ABTのバレリーナ、ジェニファー・アレクサンダーが交通事故死
ニュージャージーの新聞によると、12月2日、ABTのコール・ドのダンサー、ジェニファー・アレクサンダーがゲスト出演した「くるみ割り人形」の公演の帰りに交通事故に遭い、亡くなったとのことです。
http://www.northjersey.com/page.php?qstr=eXJpcnk3ZjczN2Y3dnFlZUVFeXk1MCZmZ2JlbDdmN3ZxZWVFRXl5NzIyOTM3MiZ5cmlyeTdmNzE3Zjd2cWVlRUV5eTM=
もう一つ記事
http://www.nj.com/news/index.ssf/2007/12/american_ballet_dancer_killed.html
現地は寒く道路が凍結しており、事故の詳細は不明ですがスリップした車が何台も巻き込まれた衝突だったとのこと。対向車の乗客も一人亡くなり、また同乗していたやはりABTのコール・ド・バレエのダンサーでジェニファーの夫フリオ・ブラガド=ヤングも重傷を負ったとのこと。他にも、ダンサーが同乗していたようです。
ジェニファー・アレクサンダーは35歳というベテランですが、とても美人でほっそりとスタイルが良いダンサーでした。「ジゼル」のバチルド姫や「ラ・シルフィード」のエフィ、「シンデレラ」の仙女、「海賊」の海賊女のリーダー、「真夏の夜の夢」のハーミアなどソリスト的な役を踊ることも多く、魅力的なバレリーナでした。映画「センターステージ」にも出演しています。よく舞台で見かけたので、悲しくて仕方ありません。かなりショックを受けています。ご冥福を心からお祈りします。
また、フリオ・ブラガド=ヤングは、「真夏の夜の夢」のDVDでボトムを踊って人気を博し(ポアントワークが見事でした)、「ドン・キホーテ」のガマーシュやサンチョ・パンサなどで活躍している、端正ながらも演技力も備えた若手ダンサーです。この二人は、今年の7月に結婚したばかりとのことで、あまりの悲劇に言葉もありません。怪我がキャリアに影響を及ぼすことのないよう、回復を祈っています。
« イーサン・スティーフェル、映画「センターステージ」続編撮影中 | トップページ | 12/4キエフ・バレエ「ライモンダ」簡単な感想/産経新聞に岩田守弘さん »
「ABT(アメリカン・バレエ・シアター)」カテゴリの記事
- アメリカン・バレエ・シアター(ABT)で アラン・ベル、カサンドラ・トレナリー、カルヴィン・ロイヤル3世、トーマス・フォースター、ジュウン・アン、スカイラー・ブラントがプリンシパルに(2020.09.11)
- アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の2019年METシーズン、ボッレのABTフェアウェル(2018.10.27)
- マルセロ・ゴメスがABTを退団(2017.12.22)
- ABTの2018年METシーズン、マクレガーの新作(2017.10.30)
- ABTの昇進発表、サラ・レーン、デヴォン・トゥッシャー、クリスティーン・シェフチェンコがプリンシパルに(2017.07.08)
« イーサン・スティーフェル、映画「センターステージ」続編撮影中 | トップページ | 12/4キエフ・バレエ「ライモンダ」簡単な感想/産経新聞に岩田守弘さん »
コメント