ロストロポーヴィチ逝去
チェリスト&指揮者のムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏が4月27日に亡くなられたそうです。享年80歳。
去年のショスタコーヴィチ・イヤーで、新日本フィルの指揮の日があったのでチケットを取ろうと思ったのだけど断念。行けばよかった。何年か前に、家人がシカゴでシカゴフィルとロストロポーヴィチの共演を聴いて、それは素晴らしい演奏(ロストロポーヴィチはショスタコーヴィッチのチェロコンチェルトを弾いた)だったと何回も聞かされていた。
朝日新聞の記事によれば、91年8月の旧ソ連クーデター未遂事件時に一緒に大統領府に立てこもった盟友エリツィン元大統領が逝って4日後の死とのこと。エリツィンと同じ墓地に埋葬されるそうです。プーチン大統領は「ロシアの文化にとっての大きな損失」とコメント。またひとつの時代の終わりですね。ご冥福をお祈りいたします。
彼の業績については、ニューヨークタイムズの記事がとても詳しいです。(要ログイン)
2000年には、リトアニア国立バレエの「ロミオとジュリエット」来日公演で新日本フィルハーモニー交響楽団を率いました。バレエとの融合を狙ってオーケストラが舞台に乗った異色の公演で、主演はイーゴリ・イェブラ。残念ながら私はこれは見逃してしまったのです。テレビでも放映されたようですね。
現在、アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画「ロストロポーヴィチ 人生の祭典」がシアター・イメージフォーラムにて公開中です。ソクーロフの前作「太陽」のエンドロールにも、ロストロポーヴィチ演奏によるバッハが使われていましたね。
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