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2006/11/16

Sad Movie/サッド・ムービー

シネコンに行ったはいいものの、ちょうどいい時間に始まる映画がなくて、お気に入りのチョン・ウソンが出ているので観た。4つのエピソードがそれそれの"別れ"を描く作品。

消防士と、テレビの手話通訳の女の子の話。
キャリアウーマンの母と、小学生の息子の話。
ニート青年と、スーパーのレジ打ちの女性の話。
聾唖で遊園地で働く女の子と、絵描きの青年の話。

消防士と手話通訳は恋人同士だけど、彼女はなかなか彼がプロポーズしてくれないのでやきもきしている。
小学生の男の子は、忙しい母になかなか構ってもらえないとふくれていたところ、母が病気で入院する。
ニート君は甲斐性がなく、恋人に別れましょうと言われ、別れさせ屋という商売を始めて繁盛する。
聾唖の女の子は、手話通訳の妹で、着ぐるみを着て働いている。顔にやけどの跡があり、絵描きに恋をしているけど素顔を見せられない。

俳優の演技はみんなとてもいいし、洗練されている演出なのだけど、4つの物語をひとつの映画でやると薄っぺらい感じになってしまうのが残念。一番すべっているのは、別れさせ屋の話で、このエピソードはなくてもいいと言ってくらい、効果が全然ない。唯一、外国人にたどたどしい英語で、なぜ彼女が別れたいのかを説明するところは笑ったけど。

(ネタバレです)

消防士と手話通訳の話は、けっこうイライラさせられてしまった。彼女があまりにも結婚を焦り過ぎていて、可愛げがないのだ。消防士は殉職してしまうのだが、迫り来る炎を背景にヘルメットを脱ぎ、監視カメラに向かってプロポーズをする。チョン・ウソンはとても素敵なんだけど、しかしこの状況でこんなこと、絶対ありえないと思うのだけど・・・。人をむやみに死なせて観客を泣かせようとするって、とても安易だと思う。プロポーズすることより、生きて帰ってくることの方が大事なんだってば!

病気になってしまったママと息子のエピソードはなかなかよかった。子供がけっこうひねくれていて、ママが病気だといつもそばにいることができるから嬉しい、って日記に書いちゃうところが正直でよろしい。が、ここでの別れさせ屋の使い方はちょっと・・・。なんで彼に頼むかなあ。 最後に笛を使うところはうまい演出だったけどね。

一番いいな、と思ったのは着ぐるみを着た聾唖の女の子と画家のエピソード。着ぐるみを着ているときの彼女の演技がとってもお茶目で可愛いのだ。聾唖であること、そして顔に火傷があるからなかなか彼に恋心を告白できない、せつない気持ちがすごく伝わってくる。そんな彼女を応援する、遊園地の7人の小人さんたちが微笑ましい。愛がついに成就して、でも同時にさよならもやってきてしまう、その輝かしくも悲しいシーンが打ち上げ花火のように美しい。ついに意を決して着ぐるみを脱いで、彼に似顔絵を描いてもらい。最初はきれいに化粧した顔で。そして、次にメイクを落とした素顔で。このエピソードだけでひとつの映画になるのにもったいない、と思った。

どれかひとつ、縦軸になるようなエピソードがあればもう少し余韻が残ったのに。本当は別れさせ屋の話がそうなるべきだったんだろうけど、ちょっと失敗してしまったようだ。手話通訳の女の子もせっかく毎日テレビに出ている人なのだから、同じ番組をみんな見ているとか、ちょっとした工夫が足りないのだよね。チョン・ウソンをはじめ、イム・スジョン、ヨム・ジョンア、シン・ミナ、そしてチャ・テヒョンと売れっ子を揃えているのにもったいない。

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コメント

お久しぶりです。

バレエの話題はあまり分からないけれども、バレエ、映画共にその見識の広さはさすがだなと感心しています。

「サッド・ムービー」ぬいぐるみ着た聾唖の女の子のエピソードは心の機微が上手く描かれていて確かに良かったですね。その他のエピソードは個人的には今ひとつからダメだったのですが(特にチョン・ウソンのエピソードは書いてある通りプラス引っ張りすぎですね。この引張り、くどさが俗に言われる“韓流”なんだろうけど)。ただ、韓国映画の中ではサラリ感もあるほうなので、もっと一般受けするのかなと考えていたのですが、どうも厳しいようですね。

ありありの交差がなくともオムニバスの素晴らしさが出た作品として、最近では『美しい人』があったのですが、これ見よがしの泣きに走る傾向が強い韓国映画には望めないのかなという気がします。それはそれでいいのでしょうが、個人的には短編小説のような深みが欲しいなと思うのです。

MURATAさん、こんにちは。
いろいろと忙しくてレス遅れてすみません。またフィルメックスなども始まりましたしね。
私は結構韓国映画のくどさって嫌いじゃないんですけどね。この映画はサラリとしすぎたのかもしれません。なのにあの消防士のエピソードの終わりで急にコテコテになっちゃって。

『美しい人』ですか、こんど探してみますね。また面白い映画があったら教えてくださいね。

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