「失われた時を求めて フランスコミック版」
読破することの困難さで有名な大長編小説「失われた時を求めて」(マルセル・プルースト著)が、フランスでコミック版が発売されていて、第4巻まで発売されているとのことです。(第4巻でも、まだ第一篇『スワン家の方へ』の第二部《スワンの恋》の前半まで)
この「失われた時を求めて フランスコミック版」の第一巻が、日本語翻訳されて、このたび発売されました。翻訳者は、映画評論でも有名な中条省平さん。早速買い求めたのですが、大判の、まるで美しい絵本のようで、全ページカラー。原作の抄訳的な内容なのですが、非常にわかりやすくて、細かい描写がなぜなされているのかという理由も、人間関係も、よくわかるようになっています。映画の台詞のような感じ。原文を読む際の手助けにはなるんじゃないかと思います。絵も、ちょっとフレンチなおしゃれなイメージで、コミックが苦手な人にも抵抗のなさそうな感じ。サクサク読めます。ただし、1巻は、第一部の最初の方、 『コンブレー Combray 第一篇『スワン家の方への』の第一部《コンブレー》より』だけですが。
ちょうどパリ・オペラ座でのローラン・プティ振付の「プルースト 失われた時を求めて」公演のDVD発売が話題となっているという、良いタイミング。亀山郁夫さんによる「カラマーゾフの兄弟」など、古典の新訳がブームになっているし。(「カラマーゾフの兄弟」は今読んでいるんだけど、なかなか時間が取れなくて、進まない)
名作とされている文学をコミック化することについては色々と意見はあると思いますが、このコミック版をきっかけに原作にも取り組もうと思う人がいるでしょうから、とてもいいことだと思うんですよね。かく言う私も、学生時代に読もうとして挫折した一人です。(受験勉強のために源氏物語のコミック版「あさきゆめみし」を愛読していました)
フランス版のサイトです。
http://www.editions-delcourt.fr/catalogue/auteurs/heuet_stephane
ちょっとお値段が高いのと、大長編なので、いったい何冊出るんだろうか、ってことが不安になりますが、面白かったので次の巻もぜひ買い求めて読みたいと思います。1巻が売れないと、続きも翻訳してくれないようですし。
装丁もきれいな本なので、クリスマスプレゼントにも最適なんじゃないかと思います。
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英語版はamazon.comで扱っていて、現在3巻まで出ています。
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でも、この素敵な本を、お風呂の中で読んでいたら間違えて湯船の中に落としちゃったのよね・・・・。
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コメント
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へぇ~。ちゃんと邦訳が出たのですね。面白そう。私もこの本は何度もトライして挫折した経験があるのでこの漫画で読みたいです。こんど帰国したら買うわ。
それにしても、naomiさんったら。最後の落ちに笑ってしまいました。そんな素敵な本を…!!
投稿: amica | 2007/12/17 04:40
amicaさん、
うん、なかなか面白かったです。けっこう注目されているみたいで、今日も日経産業新聞で紹介されていました。けっこう色々な言葉に翻訳されているようで、イタリア語版もあるみたいですよ!amicaさんならそっちの方がいいかもですね。
お風呂には本当によく本を落とします^^;せめてぬれてもかまわない雑誌とかを読めって感じですよね~すぐに取り出してタオル等で一生懸命乾かしたんですが、やっぱりちょっとふやけてしまいました。
投稿: naomi | 2007/12/18 02:39
naomiさん、わーん、うれしいというか、ホッとしました。何度私も雑誌や本を沈没させたか。手がすべったり、思わず眠りそうになって本ごとうっぷしそうになったり。私だけがこんなことすると思ってましたので。
投稿: shushu | 2007/12/21 23:53
shushuさん、こんばんは。
私も、こんなあほなことをするのは自分だけかと思っていました^^;
最近では、「デトロイト・メタル・シティ」の3巻を落としましたよ~。ラディゲの「肉体の悪魔」も落としたし。もちろん、お風呂の中でうとうとして溺死しかかったことも何回もあります。なかなか本を読む時間がなくて、もっぱらお風呂が読書タイム。ぬくぬくしながら本を読むのが至福の時です。
投稿: naomi | 2007/12/22 01:46