FALL FOR DANCEで加治屋百合子さんメドーラ・デビュー
休むといいつつ、携帯でエントリを上げてみました。ご心配をおかけしています。
恒例となったニューヨーク秋のダンスイベントFALL FOR DANCE。世界中のトップカンパニーの小品がなんと10ドルで観られるというお得感からすごいチケット争奪戦が繰り広げられたようです。
先日はマリインスキー・バレエのイスロム・バィムラードフとエカテリーナ・コンダウローワによる「ミドル・デュエット」が絶賛されていました。
そしてNew York Timesのこの記事に、いきなり加治屋さんの写真登場。(NYTはこのたび有料サービスを終了、すべての記事が無料で見られるようになりました)
ABTは「海賊」のPDDでFALL FOR DANCEに参加。アリにエルマン・コルネホ、そしてシオマラ・レイエスの代役として加治屋百合子さんがメドーラを踊りました。(シオマラちゃんは、夏の怪我が長引いているのでしょうか?ちょっと心配です)
加治屋さんは急きょの代役で準備不足のところもあったようです。しかしながら、小柄なのにシティセンターの舞台が狭く感じられるほどの大きな跳躍など完璧なテクニックを誇り、ヌレエフの再来と評されたエルマン以上の大喝采を浴びたとのこと。ガラとは言えABTでのメドーラ・デビューは大成功だったようで、批評家アレイステア・マッコーリー氏にも褒められています。特にフェッテは素晴らしかった様子。
素晴らしいことですね!ABTの全幕「海賊」で加治屋さんのメドーラが観られる日も遠くないのかもしれません。
なお、DANZAの最新号に加治屋さんのインタビューが掲載されています。プロフィールのお写真はちょっとお化粧が濃すぎますね。とても可愛い方なのに。
« またしばらく休むかも | トップページ | マラーホフの贈り物演目少し決定/バットシェバ舞踊団来日 »
「ABT(アメリカン・バレエ・シアター)」カテゴリの記事
- アメリカン・バレエ・シアター(ABT)で アラン・ベル、カサンドラ・トレナリー、カルヴィン・ロイヤル3世、トーマス・フォースター、ジュウン・アン、スカイラー・ブラントがプリンシパルに(2020.09.11)
- アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の2019年METシーズン、ボッレのABTフェアウェル(2018.10.27)
- マルセロ・ゴメスがABTを退団(2017.12.22)
- ABTの2018年METシーズン、マクレガーの新作(2017.10.30)
- ABTの昇進発表、サラ・レーン、デヴォン・トゥッシャー、クリスティーン・シェフチェンコがプリンシパルに(2017.07.08)
「バレエ(情報)」カテゴリの記事
- 彩の国さいたま芸術劇場で、ノエ・スーリエ 『The Waves』公演とさいたまダンス・ラボラトリ(2024.01.21)
- 『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』、開幕は平野亮一主演「うたかたの恋―マイヤリング―」(2022.12.06)
- 英国ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン、ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」2月18日より劇場公開(2022.02.17)
- 英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2021/22が、2月18日ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』で開幕(2022.01.23)
- 「ボリショイ・バレエ inシネマ2021-2022 Season」5上映作品が12月より劇場公開(2021.10.16)
こんにちは。
NYTの記事読みました(見ました)。
加治屋さんの活躍は、日本人として嬉しい限りです。
ABTのソリストになっただけでも凄いな〜と感心していたのですが、プリンシパルも夢ではないかもしれませんね♪
投稿: く〜てん | 2007/10/07 11:16
く~てんさん、こんんいちは。
いつもお返事が遅くてごめんなさい。本当に加治屋さんは頑張り屋さんのようで、観ている側も励まされますね。プリンシパルになる可能性もかなり高いんじゃないかと期待をしています。来年のABTは「白鳥」「海賊」で来日なので、白鳥のトロワと海賊のオダリスクで観られるんじゃないかしら。もしかしたらギュリナーラあたり踊るかもしれませんね。
投稿: naomi | 2007/10/13 00:38