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« 「トリスタンとイゾルデ」TRISTAN + ISOLDE | トップページ | ジョニー・ウィア放送しないなんて・・しどい »

2006/11/08

ABT City Center Season 総括

2003年以来の秋のシティセンターシーズン。わずか3日間で、観られなかった演目も多く、しかもThe Green TableやDrink to Me with Thine Eyesなど評判の良さそうな演目を見逃してしまったり、時差ボケでしんどい状態で観たりと、残念なこともあったけれども、やっぱり至福の時である。

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(シティセンター外観)

秋のこのシーズンは、たまにクラシックのPDDが入るものの、基本的にはコンテンポラリー作品中心。私はもちろんクラシック・バレエの方が好きなのだけど、ここに来なければ観られない演目ばかりなので、行くだけのことはある。

今回観たのは、
「Clear」スタントン・ウェルチ:2回
「Afternoon of a Fawn」ジェローム・ロビンス:2回
「Sinatra Suite」トワイラ・サープ:2回
「Fancy Free」ジェローム・ロビンス:2回
「Glow-Stop」ヨルマ・イーロ
「Meadow」ラー・ルボヴィッチ:2回
「Rodeo」アニエス・デ・ミル
「Symphonie Concertante」ジョージ・バランシン
「In the Upper Room」トワイラ・サープ

以上9演目。意外と演目の数が多かった。 作品として一番気に入ったのは、ジェローム・ロビンスの「牧神の午後」。バレエのレッスン場という小さな世界に引き込まれ、一瞬も目をそらしてはいけないと、ものすごい集中して、一つ一つの息づかいさえも逃してはいけないと見入ってしまったから。贅沢を言えば、2回観るんだったらもう一回は違うキャストで見たかったし、もともとはイーサン・スティーフェルが踊る予定だったから、イーサンで観たかったけど、ホセも清潔な持ち味を生かしていて良かったと思う。

それから、「クリア」は、基本的にはよくある振付であるとはいえ、ABTの男性ダンサーたちの力強さを魅せられる、カンパニーに合った作品といえる。10月26日のアンヘル、28日のエルマン、二人とも凄まじいまでのテクニックを披露。26日のマキシム&デヴィッド、28日のアレックス&ブレインというソリストも、美しくしなやかで大変な目の保養に。

新作「Glow-Stop」は、ちょっと照明が暗すぎるのが難だったが、ネオクラシックでありながら情熱的でもあり、モーツァルトとフィリップ・グラスの音楽とよく合っていて新鮮だった。ぜひもう一度観たい。マルセロのパートナーリング・スキルは「シナトラ・スイート」でも発揮されていたけれども、本当に素晴らしい。優雅な踊りからワイルドさ、さらにはコミカルなところまで出来る彼の才能に脱帽。

「ロデオ」はなんといってもシオマラ・レイエスの可愛らしさ。思わず応援してあげたいほど。ともに一喜一憂させてくれ、感情移入をさせてくれる。純情なサシャも魅力的だった。たまにはこういうちょっとベタでアメリカンな作品も楽しい。

「ファンシー・フリー」は、クレイグ・サルスタインのピチピチはじけた魅力と、ホセ・カレーニョの思わぬひょうきんなセクシーさが楽しかった。

こうやって振り返ってみると、やっぱりシティセンターのシーズンは、男性ダンサーが活躍する演目が多い。ABT自体、男性のほうが魅力的なスターが多いというのもあるんだろうけど。一日平均2演目出演して頑張っていたサシャ・ラデツキーには特に「お疲れ様!よく頑張ったね」って言いたい。ステラ・アブレラと結婚して今が充実期なのだろう。踊りもどんどん風格が出てきた。

それにしても、本物のスターの輝きを目の当たりに出来るというのは本当に幸せなことである。ABTを観ていると、スターという存在が、いかにその他大勢とは違った、特別な存在であることがを実感させられる。アンヘル、エルマン、マルセロ、ホセ、マキシム。みんなその場にいるだけで、オーラをまとっているし、ひとたび動き出せば、顔ははっきり見えなくても、遠い席でも、すぐにその人だとわかるし、特別な空気が漂っているのだ。このシーズンは女性の活躍する演目は少なかったけど、あえて挙げればシオマラ、ジリアン、イリーナはやっぱりテクニック、演技とも素晴らしい。それからステラ・アブレラの美しさは、もはや現実のものではないほどだった。

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(シティセンター内部)

次に観られるのはいつだろうか?アンヘルは来年の7月に来日が決まっているのだが・・・。お金を貯めなければ。本当にみんな、ありがとう。お付き合いくださいました皆様にも、ありがとう!

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ABT(アメリカン・バレエ・シアター)」カテゴリの記事

コメント

レポいろいろ読ませていただき面白かったです。ロビンスのバレエ作品はよく知らないのですが、15年前に「Jerome Robbins Broadway」というロビンスが振付けたミュージカルの一場面をいろいろ集めた舞台を見に行って以来、ロビンスは好きです。映像でもいいので彼の振付けたバレエを見る機会があるといいのですが、なかなかないですよね。

「ロデオ」はエリカ・コルネホが踊った時の写真を見るとすごく楽しそうですよね。シオマラちゃんにも似合いそうで。

言わずもがなですが(笑)、来年アンヘル来るの楽しみに待ってる私です。ニーナとは踊らないんでしょうかね~。レティシア・ジュリアーニとだけかな。どうせなら「時の踊り」もやっておくれって感じですが。

プリマローズさん、

ちょうど月曜日にWOWOWで「踊る大紐育」が放映されたので録画しました。録画しただけで観ていないんですが(笑)
私も、ロビンスって、今回の2作品以外はウェストサイドストーリーくらいしか観ていません。NYCBの前回の来日公演で、なんとダンサーの皆さんはちゃんと歌うんですよ。

エリカのカウガール観たかったです~(涙)また日本に来てくれないかしらね。

アンヘルとニーナの組み合わせってどんな感じが想像も付きませんが、一度ぜひ競演して欲しいものです。フリオ・ボッカとは素晴らしいケミストリーを生み出していたから、アンヘルともいけるのではと期待しているんですが。私が夏にアンヘルと話した時には、「ニーナと来るよ」って言っていたんですけどね。

Geneさんのサイトにシティセンターの写真がアップされましたね。
アンヘルのタキシード姿にまたホレました(笑)
「Fancy Free」のコルネホのジャンプってテーブル?の上から跳んでるんですか?じゃなきゃあんな高いジャンプ普通できないですよね??

プリマローズさん、Geneさんのサイトの更新お知らせありがとうございます。
書いたと思うけど、私が一番後ろの席で観ていた時に、シャッターを切る音が聞こえたのよね。あれは多分Geneさんだと思うわ。
私が観た公演もいくつかありました。エルマンが出演していない方のファンシー・フリーや、マルセロのシナトラ・スイート。
エルマンのジャンプは、たしかにテーブルの上からだと思います。が、それにしてもすごく高く飛んでいますよね。私の時は、クレイグがあの役だったんですが、彼も頑張っていました。クレイグもかわいくて好きなんですよね。

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