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2007/10/23

海外バレエネタいろいろ

週末にかけての海外ニュースを色々拾っていたら、面白い記事がたくさんありました。

ロンドンはといえば、スティーヴン・マックレーのロミオデビューの記事がたくさん。(「ロンドン発 バレエ・ブログ」のNaokoさんのレビューもぜひ合わせてお読みください)

NBSのサイトには、マックレーくんのインタビューも掲載されています。ロミジュリの振付は一から1週間で覚えた、「真夏の夜の夢」も、もう完全に振りは入ったとのことで、いよいよ楽しみになってきましたね。

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ニューヨークはといえば、クリストファー・ウィールダンの新カンパニーMorphosesの公演の話題。New York Timesでは、2公演のみ復活したダーシー・バッセルとジョナサン・コープらの美しいスライドショー写真を見ることができます。2回も同じ新聞に批評が掲載されていることから、どれほど注目されていたかがわかるというものの。ただし、肝心の内容に関しては賛否両論あるようです。ウィールダンの振付家としての才能については文句はないけれども、感動が薄い、とかフォーサイスほど革新的ではない、とか女性ダンサーの使いかたが物足りない、とか。NY公演の出演者がとにかく豪華なことこの上なかったのだけど、将来彼が自分のカンパニーのメンバーを雇い入れた時に、このレベルの公演を打てるかどうかが問題なのでしょうね。

http://www.nytimes.com/2007/10/19/arts/dance/19whee.html?_r=3&ref=arts&oref=slogin&oref=slogin&oref=slogin

PonさんのAppluase!Applauseでも、レポートがありますのでぜひお読みください。

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NYといえば、もうひとつ注目の公演。BAMで行われたナチョ・ドゥアト率いるスペイン国立ダンスカンパニーです。演目は、新国立劇場が上演した「ポル・ヴォス・ムエロ」と、カストラート歌手をモチーフにした「Castrati」、そしてパリ・オペラ座のレパートリーにもなっている「White Darkness」。Village Voiceの記事では、「White Darkness」の美しい写真を観ることができます。批評を読むと、めちゃめちゃ観たくなります。

私がよく読んでいる面白いブログに、ボールルームダンスのダンサーでありながらバレエも好きというTonya PlankさんのSwan Lake Samba Girlというのがあります。このブログで、公演後のナチョ・ドゥアトのQ&Aセッションの模様がレポートされているのですが、かなりの波乱があったようです。「Castrati」の去勢のテーマにからめた、多分に政治的な問いかけをした女性がいたとのこと。ジェンダーを舞台で扱うことについて、理解できる観客とできない観客がいるということなのですね。

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イギリスのTelegraphに載った記事で、また興味深いものがありました。
230年のボリショイの歴史の中で、イギリス人としては史上二人目のボリショイ・バレエ学校の生徒Henry Perkinsくんが、イギリス政府からの児童扶助を打ち切られたというニュースです。彼がEU以外の学校に通っているということから、月額72.4ポンドの扶助を受けられなくなってしまったそうです。16歳のヘンリー君は2006年にボリショイ・バレエ学校に入学し、BBCが彼を追ったドキュメンタリーを撮影するなど、注目されている存在。しかし、ボリショイ・バレエ学校の学費は年間1万5千ポンドと非常に高額です。それでも、ロイヤル・バレエスクールよりは安いそうですが。子供がイギリスに住んでいない移民でも児童扶助が受けられるのに、なぜうちの子が、と両親は憤りを隠せない様子。移民の子供が一度もイギリスの土を踏んでいなくても、EUに住んでいれば扶助は受けられ、政府は月100万ポンドを移民向けの扶助に拠出しているとのこと。

移民問題はEU全体にも大きな影を落としており、少し前には、イングリッシュ・ナショナル・バレエのプリンシパル、シモーネ・クラークが移民政策に対して強硬に異議を唱えている極右政党・British National Partyの党員であったことが大きな話題となりました。願わくば、ヘンリー君は政治的なゴタゴタに巻き込まれることなく、ボリショイで大きく羽ばたいて欲しいですね。彼のボリショイでの日々を追ったドキュメンタリーは、10月23日火曜日夜10時35分よりにBBC1で放送されるそうです。

スティーヴン・マックレー君も、ヘンリー・パーキンス君も、イギリスの新聞では「ビリー・エリオット」になぞらえられる存在。やはりあの映画の影響でバレエを踊る男の子たちがいることを知った人が多いということなのでしょうね。

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