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2007/04/09

サンクトペテルブルグ建都300周年記念ガラ/マリインスキー・オペラ

ゲルギエフ指揮、マリインスキー・オペラの来年1月~2月の来日公演、早くもチケット発売があった。
そう、夢倶楽部会員先行のE、F席抽選発売である。オペラは大変チケットがお高いため、このレベルの席しか見られない。何しろS席は5万円なのだから。
もちろん、お目当ては「イーゴリ公」である。なんとか、友人の分も含めて無事E席を取ることができた。割り当て枚数を見ると、夢倶楽部会員でなければ、E、F席のチケットを取るのはなかなか困難な模様。
ちなみに、もっとお安いレニングラード・オペラの「イーゴリ公」のチケットも確保している。こちらは、S席が2万円なのでS席を取ってしまった。

「イーゴリ公」といえば「ダッタン人の踊り」である。その「ダッタン人の踊り」も踊られたサンクトペテルブルグ建都300周年記念ガラがNHKハイビジョンで放映されたので、録画して観た。前回放送の時には見逃して、友達が家に来た時に見せてもらっていたのだ。

時間がないので、バレエ部分のみを観る。

サンクトペテルブルグ建都300周年記念ガラ
「ラ・バヤデール」第3幕から
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ
ディアナ・ヴィシニョーワ/レオニード・サラファーノフ

影の王国のコール・ドがスロープを降りてくるところや、3人のソリストのヴァリエーションは省略されている。ヴィシニョーワのニキヤは、ほとんど問題ないけどたまに着地が乱暴であれれ、と思われるところはあった。難しいヴェールのヴァリエーションは難なくこなしていたし、さすがにジュッテ・アントルラッセは非常に高い。サラファーノフのソロルは、技術的には素晴らしい。トゥール・ザン・レール6回も鮮やかに決まっているし、ソロでは突き刺すような鋭さを見せた。ガラだから、感情面まで出せというのはちょっと酷な話か。三人のソリストの一番右端はアリーナ・ソーモアだろうか。

歌劇「イーゴリ公」からポロヴェッツ人の踊りと合唱
音楽:アレクサンダー・ボロディン
振付:ミハイル・フォーキン

待っていました!のダッタン人の踊り。「Kirov Dances Nijinsky」でも観ているけど、さすがにオペラと一緒の共演というのは違うなって感じ。しかもコール・ドの男性群舞もかなり揃っている。肝心のボロヴィッツ人の隊長が誰なのか、クレジットがないのだけど、見たところ、DVDと同じでイスロム・バイムラードフに顔と長身スリムな体格が似ている気がする。このボロヴィッツ人の隊長、超イカすのだ。助走なしでびっくりするほど高く跳んでいるし、難しいキャラクターステップの切り替えも見事。それと、女性たちの美しいこと!ロシア人の美女が露出度の高い衣装を着て身をくねらせていると、観ているこちらもほとんどおやじ目線になってしまう。演奏も合唱もさすがにものすごい迫力。見ごたえ満点。

「瀕死の白鳥」
音楽:カミーユ・サン=サーンス
振付:ミハイル・フォーキン
ウリヤーナ・ロパートキナ

「瀕死の白鳥」は何回も生でも観ている演目。映像でもプリセツカヤその他で観ているし。でも、このロパートキナの白鳥はあまりにも素晴らしすぎて、途中からテレビの前で涙が止まらなくなった。気高い魂を持つ白鳥が、運命と抗いながらも、やがては死を受け容れて命の火を消していく。ロパートキナの腕の表現力は、とても人間とは思えない。この人の腕や肩の筋肉はいったいどうなっているんだろうかと思うほど。可動域が常人の数倍あるのではないかと思える。かといってくねくねしているわけではなく、ごくごく自然に、どこまでもスムーズに。田ユタ羽陽に優雅に動いているのだ。その中で、時に意志の力が反映されたような鋭い動きが内包されている。本当に短い演目だけれども、濃厚なドラマを見せてもらった。宝物のような一編。

「海賊」2幕より
音楽:アドルフ・アダン
振付:マリウス・プティパ
スヴェトラーナ・ザハロワ/イーゴリ・ゼレンスキー

ザハロワのようにその肢体が"美”そのものであるバレリーナに、メドーラ役はぴったり。何度観ても惚れ惚れするようなラインの美しさに息を呑む。この映像では、お顔がかなりプクプクしているけど(笑)それが愛嬌があって可愛い。技術的にもとても正確だし、おみあしが長い上にパッセの位置がとても高い。ただし、今でもそうだと思うんだけどフェッテはちょっと苦手なのでしょうか。場所が移動しまくるのだ。
ゼレンスキーは、この間の来日公演よりは元気があるけれど、アリという奴隷を演じていても、あくまでも品があってエレガントな感じ。こんな奴隷、絶対にいないでしょう。風を切る跳躍、ってわけにはいかないけど、着地等とても正確でクリーン、いかにもキーロフの美しいダンサーだなと思わせてくれる。

何よりもロパートキナの「瀕死の白鳥」が素晴らしすぎるのであるが、それ以外の3作品とも見ごたえ十分で、大満足。なんでこれが映像ソフトになっていないんでしょう?また、曲目の間に映し出されるゲルギエフの表情を観ているだけでも楽しい。演奏に満足した様子で微笑んでいるところがとても素敵。


Prince Igor
というわけで、今度は映像ソフトのほうを。やっと手に入れた「イーゴリ公」のDVDである。が、久しぶりの休日で家事がたいへんたまっていたため、時間がなくてとりあえず「ボロヴィッツ人の踊り」のみ鑑賞。冬のマールイ・オペラの前には、ちゃんと予習するために全編4時間を観なくては。

こちらの方も、残念ながらバレエのソリストのキャストはライナーノーツにも載っていなかった。「Kirov Celebrates Nijinsky」やサンクトペテルブルグ建都300周年ガラと違って、ボロヴィッツ人の隊長の髪型が、モヒカンになっている。前頭部と横を短く刈り上げて、あとは長く伸ばして後ろで結んでいる。ところが、こんな髪形をしていてもけっこうかっこいいのだ。1993年の収録だというから、バイムラードフの可能性は低いけど、とても若そうなダンサーである。
こちらは、オペラ全幕の中でのボロヴィッツ人の踊りなので、主役のイーゴリ公などもしっかり映っている。演奏がものすごく迫力があって、まさに血沸き肉躍る感じ。コール・ドのレベルとしては、サンクトペテルブルグのガラの方が上かもしれないが、それでも大変素晴らしい。なによりも隊長!ワイルドでいかしている。これが生で観られるかと思うと、とっても楽しみ。ただ、E席だから豆粒にしか見えないかもしれないけど!

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