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« 世界遺産で舞う マイヤ・プリセツカヤ with 梅若六郎 ~永遠に咲く花の如く~ | トップページ | バルセロナ&ミラノから帰ってきました »

2008/02/10

ABTとボリショイのチケット取り/2/9マラーホフの贈り物Aプロ初日

今日は朝10時からボリショイとABTのジャパンアーツ夢倶楽部会員向け先行予約だったのですが、朝10時からかけ始めて、ようやくつながったのがなんと4時半!こんなに長い時間延々とかけ続けたのは初めてかもしれません。いつもは夢倶楽部会員は電話はすぐにつながるのに。Webで買うと好みの席が出てこないし手数料かかるからと思って、絶対に手に入れておきたいチケットだけ昨日Webで買ったのですが、丸一日つぶれてしまいました。電話を切ったら、もう「マラーホフの贈り物」に行かなくてはならない時間で。途中で食事をしたりお風呂に入ったり、洗濯もしていましたが、家人にも手伝ってもらい、電話3台を使ってかけたのに、こんなに苦労させられるとは。せめて、ABTとボリショイの発売日をずらしてほしかったです。もうぐったり。明日から出張なのに、おかげで全然準備ができず、マラーホフから帰ってきてから始めました。


明日も早いのでちゃんとした感想は書けませんが、とにかくマーシャことマリーヤ・アレクサンドロワに惚れた夜でした。彼女のカルメンのカッコいいことといったらもう!腕や脚がそれぞれ意思を持った生き物のように自在に動き、強烈な磁力を持っていました。その存在感に、ほかのすべての出演者がすっかり霞んでしまったかのようでした。黒鳥のパ・ド・ドゥでの素晴らしいテクニックと押し出しも本当に素敵でしたね~すべてシングルでまとめた、正確この上ないフェッテ(ときどき腕をアンオーにして回る)も素晴らしかったです。グリゴローヴィチ版の、ほとんど片脚で立ったまま回転する難しいヴァリエーションも、あまりの完璧さにしびれました。もちろん、パートナーのフィーリンも相変わらずノーブルな中に色気があって、ここでもまたしびれてしまいました。フィーリン、「カルメン」のときの前髪を下ろした姿がボクちゃんな感じでとても可愛く、さらにピンク地に水玉という衣装は、お仕置きされているのかと思うほどでしたが。胸のすくような気持ちよいこ踊りを見せてくれるの二人に勝てる人はそうそういません。そういうわけで、ボリショイのチケットはもちろん、マーシャ&フィーリンペア中心で取っています。明るい小川、白鳥の湖、ドン・キホーテと。

マラーホフの牧神は、いかにもマラーホフらしく、両性具有的で美しく妖しく、繊細な牧神でした。いかにも男性的な色気のあるジュドとはまったく別物でした。ルルベで立っているときにちょっときつそうだな、と思ったり、完全には回復していないと思ってしまったところもありますが、でもマラーホフの魅力は十分味わえました。今回出張が入ってしまって一回しか見られないのが残念です。このたび加えられた新作「ラ・ヴィータ・ヌォーヴァ」は、クラウス・ノミによる少々キッチュで大仰な音楽が美しくスタイリッシュでした。そして、ロナルド・ザコヴィッチ(ミラノ・スカラ座の大晦日ガラに出演していた方ね)による振付も、マラーホフのしなやかな肉体や滑らかなムーヴメントの魅力が発揮できるようなもので、よかったと思います。途中で上着やズボンを脱ぐところがなんだか可愛かったです。そこが、"再生"というテーマにつながるのでしょうね。

それにしても、マラーホフ、以前にもましてほっそりとしてしまいましたね。「白鳥の湖」では、ずいぶん高々とポリーナをリフトするところがあって、大丈夫なのかと心配になりましたが、リフトそのものは美しく安定感がありました。白鳥の2幕にドラマ性を加えられるところが、さすがマラーホフで、2幕だけでサポート中心なのにかなり満足度がありました。

ズデネク・コンヴァリーナとヤーナ・サレンコのペアはとても好感度が高かったです。最初予定されていたゼンツァーノの花祭りではなく、エスメラルダに演目が変わってしまいました(AプロとBプロが入れ替わった)。サレンコはテクニックもあるし、小柄で可愛いタイプ。キトリタイプではない感じですが、バランスがとても得意みたいだし、エスメラルダのタンバリン使いもよかった。背中も柔らかいみたい。コンヴァリーナはバレエフェスティバルのときにはあまり印象に残らないタイプでしたが、今回かなり印象がよかったです。まずサポートがとても上手。それから、回転系も達者だし、一生懸命な感じが誠実そうです。今後化ける予感がします。

イリーナ・ドヴォロヴェンコとマキシム・ベロツェルコフスキーの美男美女コンビは、「スプレンデッド・アイソレーション」が素敵でした。去年ゴールデン・バレエ・コースターで同じABTのマリア・リチェットと久保紘一さんが踊った、とても美しい作品。やはりイリーナはドラマティック・バレリーナなので、ミニマムさ、静謐さがありながらも、ストーリー性を感じさせるこの作品の中の、絶対的な美の体現者としてふさわしい感じです。またマキシムとの二人の息の合い方が完璧で、すごく切ない思いをさせられました。長い長い白いスカートが二人を隔てる幕のようになっていながら、最後には優しく二人を包むというコンセプトが好きです。「くるみ割り人形」はまさに磐石で、イリーナのキラキラした華やかさに勝てる人というのもなかなかいないだろうなって思いました。アレクサンドロワのような派手さや押し出しはないけど、これもまたクラシック・バレエの真髄と。やっぱり彼女は大好きです。マックスの王子様ぶりも完璧。

ポリーナちゃんは、年末にミラノで黒鳥を観たときにはあまり色っぽくないし音楽性も足りなくて体育会系の踊り手と思ったのですが、白鳥はとても儚く美しくて素敵でしたね。去年のフォーゲルとの時よりずっとよかったです。生身の感情をかなり出している白鳥なのですが、たまにはそういうのもいいですよね。「アレス・ワルツ」は以前中村祥子さんが踊るのを観ましたが、祥子さんのほうが、ニュアンスを出すのが上手だったと思います。

というわけで、白鳥の湖が2幕丸ごと入れているということもあり、上演時間がかなり長かったです。6時に始まり、終わったら9時20分。外は雪が降っていました。ちょっと疲れましたが、出演者みなとても魅力的で、本当に楽しめました。Bプロも楽しみです。

――第1部――
「牧神の午後」
牧神:ウラジーミル・マラーホフ  ニンフ:井脇幸江
ほか東京バレエ団

「エスメラルダ」
ヤーナ・サレンコ  ズデネク・コンヴァリーナ

「カルメン」
マリーヤ・アレクサンドロワ  セルゲイ・フィーリン

「くるみ割り人形」
イリーナ・ドヴォロヴェンコ  マクシム・ベロツェルコフスキー

【休憩】

――第2部――
「白鳥の湖」第2幕 〈全編〉
オデット:ポリーナ・セミオノワ  ジークフリート王子:ウラジーミル・マラーホフ
悪魔ロットバルト:木村和夫
ほか東京バレエ団

【休憩】


――第3部――
「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
マリーヤ・アレクサンドロワ  セルゲイ・フィーリン

「アレス・ワルツ」
ポリーナ・セミオノワ

「スプレンディッド・アイソレーション」
イリーナ・ドヴォロヴェンコ  マクシム・ベロツェルコフスキー

「ドン・キホーテ」
ヤーナ・サレンコ  ズデネク・コンヴァリーナ

「ラ・ヴィータ・ヌォーヴァ」
ウラジーミル・マラーホフ

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
いつも楽しく読ませていただいています。
私は昼の回に行ってまいりました。
やはり「カルメン」にイチコロでした。
会場全体でも、拍手の厚みがちがいましたね。
カルメン、黒鳥、エスメラルダ、アイソレーション、と
バレエ通のDolce Vitaさんとツボが同じだったことが、
またまた嬉しかったりして。
ついつい、書き込ませていただきました。

こんばんは。
私も、彼女の「カルメン」を見てマーシャに惚れこんだひとりです。妖艶でいて媚びていない、かっこいいカルメンは彼女ならではと思いました。
今回の公演で楽しみにしていた、イリーナが踊るモダン「スプレンデッド・アイソレーション」とても素敵な作品で、長い白いスカートで踊る彼女は神々しい美しさ。マクシムの王子様はもちろんですが、このようなモダン作品でも彼の包み込むようなやさしさに溢れた踊りは健在なのねと実感したり、大満足の公演でした。Bプロは見ないので、感想楽しみにしています。

こんにちわ。
贈り物のレポ、楽しく拝見しました。
アレクサンドロワ、各方面で絶賛ですね。
今年はロイヤル貧乏でもあり、水曜日は仕事が厳しいので
4日のオシポワ&ワシリーエフのみを取りましたが、
やはりマーシャ&フィーリンも観たくなりましたぁ~bearing

こんにちは。私はAプロの昼の部へ行ってきました!!!!!同じくアレクサンドロワに圧倒されて帰ってきました~。かっこよすぎで、ポーっとなりました・・・・・。昼の部の黒鳥は、コーダのフェッテでシングル・シングル・前アチチュードターン・ダブルを始めの2回とその後は、ダブルがシングルになっていましたけど、綺麗に最後まで回転していました☆☆☆☆☆その超絶技巧もすばらしかったですが、やっぱりカルメンの演技ですよね(*^。^*)(*^。^*)(*^。^*)

今晩は。
2/3のマラーホフを見ました。
私もマリーヤ姐さんには惚れましたね~。
しかし東京バレエ団の白鳥のコールドは何回見ても邪魔です。
主役の踊りに集中できません。
あげく4羽の白鳥の1羽がパッセの足を間違えたりして。。。
他の演目はとっても充実していたので、Bプロが楽しみです。

gamzattiさん、はじめまして。
実は私も gamzattiさんのブログを読ませていただいているので、先日は過大なお褒めに預かって照れておりましたconfident
マリーヤのカルメンの潔いカッコよさにはイチコロだった人も多いかと思いますが私もその一人です。バレエ通なんてとんでもないですが・・・
またこれからもどんどん遊びにいらしてくださいね!

yunyuさん、こんばんは。
ホントにマーシャは素敵でしたね~!こんなに気持ちよく、奔放に踊れるバレリーナを見たことがないです。私マラーホフに行く前にボリショイのチケット取りをして、明るい小川とドンキホーテはS席を奮発したのですが、さすがに資金の問題があったので、白鳥はB席にしたんですけど、JAはB席の割り振りが結構変で・・。しかし見た後に買っちゃうとS席とか買っちゃって破産してしまうので、その方がよかったのかな?

スプレンデッド・アイソレーションは結構好き嫌いが出た作品のようですが、私はベジャールがそれほど得意な方ではないのでアダージェットに思い入れもなかったのが良かったのかもしれません。振付家のジェシカ・ラングは大女優と同姓同名なのですが、まだ若い女性なんですよね。マキシムの純粋でストイックな王子様も本当に素敵でした。夫婦ならではの深い愛が感じられましたね。

Fさん、こんばんは。
いやはや、ホント、チケットがいっせいに発売になると参りますよね~私も、マラーホフから帰宅したらロイヤルの振込み依頼が来ていて、目の前が真っ暗になりましたよ。私は祭典会員なので、ロイヤルは1枚しか買い足していないんですけど。

まだ12月まで10ヶ月もありますし、ゆっくり悩んでくださいね!私はやっぱりマーシャのドンキ全幕はすっごい楽しみです。また”祭り”楽しみたいですね!

はなさん、こんばんは。
マーシャはもちろん、前回のボリショイの来日公演でのガムザッティや「ファラオの娘」も素敵でしたけど、いっそう惚れ直しましたね~女も惚れるバレリーナです。黒鳥のフェッテも素晴らしかったし、コーダで、男性顔負けのブリゼまで見せていて凄かったです。でも、あんなカルメンははじめて見ました!惚れ惚れです。

peluさん、こんばんは。

私も、東京バレエ団が採用しているゴールスキー版の白鳥の2幕のコールドの振付は最悪だと思っています。とてもうるさいですし、配置が邪魔で主役二人をしっかり見ることができないのですよね。2幕の振付だけは本当に何とかしてほしいです。私は、4羽のうちの一人である佐伯知香さんと、3羽の一番右にいた西村真由美さんが好きなので、この二人にはとっても期待しているし、いつも期待に応えてもらっているんですけどね。

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