BlogPeople


2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ブログパーツ

  • HMV検索
    検索する
無料ブログはココログ

« 2005年のバレエの総括 | トップページ | 今年の観劇予定 »

2006/01/05

親切なクムジャさん

2004年に観た映画で一番面白かったのが「オールド・ボーイ」そうゆうわけで、必然的にものすごく期待をしちゃう。世間的な評判はあまりよくないわけだけど…。

イ・ヨンエさんのコスプレ映画。清楚なワンピースや被虐感満載の女囚ルックから、洋菓子店の店員、そして黒革のコートが似合うハードボイルドな女まで。虫一匹殺せないような、天使のような顔をして「親切なクムジャさん」と呼ばれながらも実のところ刑務所時代から相当腹黒いわけで。出所してからは当時の仲間にも手のひらを返したように振舞うわ、いきなり被害者の親のところに行っては指を詰めるわですごい活躍ぶり。ほわわ~んと無邪気に笑ったかと思ったらぞっとするような無表情になったりして、その得体が知れないところがかなり怖い。

国民女優イ・ヨンエさんを起用しているから復讐3部作の前2作品に比べればソフトな描写ではあるものの、やっぱりとってもエグくてバッド・テイストな感じが好き。13年間かけた復讐計画の大掛かりなことといったら、ほとんどギャグの領域である。生き別れてオーストラリアにいた娘に事の顛末を語りながら、それをヘタクソな同時通訳をさせたりとか、珍奇なお遊びもここまで悪趣味な感じでやるとブラボーと思う。そして被害者の皆様の復讐合戦!あそこまでいってしまうと身も蓋もないし、人間の本性を描いたとっても残酷なところなんだけど、なぜか笑いが止まらなくなりそうになった。こういうところにパク・チャヌク監督の独特のアクの強さと才能が観られると思った。「チャングムの誓い」でヨン姫のファンになって映画館に行ってしまった方はびっくりしちゃうと思う。

前2作に比べて復讐の動機付けが弱いとか、穴だらけの復讐計画とか、クムジャさんが何を考えているのかわからないとか、あんなに綺麗な母親からこんなに不細工な娘が生まれていいのかとか、いろいろ言いたいこともあるけど、ラストシーンのアレといい、国民的美人女優を使ってこんな突拍子もないヘンな映画を創っちゃうパク・チャヌクは只者ではないな。イ・ヨンエもさることながら、こんな損な役を引き受けちゃうチェ・ミンシクもすごい。

« 2005年のバレエの総括 | トップページ | 今年の観劇予定 »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 親切なクムジャさん:

« 2005年のバレエの総括 | トップページ | 今年の観劇予定 »