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2005/07/22

ABTオールスター・ガラ第1夜(7/21)

なんか時制があっち行ったりこっちいったりでしばらくややこしいと思うけど、記憶が新しいうちに。

ついに待ちに待ったABT来日公演。とはいっても、3週間前にNYで見てきたばっかりなんだけど。でも今日はちょっと興奮して仕事も手につかなかったりして。

さすがに今日はソールドアウトでびっしりと5階まで客席は埋まっていた。ロビーで叶姉妹を発見。久しぶりに見たわあ。

「テーマとヴァリエーション」。
バランシン振付。メーンの二人はマルセロ・ゴメスとパロマ・ヘレーラ。サーモンピンクの衣装。コールドが12X2で、中心になって踊るソリストは4ペア。
この演目は一昨年のシティセンターで観たのだけど、バランシン作品とABTの相性はかなり微妙。音譜と戯れる踊り、というのが今ひとつ不得意なのかもしれない。でも、男性ソリスト4人(ゲンナディ・サヴリエフ、ヘスス・パストール、クレイグ・サルスタイン、ダニー・ティドウェル)はそれなりに音にあわせて良く踊っていた。もちろん、マルセロもパロマも、プリンシパルとしての貫禄で美しいラインを保ちながら音楽性豊かに踊っていた。さすがだと思ったのは、コールドも含め足音はまったくしなかったこと。バランシンで足音がしたら興ざめもいいところなので。ソリストの一人として、加治屋百合子さんが入っていた。彼女は今後期待大。

PDD集。まずはロミオとジュリエットからバルコニーシーン。ロミオにアンヘル・コレーラ、ジュリエットにジュリー・ケント。私の席は2階右側サイドだったのだが、なんとバルコニーが丸ごとまったく見えなかったのである。ショックだ…。
それと、アンヘルとジュリーという組み合わせはなんだかしっくりこなかった。ジュリーはやっぱり落ち着きがある大人のジュリエットなので、情熱的でまっすぐなアンヘルには合わないと思う。アンヘルは全幕のときと全然違っていて、もう飛ばしまくり。またまた煙が出そうな猛スピードのピルエットとか披露しちゃって大変なことになっていた。調子はとてもよさそうだ。ジュリーは美しいんだけど全然印象に残らない。

「白鳥の湖」より黒鳥のPDD。ジリアン・マーフィとフリオ・ボッカ。この組み合わせも珍しいかも。ジリアンとだったらアンヘルかフリオかイーサンのところ、フリオだから。ジリアンの黒鳥は磨きがかかっていて邪悪で強くて迫力がある。バランスもいい。得意の回転技も絶好調でまた3回転半が数回飛び出した。
フリオ・ボッカはガラでPDDの抜粋なのに濃ゆい演技は相変わらず。台詞が聞こえてきそうである。へばってはいるけど、マネージュのところに挟み込むトゥール・ザン・レールが高くて素晴らしい。若いジリアン相手に少し老けてはいるものの、気持ちの上では決して負けていなくて心は17歳って感じで頑張っていた。まだまだいける。

「海賊」PDD。全幕だとパ・ド・トロワなのをアリとメドーラのPDDに直したものだ。散々NYで見倒してきた演目だけど、ガラだと雰囲気は変わるし、いつもギュリナーラばかり踊っていたシオマラ・レイエスがメドーラなのが珍しい。ホセ・カレーニョとのキューバンコンビである。
もちろんNYでもホセのアリを観た訳だけど、アンヘル、アコスタと派手なアリばかり見てきて、改めてホセのアリはとても品があってテクニックにむらがなく、美しくエレガントなアリだと思った。奴隷らしい従順さを備えながらも、隠し切れない育ちのよさと情熱も透けて見える。シオマラのメドーラはやっぱりギュリナーラに見える。でも彼女は本当に可愛くて、安定していて、しかも走りがちなオーケストラにしっかりとついていってすごいスピードでくるくる回っていて思わず観ている側も微笑んでしまう。

「シンフォニエッタ」イリ・キリアン振付、音楽はヤナーチェクでトランペットが9本という編成のため、オーケストラピットの両側にずらりとトランペット奏者が立つ。曲そのものが面白い。ところが、この演奏がひどい…音外しまくり。この音で踊れといわれても相当難しいだろう。その中、ダンサーたちは頑張っていた。
演目としては非常に面白い作品。
第一楽章はヘスス・パストール、エルマン・コルネホ、ゲンナディ・サヴェリエフ、サシャ・ラデッキー、デイヴィッド・ホールバーグ、ダニー・ティドウェル、カルロス・ロペスとソリスト中心だけどかなり黄金メンバーに近い。 楽章ごとに、これらのメンバーにエリカ・コルネホ、サラワニー・タナタニットなど女性ダンサーが加わったりするわけだが、同じ動きのシンクロが不思議な高揚感をもたらす作品なのだ。デイヴィッドとダニーの二人が中心で、特に身体能力に優れたダニーが突出していた気がする。デイヴィッドは体のラインが美しいのだけど、調子は今ひとつだったと思う。パートとしては大きくないけどエルマン・コルネホはさすがにプリンシパルだけあって、動きが素晴らしい。ヘススも独特の粘っこい踊りがこの作品にマッチしていたと思う。ミスティ・コープランドがバレエダンサーとしてありえないほど太ってしまっていたのが衝撃的。リフトするほうも本当に大変そうだった。
こういう作品だと、たとえ皆好き勝手に動いていても、なんとなく様になってしまっているのがABTっぽいところ。

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コメント

見ていないのに舞台が目に浮かぶようです。続き楽しみにしていますね。
それから23日のライモンダもお願いします!

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