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2006/01/22

ミヒャエル・ゾーヴァの世界展

東京は雪ですわ。起きたら昼の2時orz...

友達に誘われて、銀座の松屋で開催中の「ミヒャエル・ソーヴァの世界展」へ。

寒いけれどもかなり混雑していた。

映画「アメリ」の中で使用されていた、アメリのベッドの上に飾られていた絵や豚のベッドサイドランプで知られる画家、ということしか知らなかったんだけど、とても良かった。

私が豚が大好きで、豚のぬいぐるみを集めている。その豚がモチーフの作品がすごく多いのだ!中でも「スープ豚」は傑作。もうたまりません。美しく湖へとジャンプする「ケーラーの豚」も最高。

動物を使った絵に素晴らしい作品が多い。「ソーヴァの箱舟」ではノアの箱舟を思わせる小舟にたくさんの動物たちが乗っているんだけど、荒れた海なのに悲壮感はないし、別の小舟では女の子とゴリラが乗っている。
静謐な画面の中にちょこんといる動物にそこはかとない寂寥感とユーモアが漂っていて。絵本の挿画が多い。「エスターハ―ジー」は小さなうざぎの種族が、年齢を重ねる度にどんどん小さくなってしまうので、大柄なお嫁さんをもらおうとベルリンに出かけていくという話。踏まれないように道の端っこを歩く小さなうさぎ。

フランクフルト・オペラ座のオペラ「魔笛」の美術を手がけていて、その絵本も出しているのだけど、「魔笛」の不思議な世界を巧みに、でも独特の少しシュールなタッチで描いている。実際の舞台の写真もあったけど、この「魔笛」を見てみたいと思った。

ドイツにも歌が別の歌詞に聞こえてしまう人が多いようで、その「空耳アワー」的なところを絵にしたシリーズも面白い。

そして私が大好きな「ウォレスとグルミット」の新作にも参加しているというから楽しみ!また、ルドルフ・ヌレエフが飼っていた犬の話(もちろんフィクションだけど)を本にした「ヌレエフの犬―あるいは憧れの力」の挿画も描いていたのだった。

展覧会の外には絵本やポストカードがいっぱい売られていた。欲しいものばかりで困った。展覧会のカタログがあればそれが一番良かったけど残念ながらそれはなし。彼が創作活動について語り、そして代表作を45点収録した「ミヒャエル・ソーヴァの世界

それと、豚をモチーフにした物語「エーリカあるいは生きることの隠れた意味」 を買った。原作者エルケ・ハイデンライヒは「ヌレエフの犬」の作者でもある。

家でお風呂につかりながら「エーリカ」を読む。絵本とはいいつつ、内容は完全に大人向け。「狂ったように働いたのでお金は稼いだけどいやな一年」を送ったバツイチの30代後半の女性ベティが、寂しくなってクリスマス・イヴに前夫を訪ねるためにベルリンからスイスのルガーノまで行く。プレゼント用に、大きな豚のぬいぐるみを買ってエリーカと名づけるが、旅の間、このエリーカを見て道行く人々は思わず微笑んだり話し掛けたりする。そして何かが起きる、という話。辛い生活を送っている人がこれを読むと、人生もちょっとしたことで変わるかもしれない、というほのかな希望をもたせてくれる、ほろ苦いけどとてもいいお話だ。お風呂の中でちょっと泣いた。

陰鬱な鉛色したベルリンの空と、冬の暗い装いの人々の中でひときわピンク色に輝くエーリカ。こういうぬいぐるみ、欲しいな。

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コメント

なんだか可愛らしい絵が多いですね。
豚って可愛いよな~って私も思ってました(本物もぬいぐるみとかも)。あんまり好かれる動物じゃないとは思うけど、けっこう可愛いですよね。白いお肌にしっぽがクルン♪
黒ブタも美味しいし~、、、食べ物の話じゃないですね。スミマセン。

naomiさんも行ってこられたんですねー。
「エリーカ」も泣けますか!?気になる~。
私は「ヌレエフの犬」でホロリと泣けました。
TBもさせていただきます。

プリマローズさん、こんばんは。

ゾーヴァの絵はかわいいんだけどかなりシュールな感じではあるのですよね。人間だったら深刻になりすぎるところを動物に置き換えることでシリアスさを減らそうとしているってゾーヴァは語っていたようなんですが。
豚は飼ってみたいな、と思うくらい好きです。でも豚肉も好きなんだけど(笑)
映画の「ベイブ」も好きです。特に2作目はかなりダークな感じで。

JOLLYさん、
実は先に関西で開催されていたんですね!ヌレエフの犬はヌレエフファンの友達から聞いてはいたんですが、本はまだ読んでいないんですよ。次に買わなくちゃいけない本だわ。
「エーリカ」はとにかくお勧めです。泣けます。特に仕事や人生に疲れているときに読むと胸に染みます。私からもトラバしますね。

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