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« 東京バレエ団「ドナウの娘」11/18 1幕 | トップページ | ロバート・アルトマン監督逝去 »

2006/11/24

東京バレエ団「ドナウの娘」11/18 2幕

1幕の終わりにお城から駆け出したルドルフが倒れている。なんだかもうエネルギー使い果たしたって感じでよれよれ。そこへフルールの幻影が登場して、二人でちょっと踊る。フルールがいなくなると、今度は男爵様が従者を連れて登場。心優しい男爵様は、「私が悪かった、一緒にお城に帰ろう」と言う。なんという優しいお方。だけど、上司がそんな殊勝な申し出をしているというのに、ルドルフはここでまたひとしきり暴れる。男爵様のナイフまで奪って突きつける始末。すっかり狂乱しているルドルフ、キミはジゼルか?そして、ついに彼もドナウ川に身を投げる。

2場
川底へと落ちていくルドルフ、よく観るとネット状のものの上を回転するように見えて実はつたいながら降りて行っているのだが、これはちょっと危険&なかなか大変だと思う。木村さんはこの日が2回目なので、比較的スムーズに降りていた。川底はどんな感じかというと、ホタテ王のいない「ファラオの娘」の2幕みたいなもの。川底で倒れているルドルフの周りを大量の水の精、そしてドナウの女王が囲む。衣装は、ほとんどジゼルのウィリと同じような感じだけど、この舞台のためにグリシコで新しくあつらえたもので、さすがにきれい。水の精たちの群舞。女王の踊り。それからフルールも出てきて踊る。そこからが試練。女王は精たちに白いヴェールをかぶせて(ますますウィリみたいだよ)、その中にはフルールもいて、彼女を探し当てることができたら、地上に帰してあげましょうときたもんだ。ところが、フルールはあっさりと見つかり、それから群舞があったり、フルール、ルドルフ、女王が踊ったりするんだけど、このあたりの振付がえらくつまらなくて、もともと妖精ものが苦手な私にとっては拷問のような時間になってしまった。意識を失ったのも2度3度。コール・ドは良くそろっていて、すごくキレイだったのにもったいない。せめて「ジゼル」のように、無理やりルドルフを死ぬまで躍らせるとか、水の精の中でも、二人くらい女王の手下がいて、ヴァリエーションを踊るとか、アラベスクのまま群舞が交差するとか、なんか派手なギミックがあったりとか、群舞のフォーメーションを工夫するとか。それかホタテ王出すとかあれば退屈しなくて済んだのだけど。せっかく井脇さんが踊っているのに、女王の踊りの振付も地味で見せ場ないし。

さすがラコットだけあって、ルドルフには鬼のような、足捌き系のソロを終盤にも用意して、これをちゃんと踊りこなすことができる木村さんは偉大だと思ってしまった。今回はとにかく木村さんを堪能した舞台。

ラストは、フルールとルドルフが地上に帰れることになって、二人が高く地上へと上っていくところで終わり。膳まくものにしてはえらく地味な終わり方だ。地上で男爵や村の人たちが待っていて、派手な結婚式をやるとかしてくれればいいのにね。心優しい男爵もこれでは報われないではないか~。1幕はしょうもないと思いながらも、それなりに楽しめたんだけど、2幕はもうひたすら睡魔との闘いだった。盛り上がりのないただ白い世界で。

一人一人のダンサーは本当に素晴らしいし、セットや衣装もお金がかかっている感じだったのに、これでは再演してもお客さんが入らないんじゃないかと思った。ヒロインに感情移入しにくい(あまりにも天然でばか)、2幕が退屈で盛り上がらない、終わり方もあっさりしすぎというのが3大問題点。せっかく大金かけて装置や衣装も作ったんだから、今度やる時には、もっと作品として面白くなるように改訂してね。

最後に一言。

木村さん素敵すぎ~!木村さんと大嶋さんの男爵、西村さんのパ・ド・シスを見られただけで、個人的には元は取れたと思う。

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