DANZA 2008年6-7月号
DANZAの最新号は、今までと違って爽やかなブルーの表紙。ジュリー・ケントが表紙。年を重ねても透明感のある美しさです。ABTのシティセンターで「ファンシー・フリー」に出演していたのを観た時には、お腹に赤ちゃんがいたのに、そのお子さんももう4歳なんですね。
金森穣さんのインタビューに続き、先日プロモーション来日していた、ロイヤルのマリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレスのラブラブカップルの4ページにわたるインタビューが面白いです。ティアゴのつぶらな瞳がかわいいですね。そしてロイヤル・バレエの特集。ルパート・ペネファーザのアミンタが美しいです。金髪長身美形の彼はきっと人気が出るでしょうね。
ダンスマガジンには載らないような公演のレポートがたっぷりとカラー写真で掲載されているのが嬉しいです。そして、新国立バレエ団の「アラジン」については、「アラジン通信」のもう第三弾になっているんですね。芳賀望さんのインタビュー、それからビントレーを迎えてのリハーサル風景の写真(湯川さん、吉本さん、本島さん、山本さん、マイレンなど)が載っています。そういえば、新国立劇場のホームページには、リハーサルの動画も載っているんですよね。
リハーサルといえば、小林紀子バレエシアターの「ラ・シルフィード」のリハーサル風景の写真も載っています。こちらは、振付のヨハン・コボーが登場しています。このときは1週間のみのリハーサルだったそうですが、次回コボーは1ヶ月も指導するのだそうで、すごい気合の入り方ですね。
デボラ・コルカーや大島早紀子さんといった振付家のインタビューも。H・アール・カオスの「神曲」が名古屋と静岡だけだなんてもったいない、観たいです。
あと、広告のページもいろいろな情報があります。
まずは8月13日横浜関内ホール、15日めぐろパーシモンホールで開催のThe 1st Prouds and Hopes of Japan Dance Gala。出演者がすごく多くて、酒井はな、ジェイソン・ライリー(シュツットガルト・バレエ)、寺島まゆみ(新国立劇場)、芳賀望、中村恩恵、秋山珠子(スペイン国立ダンスカンパニー)、竹島由美子(ドレスデン・バレエ)、小池ミモザ(モンテカルロ・バレエ)、加治屋百合子(ABT)、ジャレッド・マシューズ(ABT)、門沙也香(ニュルンベルク・バレエ団)、ほか、海外からもずいぶん出演するし、ロイヤル・バレエ・スクール、ジョン・クランコ・スクール、オーストラリア・バレエ・スクール、ABT付属JKOスクール、サンフランシスコ・バレエ・スクール、ミラノ・スカラ座バレエ・スクールなどの学生男女8組が出演するそうです。
それから、
8月16日、17日にめぐろパーシモンで開催の夏休み親子芸術劇場。ミハイロフスキー劇場に移籍したばかりの、カーチャことエカテリーナ・ボルチェンコと、彼女の兄弟のピョートル・ボルチェンコ(ベラルーシ国立バレエ団)が出演し、17日は「白鳥の湖」の全幕を踊ります。兄弟で「白鳥」というのも珍しいですよね。そのほか、贄田萌さんや、ベルリン国立バレエの菅野茉里奈さん、マリンスキー劇場のイワン・シートニコフ、ウィーン国立劇場の玉井るいさん、アレクサンドル・トカチェンコらが出演します。
主催は、東京インターナショナルバレエカンパニー。
毎回読み応えたっぷりで、無料なのが信じられないほどです。
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