ABT ロンドン公演
Ballet.co.ukにJohn Ross氏のフォト・ギャラリーがあります。Symphony Concertante、ラ・バヤデール、緑のテーブルの写真が見られます。ヴェロニカ・パールトってほんと美人ですよね。
現地のフォーラムなどを見ると、私の大好きなイリーナさまですが普段ガムザッティを踊る方が多いようなので、ニキヤ表現が今ひとつのようですね。うむむ。加治屋百合子さんが影の王国のヴァリエーションでかなり頑張っていたようです。
Symphony Concertanteはバランシン作品の中でも、美しいですが正直やや退屈な作品なんで、こういうガラ形式の公演の演目としてはどうなんでしょうね。批評家の集まる初日には、ミシェル・ワイルズ&ヴェロニカ・パールトという見栄えはするものの技術的には不安定な二人よりも、私がNYで観た時のジリアン・マーフィ&イリーナ・ドヴォロヴェンコにしたほうが良かったのではと言う気がします。
なお、John Ross氏のギャラリーには、ロイヤル・バレエの「白鳥の湖」(マリアネラ・ヌニェズとティアゴ・ソアレスという新婚カップル主演)の素敵なギャラリーもあります。ヌニェズは「ジゼル」でのミルタも素晴らしかったし、来日公演の「シルヴィア」への主演も予想されている注目のダンサーですね。
話をABTに戻すと、新聞の批評も出揃っています。NYの批評家はかなり甘いと思うので、しっかりしたイギリスの批評を得られることは、カンパニーにとってもとてもよいことだと思います。
Clement Crisp (Financial Times)
http://www.ft.com/cms/s/dcfa7342-bd0a-11db-90ae-0000779e2340.html
Ismene Brown (Daily Telegraph)
http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2007/02/12/btballet12.xml
Judith Mackrell (The Guaradian)
http://arts.guardian.co.uk/theatre/dance/reviews/story/0,,2014544,00.html
Debra Craine (The Time)
http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/stage/dance/article1391194.ece
Sarah Frater (The Evening Standard)
http://www.thisislondon.co.uk/theatre/show-23361886-details/AmericanBalletTheatre%3AProgramme2%28LaBayadereActII/DrinkToMeOnlyWithThineEyes/FancyFree%29/showReview.do?reviewId=23385827
Luke Jennings (The Observer)
http://arts.guardian.co.uk/reviews/observer/story/0,,2015536,00.html
何よりもイーサン・スティーフェルが完全に復活したのが嬉しいですね。いちぞーさんがロンドンのレポートを書いてくださっていますのでどうぞ。
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