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2008/03/16

びわ湖ホールの危機続報

読売新聞の3月15日の記事が、びわ湖ホール休館についての続報を掲載しています。日本の新聞社のサイトは、一定期間を経過すると記事を消してしまうために、内容を引用します。

「びわ湖ホール」オペラ事業、存続求め全国から署名
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080315p302.htm

国内有数のオペラハウスとして音楽ファンから高い評価を得ている滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」(大津市)が、財政難を背景に、県議会から事業の見直しを迫られている。「自主制作オペラへの助成打ち切り」などの内容に、愛好家らが反発。事業存続を求める署名が全国から5000件以上寄せられた。17日、代表者が嘉田由紀子知事あてに提出する。

(中略)

愛好家らが今月4日、「びわ湖ホールを応援する会」を結成。「世界に誇れるオペラハウスなのに」「県民の負担を思うと心苦しいが考え直して」などのメッセージが東京や北海道などからも寄せられた。

 同ホールは1998年の開館以来、海外オペラの招請のほか、出演者やオーケストラの確保から舞台装置の製作まですべて自前で行う自主制作オペラを年1回、約1億円をかけて開催。2006年のベルディ作曲「海賊」は文化庁芸術祭大賞(音楽部門)に輝いた。来年度は「サロメ」など2作を予定している。

一方で17億円の年間予算のうち県の助成は11億円にのぼり、自主制作オペラもチケット収入は制作費の3分の1程度。地元では「本当に県民に必要な施設か」との批判も根強い。

オペラを自主制作しているのは東京・新国立劇場、兵庫県立芸術文化センターなどわずかで、同センター元芸術顧問で、評論家の山崎正和氏は「オペラは大変なのは確かだ。ただ、質の高い文化は〈社会の宝物〉。行政や県民の気構えが試される」と話している。

■びわ湖ホール■

 4面舞台を備えた大ホール(1848席)と中ホール、小ホールがあり、2006年度は25演目44回の自主公演を行い、4万7000人が来場した。


一方、毎日新聞にはこのような記事が載っています。
びわ湖ホール:半年間の休館、一部報道を否定--県議会で家森議員 /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20080311ddlk25010176000c.html

県議会は10日、予算委員会を開き、08年度予算案で管理運営費が約11億円から約10億円に削減される「びわ湖ホール」(大津市打出浜)について質疑があった。利用者らが長期休館しないよう求める署名活動をしている点について、自民党・湖翔クラブの家森(やもり)茂樹議員が言及。「半年間休館(を求める)と誰も言った訳ではない」と述べて一部報道を否定し、会派として同ホールの長期休館は求めないことを表明した。

 一方、同議員は「福祉医療への1億円と、びわ湖ホールのオペラへの1億円、どちらを取るかというのが政策判断だ」とも発言。嘉田由紀子知事が提案した予算案に対し、最大1億円規模の修正案の提出に含みを残した。

福祉という、反対を表明しにくい理由をつけての予算削減というやり方が汚いと私は思います。福祉の予算を減らさないために削れるところは他にもあるのではないかと思うのですよね。閉館、休館という可能性は遠のいたようですが・・。

fringeという演劇関係のサイトには、こんな記事が載っています。
「自民党・湖翔クラブ」の論調が福祉医療費との天秤になっていることについては、ネット上でも疑問の声がある。跡見学園女子大学の曽田修司教授は個人ブログ「ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。」で、08年度当初予算案における滋賀県の県民文化生活費が65億円(07年度90億円から27.4%減)、健康福祉費が675億円(同649億円から3.9%増)であることを指摘。なぜ福祉医療費4億円を全く異なる費目、しかも予算規模の桁が違う県民文化生活費から復活させないといけないのか、合理的な説明がなされていないとしている

私も友達の分と合わせて署名はFAXしました。ついでに、ってわけではないのですが7月のABTのオールスターガラのチケットも買ってしまいました。東京公演よりチケットがかなり安いんですよね。チケットセンターの係員の方の対応も非常に丁寧でした。
ABTびわ湖公演のチラシPDF
http://www.biwako-hall.or.jp/topics/pdf/080726_chirashi.pdf

ABT以外にも、ボリショイの「明るい小川」やシュツットガルト・バレエの「オネーギン」、ナチョ・ドゥアトのスペイン国立ダンスカンパニーの「ロミオとジュリエット」と、通好みの良い演目を上演することになっているんですよね。時間があってキャストしだいではこれらも観たいな、と思っています。多分時間もお金もないと思うけど・・。


追記:朝日新聞に記事が載りました。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200803170065.html

1億円、福祉?トゥーランドット? びわ湖ホールに波風
2008年03月17日

 滋賀県の財政難のあおりを受け、国内有数のオペラハウス、県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市)が揺れている。県が提案した福祉医療費助成金の大幅カットを見直す財源として、県がホールに拠出する管理・運営費(指定管理料)の削減幅を拡大できないか、県議会で議論されているためだ。更なる削減は公演縮小につながりかねないとして、全国の音楽ファンから寄せられた署名が17日、提出された。

(中略)
新年度は国内外の劇場との連携や積立金の取り崩しなどで対応し、例年並みの事業を維持する。ホールの芸術監督・沼尻竜典さんは「世界のびわ湖ホールなのに、赤字を生むだけの施設、という悲しいとらえ方をしないで」と訴える。

 「休館」「売却」。県議会などでそんな言葉も飛び交う状況に、ファンらが事業存続を求める全国規模の署名活動を展開し、知事らに約2万6千人分の署名を提出した。うち7割が県外から寄せられた。メンバーの一人、大津市の主婦神野直子さん(48)は言う。「ホールは滋賀県の自然、歴史、文化の豊かさの象徴。私たちの暮らしに欠かせないものなのです」

また、京都新聞の記事によれば、2万6000人超の署名が集まったそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080317-00000045-kyt-l25

びわ湖ホールの公演継続を 応援する会、知事らに要望書
3月17日20時29分配信 京都新聞

 音楽関係者や劇場サポーターらでつくる「びわ湖ホールを応援する会」は17日、滋賀県立びわ湖ホール(大津市)の既存通りの公演の維持などを求めて、2万6000人超の署名付きで要望書を県知事や県議会議長らあてに提出した。
 同会は、自民党系会派が2008年度当初予算案修正案の提出を予定し、同ホールでの事業費削減も検討する動きに対して、結成した。
 要望書では、びわ湖ホールが「自主制作オペラなど創造的な活動を行う滋賀を象徴する文化施設」として、これら公演の維持と、専門能力を備えた公的団体による運営の継続を求めている。署名は4日から15日にかけて、音楽関係者を中心にインターネットや知人関係を通じて募った。県内からが3割、県外からが7割だった。

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

naomiさん、こんばんは。びわ湖ホールが存続する可能性が出てきたようですね。大阪の状況も、大変なようですし、バレエ公演も、地方はかなり減っていますね。もっと無駄はあると思うのに、すぐ、芸術に対する補助を無くすのは、間違った方針ですよね。
法村バレエ公演への、ファジェーエフ客演、教えて頂いてありがとうございます。全く知りませんでした。ファジェーエフのSleepingも随分見ていません。London公演で6年ぐらい前に見たのが最後です。大阪まで見に行くか…あ〜悩みます。
ホントに来てくれるなら行ってしまおうかしら。
情報頂いてホントに感謝です。

こんばんは。久しぶりにお邪魔させていただきます。
1年前まで地方在住者だった、そして数年後にまた地方に戻るかもしれない私にとって、びわ湖ホールの問題は他人事とは思えません。地方にはホールはあってもなかなか良い公演が来てくれませんし、ホント、東京ばっかりズルイ!と思ってしまいます。こちらではどの公演を見に行こうか(というよりもどの公演をあきらめようか)で悩みますものね。フェスティバルホールは子供のころ憧れの場所でしたし、学生券を手に何度か通った思い出の場所でもあります。新ホールが完成するまでには大阪が元気を取り戻していますように。

まりあさん、こんばんは。
前回、今回とパリ・オペラ座は大阪公演を行わないですし、大阪でやっても満席にならないことが多いようですね。でも、読売テレビさんががんばってくださっているようなので、バレエが上演できる会場だけは何とか死守できればと思います。びわ湖はオペラやバレエだけでなく、コンサートなどもやっているみたいですが、劇場が存続するためにはそういうのにも使っていいと思うんですよね。
ファジェーエフくんの眠りの王子はきっと素敵でしょうね。私はマリインスキーの新年ガラと、兵庫芸術文化センターのオープニングガラで3幕を観ただけなのですが。。。お金と時間があれば観に行きたいですよね。

peluさん、こんばんは。
たしかに芸術公演は東京偏重だし、特にバレエは極端で、大阪公演すらやらないこともありますよね。地方と東京の格差ってすごく気になります。私も東京が一番長いとはいえ、出身は名古屋だし、家人がいつ転勤になるかわからない身なので、今の境遇は本当に恵まれていると思います。
フェスティバルホールが休館している期間も長いですし、本当にピンチですよね。少し遠いとはいえびわ湖の活動は応援しなくてはと思います。

naomiさんのNY滞在中におじゃまします。忘れてしまわないうちに書いてしまわないと、最近、記憶力自信がなくて…。先日も「揺れるびわ湖ホール」という記事が読売新聞に出たのです。が、昨日(4/5土曜)のニュースで、なんと、「新国立劇場」が予算削減で喘いでいると。前文部科学省大臣の女性(ほら、お名前を忘れてしまいました)が劇場のTOPだそうです。インタに答えていらっしゃり、「国からの予算削減で、オペラ上演は赤字です。幕間にあらすじを説明したり、バックステージツァーをしたり、集客に努力しています。芸術はやはり国からのバックアップがあってこそです。」と訴えていらっしゃり。
こんなんでは、日本は危ういですね。連日報道されている、いろいろな無駄!を辞めて、かけるべき所に予算をかけてくださいませね。(取るだけじゃなくて)

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