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2005/09/24

チャーリーとチョコレート工場

子供の頃この原作が大好きだった。ロアルド・ダールの小説自体、全部読破した気がする。とはいっても、それはロンドンでの頃でそれ以降読み返していないからどんな話だったかは忘れた(おい)

実は不勉強で知らなかったんだけど、一度ジーン・ワイルダー主演、メル・スチュアート監督で映画化していたのね。すごい取り合わせなのでぜひ見てみたい。


今回のティム・バートン版は、くらくらするような音楽と色彩の洪水、極彩色でキッチュな世界が素敵。一見子供向けの内容に毒を盛り込みまくり。ウィリー・ウォンカの登場シーンの人形たちが焼けて溶けるところはマジでホラー映画だわ。そして5人の子供たちが言うことを聞かなくて、一人一人ゲームオーバーを宣告されるようにひどい目に遭って退場させられるところ。なにもここまでのことをされなくても、という気がしなくもないけど、あれだけ酷い目に遭っていても結局全然懲りていないところがいいよね。

唯一チャーリーだけが素直で思いやりのある良い子というわけだけど、良い子ゆえ、唯一キャラが立っていなくて目立っていないというのが問題点か。その分4人の邪悪なガキ、特にビッチな女の子二人が際立っていた。アタシが絶対に勝ち組よ!ってなかなかこんなにイヤ~ンなコはいないよと思う反面、大人の言うことを素直に聞いている子供というのもそんなにいるもんじゃないよな、と思ったり。
実はこの悪ガキどもの方が気に入っているんじゃないかな、バートンは。

ストーリー自体はすごく単純で、チャーリー以外の4人の子達が一人一人脱落していき、そのたびに、工場で働くウンバ・ルンバという小さな人たちがワラワラと出てきては、歌って乱舞するミュージカルシーンというパターンの繰り返し。したがって、子供たちがどうやって脱落してはお仕置きされ、ウンバ・ルンバたちがどんな歌と踊りを見せてくれるかというのが見せ所となっている。ここが上手いからこの映画は成功している。特に、同じオヤジ顔をしたクローン人間的なウンバ・ルンバたちの歌と踊りがもう最高!夢にも出てきそうでちょっとクセになる感じ。ゴーマン少女ベルーカがリスたちの大群に襲われるところも、完全にホラー映画だね。

あとはやっぱり、ウィリー・ウォンカを演じたジョニー・デップの怪演ぶりにとどめをさす。エキセントリックな演技がピカイチなのは当然わかっているわけだけど、孤独感をにじませながらも子供のような無邪気さを持っている変人というのがピッタリ。ふとした「ハハッ」って笑いとか、わざと子供にルールを破らせるような行動をさせるいたずらっ子ぶりとか、ウンバ・ルンバのパフォーマンスを見ては一緒にノッているところとか、いちいち芸が細かい。でも本当に孤独な人なんだよね。

それとウィリ―の父親クリストファー・リーと、子供時代のウィリ―のエピソードが切ないね。ウィリ―についての新聞記事が壁一面に貼ってあるクリニックには泣けたよ。
もちろん、踊るのが大好きチャーリーおじいちゃんもいいね。

チャーリーのお父さんを演じたノア・テイラーってここでは容姿がちょっとティム・バートンに似ている。あのお父さんが彼自身の投影なのだろうか。

cineclicheさんの評はこちら
映画VS名古屋さんの評はこちら

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コメント

コメントありがとうございました。
サイトいつも拝見しております。
(プログ始められたのに気づいたのは、うかつにもつい最近ですが)
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ニフティ映画大賞もブログ中心にリニューアルするかもしれませんのでよろしく。

はじめまして!チョコレート工場つながりでTBさせてください!美術展のコラムなど、興味深くてしかも共感できる記事が多かったので、またちょくちょくのぞきにおじゃまさせていただきますー。

クリシャさん、お返事遅くなってしまってすみません。早速お気に入りに入れてブログ更新のたびに拝見しています。
私も最近すっかり映画を見なくなりましたが、栗シェさんのをお読みすると、映画を見なくちゃなって思います。これからもどうぞよろしく!

double face-d さん、ようこそいらっしゃいました!TBありがとうございます。私はマイペースでまったりやっていますので、お暇な時に遊びにいらしてくださいね。感想とても励みになります。これかもよろしくね。

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