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« 7月26日 ABTフリオ・ボッカ最後の「ドン・キホーテ」 | トップページ | ランド・オブ・ザ・デッド LAND OF THE DEAD »

2005/08/18

「妖怪大戦争」

三池崇史大先生の新作は超大作!ということで否が応にも期待は膨らみっぱなし。評判もいいようだし。でも三池先生には脱力作品をたくさん作られたという過去もあるのでちょっと心配になりつつも観に行ってきた。

「DEAD OR ALIVE」じゃん、これ。
夏休み全国公開映画(一応ファミリー向け)でよくもまあこんなことやったな。天晴れだ。

基本的には普通に面白い娯楽映画だと思う。三池は子供の心理を描くのがとても上手くて、両親の離婚で姉と離れて田舎で暮らさなければならない寂しさとか、ほのかな異性への興味の芽生えとか、すごく繊細に描いていると思う。タダシを演じている神木隆之介も演技は上手だしカワイイ。麒麟送子の衣装がよく似合っている。

妖怪さんがこれでもか!とたくさん出てくるのは壮観。妖怪さんって出ているだけでなんか楽しいというか、うれしくなっちゃう。一反もめんとか、空を飛んじゃうんだよ。中には顔を青く塗っただけの竹中直人とかもいたけど。ついでにいうと、特殊メイクしなくてもそのまま出てきただけで妖怪として通用するような方々も…

三輪明日美のろくろっ首は妖しくていいね。タダシくんの顔をペロペロなめちゃって。ちょっとしか出ないけどただ佇んでいるだけの雪女もきれいだったし、いつも瞳とふとももが濡れている川姫はとてもかわいかった。アギの栗山千明は微妙。お肌が汚い…。

すねこすりは鬼のように可愛い。ぬいぐるみがあったら欲しいくらい。もちろん、きゅんきゅん鳴くやつ。

それにしても「妖怪大戦争」の正体があれだったとは!戦争というより祭りだワッショイだというのがアナーキーでよろしい。日本中の妖怪が東京に集結しているところはホント実際に観てみたい。ビール(キリン限定)を飲むと妖怪が見えるのなら、私も普段は飲まないビールを飲んでみてもいいかも。

魔人加藤保憲を演じる豊川悦司、ハマリ役。もともとのあのちょっと酷薄そうな顔つきがピッタリ。でもせっかくなら、島田久作もカメオ出演して欲しかった。

クライマックス近くの水木しげるのせりふ
「戦争は腹が減るだけ」はいいですな。
一瞬「シベリア超特急」の水野晴郎の「戦争反対」大演説を思い出しちゃったけど。

妖怪大戦争、といっても悪い妖怪は一人も出てこないところがポイント。
作り手の妖怪への愛がそこらじゅうにあふれているのを感じて、思わず微笑みたくなってしまう、そんな映画だった。もちろん、続編希望!

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映画」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
物凄くわかりやすい解説にびっくりしました。
この映画、小1小2の子供と見に行くつもりです。
妖怪たちがどんななのか、ますます楽しみになりました。

映画って滅多に見ないけど(特にアニメ系は)これは気になる。テレビの宣伝で最後に花魁だか芸者さんだかの首がピロ〜ンとのびるでしょ。あれが気に入っちゃったんです。

 いやー、今回の「妖怪大戦争」には本当に驚きました。
 旧「妖怪大戦争」はタイトル通りの戦争映画(?)で、ちょっと悲壮すぎるんじゃないか、と思っていたのですが、今回の妖怪たちのやる気のなさ、ユルさは「これぞ、和の心」という感じがして、実にナイスでした。「戦争」と称していながらちっとも戦争になっていないのが愉快ですねえ。
  バブル崩壊以降、日本人はやたらと攻撃的でギスギスしてきたな、という気がします。「勝ち組」「負け組」などとくだらないことを気にしないで、あの妖怪たちのような穏やかさとおおらかさを見習った方がいいのでは?
  俳優陣は皆いいのですが、私は近藤正臣がお気に入りであります。妖怪会議が不発に終わり、力なく煙草を喫うという、妙な俗っぽさが面白いです。

わ~反応がたくさんで嬉しいです。

唄さんはじめまして!基本的には正統派の面白い映画だし、教育上よろしくないことはほとんどないので、お子様とご覧になるのもお勧めです!私ももう一回観に行ってもいいと思っているくらい。

ずずさん、こんにちは!
これはホント面白いです。大人が見てもいい。
ろくろっくびのシーンは私もワクワクしながら見ました。

丸山さん、お久しぶりです!お元気でしたか?
おっしゃるとおり、戦争と言いつつ全然戦争になっていなくてユルイところがいいですよね!
妖怪の生き方、いいなあと思いました。
(金曜日にロメロのランド・オブ・ザ・デッドを観たんですが、ゾンビにも通じるところがある?)
近藤正臣はホント飄々としていて美味しい役でしたね!
また今度いろいろ語りたいものです。


 今年の夏は「亡国のイージス」と「妖怪大戦争」で、もう、お腹が一杯であります。「エピソード3」も「宇宙戦争」もすっかり印象が薄くなってしまいました。
 作家先生の皆様、本当に楽しそうでしたね。特に宮部みゆきさん。意外に芝居がお上手なのにびっくり。「本を読まん子はダメな大人になるよー」とは、まさに至言。反省いたします。
 ここまで水木しげる的妖怪世界を具現化したのですから、次は諸星大二郎あたりをやってほしいもんです。「暗黒神話」とか「マッドメン」とか。
 それはそうと、トヨエツの加藤保憲、なかなかよかったですね。どシリアスな芝居であそこまで行っておきながら、ラスト近くの「・・・マメ?」という台詞には、カミさんともども爆笑してしまいました。

丸山さん、お返事遅れてすみません。

うん、この映画は作家先生もそうだけど妖怪に扮した皆さんが、妖怪大好き!って愛があふれ出ているのが観ていて微笑ましかったです。宮部みゆきも意外に演技がちゃんとしていて、普通の俳優さんと遜色なかったです。

「亡国のイージス」株主招待券があるから観に行こうかな。

そうそう、加藤保憲の「マメ?」には大爆笑。こういう役を選んでしまうトヨエツって素敵だわと思いました。

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