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« ダーシー・バッセル、プリンシパルを引退 | トップページ | 「コニー&カーラ」 »

2005/10/15

シン・シティ SIN CITY

監督:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス
出演:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、イライジャ・ウッド、ベニチオ・デル・トロ、ジェシカ・アルバ、ブリタニー・マーフィ、ロザリオ・ドーソン、デヴォン・アオキ、カーラ・グギーノ、ジェイミー・キング、ジョシュ・ハートネット、マイケル・クラーク・ダンカン、ルドガー・ハウァー、マイケル・マドセン、ニック・スタール

グロイって聞いていたのでどうしよう~って思っていたけど、モノクロームに部分着色のクールでスタイリッシュ、グラフィック・ノベル的な画面ということもあり、全然大丈夫だった。

この映画めちゃめちゃ面白かったよ。久しぶりに映画を楽しんだ気分。実は金曜日ですごく疲れていたので、サイコキラーなイライジャ・ウッドのシーンのところで一瞬意識を失ってしまい、気がついたらイライジャは生首になっていたのが残念。

3つのエピソードの主人公は、それぞれが愛した女のために、半端じゃないほどの命がけな行為を行い、(全員ではないけど)ラストは男らしく、幸せな記憶とともに散っていくという美学が感じられた。だから、単なるアメコミの映画化という作品に留まらず、奮い立ちたくなるほど魅惑的な一本に仕上がっているのだろう。もともとの原作がこういう話だということだけど。

アメコミの映画化だしな~と思っていたら思いっきりフィルムノワール。それぞれのエピソードの主人公のモノローグで語られているところなんてまさにそう。ミッキー・ロークの原形をとどめない顔にはびっくりしたけど彼が演じたキャラクター、マーヴは異常に渋くてしびれる。これはレイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女よ」の大男と同じだ、と思ったらやっぱりパンフレットにもそう書いてあった。ただ一人、醜い自分を愛してくれた女ゴールディを殺した犯人を求めて復讐の鬼となり、ありえないほどの行為を重ねていく。ヴァイオレンスの塊となりながらも愛のために突き進んでいく様子には涙、涙である。エピソードの終わり近くにゴールディの双子の姉妹が出てきて「ゴールディと呼んでいいのよ」。添い寝するシーンの温かさ。

ブルース・ウィリスが退職を目前に控えた実直な警官を演じたエピソードは、少女ナンシーとの8年間に及ぶエピソードが泣かせる。ブルース・ウィリスってこんなにかっこよかったっけ?ナンシーとの別れのシーン、そして再会、それぞれ胸をえぐるように美しい。ジェシカ・アルバがまたかわいいんだよね。11歳の女の子がそのまま大きくなったという感じ。

クライヴ・オーウェンのエピソードは一番笑える。このエピソードは、女たちのボスであるロザリオ・ドースンの男前ぶりも魅力的だが、ベニチオの役…すごいね。面白すぎる!あっさり殺された割にはその後が。この部分の演出だけ、タランティーノが行っているということだけどたしかにタランティーノっぽい。死体がしゃべったり、首の切れた部分がスーハー言ったり、それからあんなことやらこんなことやら死んでいるはずなのになかなか死なせてもらえない。日本刀と手裏剣の使い手デヴォン・アオキの存在感がすごい。一言も発しなくて、最強というか最凶というか、強烈。返り血やタールを顔に浴びた方が魅力的に見えるし。半裸の強くてワイルドでセクシーな、女豹のような女たちがガンを構えたところ、しびれるね。
個人的には、腹に矢が貫通して「矢が刺さったよ~」って一人でしゃべっていて誰にも相手にしてもらえなかった人が最高におかしかった。

見逃したイライジャのシーン観るためにもう一回観ようかな。珍しくパンフレットまで買ってしまったし。パンフレット、読み応え十分。キャストもびっくりするくらい豪華。ロアール枢機卿役は青く澄んだ目が相変わらず美しいルドガー・ハウァー、ブルース・ウィリスの同僚の刑事にマイケル・マドセン、レズビアンの保護監察官にカーラ・グギノと脇役までしっかりと気を配っている。女性がみんなアニメから抜け出したような、現実感が乏しいほどのダイナマイトバディの持ち主なのも楽しいね。

http://www.sincity.jp/index2.html

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