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« 2006年に観た舞台 | トップページ | ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン »

2007/01/04

クリストファー・ウィールダンの新しいカンパニー

ニューヨークシティバレエ(NYCB)の常任振付家であるクリストファー・ウィールダンは、振付家としての契約を更新しないことを表明していましたが、このたび、自らのカンパニーを旗揚げすることを発表しました。まだ33歳でNYCBのほか、ロイヤル・バレエ、ボリショイ・バレエ、サンフランシスコ・バレエに作品を提供して賞賛を浴びてきた若き鬼才は、ついに自分のカンパニーを持つことになるわけです。

http://www.nytimes.com/2007/01/04/arts/dance/04whee.html?ex=1325566800&en=a01029fbe8e97654&ei=5088&partner=rssnyt&emc=rss

この記事の概要を訳してみます。

2002年にNYCBで初演された彼の振付作品と同じ、Morphosesというのが、カンパニー名です。8月のVail International Dance Festival in Coloradoでまず旗揚げ公演がおこわなれ、そのあと9月にロンドンのサドラーズ・ウェルズ、10月にNYのシティセンターで公演を行うとのことだそう。Vailの公演では、パシフィック・ノースウェストバレエ、ハンブルク・バレエ、サンフランシスコ・バレエそしてNYCBのダンサーの客演で「ポリフォニア」の4組の男女のキャストとする予定であり、残りのシーズンでは、ダーシー・バッセル、ヨハン・コボー、アリーナ・コジョカル(彼の古巣のロイヤル・バレエ)、そしてソフィアン・シルヴ、マリア・コウロスキー、エドワード・リアン、ウェンディ・ウェーラン、セバスチャン・マルコヴィッチ(NYCB)が出演する予定とのこと。彼らがこのカンパニーに合流するということではなく、最終的にカンパニーは20名のダンサーを擁し、年間予算は500万ドルを予定して出資を募っている段階だそうです。

2008年にNYCBとの契約が切れるウィールダンは、11月に同カンパニーを離れますが、その前にあと2作品を振付けると精力的に活動しています。

今回独立するきっかけとなったのは、昨年夏のリンカーンセンターフェスティバルで、サンフランシスコ・バレエが彼の作品を上演し、そこでやはり作品が上演されたウィリアム・フォーサイスに出会って背中を押されたことだそうです。また、NYCBでの友人であるダミアン・ワーツェルがVail International Dance Festivalの芸術監督を務めていることから、出発点を与えられた幸運に恵まれました。

「ポリフォニア」「Klavier」など独創的で美しく、素晴らしい作品を生んできたウィールダンのカンパニーが、どのように育っていくのか、目が離せません。

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

naomi様
あけましておめでとうございます。

 貴重な情報やご意見をいつもありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 クリストファー・ウィールドン氏のカンパニー創設を心よりお祝いしたいと思います。
 アーティストとしての才能のみならず、これまでのダンサー、運営サイド、観客など多方面への氏の配慮や貢献が今回の計画を後押ししていると思います。
 氏の作品のファンですが、聡明、寛容、率直かつ慎重なお人柄にも魅力を感じています。
 ひとつ心残りは、2002年に振付に専念するためとは言え、あまりにも早くダンサーとしてのキャリアを終えてしまわれたことです。氏の決断は、当時は将来が約束されたダンサーの引退としては非常に惜しまれましたが、キッセルゴフ女史(NYTimes)にも支持されました。ライブでは観るチャンスがありませんでしたが、アーカイブでは非常に魅力的で、昨夏NYCBの劇場スタッフの方も「彼はダンサーとしても大変すばらしかったのですよ。」と目を輝かせて話してくださいました。
 ともあれ、クリストファー・ウィールドン氏の今後ますますのご活躍を信じてお祈りしています。 
 2007年がnaomi様、皆様がた、そしてバレエにとって(アンヘル・コレーラにとっても)良い年でありますように。

 

naomi様、
先ほどクリストファー・ウィールドン氏がダンサーを引退して振付に専念した年を「2002年」とお送りしてしまったのは、「2000年」の誤りです。
お詫びと訂正を申し上げます。
大変失礼いたしました。

有木笙さん、あけましておめでとうございます。昨年はNYでお会いできてよかったです。

いろいろと勉強になる書き込み、ありがとうございます。
クリストファー・ウィールドンの作品はとても独創的で、私もとても好きです。なかなか日本で観る機会も少ないですが、NYCBのみならずいろいろなカンパニーで上演されていますね。来週にはイギリスのGuardian紙にもインタビューが載るそうです。
彼はローザンヌ・コンクールで受賞するなど、ダンサーとしてもとても期待されていたので、確かにちょっともったいないですよね。ナチョ・ドゥアトのように自ら振付けつつも踊ってくれると良いのですが。

いずれにしても、どんなカンパニーになるのか、とても楽しみですね!そして彼はどのようなダンサーを選ぶんでしょうかね。日本でもいつか観られる機会が来るのでしょうか。

今年が有木笙さんにとっても良い年でありますように!(私は今年はちょっとNY行きは難しそうなのですが)

こんにちは。naomiさん、旅行から帰っていらしてもうこんなに沢山更新されてるなんて、すごーーい!

私がこの記事を読んでまず思ったのは、資金面で上手くいってくれるだろうかということですね。おそらく、ドナーの目処がついてからメディアに発表したのでしょうけれど。つい先月もウィールドンは雑誌で、振付家が才能を伸ばすのに「資金が潤沢なカンパニー」が必要だと言っていたばかりですし。(←書きかけでほっぽりだした記事の一つです(爆)彼の振付はとても多様で才能に溢れていて、作品とそれを踊りたいダンサーには困らないでしょうけれど、ファンドレイジングの政治力がこれから試されるのでしょうね。(私もミリオネアならぽんと寄付したいところですが。。。(笑))

Ponさん、今年もよろしくお願いいたします。

そう、イーサンのBallet Pacificaの挫折もあったので、否が応でも気になりますよね。古典全幕は上演しなければ少しは安上がりになるんでしょうか。ファンドレイジングは芸術においては本当に必要ですよね。日本ではアメリカ以上にそれが定着していないし。
こういうところにお金持ちになったらポンと寄付したいですよね、ホントに。絶対無理だけど。

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