ABTライモンダを観ようと思ったら地震。
渋谷で「エトワール・ガラ」のAプロを観た後、友人と六本木へ移動。テレビ朝日で開催中のABT写真展を観るためである。ところが、ちょうどこのときにABTダンサーによる子供向けのレッスンが会場で開催されていたので(新プリンシパルのミシェル・ワイルズが指導をしていた)六本木ヒルズのアフタヌーンティーでお茶していた時に大きな揺れが。でも、まさかこんな大騒ぎになるかとは思わなかった。震度4くらいが実感。
その後、写真展を見る。レッスン中なのに愛犬と戯れるマルセロ・ゴメスの写真が可愛い。レッスン中のいい顔をしたダンサーたちの写真がたくさんあって、ぜひ写真集にして売って欲しいな、と思った。
開演前1時間となったので、そろそろ上野に向けて移動しようかと六本木駅に着いたら、なんと電車が全線で止まっている。バスでとりあえず新橋にでも出よう、と思ったけどバスは満杯で乗れない。六本木交差点は凄いタクシー争奪戦が繰り広げられていたが、なんとかちょうど客が降りるタクシーを見つけて乗り込む。タクシーの中で携帯でネットにつなぎ情報収集。思っていたよりとんでもないことになっていたらしい。自分の体感した揺れが大したことなかったので、公共交通機関って凄く地震に弱いんだな、と思った。
タクシーに乗っていても、タクシーを止めようといている人たちがとんでもなく多い。上野にちょうど6時半頃到着し、タクシーを降りたらこのタクシーに乗り込もうとした人の群れが出来ていてかなり怖かった。
ABT公演も、本来は6時半開演の予定が、結局7時15分開演となった。でも開演時間となっても、客席は6割埋まっていたかどうか。
一応アンヘル主演だし、ライモンダの中では一番売れていたであろう日なのに。スカスカの席の前で踊るダンサーがかわいそうである。
(眠くなってきたので続きは明日)
おっとエトワール・ガラを忘れていた。ノイマイヤー作品はやっぱりいいよね!特に「椿姫」は繊細な心理描写の巧みさとドラマ性があって最高。去年のルグリグループ公演での、ルグリとルディエールももちろんずっと心に残って素晴らしかったわけだが、若いイリとラカッラも良かった。イリってただ立っているだけでもの凄く多くのことを訴えかけてくれる稀有なダンサーだ。その上踊りもいいのだから最強。ラカッラがこの演目に合うとは思わなかったが、技術だけでなくて演技力もあるのだな、と思った。(その代わり「白鳥の湖」の2幕PDDはいただけなかったが)
ハンブルクの二人(イリとシルヴィア)それとラカッラとマリ=アニエス・ジロの4人が素晴らしくて、後はけっこうどうでもいいや。どうも私は今のパリオペの方々にはあまり魅力を感じていないようだ。映画のようなおフランスなエンディングがお洒落。そして余興のジロ姐さんのカッコいいマネージュに拍手。
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