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« 今後の更新について | トップページ | Swan Magazine(vol.9)2007年秋号 »

2007/09/08

新国立劇場バレエ研修所 第4期生「1年次」公開レッスン

急遽観に行くことになった新国立劇場バレエ研修所の公開レッスンだったけど、非常に面白かった。

今年の4月に入所したばかりの4期生は女性6名。年齢は17歳が4人と19歳が二人。入学条件が身長161cmということで背の高い、バランスのとれたプロポーションの人ばかり。

まずはクラシックレッスンということで、バーレッスン。最初はかなり緊張していた研修生たちも、少しずつほぐれてくる。時間の都合でやや短縮版。バーレッスンを見ていると実力のほどがわかるといわれているのも納得。この段階で誰が光っているかが明らかになってしまうのだ。内容としては一般的なバーレッスンだけど、さすがにみんな伸びやかにきれいに動いている。講師の新井咲子先生からは、名前を挙げての注意がされるし、ちゃんと研修生の身体に触って修正する。やっぱり、たまに背中が落ちていたり、引き上げが十分でなくてアプロンがなっていなかったるすることもあるもので。

バーを片付けた後は、岸辺光代先生にバトンタッチしてのアダージオやアンシェヌマン。かなり高度なことををやっている。バーがなくなるとやっぱり最初はちょっと大変。ポアントに履き替えてのアンシェヌマン。ポアントをすばやく履き替えることも、プロのダンサーには必要なことという注意が。中にはポアントに乗り切れなかったり、ランベルセの時のアティチュードの高さが足りないと注意される人も。細かいミスはあるけれども、やっぱりみんなすごくキレイ。プロの卵というか半人前なのだけど、入所後4ヶ月でここまで持ってこれているのはすごい、わりとすぐに舞台に立てそうだ。

最後に衣装に着替えて、グノーのワルツで豊川恵美子先生の作品をひとつ踊る。最初にソロを踊ったのが益田裕子さん。自然と目がひきつけられる、なんともいえない女らしい魅力のある人。そしてもう一人、注目は山田蘭さん。JJB出身で、長身、首が長くてプロポーションに恵まれている。ちょっと冨永愛に似た感じの和風の顔がまた個性的でいい。動きがのびのびしていて、ものすごく美しい。この二人は相当な実力者で、バレエ団に入団してもすぐに役が付きそう。

次はみわえりか先生による演劇指導。黒いハイネックノースリーブのトップスに、ぴったりしたパンツに着替えて、まずは空間の把握をするために自由に舞台の上を歩く。それから、声を出しながら歩き回る。お互いに声のキャッチボールを行う。
そして照明が暗くなり、一人ずつ、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を朗読する。一人が朗読している間、他の研修生たちは、効果音のように声を出していたり、場面に合わせて身体を動かしていたりするので、周りを見ているだけでもなかなか面白い。朗読が上手だったのは落ち着いた声でトップバッターを務めた山田蘭さんと、加藤朋子さん。

休憩の後は、キャラクターダンスの指導。これもなかなか面白かった。指導は、公演へのキャラクテールとしての出演でも知られているゲンナディ・イリイン先生。キャラクターシューズを履いた研修生たちは、キャラクターダンスのバーレッスン。そんなものを観る機会はいままで一度もなかったので、とても面白かった。キャラクターダンスのバットマンは5種類あるのだそう。クラシックばかり踊ってきた人には、普通のバーよりも難しいのではないかな。チャルダッシュなどキャラクターダンス独特のセンターレッスンを終えた後には、タランテラとスパニッシュの小品を踊る。タランテラは、イリイン先生によると、毒蜘蛛に咬まれた時に、痛みや痒みを振り払うために踊られた踊るなのだそうで、研修生が踊るスピードでは、痛みは振り払えないって(笑)やっぱり山田蘭さんが素晴らしかった。

最後に、スパニッシュのレッスン。小島章次先生のお手本は、人間楽器のようですごい。まずはカスタネットの打ち方を延々と練習。カスタネットを打ちながら足もフラメンコのように打ち付ける。そして、バーを握ってのサパティアードのレッスン。そして、最後には、セビリャナスという演目を踊る。研修生はみな赤いレオタードを着用していて、長い黒い巻き八枚はぎのスカート(指摘があり修正しました)は、彼女たちが自分で縫ったものだそうだ。

しめくくりとして、一人一人が今までのことや今後の抱負を語った。みんな初々しくて、好きなバレエをいい環境で学べる幸せを感じているようで、いいなあ。

このように、研修所で行われているレッスンを見る機会を作ってもらえるのは本当にいいことだと思う。しかも単なるバーレッスン&センターだけじゃなくて、キャラクターや演技の実習が見られたのが良かった。こうやってまだ入所したばかりの研修生を見ると、今後どのように成長していくのか見守っていきたいという気持ちになるし。彼女たちは、2年間のカリキュラムに取り組むことになるけど、修了後が楽しみ。その前に2月に1年次の発表会があるというのでこれも待ち遠しい。

4期生:加藤朋子、中村菜穂、間辺朋美、益田裕子、山田蘭、丸澤芙由子

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

研修生のレッスンは、3期生から見始めました。
入所するだけでも、上手いお子さん達なのに、プロとして、舞台に立つためには、キャラクターだけでも、何種類も勉強しないといけないので、研修生は目の回るような忙しさです。

それだけに、2年の期間が終わる頃には、とても立派になっています。
鑑賞する側も、知らないことがたくさんあり、バレエの深さを改めて知る良い機会だと思います

くみさん、こんばんは。レッスン見学楽しかったですね!
やっぱり研修生の皆さんは、ダンスも何種類も、それ以外にも教養なども勉強しないといけないからなかなか大変そうですね。
2年後の彼女たちが楽しみです。
バレエを習っていない人にも、いろいろと勉強になりそうな見学会でしたね。(私のようにへたれ大人バレエの人にも!)

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