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« 更新情報、オーストラリア・バレエネタほか | トップページ | 8/14 毎日新聞夕刊にルグリのインタビュー »

2007/08/14

8/12 ルグリと輝ける仲間たち レッスン見学

というわけで、今日は当日立ち見券でBプロをまた観てしまいました(笑)。ゆうぽうとの立ち見は、視界が開けて非常に見やすくて良かったです。「さすらう若者の歌」はこれくらいの距離で観た方が却って良かったというのがわかりました。尻上がりにみんな良くなっていって、本当に良い公演でしたね。最後にはルグリからのメッセージボードが下がり、トリコロールの紙テープが舞っていました。カーテンコールもいつまでも続くような感じ。7日連続公演、お疲れ様でした!感想はまた後ほど。

さて、12日のレッスン見学会、ごくごく簡単な報告です。

ストレッチ→バーレッスン→センター(アダージオ、アンシェヌマン、ヴァリエーション)という流れです。バーレッスンは、私たちが教室で習うのと基本的には同じパターン。わりと好きなタイミングで自由にやっていた。演奏は生ピアノだけど、ピアノは舞台袖にあって見えず。当たり前だけど、本当にみんな美しい。特に女子はみんな脚が高く上がること。センターの途中で、女子はポアントに履き替えて、フェッテなどの練習をしたりしていました。また、ルグリ先生にいろいろと相談したりする人や、まったり休む人も。男性ダンサーは、一分丈パンツで素敵なおみあしを露出している人多し。

というわけで、ダンサー別に簡単なコメントです。

●ルグリ
黒いパンツだったのを、途中で脱いで赤いアディダスのジャージに水色のトップス。途中でジャージを捲り上げる。腕立て伏せをする姿もエレガントだし、プリエひとつとっても、とても柔らかく美しい。

●ペッシュ
今回一番の不思議ちゃん。フードのついたパーカーを着用し、脱いだり着たり。フードを頭にかぶってたりしている姿がかなり可愛かった。エレオノーラと仲良しのようで、センターの時には上手でエレとおしゃべり。ついでに、膝枕もしてもらっていた!
レッスンが終わり、レベランスをした後、一人手を振りながら観客席に向かって満面の笑みでおどけながら舞台を横切っていました。ひょうきんな方です。

●エレオノーラ
ジャージの上にスカート上のものを着用。上はタンクトップ。

●マチュー
DANZAのグレーのTシャツ。観客席に向かってニコニコと笑みを絶やさないで感じが良い。やはりプリエなどが人一倍エレガント。アクセルと仲が良さそうで、シャルリーヌと3人、一緒におしゃべりをしていた。前日にレッスンを見た人の話によると、前日着ていたTシャツと、ペッシュが今日着ていたTシャツは同じだったらしい!

●アクセル
とても身体が柔らかく、きれいな踊りをする人。彼はうまくすれば伸びるのではないかしら。

●オドリック
白いヘアバンドを頭に巻いていた。後半は、「ビフォア・ナイト・フォールズ」のマネージュやトゥールザンレールの練習もしていたけど、女の子組にまじってアダージオも踊っていた。かなり練習熱心。マネージュはとても豪快。

●マチルド
練習熱心といえばこの人。中央に陣取ってひたすら練習、練習。男子に混じってのピルエットは3回転、4回転は当たり前。後半はフェッテの練習を2回。2回目は全部ダブルで回ってみる。エシャッペもとても上手。小柄で華奢だし、すっぴんだと子供みたいにかわいい。

●マティアス
途中、片足だけ黒いレッグウォーマーで覆っていた。キティちゃんのTシャツ(笑)アントルシャ・シスの練習では人一倍高く跳んでいるし、トゥール・ザン・レールもすごい。ドリーブ組曲の、あの逆回転マネージュ(時計と反対に回りながら、右足からのアンドゥオール回転)も練習していた。

●ステファン・ビュヨン
同じくアントルシャ・シスが高くて美しい。トゥール・ザン・レールも!ピルエット・アンドォールもなんだか柔らかくてエレガント。

●シャルリーヌ
マチルドと同じく練習熱心で男子に混じって踊る。フェッテの練習を一生懸命やっている。

●ドロテ
パッチワークのような色鮮やかなレッグウォーマーが可愛い。しかも、ジャン・マリー・ディデールと柄違いのお揃い。なんでも、これはミカエル・ドナールの手編みによるものとのこと。途中でそれを脱ぐと、「ドニセッティ・パ・ド・ドゥ」の時にはいていたような、足首までの黒タイツに、
アラベスクの美しさは特筆もの。そして、遠目で見るすっぴんの彼女は本当にモニクに似ている。

●ローラ・エケ
バーレッスンではとても美しかったけど、身体が先に出来上がったのか、センターでは早々にいなくなってしまった。

●マルク・モロー
白いヘアバンドに一分丈パンツ。女子に混じったり、ソロでアッサンブレなどのアンシェヌマンの練習。

●ミリアム
黒いパーカーにスカート、小柄で可愛い。やはり練習熱心。アラベスクが柔らかくとてもキレイ。この人は鳩胸なのね。

●グレゴリー
牛のマーク(お肉の看板)のTシャツがかわいい。

●メラニー
途中でタランテラの練習をしていて、ルグリさんにアドバイスをもらっていた。

●ローラン・ノヴィ
バレエマスターで、バーレッスンやセンターの順番の指示。いろいろとアドバイスも。ノースリーブから出ている二の腕が素敵。

●ジャン・マリー・ディディエール
現役の人といっても通るくらいほっそりとして美しいスタイル。バーレッスンはダンサーと一緒にフルメニューを行っていた。

12時半スタートで終了は1時35分。最後にみんながレベランスをすると、拍手が起こり、緞帳が下りた。近くでランチを食べに行ったら、2部のみに出演するダンサーが入ってきてちょっと驚く。

私のようなへなちょこ大人バレエ組が見ても面白かったので、本格的にバレエに取り組んでいる人だったらすごく勉強になるのではと思う。こういう機会がまたあればいいな。

今日のおまけ:ティエリー・マランダンの「牧神の午後」の動画(バレエ・ビアリッツのサイトより)
http://www.balletbiarritz.com/gb/0306faune.html
ダイジェストですが雰囲気は伝わると思う。


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コメント

詳細なレポートありがとございます。
連日の公演で、ダンサーさんがお疲れではないかと思いますが、素晴らしい舞台に感動しています。
立ち見があるとは、知りませんでした。
ダンサーさんは、いつでも、基礎レッスンを欠かさないので、自分なりのアップの仕方があるんでしょうね。
雑誌に少しでも掲載されたら、嬉しいです。
マティアスのキティちゃんのTシャツ・・中国製ならもっと笑います。
ドロテは、モニクに似ていると思いますし、本人も尊敬しているダンサーだそうですね。
ルグリは、現役ながら、早くも先生の顔になっているのですね。
教え子達を見守る顔は、自分が踊るのとは違って、穏やかなものです。
教えをするダンサーは、自分だけでなく、教え子もたくさんのお客さんに観てもらえることがとても嬉しいそうです。

公開レッスンレポートありがとうございます。
なにせ私はルグリばかり見てたので(笑)

ドナールさんの手編み・・ってもしや”編み物大好きベジャール”の影響かしら。
この”編み物大好きベジャール”エピソードはどこかでプティが語ってましたよ。

マランダイン「牧神」動画を拙ブログで案内させてくださいませ、どうぞよろしく。

本編もおまけもありがとうございます。

naomiさんはいつもバレエファンの見方だわ♪

貴重なレッスン見学体験すばらしいですね!

shioさん、こんばんは。
今回は何かとお世話になりました。楽しかったですね~!

私はやや遠い席かつ端っこで、特にルグリさんは離れていたので、あまりよく見えなかったのですよね。比較的近かったオドリックやマチルドをよく見ていました。
ベジャールさんって手編み好きなんですね。私は手先が不器用で家庭科の編み物は母に作ってもらっていました(苦笑)
その可能性は大有りですよね。

ずずさん、
プロの人のレッスン見学、初めてだったのですが面白かったです。私は最近自分のレッスンをすっかりサボっていたので、深く反省しました。

そう、マチュー君はプリエやタンデュはバーに手を添えないでやっていましたね!もしかしたらデガジェも添えていなかったかもしれません。さすがエトワール、と思いましたよん。

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