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2007/06/11

6/9 ミラノ・スカラ座「ドン・キホーテ」マチネ(その1)

6月9日昼 東京文化会館

ドン・キホーテ:フランチスコ・セデーニョ
サンチョ・パンサ:ステファーノ・ベネディーニ
ロレンツォ:マシュー・エンディコット

キトリ/ドルシネア:マルタ・ロマーニャ
バジル:ミック・ゼーニ

ガマーシュ:ヴィットリオ・ダマート
二人のキトリの友人:モニカ・ヴァリエッティ、アントネッラ・ルオンゴ
村の踊り子:ベアトリーチェ・カルボーネ
エスパーダ:アレッサンドロ・グリッロ
ドリアードの女王:ジルダ・ジェラーティ
キューピッド:ブリジーダ・ボッソーニ

ジプシー:サルヴァトーレ・ペルディキッツィ
花嫁の付き添い:マリア・フランチェスカ・ガリターノ
ファンダンゴのソリスト:サビーナ・ガラッソ、アレッサンドロ・グリッロ

ブログの更新が滞っており申し訳ありません。ここしばらく仕事が大変忙しく、家に帰って寝るだけの毎日でした。若干モチベーションの低下もありまして・・・。バレエ関係のブログも多い今、私のつまらない感想など書いてもしょうがないしね、と思ったり。映画に関しては本格的に批評を学んだわけですが、バレエというのはまた勝手が違うもので。

本格的な引越し公演としては、2月のレニングラード国立バレエ以来だろうか。やっぱり主役だけゲストとかガラ公演より、バレエ団ごと来てくれる方が見ごたえがあって楽しめる。(スカラ座の場合は、このマチネ以外はすべて主役がゲストなのだけど)
ミラノ・スカラ座バレエ団の実力については、いろいろと言いたいことがある人が多いのはすごくよくわかる。でも、そのあたりは、今まで発売されてきたボッレ&ザハロワのDVDを見れば大体想像はついていたので・・。

ヌレエフ版のドン・キホーテはDVDを持っているものの、時間がなくてちゃんと観ていないので、初見といっていい。ダンサーにとっては鬼!と思われる、音の一つ一つにパをあてた難しい振付だった。男性群舞も多いし、バジルのヴァリエーションの数も通常より多い。体力勝負な振付である。

特徴的なのは1にプロローグ。これがドン・キホーテの夢というか妄想であるということを強調するために、悪魔のような死神が登場する。ドン・キホーテの活躍するシーンがいつになく多く、ガマーシュとはチャンバラをするし(最後にカツラまで取っちゃってガマーシュのハゲ頭が露出するというお約束の展開つき)、ラストもドン・キホーテが締めくくり、カーテンコールも一番最後に登場。なかなか芸達者なドン・キホーテだった。巨大な馬(ロシナンテ)にまたがって登場するし、通常のドン・キホーテよりも重きを置かれた演出で、その演出効果はすごく生きていたと思う。

舞台装置は素晴らしい。プロローグの室内のひそやかな雰囲気の出し方から、バルセロナの街角のセットに変容したり、酒場から結婚式が行われる広場への場面転換もよく考え抜かれているし、重厚な雰囲気が出せている。衣装も、闘牛氏らのゴールド、辛子色、紫の使い方など独特の色彩感覚があってセンスが良いと思った。夢のシーンの淡いグリーンのチュチュも結構好き。私個人の考え方では、やはりバレエは総合芸術、特に全幕作品はそうなので、装置や衣装が良いだけで満足度が上がってしまう。

確かに、ミラノ・スカラ座はバレエ団としての実力は大したことはないと思う。夢のシーンひとつとっても、どう考えても東京バレエ団や新国立劇場バレエ団のほうがレベルは数段上だと思う。そもそも揃えようという意識はないようだし、スタイルにしても最近の日本人の方がいいくらい。キューピッドやドリアードの女王にしても、日本人でもっと上手な人はいくらでもいる。

モブシーンや街の喧騒の雰囲気を出すのはさすがにこなれている。演技力という点ではなかなか役者な人が多くて、ドン・キホーテ、サンチョ・パンサ、ガマーシュ、ロレンツォ、それぞれすごく個性的で面白かった。エキストラで日本人が混じっていたけど、いない方が良かったかな。

また男性ダンサーのレベルはなかなかだと思った。なんと言っても一番良かったのが、リードジプシーだったのだけど、それ以外のジプシー軍団の群舞がとっても迫力があった。振り付けという点では、「スパルタクス」や「ダッタン人の踊り」を思わせる勇壮なもので、パワフル&ワイルド。闘牛士やファンダンゴも良い。ラテンの色香が漂ってきていかしていた。

一旦ここで切ります。

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

naomiさんの感想はいつも楽しみにしています。
お忙しいのですね。お身体ご自愛下さい。
続きをのんびりお待ちしております。

はじめまして。バレエ初心者です。
私のはじめてのクラシックバレエ体験が今回のミラノ・スカラ座の上野&サラファーノフでして、ひたすら楽しく見てきました。
こちらは以前から時々読ませて頂いていたのですが、今回はキャスト違いとは言え同じ舞台の感想なので、非常に参考になりました。
続きを楽しみにしております。

ほみさん、こんにちは。
ようやく一山越えたところです。
ほみさんのスカラ座の感想も楽しく拝読しました。カンパニーに対する愛情が伝わってきて素敵でしたね!私もなんだかんだいってスカラ座は結構気に入りました。

ogawamaさん、ようこそいらっしゃいました。
スカラ座のような豪華な舞台が初バレエなのも素敵ですね。私も資金が許せば、ご覧になったペアも観たかったです。特にサラファーノフはすごいですからね。
これからもぜひまたいらしてくださいね。

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