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« 「四月の雪」 | トップページ | The Ballet Companion: A Dancer's Guide to the Technique, Traditions, And Joy of Ballet »

2005/09/30

バレエ/ダンス関係雑誌2題

油断するとすぐに場所を取るのでなるべく雑誌は買わないようにしているんだけど。

ダンスマガジン11月号は、ABT来日公演特集だから発売日を指折り数えるほど楽しみにしていた。
http://www.shinshokan.co.jp/dance/dance-index.html表紙に「コレーラ」と書いてある割にはアンヘルのインタビューがないのは、次の号のスペインガラで取材しているってことなのかしら?他にインタビューはエルマン・コルネホ、マルセロ・ゴメス、パロマ・ヘレーラ、ジュリー・ケント。男性二人は好きなダンサーなので嬉しいけど女性二人はあんまり好みではない。いつも思うんだけど、なんでダンスマガジンのインタビューって、日本のどこが好きとか私生活のこととか、くだらないことばっかり聞くんだろう。写真に関して言えば、テーマとヴァリエーションの見開きの写真は、写真そのものはよいのだけど解像度が低いため粒子が粗い。その上、ページの折れ目のところにプリンシパルのマルセロが来てしまっている。デザイナーは何を考えているのだろう。他の写真はなかなかよいのだけど、女性はパロマの写真ばっかり。ジリアンの方が素晴らしかったのに少ないのは残念。あと怪我のため1作品しか出なかったけどマキシム・ベロツェルコフスキーの写真が1枚もないのは寂しい。
ヘススは「テーマとヴァリエーション」で1枚だけ写っていて、顔はちょっと変だけど脚がすっと開脚していて、この写真に写っている20人近くのダンサーの中でも一番美しいのが嬉しい。

でもこの号の白眉は、フリオ・ボッカと三浦雅士の対談だろう。彼のダンス人生を知る上では必読といえる、充実した内容。「ドン・キホーテ」「ライモンダ」の熱演の写真とあわせて読むと、改めて彼の偉大さがわかる。そしてフリオのカンパニーで学んだエルマン・コルネホが、フリオのラストバジルの翌日に、初めてのバジルを踊ったというのは象徴的なことだったんだなあ。

ほかに「エトワール・ガラ」「日本バレエフェスティバル」などなど、盛り沢山で、今年の夏って本当にバレエの公演が多かったんだな、と振り返ることができてちょっと感傷的な気持ちになった。

次に「DDDdancedancedance」創刊2号。
http://www.ddd-dance.com/創刊号はマシュー・ボーン特集なのに買わなかった私。実はコンテンポラリーダンスってそんなに得意な分野じゃなくて。
でも、この号はシュッツトガルト・バレエの特集と、マニュエル・ルグリ様のインタビューが載っていたので買ってみた。ついでに、「春の祭典」ニジンスキー版復刻の特集まである!シュッツトガルト・バレエに関しては、そんなに読むところはなかったけど、それでも写真の使い方がとても上手くて、ビジュアル面で優れているのですごくいい記事に見えるところがミソ。

ルグリ様のインタビューは、まず写真が素敵。とても雰囲気のある場所で撮っているなあ、と思ったらなんと撮影地は東京文化会館なのだ。ルグリ様がいるとパリィって感じのお洒落さ。しかもお茶目な写真もあったりしてすごく素敵。インタビューの内容も面白い。どれほど彼が「オネーギン」という作品に思い入れがあって愛していて、どこが好きなのか、今回の出演がどうやって実現したのかを語っていて、その情熱には涙が出そうになった。一方で、エトワールという地位には大変な誇りを持っていて、「私も頑張ればエトワールになれるのかも」というように思われるべきものではないと語っている。さらには、最近のパリオペラ座で、引退の近いダンサーの功績に対して敬意を表するという意味でエトワールに傷心させるというケースについて批判的な意見も述べている。いいインタビュー。

長くなってしまったので詳しくは書かないけど、ニジンスキー版の「春の祭典」の復元にいたるまでの話も大変面白い。プロダクションスケッチやデザイン画、初演当時の写真なども載せている。以上3つの記事だけで1000円出してもいいかな、という気にさせられる。それ以外の、コンテンポラリー/ダンス系の記事なども、門外漢の私にとっても面白く読めたし、ベリーダンスなどもちょっとやってみたいな、なんて思わされたり。新しい雑誌なので校正ミスや誤植はけっこう見られるし、海外での公演予定は面白いけど何でこっちの劇場派乗っているのにあっちはないんだろう、って思うようなところもあるんだけど、1冊の雑誌として非常によく出来た号だと思った。

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