ペルミ・バレエ学校のドキュメンタリー映画
イギリスのガーディアン紙のブログとBallet Talkのフォーラムで知ったのですが、ロシアのペルミ・バレエ学校の生徒の1年間を追ったドキュメンタリー映画「A Beautiful Tragedy」のDVDが発売になりました。以下のサイトで購入可能です。このDVDはPALなのですが、アメリカで観ることができるNTSC盤を発売する計画があるとのこと。今年の2月にノルウェイのテレビで放映されたそうです。
http://factionfilm.no/?cat=released&i
この映画の監督であるDavid Kinsella氏のサイトで、作品の内容についての詳しい説明とパイロットフィルムの映像があります。とても美しい映像です。
http://www.davidkinsella.com/v1/index.php?option=com_content&task=view&id=32
ウクライナ出身の15歳の女の子Oksana Skorikが、母親のバレリーナになりたかった夢を引き継いで、厳しい訓練に明け暮れる毎日を中心に描いています。現在19歳のオクサーナは、2006年にバレエ学校を卒業してマリインスキーに入団し、先日のマリインスキー・バレエのNY公演のプレイビルにも名前が掲載されていました(マリインスキーのWebサイトにはまだ名前が載っていません)。
教師の厳しい叱責に耐え、拒食症にまでなったというオクサーナは、現在175cmで44キロというプロポーションだそうです。もう一人登場するMaria Menshikovaは、ペルミ・バレエで主役級で踊っているそうです。
なお、この映画の一部は、David Kinsella氏自身がYouTubeに投稿した動画で観ることができ、閲覧数が4本で合計50万を超える人気となっています。幼い女の子たちのオーディションのシーン、寮生活、半年に一度しか会えない母親を恋しく思うオクサーナ、厳しい教師たちによる訓練などなど…。オクサーナのまっすぐな脚が実に美しいです。英語の字幕入り。
http://jp.youtube.com/watch?v=lqiFY0eGer8
オクサーナは、4月にニューヨークでYoutubeで彼女を見た人から声をかけられたと、監督がコメントで語っています。
全編をぜひ見てみたいです。
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