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« 愛と涙のABT追っかけ記びわ湖編 | トップページ | ABTライモンダ7/24マチネ »

2005/08/10

第15回日本バレエフェスティバル

行こうかどうしようか迷った挙句、新国立劇場の「第15回日本バレエフェスティバル」へ。実は未だナマで「若者と死」を観たことがなかったので、それを見てみたいと思って。
到着したのは開演前25分だったが、当日券は比較的残っており、D席5000円で4階の3列目の席を買う。3階までは結構行ったことがあるのだが4階は初めて。最初はすごく高いところだと思ったけど、慣れてくると案外見やすい。ただし、今日の公演の性質上あまり普段バレエを観ないような方も多く、最前列の人たちはことごとく前のめりに観ていてすごい邪魔。

「グラン・パ・クラシック」梶原将仁、前田新奈
印象薄い。前田さんピルエットダメかも。

「眠れる森の美女」第3幕グランド・パ・ド・ドゥ マイレン・トレウバエフ、真忠久美子
マイレンは地味ながらも非常に安定しているしサポートも上手い。
真忠さんは…きれいなんだけど上半身が弱い。苦しい。回転も弱い。

「ラ・シルフィード」2幕PDD 逸見智彦、島田衣子
逸見さんが黒いソックスなのに、照明が暗く、ご丁寧に地模様までつけていたのでせっかくの脚さばきがちゃんと見えなかった。もう少し考えて欲しい。でも二人ともとてもよかったと思う。島田さんのシルフィードは悪戯っぽくて可愛い。どこかのお化けとは大違い。

「ライモンダ」第3幕パ・ドゥ・ディス 法村圭緒、宮内真理子
ABTの悲惨なライモンダを琵琶湖で見たものだから、とてもほっとさせられた。宮内さんはお姫様オーラ全開でキラキラしていた。ライモンダのヴァリエーション、上半身をあまり使っていないのが気になったが、手を叩く音がしっかりしているのは気に入った。法村さんもノーブルかつ安定していて良かったと思う。

「ホフマン物語」第二幕よりPDD 森田健太郎、田中祐子
「ラ・シルフィード」と同様、暗い照明と地模様で、森田健太郎が黒いタイツ着用だったため脚のラインがまったく見えず。
なじみのない演目なので、判断は保留。(多分森田さんは良かったのだと思う)

「内uchi/外soto]より 西島千博、酒井はな
日本人の演目としては唯一の非・クラシック系。対角線上に並べられた扉の間で繰り広げられる男女の物語。リフト振り回し系が多くてなかなか大変だと思うが、情念とドラマを感じさせて、素敵。 はなさんはこういう役柄が似合う。

「海賊」第2幕よりパ・ド・トロワ 下村由理恵、佐々木大 長瀬伸也
今日の演目の中では一番受けていたかもしれない。通常ガラだとパ・ド・ドゥとして踊られることが多く、珍しいケース。メドーラの下村さんはテクニックが強く、フェッテも2回に1回はダブルを入れていた。華のある人。コンラッドの佐々木さんの背中の柔らかさは特筆もの。コンラッドの割には派手に踊りまくる。長瀬さんのアリは、ABTで散々すごいアリを見てきた目には物足りない部分はあったけど、十分健闘している。佐々木さんが代役だというのが信じられないくらい息も合っていて、よくまとまっていた。 一点つっこむとしたら、コンラッドとアリの衣装がすごく似ていて、一瞬どっちがどっちだかわからなくなったこと。

「ラ・バヤデール」幻影の場よりPDD デニス・マトヴィエンコ、アナスタシア・チェルネンコ
マトヴィエンコのソロルの衣装が、真っ青でだぶだぶでまるでパジャマみたい!しかも水泳帽みたいな帽子つき。何とかならなかったのか。今まで日本人だったので、急に金髪スタイル良しのマトヴィエンコが登場すると新鮮。ダイナミックで美しいジュテが素敵。チェルネンコは美人でスタイルも大変良いが、踊りは弱い。ベールの踊りは苦しそうだった。

「カルメン」シリル・ピエール&ルシア・ラカッラ
すごく残念な点が一点。ガラ公演なのに生オーケストラの演奏があることで、ちょっとランクアップした感がある公演だったのに、この演目だけテープで急にしょぼく感じられてしまったこと。
それにしても、言い尽くされていることではあるけどラカッラの脚はすごい。全身脚って感じだ。脚が独立した生き物のようだ。さすがにダンナとのパートナーシップはばっちり。ただ細すぎて妖艶さとかファム・ファタル感があまりないのだよね。ここまでくると人間を超越しているから。それなのにナマっぽい。イケナイもの、やばいものを見てしまった気がする。

「若者と死」イーゴリ・ゼレンスキー&スヴェトラーナ・ザハロワ

ゼレンスキーのワンショルダー衣装はラッシャー木村みたいだ。一瞬笑ってしまった。彼が演じる若者は、理由は不明だけどすごく苦悩しているのはよ~くわかる。気が触れたように激しく踊る踊る。パワー炸裂しちゃっているよ。とりあえず彼のトゥール・ザン・レールは軸もしっかりしていて速いけど美しい。一時期の不調ぶりからは想像もつかない復活振りだった。ただテクニックが勝ちすぎている感がある。一方ザハロワの「死」。ザハロワにあのおかっぱカツラは似合わない。いかにもカツラっぽい。まっ黄色のドレスもどうしたものか。ただあの人間離れしたスタイルと無表情さが意外にも不穏な感じがしてかなり怖い。一本調子の怖さなのだが。ラカッラほどではないにしても、あの長くてものすごい甲の脚をすんごく高くデヴロッぺで上げながら接近していくのは、なかなかゾクゾクする光景である。ゼレンスキーもザハロワも、役柄の掘り下げ方は足りないし、本来の「若者と死」とは別物と思わせているが、それでもなお、独特の世界観を舞台上に作り上げて観客を釘付けにする強烈な何かを持っていた。やっぱりスターは違う。

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

あーnaomiさんもご覧になったのね!
わたしは初日に行きました。
はっきり言っておもしろくなかった。
日本人ダンサーは上手なのかも知れないけど華やかさが無いし。そういっちゃ失礼かも知れないけれど旬を過ぎた方が多くて(女性)
その中でやはり西島さんと酒井ハナさんは楽しかった。
チェルネンコとラッカラは可愛かったですねー  やはり見かけって大切。
ザハロワはすごくきたいしてたのでその分ちょっとがっかり。わたしローラン・プティがあまり好きじゃないのかも知れません。

うるるさんのところで話題になっていた「スパニッシュ・・・・」、日にち忘れちゃったけど行きますのでお目にかかりましょうね!

naomiさん、ずずさん、こんばんは。
私は、中日に観に行きました。
動機は、やはり同じく生で「若者と死」をどうしても観たくて。
ゼレンスキーの復活ぶりが観られたのは嬉しかったです。
ザハロワのぞくぞくするほどの美貌と存在感には圧倒されましたが、
やはりなんか表面的な感じがして、ちょっと残念でした。
単純に美しいものを鑑賞した!と割り切れば、満足なんですけどね〜。
あと中日は、志賀美佐枝さんと小嶋直也さんの踊りが観られて、
私的にはとてもラッキーでした。

zuzuさん、く~てんさんこんにちは。

私は実はあまり期待しないで行ったので、案外楽しめました。最後まで行くかどうか迷っていたんですけどね、金欠の折。

初日はタミーが出るので回避したのでした。本当はボリショイの岩田さんと、引退する志賀三佐枝さんが見たかったので2日目に行きたかったんですが、起きたらもう開演時間近く(苦笑)

ザハロワ/ゼレンスキーの若者と死についても、すでに初日を見た方の感想等を目にしていたので、期待していなかった分楽しめたと思います。ザハロワはテクニックと容姿は天下一品なんだから、課題は演技力よね。ゼレンスキーは観る機会があればできるだけたくさん観たい人です。

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