれを職業として手がけて行きたいと考えているのだそうです。バレエ団を率いたり、講演をオーガナイズするのに十分なエネルギーを持っており、人をまとめる統率力にも自信があるそうです。

ダンサー自身に踊りたい作品を選ばせていますが、たとえば「マノン」を踊ったことがないスヴェトラーナ・ルンキナにこの作品を薦めたのは彼だそう。「エルヴェ・モローとは素晴らしいカップルになることが僕には見えたので」。また、「マチュー・ガニオはコンテンポラリー作品にも優れていることを日本の観客にも見せたいので、イリ・ブベニチェクの「カノン Canon in D major」を…というように。

彼が情熱を傾ける「エトワール・ガラ」の開催は、ジェレミー・ベランガールとの友情が実現させたという背景があり、今回、バンジャマンはその象徴としてプレルジョカージュの「アン・トレ・デュニオン」を彼と踊ることに決めたそうです。それと平行して女性二人のパ・ド・ドゥがプログラムにあったらいいだろうと、プレルジョカージュから「受胎告知の公演許可ももらい、エレオノーラとレティシア・プジョルが踊ります。

そんな彼も、来期のオペラ座では、「オネーギン」が踊れたらと希望しているそうです。

3本のインタビューは非常に読み応えがあり面白かったです。


さて、この号のFIGAROですが、フェラガモの新コレクションの紹介があり、その中で、上海で行われたブランド創設80周年イベントの記事があります。とても小さな写真ですが、ロベルト・ボッレのパフォーマンスの写真が載っています。トニー・レオンとチャン・ツィイーが銅鑼を鳴らす写真も。


そして、パリへ旅行した人ならお馴染みの、ラデュレ。7月26日に、待望の日本進出ということで銀座三越にオープンします。パリの3つのお店、カラフルなマカロンだけでなく、可愛らしいマカロンの箱や、それ以外の美しいスイーツたち、さらにはブティックのグッズまで紹介されています。マカロンは日持ちしないので、パリに行ってもお土産に持って帰れないんですよね。以前、超貧乏旅行だったので、シャンゼリゼのお店で買って帰り、晩御飯代わりに友達とホテルの部屋で食べたことがあります。日本でこの味が味わえるのは嬉しいですよね!

2008/06/20

レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー劇場)冬ツアー発表!

光藍社さんのサイトに、レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー劇場)冬ツアーの予定が出ていました。

http://www.koransha.com/ballet/leningrad_ballet2009/index.html

演目ですが、
「白鳥の湖」「ジゼル」(新演出)、「眠れる森の美女」「海賊」「ライモンダ」(新作)と恒例の「新春特別バレエ」です。

それと、特別企画! 「ミハイロフスキー劇場ガラ」が開催されるそうで。(8月に詳細発表)

ゲストは、イーゴリ・コールプが「ジゼル」、「海賊」、「白鳥の湖」に出演。「海賊」全幕は、日本では初めて踊るのだそうで、楽しみですね。来年の一月も、コールプ祭りになりそうです♪しかもシェスタコワとのコンビが多いのがまた嬉しいこと。

草刈民代さんとの「ジゼル」の相手がコールプだそうで、神奈川県民ホールで予定されている草刈民代 古典バレエ引退公演 レニングラード国立バレエ「ジゼル」 (1月13日)も、相手役がコールプの可能性が高そうですね。

9月1日、2日の~華麗なるクラシックバレエ・ハイライト~with草刈民代
http://www.koransha.com/ballet/kusaleni08summer/index.html
2008年9月2日(火) 19:00 、2008年9月3日(水) 18:30 ゆうぽうとホール
も、草刈さんのパートナーはコールプだそうです。(「パキータ」、「レ・シルフィード」)

それから、移籍してきたエカテリーナ・ボルチェンコと、ピョートル・ボルチェンコも出演します。兄妹で「白鳥の湖」を踊るのってどうなんでしょうか、とも思うけど逆に興味深いですよね。

でも、主演にシヴァコフが一回もないんですよね。なんで?「白鳥の湖」の回数が少ないからかな?それとも、地方公演に出演するってことなんでしょうか。東京公演は年明けからなんですね。


東京公演日程・・・8/23(土)一般発売
2009年1月3日(土) 13:00 東京国際フォーラム ホールA 新春特別バレエ ロマチェンコワ/コシェレワ/ヤパーロワ
2009年1月4日(日) 13:00 東京国際フォーラム ホールA 新春特別バレエ ミリツェワ/コチュビラ/シェスタコワ
2009年1月7日(水) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール ジゼル 草刈民代/コルプ
2009年1月8日(木) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール ジゼル シェスタコワ/コルプ
2009年1月9日(金) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール ジゼル ペレン/プハチョフ
2009年1月10日(土) 13:30 東京国際フォーラム ホールA 白鳥の湖 E.ボルチェンコ/P.ボルチェンコ
2009年1月10日(土) 18:00 東京国際フォーラム ホールA 白鳥の湖 未定/プハチョフ
2009年1月11日(日) 13:00 東京国際フォーラム ホールA 白鳥の湖 シェスタコワ/コルプ
2009年1月12日(月・祝) 13:00 東京国際フォーラム ホールA 白鳥の湖 ペレン/プハチョフ
2009年1月15日(木) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール 海賊 未定/コルプ
2009年1月16日(金) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール 海賊 シェスタコワ/コルプ
2009年1月17日(土) 17:00 東京文化会館 眠りの森の美女 ペレン/ヤフニューク
2009年1月18日(日) 13:00 東京文化会館 眠りの森の美女 シェスタコワ/プハチョフ
2009年1月29日(木) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール ライモンダ ペレン/プハチョフ
2009年1月30日(金) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール ライモンダ シェスタコワ/シェミウノフ

残念ながら「スパルタクス」はなし。マトヴィエンコも日本公演には出演しないんですね。それと、「ラ・バヤデール」と「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」がないのも残念です。「ライモンダ」は楽しみですが。

早くも、WEB先行販売 6/24(火)10:00~から始まります。

また、同時にモンテカルロ・バレエのWEB先行販売もあります。

ロイヤル来日公演、コジョカルとマックレー不参加

恐れていた事態となってしまいました。

NBSのサイトに発表がありました。アリーナ・コジョカルは首の怪我が治らず、スティーヴン・マックレーはアキレス腱損傷でロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」公演での来日が不可能になりました。

http://www.nbs.or.jp/blog/0807_royal/contents/2008/06/post-17.html

ロイヤルは中国公演中のため、代役は調整中とのことです。

二人の回復をお祈りします。本当に残念ですね。


****
今朝の毎日新聞に、ロイヤル・バレエ「シルヴィア」のかなり大きな広告が出ていました。

UK-JAPAN2008記念 特別プレゼントと称して、7月3日(木)6:30、4日(金)6:30、5日(土)6:00の3公演の各日30名さま限定で、今回チケット購入の方の同伴者1名さまを隣の席に無料招待するそうです。対象はS、A、B席で、FAX(03-3791-8887) もしくはEmail :sylvia@nbs.or.jpのみで受付。
Eメールの場合には件名に、FAXの場合には用紙の一番上に必ず<UK-JAPAN2008記念特別プレゼント>と明記して欲しいとのことです。6月24日必着。

2008/06/19

「ルジマトフのすべて2008」得チケとオブラスツォーワ出演

7月2日、3日に開催される「ルジマトフのすべて」ですが、イープラスから得チケが出ました。

http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P2=004399:P5=0001:P3=0019:P6=002:P1=0128

S席:¥13,000→¥8,000 となかなかお得です。私は3日のチケットを定価で買ってしまいましたが。

(しかも、この日の朝にパリから帰ってきて、仕事して、それから行くので体力の限界に挑戦って感じです)

それから、光藍社さんのレニングラード国立バレエ・サイトの情報で、「ルジマトフのすべて」に、マリインスキーの可憐なエフゲーニャ・オブラスツォーワの出演が決定したというお知らせが出ていました。

http://www.leningrad-ballet.jp/information/index.html#news60

嬉しい追加出演のお知らせですね。パートナーはコールプなのかしら?(この二人は、「ロミオとジュリエット」を踊っていますよね)
オブラスツォーワはNBAバレエ団でのキトリも可愛かったので、この二人での「ドン・キホーテ」もあるのかもしれません。

でも、まだ「カルメン」以外の演目が決まっていないのにはやきもきさせられます。だからこそ、得チケが出ることになってしまったのでしょうが。

なお、光藍社さんのレニングラード国立バレエ・サイトでは、「芸術監督ルジマトフの一日」の日本編がアップされています。
http://www.leningrad-ballet.jp/ruzimatov/index.html

2008年1月の「白鳥の湖」公演時の日本でのルジマトフの密着取材です。スーツ姿のクリギンさん(父)がカッコいいですね。ルジマトフがいないときの、芸術監督代行なんですね。


***
追記:DANZA見直していたら、エフゲーニャ・オブラスツォーワ、NBAバレエ団中心の「くるみ割り人形」にゲスト出演するんですね。
9月14日(日)15時 板橋区立文化会館大ホール 5000円~3000円と格安です。
他に、ヤロスラフ・サレンコ、原島里会、秋元康臣、板橋区洋舞連盟。
このお値段で、オブラスツォーワが見られるなんておいしすぎます。

ロベルト・ボッレ、ミハイロフスキー劇場「スパルタクス」、マトヴィエンコ・ガラのラスタ・トーマスの写真

写真家Gene Schiavoneさんのギャラリーがアップデートされ、非公開となっていたロベルト・ボッレのフォトセッション、およびミハイロフスキー劇場の「スパルタクス」、デニス・マトヴィエンコガラでのラスタ・トーマスのギャラリーがアップされています。

素晴らしい写真のオンパレードで嬉しい限り。特にロベルト・ボッレの美しさといったら、ため息モノです。あの澄んだグリーンの瞳でこちらを見つめているのですもの。ポリーナ・セミオノワと踊ったYAGPガラでの「カルメン」の舞台写真もあります。

ラスタ・トーマスは、完全にヒップホップ寄りのダンスですが、ものすごい身体能力というかすごい瞬間を捉えた写真ばかり。でもちょっとおっさんになっちゃった?

「スパルタクス」の写真は、舞台写真だけでなく、ミハイロフスキー劇場の窓でポーズを取るイリーナ・ペレンのフォトセッションも。噂の?トラの写真も!これは「バヤデルカ」か?と思うような仏像の頭部のセットもあるんですね。ものすごくお金がかかっているゴージャスな舞台です。非常に観る気をそそられる、魅力的な作品のようですね!本当に日本に持ってきて欲しいと、心から願います。

マトヴィエンコ・ガラのほかの写真も、現在は非公開となっているものの、そのうち公開されると思います。

Gene Schiavoneさんのギャラリーは、時々写真が入れ替えられたりするので、今のうちにぜひご覧ください!

ロベルト・ボッレ
http://www.geneschiavone.com/gallery/v/Principal-Dancers/rb/

「スパルタクス」
http://www.geneschiavone.com/gallery/v/Principal-Dancers/ast/

ラスタ・トーマス
http://www.geneschiavone.com/gallery/v/Principal-Dancers/wer_001/

シド・チャリシー死去

「雨に唄えば」などで知られる米女優、ダンサーのシド・チャリシーさんが17日、心不全のためロサンゼルスの病院で亡くなりました。享年86歳。正式な読み方は「シド・チャリース」だそうです。

http://www.msnbc.msn.com/id/25216724/

シド・チャリシーが、もともとはバレリーナだったのは結構有名な話だったようで、鈴木晶氏のダンスマガジンでの連載「バレリーナの肖像」でも、2007年1月号で彼女を取り上げています。記事には、彼女のトレードマークだった美しい脚や、華やかな美貌を余すことなく伝える写真もたくさん載っています。最近、この連載が単行本化され、他のバレリーナたちのエピソードも読み応えたっぷり、雰囲気のある素敵な写真も数多く載っているので、お勧めの一冊です。

テキサス出身の彼女は、14歳の時にバジル大佐のバレエ・リュス・ド・モンテカルロに参加し、コール・ド・バレエの一員として踊った後、父が亡くなったためアメリカに戻り、それからブロニスラヴァ・ニジンスカに師事してバレエ・リュス・ド・モンテカルロに復帰。15歳でバレエ教師のニコ・チャリースと結婚し、それから映画界に誘われて何本かに出演。本格的な映画デビューとなった1946年の「ジークフリート・フォーリーズ」で注目されます。この映画は、大学生の時に、今はシネスイッチ銀座になった「銀座文化」という映画館での特集上映で観ました。モノクロ作品ですが、フレッド・アステアが主演した、ものすごく華やかなミュージカルです。

「バレリーナの肖像」によると、その頃彼女は、クラーク・ゲイブルや、作家のシドニー・シェルダン、そして「アヴィエイター」でレオナルド・ディカプリオが演じた大富豪ハワード・ヒューズらと浮名を流したそうで。しかしその後人気絶頂の歌手トニー・マーティンと結婚し、彼女が亡くなるまで結婚生活は続いたそうです。

なんといっても有名なのが「雨に唄えば」です。この映画では最後の劇中ミュージカルでジーン・ケリーと踊っていますが、緑色のドレスを着た彼女の素晴らしい脚線美に目が釘付けになります。どの写真を見ても、惚れ惚れするほどの美脚で、500万ドルの保険が掛けられたというのも納得です。身長も167センチと当時にしては長身だったようです。加えてたぐいまれな美貌と、しっかりとしたバレエのテクニック。アステアとは「バンドワゴン」でも共演し、そしてグレタ・ガルボの「ニノチカ」のリメイク「絹の靴下」にも主演。ここれの彼女も本当にくらくらするほど美しいとしか言いようがありません。1962年には、美脚好きといえばこの人、のローラン・プティ「ブラック・タイツ」に出演。MGMミュージカルが下火となるとともに、映画界からは遠ざかり、しかしながら80代までテレビ他で精力的に活動を続けていたようで、1992年には念願のブロードウェイミュージカルにも出演。晩年までその美貌を保っていたようです。

2000年には、長年のダンス界への貢献に対し、第一回ニジンスキー賞を受賞、モナコのカロリーヌ王女から賞を受け取りました。2006年には、アメリカ合衆国における文化勲章、National Medal of the Arts and Humanitiesを受賞しました。(下のリンクにある写真は、ブッシュ大統領夫妻から勲章を受け取ったシド・シャリシー)
http://www.nea.gov/news/news06/medals/Charisse.html

週末には、美しい脚と美貌そしてダンスを偲び、家にある「雨に唄えば」のDVDを観ようかな、と思います。ご冥福をお祈りします。

バレリーナの肖像バレリーナの肖像
鈴木 晶

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雨に唄えば雨に唄えば
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2008/06/18

ABT来日ニーナ白鳥追加公演発表とキャスト変更

ジャパンアーツ  アメリカン・バレエ・シアター 2008ブログで正式発表がありました。

http://abt2008.seesaa.net/

白鳥の湖追加公演
7月24日(木)13:00 東京文化会館
オデット/オディール:ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリート王子:ホセ・カレーニョ
ロットバルト:未定

6月29日(日)10:00発売!
※WEB、TELは同じ発売日です。
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員WEB・TEL:
6月28日(土)10:00

ジャパン・アーツぴあメール会員:
6月28日(土)16:00

<お申込み>
ジャパン・アーツぴあ (03)5237-7711

★6月18日現在、以下の通り追加・変更がございますので、お知らせいたします。

【公演追加】
 ≪白鳥の湖≫
  7月24日(木)13:00 *6月29日(日)10:00 緊急発売
  〈オデット/オディール〉ニーナ・アナニアシヴィリ
  〈ジークフリート王子〉ホセ・カレーニョ

【演目追加】
≪オールスター・ガラ≫
7月18日(金)19:00公演に、演目が追加になります。
  『瀕死の白鳥』ニーナ・アナニアシヴィリ
  (振付:ミハイル・フォーキン 音楽:カミーユ・サン=サーンス)

【ソリスト出演予定日変更】
≪オールスター・ガラ≫
7月17日(木)19:00
  『シナトラ組曲』ミスティ・コープランド → ルチアーナ・パリス

  『Rabbit & Rogue』マルセロ・ゴメス → ゲンナジー・サヴェリエフ

7月18日(金)19:00

  『シナトラ組曲』ホセ・カレーニョ → アンヘル・コレーラ
  『「海賊」 パ・ド・ドゥ』アンヘル・コレーラ → ホセ・カレーニョ
  『Rabbit & Rogue』マルセロ・ゴメス → ゲンナジー・サヴェリエフ

≪海賊≫
7月19日(土)18:30
  〈コンラッド〉未定 → マルセロ・ゴメス
  〈ギュリナーラ〉ステラ・アブレラ → ミスティ・コープランド

7月20日(日)13:00
  〈コンラッド〉デイヴィッド・ホールバーグ → コリー・スターンズ
  〈ギュリナーラ〉ミスティ・コープランド → ユリコ・カジヤ (加治屋百合子)

7月20日(日)18:00
  〈コンラッド〉マルセロ・ゴメス → デイヴィッド・ホールバーグ

≪白鳥の湖≫
7月25日(金)13:00
  〈ジークフリート王子〉ホセ・カレーニョ → デイヴィッド・ホールバーグ

というわけで、金曜マチネの白鳥王子の予定だったカレーニョがニーナの相手役となりました。

ステラ・アブレラが今シーズン怪我で、ジゼルデビューを含め全降板となった関係でキャストが玉突き変更となり、加治屋百合子さんが日本でもギュリナーラを踊ることになりました。

またガラでニーナの瀕死の白鳥が追加になったことはうれしいことです。

白鳥の追加公演、発売日に私は日本にいないし、平日昼間はやはり仕事を休むのが難しそうなので諦めて、大阪の海賊に行くことにしました。

2008/06/17

ABTニーナ主演白鳥追加公演/エトワール・ガラ演目変更

友達に教えてもらいましたが、

ニーナ・アナニアシヴィリ、ABTと最後の日本公演、として『白鳥の湖』が追加公演

のお知らせがチャコットのDanceCubeに載ってました。
http://www.chacott-jp.com/magazine/topics/66_7.html

7月24日、13:00〜 東京文化会館

だそうです。来年のABT引退を受けてですね。平日昼間なのが社会人にはつらいですが、「海賊」も売り切れているので、必見の公演ですね。(しかし、なんでいつもジャパンアーツ主催公演は、日程の余裕がないんでしょうね…)

まだジャパンアーツのサイトや来日公演公式ブログには情報は掲載されていません(17日夜10時現在)。したがって、発売日や他のキャストは、現時点では不明です。せっかく公演ブログがあるのだから、告知して欲しいですよね。夢倶楽部会員宛にも、お知らせはまだ来ていません。


また、エトワール・ガラの演目が変更されました、とのことです。

シルヴィア・アッツォーニは、当初「エトワール・ガラ」では、イリ・ブベニチェクと『ラ・シルフィード』のパ・ド・ドゥを踊る予定だったが、ブノワ賞受賞を記に、Aプログラムでは『人魚姫』に演目を変更することになった。アッツォーニは、Bプログラムでは、パリ・オペラ座バレエ団のエトワール、バンジャマン・ペッシュとノイマイヤー振付の『マーラー交響曲第5番 アダージェット』を予定通り踊る。

と、やはりDanceCubeにありました。実はイリのキルトスカート姿を楽しみにしていたのでちょっと残念です。

http://www.chacott-jp.com/magazine/topics/66_6.html

ニーナ・アナニアシヴィリ、2009年にABTを引退

ABTのオフィシャルサイトにアナウンスがありました。
http://www.abt.org/insideabt/news_display.asp?News_ID=230

2009年のMETシーズンでニーナは1993年以来在籍していたABTのプリンシパルを引退します。

ただし、グルジア国立バレエおよびガラ公演には出演し続けるとのことで、少し安心しました。

今年夏のABT来日公演が、ABTプリンシパルとしてのニーナを見る最後のチャンスですね。しっかりと目に焼き付けておきます。

2004年に見た、フリオ・ボッカとの白鳥の湖の火花散る演技は忘れ難いです。あんなに熱い白鳥はいまだかつてなかったですね。ボッカに続きニーナも、で時代の移り変わりを感じます。

New York Timesにも、ニーナのABT引退についての記事が載っていました。
http://www.nytimes.com/2008/06/17/arts/17arts-PRINCIPALDAN_BRF.html?_r=1&partner=rssnyt&emc=rss&oref=slogin

彼女の夫君が語った理由としては、娘を置いてニューヨークで何ヶ月も公演することが難しくなってきた、ということのようです。子育てを優先させながら、本国グルジアや、ガラ公演に出演するということですね。

現在行われているMETシーズンでは、怪我で降板したヴィシニョーワの代役を務めるなど、今まで異常に精力的に活動しているように思えるニーナです。ニューヨークの観客に、精一杯の感謝の気持ちを伝えようとしているんでしょうね。来年現地で観られればいいのですが…。

キューバ国立バレエ「ドン・キホーテ」のDVD

2006年の世界バレエフェスティバルに出演し、その超絶技巧でセンセーションを呼んだ、キューバ国立バレエのヴィエングゼイ・ヴァルデスとロメル・フロメタ。特にヴァルデスの見事なバランス技とフェッテは凄かったです。

この二人が主演した「ドン・キホーテ」がBelAir ClassiquesからDVD化されました。アリシア・アロンソ振付です。特典映像30分つき。そして、ジプシーを踊っているTaras Dimitroは、後にキューバから亡命し、現在はサンフランシスコ・バレエに在籍しています。

BelAir Classiquesのサイトは更新が遅いので、載っていませんが、すでに発売中で、FNACで購入することができます。(リージョン2のPAL版ですのでお気をつけください。リージョン2なので、パソコンで観ることはできると思います)
http://video.fnac.com/a2260308/Don-Quichotte-DVD-Zone-2?PID=3&Mn=-1&Ra=-3&To=0&Nu=8&Fr=0

ダンソマニのDVDスレッドでも評判になっており、二人の素晴らしいテクニックは賞賛を浴びています。今月末にパリに行った時に、FNACのお店を探してみようかしら。

なお、この二人ですが、8月に東京と高松で開催されるガラ、International Gala Hikasa Ballet国際交流公演に出演します。

公演日:8月12日(火)開場:17:30 開演:18:30
会場:ゆうぽうとホール

http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0820483

2008/06/16

WOWOWのプルミエールでパリ・オペラ座「ル・パルク」特集

WOWOW放送のプルミエールという10分間の舞台情報番組で、3週にわたって「ル・パルク」来日公演の映像が少し流れています。

今日のデジタル192chでの再放送では舞台映像とルフェーブルのインタビューでした。舞台映像は、ルグリ&プジョルの舞台のもので、解放のPDDが少しと、庭師のシーン、1幕の掛け合いと、2幕の女性たちがドレスを着ているシーンが流れました。ルフェーブルは、「ル・パルク」という作品そのものについて語っていました。実質的にこの「ル・パルク」特集は、4分程度なのですが、来日公演での舞台映像がちょっとでも流れるのは嬉しいです。


来週は、3幕の「解放」PDDと、ルグリ、プジョルのインタビューが流れるようです。 全3回。

放送時間ですが、
アナログBS-5chとデジタル191chが(火)午後11:50、12日(木)午後3:50、(金)午前7時45分のリピート、
デジタル192chが(日)午後3:50です。

http://www.wowow.co.jp/stage/prm/

ノンスクランブル放送なので、WOWOWと契約していなくても、BSが観られる方なら視聴できます。

SWAN MAGAZINE 2008夏号 Vol.12

SWAN MAGAZINE 2008夏号 Vol.12をようやく読みました。

安珠さんによる巻頭グラビアは、ハンブルク・バレエの草野洋平さん。長身で涼やかな顔立ちの爽やかな青年です。去年、ハンブルクに行った時に「眠り」や「ニジンスキー」などに出演している彼を観ましたが、容姿に恵まれている上183センチと背が高く脚も長く、周りのダンサーに引けを取らない存在感があって、これからの成長がとても期待できそうだと思いました。

特集は「NY発、アメリカ・バレエを楽しむ!」と題して、ABTを中心に、NYCBやトロックス、グランディーバについての記事がありました。

ABTのマッケンジー版の「白鳥の湖」の紹介、ジリアン・マーフィのインタビュー、トワイラ・サープの新作のリハーサル風景の写真紹介など。うーん、正直に言うと、この特集は今ひとつ面白くなかったです。ジリアンが、「センター・ステージ2」で出演しているのは、主人公の女の子が見ているビデオで映っている「ラ・バヤデール」で、ガムザッティを踊っているシーンであることがわかったのは、ちょっと興味深かったけど。せっかくなら、もう少し、有望な若手ダンサーの紹介とかして欲しいなと思ったりして。

面白いなと思ったのは、有吉京子さんが1979年にABTとNYCB(正確には、付属学校SAB:スクール・オブ・アメリカン・バレエ)の取材でNYに行った時のレポート記事。その年は、森下洋子さんがABTにゲスト出演したそうで、愛らしい森下さんと、清水哲太郎さん、そして若くて美しい有吉さんの写真が載っていました。有吉さんが観たのは、アンソニー・ダウエルとナタリア・マカロワが出演した「アザー・ダンシズ」とバランシンの作品。なんとも羨ましい組み合わせです。その時の小さなアクシデントの話まで、なんと貴重なことでしょうか。

それから、パリ・オペラ座学校のピアニスト、土屋裕子さんのインタビューもとても面白かったです。バレエ学校の公演には、ローラン・イレールの二人の娘も出演したんですね。そして座長を務めていたのが、タケル・コスト。元シュツットガルト・バレエ団のアルノ・コストと大口純枝の息子だそうで、写真も大きく載っています。彼の弟ジュンタローもオペラ座バレエ学校に在籍しているそうで。

ワガノワ・バレエ・アカデミーの公演についての記事も、期待の生徒たちの紹介つきで、なかなか良いです。まだチケットを買っていないんですが、やっぱり観に行きたいです。

「エトワール・ガラ」は、バンジャマン・ペッシュ、マリ=アニエス・ジロ、マチュー・ガニオ、エレオノーラ・アッバニャート、レティシア・プジョルに11の質問。面白かったのが、日本の印象についての質問への答えで、マリ=アニエスは「アヴァンギャルドな国」、エレオノーラは「衝撃的な国。まるで未来にいるようです」とのこと。それから好きな食べ物について、エレオノーラはイタリア人らしく「パスタ」、マチューは「スイーツ」、そして可愛いのがレティシア。「白状すると、私の彼が作るラザニアとファルシは、想像を絶するおいしさです。(家族秘伝のレシピですが機会があれば皆さんにもお教えしたいくらい!)」教えて欲しいです。
マチューの回答が一つ一つ、とても長くて、本当に真面目で誠実な人柄の持ち主なんだなって思います。

有吉京子さんの連載「まいあ」は、「二羽の鳩」のジプシーの役をどうしても踊りたいまいあが、どうやって役を演じることをつかんでいくかというエピソード。身体で表現するということは何なのか、ということを考えさせられ、バレエを観る上でも参考になりそうで、面白かったです。

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2008/06/14

ロイヤル・バレエのルパート・ペニファーザーとローレン・カスバートソンがプリンシパルに!

公演をご覧になっていた3countiesさんの「極楽とんぼのロンドン日記」で知ったのですが、
http://southegd.exblog.jp/8376817/
今夜(13日)ロイヤル・バレエで「ロミオとジュリエット」の主役を踊ったローレン・カスバートソンルパート・ペニファーザーが、公演後プリンシパルに指名されたそうです。

おめでとうございます!ルパートは長身で金髪、容姿端麗な王子様なので、きっとこれからスターになっていくことでしょうね。ローレンは、華はないですがイギリス待望のプリンシパルって感じです。

NBSさんも、今回の来日公演で主演を務める二人がプリンシパルに指名され、ホっとされていることでしょうね。


まだカンパニーのWebサイトには掲載されていません。ご参考までに、ballet.co.ukのスレッドを貼っておきます。
http://www.ballet.co.uk/dcforum/news/4164.html

***
ちなみに、イープラスで発売中の「シルヴィア」ノプレミアム・エコノミー券は全日程残っているようです。「眠れる森の美女」は、2008/07/13(日)のソワレのみ残っています。この機会にいかがでしょうか?9500円でC~D席相当のチケットが買えるようです。

「シルヴィア」
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002021783P0050001P006001P0030006

「眠れる森の美女」
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002021783P0050002P006001P0030007

6/13牧阿佐美バレヱ団「ドン・キホーテ」

6/13(金)牧阿佐美バレヱ団「ドン・キホーテ」
キトリ 吉岡まな美
バジル ミハイル・シヴァコフ
ドン・キホーテ 本多実男
サンチョ・パンサ:山内貴雄
街の踊り子 伊藤友季子
エスパーダ 森田健太郎
酒場の踊り子 坂西麻美
ジプシーの女 田中祐子
ジプシーの首領:保坂アントン慶
森の女王 笠井裕子
キューピッド 安部里奈
ガマーシュ 保坂アントン慶
キトリの友人 笠井裕子 坂本春香
キトリの友人(3幕):伊藤友季子 小橋美矢子
ボレロ:田中祐子、塚田渉

指揮:ミハイル・パブージン

パソコンというかインターネットの調子が悪いので、今晩ちゃんとした感想を書けません。メールのお返事も書けず申し訳ありません。

すごく楽しい公演でした。キトリの吉岡まな美さんは、長身に長くて細い手脚とプロポーションが抜群。背が高すぎるために今まで主演する機会がなかったようですが、シヴァコフだとちょうど釣り合いが取れていて、見栄えがしました。
ちゃきちゃきとおきゃんで元気いっぱいなキトリで、しっかり者で明るくとてもキュートでした。跳躍は気持ちいいほどダイナミックだし、ドルシネア役でのお姫様らしい愛らしさも素敵でした。すごくハマり役です。いいバレリーナですね。最後のフェッテは少し息切れしたみたいで、ちゃんと32回分回っていたけど少しふらついていました。しかし初主演に感動もひとしおだったようで、カーテンコールで涙がキラリ。周りの牧バレエ団のメンバーも、すごく温かい雰囲気でした。

シヴァコフのバジルを観るのは初めてなのですが(レニングラード国立バレエではいつもエスパーダなので)、しっかり者のキトリに敷かれたやんちゃ坊や、でもちょっとだけ頼りないバジルが、お茶目で好感が持てました。キメ顔はエスパーダっぽく見得を切ってくれてブラボー。それと、さすがのワガノワ育ちらしいポール・ド・ブラの美しさ。回転も正確に、後ろ脚もきれいに回っていたし、一幕のキトリの友人たちとの踊りでのアンレールは突き刺すような鋭さ。マネージュの途中に入るアティチュードのアンレールがふわっと高く浮かび上がっていて、キマッてました。片手リフトがなんと8回も入るヴァージョンで大変だったと思うけど、最初の連続4回はちょっと流れてしまったものの、残り4回は、ばしっとキメてくれました。ゲストなのに、いい感じで溶けこんでいて、マナーも大変良かったです。明日のエスパーダが観られないのが残念!

それと狂言自殺の時のナイフ捌きが上手かったです(笑)キョロキョロしちゃって可笑しかった!

酒場の踊り子&ボレロの田中祐子さんが、大人の女の激しさとカッコいいお色気、柔らかい背中にタメの効いた踊りで、ものすご~く素敵でした。いつまでも観ていたいほどの魅力でしたね。

それから、エスパーダの森田健太郎さんは、もう少し痩せましょう。黒タイツがはじけそうでしたよ!ラ・バヤデールのラジャだったら貫禄があっていいけど、一応カッコいいスター闘牛士なんだから…。

友達と話していたのですが、シヴァコフもいつもお相手をさせられている民代さんが古典バレエ引退をするので、ぜひこれからは牧の客演で、まな美さん相手で踊って欲しいです。まな美さんはプロポーションが美しいし腕もとてもきれいなので、オデット・オディールが似合いそうです。

追記:実は開演に間に合いませんでした。現在五反田駅が駅の工事中で狭くなっている上、金曜日でサラリーマンの人たちがワンサカいたため身動きがとれず、いつもなら間に合うのに。私は五反田は通勤ルートなのに、ゆうぽうと側には滅多に行かないので、こんなに混雑するものと思いませんでした(皆さんも気をつけてくださいね)
会場に着いたのが31分だったのですが、まだ幕は開いていないのに入れてもらえませんでした。

やっぱり平日6時半開演は社会人にとっては本当につらいです。新国立劇場のように、7時開演をデフォルトにしてほしいと切に願います。

2008/06/13

エレーナ・エフセーエワとマリインスキー公式サイトの謎/ロベルト・ボッレ&フレンズ/ミハイロフスキー劇場

M's daily lifeさまに教えていただきましたが、マリインスキーに移籍した、元ミハイロフスキー劇場(レニングラード国立バレエ)のエレーナ・エフセーエワのプロフィールが、やっとマリインスキーのサイトにできていました。元気に踊ってくれているんですね。21日には「海賊」でギュリナーラを踊る予定のようです。

http://www.mariinsky.ru/en/ballet/soloist/evseyeva

エフセーエワ、6月12日は、Great ballerinas of the Mariinsky Ballet Gala に出演しています。

このガラですが、なかなか出演者は豪華で、ロパートキナ、テリョーシキナ、コレゴワ、オブラスツォーワ、オスモルキナ、コンダウローワ、ソーモワ、ヤナ・セリーナ、イワンチェンコ、コルプ、コルスンツェフ、シクリャーロフ、ロブーヒン、コズロフが出演します。演目は、ディヴェルティスマンと「バレエ・インペリアル」。「バレエ・インペリアル」はもちろん、ロパートキナが踊ると思うのですが、パートナーは誰になるんでしょうか?この中で可能性があるのは、イワンチェンコ、コルスンツェフ、コズロフのどれかでしょうね。「私が一番優先権があるから、他には渡さないわ」とインタビューでロパートキナが語っていた、コズロフなのかしら。

このGreat ballerinas of the Mariinsky Ballet Galaは、14日にもあるんですが、こちらはロパートキナ、テリョーシキナ、ソーモワ、エフセーエワ、コルプ、コズロフがいなくて、加わったのはコルサコフ、ドムチェンコ、ボルシャコワくらいと出演者がちょっと地味です。

で、ロパートキナとコズロフですが、amicaさんの「ロベルト・ボッレのバレエな日々」によると、ローマの古代遺跡、かのコロッセオで開催されるロベルト・ボッレ&フレンズ(6月16日)に出演するとのこと。他の出演者は不明です。古代遺跡の保護のために600席しか設けられず、チケット代は360ユーロ(約6万円)という驚愕の高さ、それなのに、ソールドアウトになっています。さすがのロベルトの人気ですね!

さて、そのコズロフくんですが、未だにマリインスキーでの地位が決まっていないようです。
http://www.mariinsky.ru/en/ballet/kozlov

もうひとつ謎なのが、昨年ミュンヘン・バレエに移籍したダリア・スホルコワ(新潟県中越地震チャリティバレエガラに出演しますね)のプロフィールが、未だに残っていること。
http://www.mariinsky.ru/en/ballet/soloist/sukhorukova

*******

M's daily lifeさんでは、6月8日にミハイロフスキー劇場で開催されたデニス・マトヴィエンコ・ガラについても紹介されています。素敵な写真が見られるサイトのご紹介も。いろいろとありがとうございます♪
http://interpress.ru/index.php?t=list&news_id=17514

スヴェトラーナ・ザハロワ、デニス・マトヴィエンコ、アナスタシア・マトヴィエンコ、アンドレイ・メルクーリエフ 、イザベル・シアラヴォラ、バンジャマン・ペッシュ、エレーナ・フィリピエワ、オーレシア・ノヴィコワ、レオニード・サラファーノフ、ラスタ・トーマス、エカテリーナ・オスモルキナ

非常に豪華なメンバーですね。ミハイロフスキー劇場のガラなので、団員にも出て欲しかったけど。なんでも、その前の日の「スパルタクス」もマトヴィエンコが主演したようです。

しかし最近光藍社さんのレニングラード国立バレエのダンサー紹介ページがリニューアルされましたが、このサイトには、マトヴィエンコ夫妻や、エカテリーナ・ボルチェンコが載っていないんですよね。

来年、とりあえず草刈民代古典バレエ引退公演 レニングラード国立バレエ「ジゼル」が来年1月31日に、神奈川県民ホールで行われるとのことで、
http://www.kanagawa-kenminhall.com/event/event-37954.html

今年の冬もミハイロフスキー劇場(レニングラード国立バレエ)は来日するものと思われますが、マトヴィエンコ夫妻らは出演しないんでしょうか。(でも、この「ジゼル」で誰がアルブレヒトを踊るのか、ちょっと楽しみ)
エフセーエワが来日しないのも寂しいです。

ちなみに、ミハイロフスキー劇場のサイトがリニューアルされているんですが、とてもカッコいいです。中でも、7月22日から予定されているロンドン公演の特設サイトがすごい!
http://www.opera.sp.ru/london2008/
「スパルタクス」「ジゼル」および「騎兵隊の休息」&「パキータ」&ディヴェルティスマンのトリプルビルです。

ロンドンで高い評価を上げれば、カンパニーも国際的な評価が上がると思いますが、日本のことも忘れないでね♪

明日13日の金曜日は、草刈さんのパートナーとしても活躍していた、ミハイロフスキーのミハイル・シヴァコフがバジルを踊る、牧阿佐美バレヱ団の「ドン・キホーテ」を観て来ます。しかも、指揮は、同劇場の(イケメン指揮者)パブージンさんなんですよね。

2008/06/12

新潟県中越沖地震チャリティーバレエガラにフィリピエワら出演

新潟県中越沖地震チャリティーバレエガラですが、同ブログによると、

エレーナ・フィリピエワ キエフ・バレエ ソリスト(奈良、新潟のみ出演)
セルゲイ・シドルフスキー キエフ・バレエ ソリスト (奈良、新潟のみ出演)
ダリア・スホルコワ ミュンヘン・バレエ ファースト・ソリスト(全公演出演)
ミハイル・マルチュニク クレムリン・バレエ ソリスト(全公演出演)

と4人の追加キャストが決定したとのことです。

http://niigata-gala.seesaa.net/article/100226549.html

キエフ・バレエの昨年の来日公演で素敵な踊りを見せてくれたフィリピエワがきてくれるのは嬉しいんですが、残念ながら奈良公演と新潟公演のみなんですよね。東京も来てくれたら本当に良かったのに。どうやら、キエフ・バレエはこの時期は、全米ツアー中で、フィリピエワとシドルスキーは、特別にツアーを抜けてきてこのガラに出てくれるようなのです。

それから、ダリア・スホルコワは、怪我で降板することになったリサ=マリー・カラムの代役です。去年までマリインスキー・バレエに在籍していて、2006年の来日公演では、「薔薇の精」の少女や、「白鳥の湖」のパ・ド・トロワに出演していたんですよね。

ミハイル・マルチュニクは日本では無名のダンサーなのですが、ゲジミナス・タランダの推薦による出演なんだそうです。彼自身が投稿したYouTubeの動画を見たら、すごいテクニックの持ち主なのがわかります。

それと、残念ながら、キリル・ラデフは、移籍先のコレーラ・バレエのスケジュールの都合で出演できなくなったそうです。これは残念ですね。アンヘルが自分のカンパニーを率いて来日する時を待ちましょう。

2008/06/11

マリインスキー・バレエの「春の祭典」「火の鳥」「結婚」ARTEで放映/タタール国立オペラ劇場

ダンソマニに書いてあった情報ですが、

マリインスキー劇場では、現在白夜祭が行われています。その6月20日に行われる公演は、ストラヴィンスキー・プロということで、ニジンスキー版の「春の祭典」、フォーキン振付の「火の鳥」そしてニジンスカ振付の「結婚」が上演されます。指揮は、ヴァレリー・ゲルギエフで、「結婚」ではオペラ歌手も出演するようです。

http://www.mariinsky.ru/en/afisha/20080620-1-1800

そして、この公演ですが、6月22日に、ドイツ、フランスの放送局ARTEで放映されるとのこと。(放映されるのは「春の祭典」のみかしら?)
Gergiev à Saint-Pétersbourg : Le sacre du printemps
(France, Russie, 2008, 43mn)
http://www.arte.tv/fr/semaine/244,broadcastingNum=861008,day=2,week=26,year=2008.html

収録については、ARTEとBelAir Classiquesが行うということで、もしかしたら、DVD化されるのかもしれません。

ゲルギエフが指揮をした、マリインスキーでのジルベスタ・コンサート(「眠れる森の美女」復元版と、「瀕死の白鳥」)はBelAirからDVDが発売されました。

マリンスキー・バレエのサイトのプレイビルを見ると、「火の鳥」は、NY公演で絶大なる評価と人気を獲得した赤毛の長身美女エカテリーナ・コンダウローワが踊るようです。「春の祭典」の選ばれし乙女は、アレクサンドラ・イオシフィディだと思われます。DVD化されたら絶対に観たいですね。

ニジンスキー版の「春の祭典」は、兵庫県立芸術文化センターでの劇場杮落とし公演、およびPBSでジョフリー・バレエが踊ったもの+作品の復元に関するドキュメンタリーの録画は観ていますが、市販のDVD映像化はされていないので、非常に貴重です。

*******

マリインスキーでの「白夜祭」の日程については、ジェーアイシー旅行センターに日本語の案内が載っていますので、そちらをご覧ください。
http://www.jic-web.co.jp/pa/sub1.html

また、このジェーアイシー旅行センターのサイトでは、ロシアの様々なバレエ団や劇場のレポートが載っていて、非常に面白く読めます。最近では、タタール国立オペラ劇場のレポート
http://www.jic-web.co.jp/pa/ttr.html
がとても興味深かったです。

すごいのが、現地取材の成果として、リハーサルやレッスン中の動画や、ダンサーのインタビューまで載っていること。日本ではまったく知られていないようなバレエ団でも、非常にレベルが高いことがわかります。タタール国立オペラ劇場は、劇場もとても立派だし、海外ツアーを行っているため、財政的にも恵まれており、良いダンサーが集まるようです。

また、ロシア・バレエの公演情報や、公演を見た記録については、ブログ「サンクト・ペテルブルクからのひとこと日記」で紹介されています。

http://jictheatre.exblog.jp/

ボリショイ、マリインスキー以外にも、ロシアには素晴らしいバレエ団がたくさんあるようですね。ロシアに旅行する予定のある方は、このブログを見てみると良いと思います。

なお、ジェーアイシー旅行センターは、新潟県中越沖地震チャリティーバレエガラコンサートを共催しています。

http://niigata-gala.seesaa.net/

2008/06/10

DANCE EUROPEの佐々木忠次氏インタビュー

今日家に帰ったら、NBSニュースが届いていました。その内容は、あちこちですでに話題になっているので割愛するとして、相変わらずの佐々木忠次氏の世相を斬るコラムは元気いっぱいです。

その佐々木忠次氏のインタビューが、最新のDANCE EUROPEに載っていました。オンラインでもインタビューが読めるのでご紹介します。(インタビュアーは長野由紀さん)記事に添付された、第一回世界バレエフェスティバルの写真が素敵です。

http://www.danceeurope.net/balletasia/featured_article.pdf

「日本のディアギレフ」と異名を取る佐々木忠次氏は、東京バレエ団の団長であり、NBSを率いるインプレサリオである。1960年代以来、パリ・オペラ座、シュツットガルト・バレエ、ロイヤル・バレエ、モーリス・ベジャールの二十世紀バレエ団など、当時の日本に知られていなかったバレエの宝石たちを紹介してきた。彼が率いる東京バレエ団は、ベジャール、キリアン、ノイマイヤーに新作を委嘱。そして故ベジャールを追悼するために、シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリやローラン・イレールとともに東京バレエ団の海外ツアーを企画した。80歳の今もなお、佐々木はバレエ界に多大な影響力を持ち続け、雄弁で大胆な発言を行っている。

裕福な家に生まれた佐々木は、舞台好きの母親の影響で幼い時から舞台芸術に関心を持ち、1930年代後半の戦時中でさえも、下町のレビュー劇場へと頻繁に通った。

1964年に、ロシア人教師による教育に定評があった当時の東京バレエ学校が破産した時、プロフェッショナルなバレエ団に変えるという条件で佐々木氏はバレエ学校を引き継いだ。ヨーロッパでの視察を行った上での結論は、二つあった。

ひとつは、ヨーロッパのバレエ団は明らかにレベルが高いものの、アンサンブルにあまり注意を払っていないこと。日本人がバレエで優位に立つには、完璧に調和したコール・ド・バレエを持つしかない。1970年、2度目のヨーロッパツアーでのパリ国際バレエフェスティバルのオープニングで「レ・シルフィード」を上演した時に、東京バレエ団は国際的な評価を獲得した。

もうひとつの発見は、バレエは国や文化によって異なるものであるということ。当時の日本のバレエは、数年ごとにボリショイとキーロフが来日していたこともあり、ロシア・バレエ一色だった。日本人に、より広いバレエの世界に目を向けて欲しいと思った。だからこそ、ブリュッセル、パリ、ロンドン、シュツットガルトなどから、突出した質と個性を持つカンパニーを一生懸命招いてきた。ベジャールの20世紀バレエ団を最初に招いた時には、大きなセンセーションが引き起こされた。そして、一生をかけたベジャール氏との友好関係が始まった。ベジャールが言うには、バレエは脚だけで踊るものではない。もし、美しい脚でのみ踊られるのだったら、パリ・オペラ座としか仕事をしない、と彼は言った。大腿骨が平ぺったいという日本人の脚の欠点は、衣装を工夫することで隠すことができる、というわけで「ザ・カブキ」と「M」が創作された。

「M」はもうひとつの教訓を与えてくれた、と佐々木は言う。93年にオペラ・ガルニエで「M」を上演した時、三島由紀夫の文学についてのバレエであるこの作品を、フランスの観客が理解できるか不安に思っていた。しかし、幕が下りてから何人かの観客に聞いたところ、「作品のあらすじを理解する必要などあるのか?たくさんの美しい瞬間があり、感動した」という声をたくさん聞いた。日本人は、作品を理解しなければならない、それが知的であるということの証明であるという強迫観念に囚われている人が多いが、そのように考えることで舞台を楽しめなくなる。感じて、楽しめば良いのだと。劇場は決して教室ではないというのが彼の考えだ。

振付家だけでなく、世界中のダンサーが佐々木と仕事をしている。彼が主催する、3年に一度の「世界バレエフェスティバル」があるからだ。1976年、第一回目の同フェスティバルでは、アリシア・アロンソ、カルラ・フラッチ、マイヤ・プリセツカヤそしてマーゴ・フォンテーンが同じ舞台に立った。そしてエヴァ・エフキモドワやマラーホフ、ギエムらが後に続いている。ダンサーにとって、世界バレエフェスティバルに出演することは大変な名誉となった。出演したいという希望が殺到し、時には、過去に出演したダンサーの出演希望も断らなくてはならないことがあるほどだ。

どのように彼はダンサーを選ぶのだろうか?スターの饗宴によって構成されたイベントは、名人芸のショーケースになりがちであるが、技術のためだけにその技術が存在していれば、ダンサーは観客に冷たい反応を浴びることになる、というのが彼の持論である。ダンサーがアカデミズムに対する敬意を失い魂を失えば、観客が本当に求めているものを与えられなくなってしまうだろうと。

***

佐々木忠次氏の著書「闘うバレエ」を私はまだ読んでいないのですが、日本のバレエ興行の礎を築いた彼の足跡を追うために、ぜひ読んでみたいとは思います。

なお、この号ですが、そのほかの記事も大変興味深いです。芸術監督となったバレエダンサーという特集があり、アンヘル・コレーラのコレーラ・バレエの現地取材をはじめ、ルジマトフ、フィーリンのインタビューがあります。他には、アリーナ・コジョカルのインタビュー、YAGPのレポートなど。何回かこの雑誌をネットで注文したことがありますが、5.96ポンドと比較的安くて、バックナンバーもすぐに届けてくれます。

http://www.danceeurope.net/site/issues/119.pdf

2008/06/08

東京バレエ団『ジゼル』追加公演 ルグリ&小出

マニュエル・ルグリのオフィシャルサイトのスケジュールに出て、注目されていたルグリ&小出領子さん主演の東京バレエ団「ジゼル」追加公演ですが、NBSのオフィシャルサイトに正式な発表が出ました。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/2008/06/post-39.html

9月に行われる東京バレエ団『ジゼル』は、好評につき下記のとおり追加公演が決定いたしました。

『ジゼル』追加公演

【公演日】2008年9月16日(火) 7:00p.m.

【会場】ゆうぽうとホール

【出演者】ジゼル:小出領子、アルブレヒト:マニュエル・ルグリ

【入場料(税込)】
S=¥14,000 A=¥12,000 B=¥10,000 C=¥7,000 D=¥5,000
エコノミー券=¥3,000(イープラスのみで8月8日(金)より受付。お一人様2枚まで) 
学生券=¥2,000(NBSのみで8月8日(金)より受付)

【前売開始日】2008年7月26日(土) 10:00a.m.より

【お問い合わせ】NBSチケットセンター


この組み合わせでの公演が先に発表されていれば、こっちを買ったのに、と思った人も多いのではないかと思います。私もその一人です。

バレエの祭典会員宛には、まだ何も来ていません。祭典会員の扱いはどうなるのでしょうか?気になるところです。

*******

これからローラン・ギャロス(テニス全仏オープン)の決勝戦。圧倒的な強さを見せ付けた準決勝のナダルの戦いっぷりに、ますます魅せられたので、昨年、一昨年に続きまた今年も彼を応援します。がんばれ~!

アレクサンドル・メルニコフ ピアノ・リサイタル再放送

去年聴きに行って、凄絶で素晴らしい演奏に魂を抜かれてしまったアレクサンドル・メルニコフのピアノ・リサイタルが再放送されます。本放送を見逃してしまったので嬉しい!

特にスクリャーピンの演奏には驚きました。

アレクサンドル・メルニコフ(P)*2008年6月13日(金)6:00~6:55
  2008年6月20日(金)13:00~13:55

《ハイビジョン クラシック倶楽部》
「アレクサンドル・メルニコフ  ピアノ・リサイタル」(再)
曲目:1.交響的練習曲 作品13(シューマン作曲)
    2.幻想曲 ロ短調 作品28(スクリャービン作曲)
    3.2つの詩曲 作品32(スクリャービン作曲)
    4.24の前奏曲 作品28から第6番(ショパン作曲)
    5.24の前奏曲 作品28から第3番(ショパン作曲)

収録:2008年10月16日 東京オペラシティコンサートホール

英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展

「芸術都市パリの100年展」に行った後、六本木に移動して、キム・ギドク監督の新作「ブレス」を観ようと思っていたのだけど、一日一回だけの上映になっていた上、1日で映画の日ということもあり、満席で入れてもらえず。どうしようかと迷った挙句、なかなか行かない六本木なので、六本木ヒルズまで歩く。やはり映画を観ようと思ったけどちょうど観たい作品をやっていなかったので、森美術館の「ターナー賞の歩み展」に行くことにした。

六本木ヒルズって、仕事でテレビ朝日に行ったり、映画を観に行くためにしか行ったことがなくて、実は森美術館に行くのは初めて。展覧会に入場すると、自動的に展望台のチケットもついてくるなんて知らなかった。一人で展望台なんか行ったことなかったけど、なかなか楽しいもの。スカイウォークといって外も歩けるし。空が近くて、手を伸ばせば届きそうなところに東京タワーがあった。

さて、ターナー賞というのは、イギリスの現代美術界で最も重要な賞の1つといわれているそうで、同賞の授賞式はテレビ中継され、翌日の新聞で受賞者が大々的に報道されるなど、英国の国民的行事となっているとのこと。ロンドンのテート・ブリテンで1984年から開催されているそうで、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの名前に由来していろそうな。ターナーといえば海や難破船の絵で有名で、現代美術って感じじゃないんだけど。

http://www.mori.art.museum/contents/history/index.html

現代美術といっても、テレビ中継されるような大衆的な賞なので、そんなに難解なものはない。プレゼンターも、マドンナだったりとセレブが行っている。逆にこのわかりやすさがつまらないと思う人もいるかもしれないけど、現代美術をそんなによく知らないような私には、斬新さは少し足りないけどアートって面白いな、と思う作品が多かった。

一番気に入ったのは、2003年受賞 グレイソン・ペリーの作品「敏感な子供の苦境」で、金色にキラキラした壷が4つ並んでいる。これが何で現代美術?と思うような古典的な形で、緻密で絢爛豪華、華麗な絵付けをされた壷。ところが、よく観ると、不穏な表情を浮かべた少女たちの絵が描かれている。フリフリドレスを着た幼女たちの邪悪な姿。いじめ、血と暴力、薬物、小児虐待といった現代の病理を浮かび上がらせているのだ。このグレイソン・ペリーという人は、女装して授賞式に登場したそうで、彼が女装して「NO MORE ART」と書いた看板を掲げた写真も飾ってあった。
「敏感な子供の苦境」は、金沢21世紀美術館の所蔵品なのだそうだ。昨年、ここでグレイソン・ペリーの回顧展「我が文明」を行っていた。

2007受賞 マーク・ウォリンジャーは、ベルリンの美術館のなかを夜通しクマの格好をしてうろつくパフォーマンス映像を上映。ベルリンの象徴である熊の着ぐるみを着た彼が、ガラス張りの美術館の中で通行人に覗かれながら、手を振ったり寝転がったりしている。東欧の監視社会を表現しているものなのだそうだ。

1995年 デミアン・ハースト 「母と子、分断されて」は今回の展示作品の仲でも一番有名な作品だろう。牛の親子が真っ二つに切られてホルマリン漬けにされて並べられている。真っ二つの間を通ると、内臓を見る事ができるという趣向。思ったほどグロくなくて、ユラユラとホルマリンの中で牛の毛がそよいでいた。私にはこういう作品はよくわからないんだけど。

1998年 クリス・オフィリ 「No Woman No Cry」人種差別関連で殺されてしまった少年を悼むための作品で、女性の目から流れる涙の一粒一粒に、少年の写真がコラージュされて入っているというもの。そして、その絵は大きな象の糞二つの上に乗っかっている。悲劇を扱っている作品だけど、キラキラとしたスパンコールで覆われていて、カラフルでポップな印象。

2004年 ジェレミー・デラーの「Memory Bucket」は、ビデオ作品。テキサス州の政治的要所、クローフォードとウェイコを捉えている。ブッシュ大統領の故郷である前者では彼がお気に入りのダイナーの経営者が登場して、ブッシュはとっても気さくでナイスな人よ、なんて能天気に語っている。カルト教団ブランチ・ダビディアンが立て篭もり事件を起した後者では、生き残りの教団員がインタビューに登場。多くの子供を含む81人が集団自殺したといわれている1993年の事件なのだけど、実際には、強行突入した当局が武力攻撃をしたために建物が焼け落ちて多くの犠牲者が出たのではないかと言われている。

電気が点滅するだけの作品なんかもあって、アートというものの概念が覆させられ、さまざまな発見とか、目を開かせてくれたという意味で、貴重な機会だったと思う。既成概念を壊すことこそが、芸術の大きな要素なんだな~って改めて思った。

confidential memorandam of ogawamaさんのエントリーで、素敵な作品紹介と写真画像を見ることができるので、ぜひ見てみて下さい。
http://ogawama.jp/blog/2008/04/post_529.html

ターナー賞の歩み展は、7月13日まで開催中。

2008/06/07

ABT加治屋百合子さん、今度はガムザッティとフロリナ役デビュー

ABTのMETシーズンの5週目と6週目のキャストが発表になりました。

「眠れる森の美女」と「ラ・バヤデール」です。

注目は、6月25日の公演で、加治屋百合子さんが、「ラ・バヤデール」のガムザッティ役をABTで初めて踊ることです。ちなみに、ニキヤはジュリー・ケントで、ソロルはイーサン・スティーフェル。加治屋さんにかかる期待の大きさが伺えますね。

ABTの「ラ・バヤデール」は、ガムザッティ役に、ニキヤと同格のダンサーを起用しており、先シーズンはイリーナ・ドヴォロヴェンコがニキヤとガムザッティの両方を演じていました。今シーズンも、ジリアン・マーフィがガムザッティ役を演じています。なお、オランダ国立バレエのマリサ・ロペスが、ガムザッティ役で今回客演しています。

また、加治屋さんは、「眠れる森の美女」のフロリナ役も初めて踊ります。

「眠れる森の美女」と「ラ・バヤデール」では、NYで初めての役を踊る人が多く、なんとジュリー・ケントがNYでオーロラを踊るのは初めてとのこと。そのほか、エルマン・コルネホのNYでのデジレ王子役、サラ・レーンとミシェル・ワイルズのオーロラ役、ジャレッド・マシューズとブレイン・ホーヴェンの青い鳥もNYでは初めてとのことです。ジリアン・マーフィも今まではガムザッティだけだったのが、今回は初めてニキヤも踊る予定です。

ハンブルク・バレエ「ニジンスキー・ガラ」Nijinsky-Gala XXXⅢ

毎年恒例のハンブルク・バレエ、第23回ニジンスキー・ガラのプログラムが発表されました。

常連さんじゃないと買えないと言われている、チケット入手の困難さでも有名な超豪華なガラです。
http://www.hamburgballett.de/e/gala.htm

Nijinsky-Gala XXXⅢ
Sonntag, 13. Juli 2008, Staatsoper Hamburg, 18.00 Uhr
7月13日、ハンブルク州立劇場

Dramas without words 言葉のないドラマ

Conductor: Klauspeter Seibel
Philharmonic State Orchestra
Host: John Neumeier

Subject to alteration! (変更の可能性アリ)

Part I

"Prokofiev Pas de Deux" プロコフィエフ・パ・ド・ドゥ
Music: Serge Prokofiev
Choreography: Christopher Wheeldon 振付:クリストファー・ウィールダン
Hélène Bouchet, Thiago Bordin エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボーディン


"The Flame of Paris" パリの炎
Music: Boris Asafiev
Choreography: Vasily Vainonen 振付:ワシリー・ワイノーネン
Olga Sizykh, Sergey Kuzmin オルガ・シジフ、セルゲイ・クズミン(モスクワ音楽劇場バレエ)


"Distant Cries"
Music: Tomaso Albinoni
Choreography: Edwaard Liang 振付・エドワード・リアン
Yuan Yuan Tan, Damian Smith ヤンヤン・タン、ダミアン・スミス(サンフランシスコ・バレエ)

"Fourth Symphony of Gustav Mahler"  マーラー第四交響曲
Music: Gustav Mahler
Choreography: John Neumeier
Laura Cazzaniga, Carsten Jung, Edvin Revazov, Alexandr Trusch and the Ballettschule ラウラ・カッツァニガ、カーステン・ユング、エドヴィン・レヴァツォフ、アレクサンドル・トゥルーシュ、ハンブルク・バレエ学校

Part II

Homage to Maurice Béjart モーリス・ベジャールへのオマージュ

from "Death in Venice" ヴェニスに死す より
Music: Johann Sebastian Bach, Richard Wagner
Choreography: John Neumeier 振付:ノイマイヤー
Piano: Elizabeth Cooper ピアノ:エリザベス・クーパー
Aschenbach: Lloyd Riggins ロイド・リギンス
Tadzio: Marijn Rademaker マリイン・ラドメーカー(シュツットガルト・バレエ)
Aschenbach's Assistant – his Mother: Laura Cazzaniga ラウラ・カッツァニガ

"Opus 100 – for Maurice" 作品番号100 モーリスのために
Music: Simon and Garfunkel
Choreography: John Neumeier 振付:ノイマイヤー
Ivan Urban, Alexandre Riabko イヴァン・ウルバン、アレクサンドル・リアブコ

"The Chairs" (Les Chaises)  椅子
Music: Richard Wagner
Choreography: Maurice Béjart 振付:モーリス・ベジャール
Joëlle Boulogne, John Neumeier ジョエル・ブローニュ、ジョン・ノイマイヤー

Part III

from "The Little Mermaid" 人魚姫 より
Music: Lera Auerbach
Choreography: John Neumeier 振付:ノイマイヤー
The Little Mermaid: Silvia Azzoni シルヴィア・アッツオーニ
The Prince: Carsten Jung  カーステン・ユング

from "Sylvia" シルヴィア より
Music: Léo Delibes
Choreography: John Neumeier ノイマイヤー振付
Sylvia: Laëtitia Pujol レティシア・プジョル
Aminta: Manuel Legris マニュエル・ルグリ

Homage to John Cranko ジョン・クランコへのオマージュ

"Carmen"  カルメン
Music: Bizet Collage by Wolfgang Fortner in collaboration with Wilfried Steinbrenner, orchestriert by Helmut Kirchgässner
Choreography: John Cranko 振付:ジョン・クランコ
Sue Jin Kang, Marijn Rademaker スージン・カン、マリイン・ラドメーカー (シュツットガルト・バレエ)

"Legende" 伝説
Music: Henri Wieniawski
Choreography: John Cranko 振付:ジョン・クランコ
Lucia Lacarra, Marlon Dino ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ

from "Onegin" オネーギン より
Music: Peter I. Tchaikovsky/Stolze
Choreography: John Cranko 振付:ジョン・クランコ
Tatiana: Barbora Kohoutková バルボラ・コホトコヴァ
Onegin: Jirí Jelinek イリ・イェリネク (シュツットガルト・バレエ)

from "Jewels" – Diamonds ジュエルズ より ダイアモンド
Music: Peter I. Tchaikovsky
Choreography: George Balanchine 振付:ジョージ・バランシン
Agnès Letestu, José Martinez and the Ensemble アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス、アンサンブル


注目は、「ヴェニスに死す」でタッジオを踊るのが、いつものエドヴィン・レヴァツォフではなく、シュツットガルト・バレエのマリイン・ラドメーカーであること、かな。金髪で超美形な方です。公式サイトもあります。
http://www.marijnrademaker.de/Marijn_Rademaker_-_Principal_Dancer_-_Stuttgart_Ballet.html
ピアノは、ベルリン国立バレエの「ニーベルングの指環」でも弾いていたエリザベス・クーパーさん。

また、シュツットガルト・バレエからはスージン・カンとイリ・イェリネクも出演します。ルシア・ラカッラは新しいパートナーのマーロン・ディノとの出演ですね。このマーロンもまた大変美形な方です。

マニュエル・ルグリの出演は、彼の公式サイトでもすでに発表されていましたが、プジョルと「シルヴィア」ですね。

クリストファ・ウィールダン、そしてNYCBのダンサーでもあるエドワード・リアンの作品が取り上げられているのも興味深いです。

いつもドイツ系バレエ団について、素早い情報を下さる「日々これ口実」のebijiさん、ありがとうございます!

2008/06/06

ノイマイヤーのワークシップDVDが発売

これもお友達に教えていただいた情報ですが、ノイマイヤーの70年代、80年代のワークショップのドキュメンタリーがDVD化されて発売されます。

ハンブルク・バレエのサイトのショップで扱っています。ただし、このショップ、日本への発送は今はしてくれないのですよね。
http://www.hamburgballett.de/e/shop_d.htm

ドイツで発売されるのでPAL版と思われます。

「John Neumeier's Workshops」
Staffel 1 – 1977
1) Mythos und Schweis 伝説と汗
2) Von der Technik zur Rolle テクニックから役柄へ
3) Die Handlung als Tanz アクションとしてのダンス
4) Das symphonische Ballett  シンフォニック・バレエ

Staffel 2 - 1981
1) Auf Spitze ポアントの上で
2) Der Mann tanzt 踊る男
3) Pas de deux パ・ド・ドゥ
4) Musik und Ballett 音楽とバレエ

3枚組で530分という大長編です。ドイツ語。39,95 EUR

ノイマイヤーのワークショップは、ドイツやイタリアのテレビでよく放映されているようなので、それらの映像であるかもしれません。

なお、新しいHamburg Ballet Journalが発行されており、バレット・ターゲ特集で美しい写真をたくさん見ることができます。今年は観に行けないのが残念です。

http://www.hamburgballett.de/form/journal_6_0708.pdf


追記:Side B-alletのゆうさんにコメントで教えていただきましたが、

このDVD、日本への発送可能な独アマゾンやjpcでも扱っているそうです。
http://www.jpc.de/jpcng/movie/detail/-/hnum/5501650
http://www.amazon.de/John-Neumeiers-Ballettwerkstatt-3-DVDs/dp/B0019RZOYU/

ゆうさん、いつもありがとうございます!
アマゾン・ドイツのサイトでは、1分少々ですが、映像を観ることができます。若いノイマイヤーさんが指導するところや、「幻想 白鳥の湖のように」の1シーン、それから最近のノイマイヤーさんが語る姿も映っています。

2008/06/05

アンヘル・コレーラの新カンパニー「コレーラ・バレエ」

アンヘル・コレーラが故郷スペインに作った自身のカンパニーの正式名称は、「バレエ・デ・エスパーニャ」ではなく、「コレーラ・バレエ」になったようです。

リリース記事はこちら (リハーサルの写真つき)
http://www.eter.es/dn/notis/noticia.php?id=11838

プレミア公演は9月4日、マドリッドでのテアトロ・レアルで「ラ・バヤデール」マカロワ版の全幕となるとのこと。その前に、本拠地であるセゴビア州のラ・グランハにて、7月11日と12日、「クリア」(スタントン・ウェルチ)、「ブルッフのヴァイオリンコンチェルト1番」(クラーク・ティペット)、「イン・ジ・アッパー・ルーム」(トワイラ・サープ)が上演されます。(ABTの来日公演のすぐ前ですね) また、2009年7月には、バルセロナのリセウ劇場での公演も決定しています。

コレーラ・バレエは51人のダンサーを擁し、スペインをはじめ、ロシア、カナダ、イギリス、アルゼンチン、日本など世界中からのダンサーが参加しています。プリンシパルには、バーミンガム・ロイヤル・バレエにいたイアン・マッケイや、ABTのエルマン・コルネホなど、ファーストソリストには日本人の大森和子さんと元ABTのマシュー・ゴールディング、ソリストには元インペリアル・ロシア・バレエのキリル・ラデフがいます。

'CORELLA BALLET' LIST of DANCERS

PRINCIPALS
1 Ángel Corella (Español)
2 Heman Cornejo (Argentino)
3 Ian Mackey (Inglés)
4 Carmen Corella (Español)
5 Adiarys Almeida (Cubana)
6 Natalia Tapia (Española)


1st SOLOISTS
1 Kazuko Omori (Japonesa)
2 Matthew Golding (Canadiense)


SOLOISTS
1 Ashley Ellis (Americana)
2 Joseph Gatti (Americano)
3 Radev Kirill (Ruso)

コレーラ・バレエについては、いちぞーさんのBeyond The Spotlightにラ・グランハからの現地レポート等詳しい記事が載っているので、そちらをご覧ください!アンヘル・コレーラの独占インタビューも載っています。
http://blog.livedoor.jp/ichizo31/

追記:コレーラ・バレエの公式サイトができていました。まだ未完成のところも多いのですが、スケジュールが掲載されています。

http://www.angelcorella.org/home.html

*******

アンヘル・コレーラは現在ABTのMETシーズンに出演中なのですが、風邪気味で「エチュード」を降板してしまったそうです。そのあたりのことや、トワイラ・サープの新作についても、いちぞーさんのブログをお読みください。

そのトワイラ・サープの新作で、ABTの来日公演のガラでも上演されるRabbit and Rogueですが、New York Timesの批評は辛口なものでした。
http://www.nytimes.com/2008/06/05/arts/dance/05thar.html?
イーサン・スティーフェルやエルマン・コルネホといった魅力的なダンサーの個性を十分生かしていないようです。

なお、ジャパン・アーツのアメリカン・バレエ・シアター2008ブログにも、この作品のプレミア公演の紹介が載っています。
http://abt2008.seesaa.net/article/99455942.html

追記:「白鳥の湖」を降板したディアナ・ヴィシニョーワですが、「ドン・キホーテ」も降板しました。怪我が重いようで心配です。そして、また代役がニーナ・アナニアシヴィリです。ニーナ、よく働きますね!こちらもどうか怪我をしないで乗り切れますよう。

FIGARO JAPON6/20号のバレエ特集

隔号連載の「パリ・オペラ座バレエ物語」が載らない号なのですが、今日発売されたFIGARO JAPON最新号は、

「ようこそ!魅惑のバレエワールドへ。」
と題して、8ページに渡り、今年の夏のバレエ公演を特集しています。インタビュー満載で、とても充実した特集ですね。

インタビューは、ABTのジリアン・マーフィと、デイヴィッド・ホールバーグ
ロイヤル・バレエのマリアネラ・ヌニェス
パリ・オペラ座のバンジャマン・ペッシュとマチュー・ガニオ。

こうやって写真を見ると、やっぱりバレエ界って美男美女が多いのね~と思ってしまいます。

ジリアンは、人生そのものを極限まで謳歌し、自分自身の経験を舞台に持ち込むようにすることで、演技を磨いているのだそう。そして、パーティで遊びすぎないこと、お酒を飲みすぎないことに気をつけているけど、日本では必ずカンパニーのみんなとカラオケに行くのだそうです。なぜか日本でのカラオケは絶対条件なんだそうで、いったいどんな歌を歌うんでしょうね!?

デイヴィッドは、ニューヨークでのリハーサル中の姿を捉えています。眉毛や睫まで金髪の彼は、実物は薔薇でも背負っているのかと思うくらい美しいのですが、その美しさを写真に封じ込めるのがなかなか難しい人なんですよね。でも、この紙面の写真はきれいです。やっぱり本物の方が美しいですが!王子役を得意としているって書いてあるけど、デイヴィッドは来日公演の「白鳥の湖」では、耽美的なロットバルトを踊るんですよね。なんとなく、ドラキュラとか似合いそうな感じです。仲良しのマルセロ・ゴメスとの写真も。

マリアネラは、微笑む姿が少女のようでとってもキュートですね。「バレリーナとして立っているだけで、嬉しくてしょうがなくて笑みがこぼれてしまうから、ハッピーな役を任されることが多いの」ということですが、「ジゼル」のミルタはすごく怖かったです。

バンジャマンは「エトワール・ガラ」のプロデューサー。何よりも、各ダンサーの芸術的表現を見せたいのが、この企画だそうで、ダンサー自身が上演許可を取り付けた作品もあるとのこと。スヴェトラーナ・ルンキナが出演することになったのも、彼の発案によるものだそうで、彼女が「マノン」を踊るのは今回が初めてなのだそうです。

マチューは、一人モノクロのポートレイトで、ひげを伸ばした姿だけどそれがまた美しい。今回、彼はイリ・ブベニチェクが振付けた(プロデュース公演「融」で上演された作品である)「カノン」を踊るのですが、これは、彼が持つ貴公子のイメージを壊し、別の身体表現の可能性を日本の観客に見せたいというバンジャマンからの提案だったそうです。マチューも、この作品が気に入って即決したそう。

ほんの少しですが、イリ・ブベニチェクのコメントも載っています。マリ=アニエス・ジロと踊る自身の作品「思いがけない結末」について語っています。マリ=アニエスはダイヤモンドのようだと讃えています。ごちそうさまです。


この号のメーンの特集は、インド。今年のエルメスのテーマが「眩惑のインド」なのだそうで。インドまで出かけるのには覚悟が必要な感じで、なかなか行けませんが、写真を見る限りでは、鮮やかな色彩、エキゾチックさ、悠久の時間と喧騒が感じられていて、とても面白そうです。ページをめくるだけでも楽しめます。ちょうど、今年ANAで成田⇔ムンバイの直行便が就航したんですよね。

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ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」「ラ・フィユ・マル・ガルデ」DVD

DVD情報に関しては日本一早くて詳しいゆうさんのSide B-alletで以前に紹介されていましたが、ロイヤル・バレエの「眠れる森の美女」「ラ・フィユ・マル・ガルデ」のDVDが、Opus Arteから発売されます。

両作品とも、NTSC、リージョンALLです。そして、ほんのさわりですが、ビデオクリップがQuick Timeで観ることができます。

眠れる森の美女 The Sleeping Beauty (ROH)
http://www.opusarte.com/pages/product.asp?ProductID=244

Princess Aurora: Alina Cojocaru
Prince Florimund: Federico Bonelli
King Florestan XXIV: Christopher Saunders
His Queen: Elizabeth McGorian
Cattalabutte: Alastair Marriott
Carabosse: Genesia Rosato
Lilac Fairy: Marianela Nuñez

The Royal Ballet
The Orchestra of the Royal Opera House
Choreographer: Marius Petipa
Additional choreography: Ashton / Dowell / Wheeldon
Conductor: Valeriy Ovsyanikov

2006年12月5日収録 
2008年7月1日発売

こちらは、以前BBCで放映されたものを観ました。演出としてはちょっと微妙な部分がないわけではないのですが、とにかくアリーナ・コジョカルのオーロラが素晴らしいです。特にローズ・アダージオはびくともしないテクニックのすごさと、愛らしさという相反する要素が見事に共存しています。アリーナの愛らしさの一端は、このOpus Arteサイトのクリップで垣間見ることができます。(観られるのは、3幕のGPDDのアダージオ冒頭) 16歳の姫がこれ以上似合う人もいないかも。ジャケット写真も可愛い!

それと、ちょっと笑ってしまったのが、4人の王子のキャストの豪華さ。メイキングを観ることができて確認したところ、カツラがすごいこともあって3人までしかわからなかったのですが、デヴィッド・マッカテリ、エドワード・ワトソン、そしてギャリー・エイヴィスでした。4人目の王子は、もちろんエイヴィスで、むちゃくちゃ濃い存在感があります。マリアネラ・ヌニエスのリラの精も、温かさがあってとても素敵です。

せっかく来日公演で「眠れる森の美女」が上演されるのですから、日本でも公演前に発売して欲しいですよね。


ラ・フィユ・マル・ガルデ(リーズの結婚) La fille mal gardée (ROH)
http://www.opusarte.com/pages/product.asp?ProductID=239

Colas: Carlos Acosta
Lise: Marianela Nuñez
Simone: William Tuckett

Alain: Jonathan Howells

The Royal Ballet
The Orchestra of the Royal Opera House
Choreographer: Frederick Ashton
Conductor: Anthony Twiner

こちらは、すでに発売されており、amazon.co.ukで買えます。マリアネラのリーズとカルロス・アコスタのコーラス、タケットのシモーヌというキャストは見逃せませんよね。マリアネラのリーズ、とっても可愛いです。

アコスタ&タマラ・ロホの「ロミオとジュリエット」や、コジョカル&コボーの「ジゼル」も早く出して欲しいな。

La Fille Mal Gardée,La Fille Mal Gardée,
Carlos Acosta (Colas), Marianela Nuñez (Lise), William Tuckett (Simone), Jonathan Howells (Alain), Frederick Ashton (Choreographer);Anthony Twiner (Conductor)

Opus Arte 2008-06-02
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それと、Opus Arteからは、パリ・オペラ座の「白鳥の湖」(ヌレエフ版、ルテステュ&マルティネス」と、パシフィック・ノースウェスト・バレエの「真夏の夜の夢」(バランシン版)のBlu-ray版が発売されているんですが、こちらは日本で出ないんでしょうかね。Blu-rayで発売されているバレエのディスクは、いまのところこの二つだけのようです。

パリ・オペラ座「椿姫」キャスト変更

パリ・オペラ座のキャスト変更は毎度のことなので、ありうるだろうなと思ったらやっぱり変更がありました。

http://www.operadeparis.fr/Saison-2007-2008/Distribution.asp?IdS=399

やはりお友達にメールで教えてもらったんですが、6月の公演のデ・グリュー役のジェレミー・ベランガールが降板して、玉突きでキャストが変更。マノンとガストン役もちょっと変更になっています。主役などは変更なし。

で、自分が観る日のキャストを確認したら、ジョゼ・マルティネスがデ・グリューを踊るのが2回観られるようになった代わりに、マチアスのデ・グリューが見られなくなってしまいました(泣)。それから、28日のマチネのマノンがデルフィーヌ・ムッサンに変更になっています。全4回のうちデ・グリュー役で2回、ガストン役で1回、あの地味なクリストフ・デュケンヌを観る羽目になったのもちょっと残念だわ。

これ以上キャスト変更がないことを祈ります。

2008/06/04

NHKプロフェッショナル仕事の流儀・坂東玉三郎・吉田都

6月3日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、トークスペシャル7弾ということで、今までに放送されたエピソードの中から、未放映分をピックアップしたもの。坂東玉三郎・吉田都・武部聡志の3人それぞれのトークということで、最初のふたりを観ました。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080603/index.html

玉三郎さんは、彼がフィーチャーされていた回を見逃してしまっていたので、今日見られて良かった。美しい舞台姿や、メイクするところも見られたし。そして、芸のために想像以上にストイックな生活を送っているのが印象的だった。もう58歳というのに、40代でも通用するようなつやつやで張りがあり、皺のない美しい肌。水性のドーランの前に油を塗っているので、きれいな肌を保てるようです。

「例えば音符ってありますよね。音符って紙に書いたおたまじゃくしが上がり下がりでしょ。それを楽器で弾くことによって、春を感じたり秋を感じたり、ゆったりした空気を感じる。そのように女形も音符のように形を1個ずつ連ねていって、もちろんセリフもお化粧も連ねていって、全部すると春とか秋とか風を感じるようにある種の〈女〉を感じる。そういうものなんですね、女形って。」

この言葉が、とても印象的だった。これは、他の芸術にも通用する感覚なんだなって思いました。


吉田都さんの回は見ていたので、10足ものポアントを持ち歩いていたり、リボンをデンタルフロスで縫っていたりといったエピソードは覚えていたのだけど、プリンシパルになってから、さらにプレッシャーが強くなり、完璧を求められている重圧に耐えてがんばっていると語っていたのが印象的。一晩の舞台が終わると、寝る前に、すべてのパを思い出し振り返って、これは次回はこう直していこうと反芻しているというのがすごいです。

「やっぱり理想を追って、こう、頑張ってきたら今になってしまって、いまだにまだ到達できないみたいなのが続いているのかもしれないですね。でもやっぱり好きじゃなかったら続けられてないと思うのですよね。」

ということで、あれほど完璧で非の打ち所のないような、軽やかで愛らしい都さんの舞台からは想像できない台詞。この高い領域に達してもなお、まだまだ満足できない、上を目指しているというのはすごい。謙虚さと努力の人なんだなと思いました。

それともうひとつ、記憶に残った言葉は、「才能というのはどう努力すればいいのかということをわかっていること」。そう、どう努力すれば成功できるのか、上手くいくのかというのをわかるのは、本当に難しいことだと私も思う。正しい方向に努力できていなかったなあ、というのが今まで生きてきた上での自分の実感だから。

6月9日(火、月曜深夜)午前1時~1時44分、NHKで再放送があります。

2008/06/03

ABTでフリオ・ボッカのトリビュート公演「NOCHE LATINA」

偉大なダンサー、フリオ・ボッカがABTを去ってからちょうど2年になりますが、6月10日に、ABTの多様な民族・文化性を讃えるとともに、ボッカとファッション・デザイナーのカロリーナ・ヘレーラへのトリビュートとする公演「ラテン・ナイトNOCHE LATINA」が開催されるとのことです。

http://www.danzaballet.com/modules.php?name=News&file=article&sid=2229

この日の公演は、「ドン・キホーテ」。主演がパロマ・ヘレーラとアンヘル・コレーラ。エスパーダにマルセロ・ゴメス、メルセデスにマリア・リチェット、リード・ジプシーにカルロス・ロペス、キトリの友人にレナータ・パヴァムとルチアーナ・パリス。主要キャストをすべてラテン系のダンサーが演じています。いかにラテン系ダンサーがABTに多いか、ということですよね。

公演前に行われる授賞式ディナーにて、フリオ・ボッカとカロリーナ・ヘレーラには、第一回フェルナンド・ブフォネス賞が贈られるとのことです。世界中で愛され、多くの人のインスピレーションの源となったスターダンサー、キューバ系アメリカ人だった故フェルナンド・ブフォネスを記念した賞です。

公演後に、メトロポリタン・オペラのホワイエはClub Noche Latinaに変身。ダンスとデザートの宴が繰り広げられるとのこと。この授賞式ディナーと公演前のカクテル・レセプション、公演後のダンスパーティを含めた入場券は、500ドルと1000ドルするのだそうです。

フリオ・ボッカの伝記の著者によるブログでは、2年前の引退公演での、感動的なカーテンコール写真があります。私も、あの日を思い出すと泣けてきます。
http://biografiajuliobocca.blogspot.com/2008/05/julio-bocca-homenajeado-por-el-abt_31.html

2008/06/02

「芸術都市パリの100年展」

久しぶりにお天気が良かったので、上野の東京都美術館で開催中の「芸術都市パリの100年展 ルノワール、セザンヌ、ユトリロの生きた街 1830-1930年」に行って来た。

今年2008年は日仏修好条約が締結されて150周年にあたるとのこと。それを記念し開催されている展覧会。「パリをテーマとした近代フランス約100年の優れた油彩画、彫刻、素描、版画、写真など約150点」が展示されている。

貸し出しに協力してくれた美術館は
ルーヴル美術館
オルセー美術館
ポンピドゥーセンター
カルナヴァレ美術館
マルモッタン美術館
ロダン美術館
プティ・パレ美術館
パリ市近代美術館
ヴィクトル・ユゴー美術館
ギュスターヴ・モロー美術館
ブールデル美術館
フランス国立図書館
マイヨール美術館 など

で、最近日本国内ではあまり美術展に行っていない私が(何しろ、日本で観ると混んでいることが多いもので)この展覧会に行ったかというと、大好きなギュスターヴ・モローの「レダ」が展示されているから。

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ギュスターヴ・モロー
「レダ」
制作年不詳  ギュスターヴ・モロー美術館
©Photo RMN-©Christian Jean/ distributed by DNPAC

この絵が収蔵されているギュスターヴ・モロー美術館は、パリの中でも特別にお気に入りの場所で、何時間いても飽きないほど。モローが住んでいた家をそのまま美術館にしたもので、壁面いっぱいに彼の作品が飾られている。神秘と夢幻の世界へと連れ去ってくれるところなのだ。ほの暗い光の中で白く横たわるレダと、エロティックに首を曲げた白鳥。このほかにも、ものすごい目の力を湛えた「デライラ」などモローの作品は5点展示されていて、これらを観られただけで、もう幸せ~。今月末にパリに行く時には、また絶対に行かなくちゃ!と誓ったのだった。

1.パリ、古きものと新しきものー理想の都市づくり
2.パリの市民生活の哀歓
3.パリジャンとパリジェンヌー男と女のドラマ1
4.パリジャンとパリジェンヌー男と女のドラマ2
5.パリから見た田園へのあこがれ

ルノワールやユトリロの作品など、絵画もいろいろと面白いのがあったのだけど、市民生活を可笑しく風刺的に描いた風刺画、それからエッフェル塔が建設される最中の写真なども面白かった。3.のパリジャンとパリジェンヌー男と女のドラマ1では、ヴィクトル・ユゴーにスポットを当てていた。ユゴー自身が、画家としての才能も持っていて、彼による作品も展示されていた。それと、「ノートルダム・ド・パリ」の物語を絵画にしたものも数点あり、動きやドラマが感じられて面白かった。

もうひとつ面白かったのが、シュザンヌ・ヴァラドン。ユトリロの母としても知られる女性画家なんだけど、自画像を見ても、強烈な人物だったのがよくわかる。28歳の時の息子の肖像を描いているんだけど、これが実の息子を見る視点か!と驚かされること間違いなし。私生児であった彼女は、18歳の時にユトリロを産んでいて、ユトリロの父親は誰なのかはわからないという。そして、エリック・サティの肖像画もあるのだけど、サティは彼女の恋人だったそう。正規の教育を受けていないにもかかわらず、芸術家に囲まれて暮らしていたため、かなりインパクトがある作品を残している。

1.パリ、古きものと新しきものー理想の都市づくり、では、ポール・シニャックの「ポン・デ・ザール」など、セーヌ川にかかる数多くの橋の絵画があり、橋そしてセーヌを囲んだ人々の日常生活が見えてくるのがまた興味深い。

有名な画家の絵も、有名な作品もあったり、パリに行かないと観られないような作品も多い割には、比較的空いていてゆっくり観られる。エッフェル塔の大きな模型の下には、パリの美術館マップもあるので、これからパリに出かける人の予習にもうってつけで、お勧めの展覧会。

http://www.tbs.co.jp/event/paris.html

2008/06/01

ABTのMETでの「白鳥の湖」、二人のバレリーナがオデット/オディール踊る!

Ballet Talkを読んでいたら、なんと5月30日のABTの「白鳥の湖」は、2幕4幕の白鳥をイリーナ・ドヴォロヴェンコ、3幕の黒鳥をジュリー・ケントが踊ったそうです。当初の予定では、ジュリー・ケントのみがキャスティングされていたのに、いったい何があったんでしょうか。まるでK-Balletの白鳥のようですね~。

ABTもけが人が続出しているようで、ヴィシニョーワがオープニング・ガラの「瀕死の白鳥」に出演した後、痛めていた脚が悪化したようで、「白鳥の湖」とトワイラ・サープ作品を降板、それからヴェロニカ・パルトもオデット・オディール役を降板しています。ジリアン・マーフィもあまり調子が良くないようです。ヴィシニョーワの代役にニーナ・アナニアシヴィリを投入するくらい、苦労しているんですね。オデット・オディールを踊れる少ないダンサーを使いまわすために、二人のダンサーに踊らせてみた苦肉の策なのでしょうか。(ヴィシニョーワの「瀕死の白鳥」は、先日の「めざましテレビ」でちょっと流れましたね)

コリー・スターンズのコンラッド・デビューもその一環なのでしょうね。こういうチャンスをぜひ生かして欲しいです。そして、怪我をしているダンサーの皆さんが早く回復しますように!

トワイラ・サープの新作の名前は「Rabbit and Rogue」になったそうです。6月3日火曜日がプレミア公演です。来日公演でも披露されるので、楽しみです。

パリ・オペラ座「ル・パルク」DVD

ずいぶん前にオペラ・ガルニエの売店でDVDを買って、帰国してからざっと観て、そのままにしてあった映像。生の舞台を観た後、また観てみたいと思いつつも、舞台の記憶を上書きしたくないとも思い、悩んでいた。結局観てしまったのだけど、ローラン・イレールとマニュエル・ルグリ、ニコラ・ル=リッシュはまったく異質のダンサーだったので、上書きされることはなかった。

ちなみに、会場でもDVDが売っていた。会場で売っていたのは、どうやらNTSCのようなのだけど、私が持っているのはPAL盤。アマゾンのuk、フランス、ドイツおよびFNACでも扱っているけど、すべてPAL盤なので、ご注意を。発売もとのBel Air Classiqueは最近NTSCで出すことが多いので、NTSC盤も探せばどこかで買えるはず。面白い作品だし、今回の来日を機会に国内発売すればよかったのに。(なお、amazon ukを見たら、今年の7月8日に再発売される予定があるようである)

→追記:Side B-alletのゆうさんに教えていただきましたが、NTSC盤がamazon.co.jpでも買えるようになるようです。

さて、この映像なんだけど、もーイレール様に尽きる!先日のオーチャードホール客席で見かけたイレールはさすがに年を重ねた感じだったけど、この映像の中のイレール様の美しく、色気漂うさまは奇跡的と言ってもいいほどで、テレビの前でクラクラと酔いそうになった。椅子取りゲームでクローズアップになったときに眉毛をぴくっと上に上げるところには、あまりの色香にもうノックアウト!映像の良いところは、こういう細部が観られること。舞台を観た時は、2階席や3階席だったので、細かい表情までは見ていなくて。(だって、オーチャードのホールの1階席は、足先が見えないし)イレールは、ものすごく役に入り込んでいて、基本的にはプレイボーイなのだろうけど、セクシーな大人の遊び人であるからこそ、後半の熱情をまっすぐに捧げている姿やすれ違う想いに苦しむ姿が、ロマンティックで切なく見えて胸に迫る。まるで俳優のように細やかな表情を使い分けていて見ごたえアリ。踊りのほうは、ルグリのような優雅さやエレガントさはさほどないけど、キレキレでダイナミック、しかも柔軟性もある。エトワールの踊り。

イザベル・ゲランは、最初の男装は冴えない感じなのに、作品が進んでいくにつれてどんどん綺麗になっていくから不思議。「解放」のパ・ド・ドゥでの心震える姿がなんとも美しい。2幕の、赤いドレスをまとって上半身を傾けるフォルムもしなやかで、プジョルやコゼットとは格の違う、成熟した美しさがある。指先にいたるまでの細かい表現力もさすがだし、庭師たちに眠りながらぐるぐるリフトされるところ、そして「解放」での身体のコントロール力もすごい。彼女の足の筋肉は、ムキムキだったけど、これだけの身体能力があるのだから、無理もない。

「解放」のパ・ド・ドゥの最後の方で、「抵抗」で見られた頭突きが繰り返されているところが、なんともうまいなあ、と思った。本当にこの二人は息が合っていて、一つ一つのパ・ド・ドゥの作り上げ方が凄い。ふたりとも、今のオペラ座にはいないタイプの、演技力・表現力も技術も備えた稀有なスターダンサーだ。

それと、この作品は、衣装がものすごく重要な役割を果たしているのだと改めて思った。「解放」の前に、ゲランが庭師たちにドレスを脱がされてパジャマのようなもの一枚になるところが最も象徴的だけど、2幕、下着のようなコルセット姿の女の子たちの間を、一人ドレスをまとって心にバリアを張ってさ迷い歩いているゲラン。オーガンジーのような黒いスカートを顔にかけている女性たち、など衣装の使い方の巧みなことよ。少しずつバリアを外していき、「解放」で二人は服も脱ぎ去って、心も裸になって解放されるということだ。

他のキャスト名が明記されていないのが非常に残念なのだけど、一人、カール・パケットに似ている金髪の男性が出演していた。全体的に、先日の来日公演より踊れる人たち、音楽性の豊かな人たちが配置されていたように思えた。来日公演は、若手が多かったしルグリ(そしてニコラ)が別世界のように突出していたから。でも、来日メンバーの方が容姿が麗しい人が多かったと思うけど。2幕で、夜這いのように地面を男性タンサーたちが這って入ってくるところは、何回観ても笑っちゃう!

いずれにしても、また上演される機会があれば観たい作品。来シーズンのオペラ座のレパートリーにも入っているんだけど、さすがにパリまでは観に行けないなあ…。

振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
主演:イザベル・ゲラン/ローラン・イレール
収録:1999年4月 パリ・オペラ座バスティーユ
指揮:ステファン・ドゥネーヴ
ピアノ:エレナ・ボネ
演奏:パリ・オペラ座管弦楽団

追記:キャストを教えてもらいました。

庭師:ブルーノ・コアベ、ピエール・ダルド、エリック・カミョ、ニコラ・ノエル
女性:ファニー・フィアット、ミュリエル・ズスペルギ、ミュリエル・アレ、ロール・ミュレ、ヴェロニク・キャピアック、レティシア・ピュジョル、セリル・ソー、リーズマリー・ジュルダン
男性:グザビエ・ルージテール、パスカル・オーバン、リシャール・ウィルク、カール・パケット、ジャン・クリストフ・ゲリ、ギョーム・シャルロ、アレクシス・ルノー
1幕バリエーション:アレ、フィアット-ミュレ、キャピアック

序曲 交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425
   第1楽章から「アダージョ」

第1幕
1、庭師
2、異性間の視察
   アダージョとフーガ ハ短調 K.546
3、アプローチ・ゲーム
   6つのドイツ舞曲 K.571 から
   第1番 ニ長調
   第2番 イ長調
   第4番 ト長調
   第5番 変ロ長調
   第6番 ニ長調
4、出会い
   ピアノ協奏曲 変ホ長調 K.449 第2楽章

第2幕
5、庭師
6、柔らかな色香
   セレナード K.525 第4楽章
7、欲望
   ディヴェルティメント ニ長調 K.251 第3楽章
8、征服
   音楽のたわむれ「村の音楽家の六重奏」K.522 第4楽章
9、抵抗
   ピアノ協奏曲 変ロ長調 K.450 第2楽章

第3幕
10、夢/庭師
11、嘆き
   6つの3声フーガ K.404aから アダージョ ヘ長調
12、熱情
   ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137 第2楽章
13、失神
   セレナード ニ長調 「ハフナー」K.250 第8楽章
14、解放
   ピアノ協奏曲イ長調 K.488 第2楽章

エピローグ/庭師

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