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2005年6月

2005/06/22

6/20ベルリン国立バレエ「ラ・バヤデール」

ソロル:アルテム・シュピレスフキー
ニキヤ:ポリーナ・セミオノワ
ガムザッティ:ヴィアラ・ナチェーワ
托鉢僧:ライナー・クレンシュテッター

マラーホフって「ジゼル」「白鳥」などを観る限りかなり濃くてロマンティックな愛の世界を描く人だという印象があったので期待していたんだが、意外にも演出もアッサリしていて、女の戦いもさらりとしているし、あっけなくニキヤが死んだり(毒蛇が紐のようで、話の筋を知らない人には蛇だってわからないと思う)、あっさり寺院が崩壊したりサクサク進んでいった。私はロイヤルの濃ゆいダウエル様の大僧正が好きなのでやや物足りなかった。
全体的にドラマティックさに欠けているような。

寺院崩壊の時も、ダンサーたちがセットを引っ張っていったりするのがもろにわかっちゃうし。スペクタクルだと宣伝していたわりにはちょっといまひとつだったかもしれない。人々が押しつぶされて死んでいったかどうかもわからないし。ラストはなかなか良かったけど。

セットも、センスはいいと思うんだけどちょっとがらんとした感じで、シンプルかつ渋くて、地味。衣装にしてもそう。シックなんだけど色味がかなり地味で、主役二人がなかなか引き立ちにくいと思った。東洋のエキゾチズムを出すには、ちょっと悪趣味くらいが好みだけど、このあたりはマラーホフのこだわりなのだろう。

ソロルからニキヤへの贈り物だった白いスカーフの使い方はうまかったと思う。スカーフ、そしてガムザッティの手が血で真っ赤に染まっていくところは、マクベス夫人を思わせてドラマティック。

男性群舞がたくさんあったのはうれしかった。男性陣はさすがにいい男揃いで(結局それかよ(笑))力強い。托鉢僧のライナー・クレンシュテッターもグランプリエがとても深くて動きがキビキビとしており、綺麗。
しかし、影の王国のコール・ドはちょっとこれはないよ、と思った。(こけそうになった人もいるしふらふらしているし、揃っている以前の問題)この演目はこの場面が最大の見せ場の一つなんだから。

アルテム君は、とにかく美しかった。テクニックもあって、背中も柔らかいし、足音もマラーホフ直伝なのかあんなに体が大きいし高く飛んでいるのに全然しないし。素敵。長身で肉体派なのに、男っぽいというよりはアンドロギュヌス的で妖しい美しさで、登場した瞬間に悲劇的な結末まで想像させてしまう。勇壮な戦士にはちょっと見えないが。
もちろんマラーホフの愛にあふれた演技まで到達するには先は長いって感じ。二人の女の間で迷っている様子もわかりにくい。結婚式のシーンでガムザッティを嫌がっているのは良くわかるけど。

ポリーナは非常に綺麗に踊っていた。上半身が素晴らしく柔らかい。清楚で、ニキヤの儚さや哀しさが良く伝わってきていて、良かったと思う。ガムザッティ役のヴィアラ・ナチェーワはなかなか演技が濃くて色っぽく、回転系が得意。踊りもキビキビとしていてうまかったが、ちょっと年食っていたかな。ブロンズ・アイドルは端正だったけどもう少し頑張りましょう。

でも美しいアルテム君を堪能できたので、元は取れたって感じかな。

P.S.ついでに、マラーホフの伝記「ウラジーミル マラーホフ」買っちゃったよ。

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2005/06/06

5月28日20時「白鳥の湖」詳細キャスト

5月28日(土)20時開演
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー ホセ・ティラード 
王子 ニール・ウェストモーランド
女王 キャンディス・エヴァンス
執事 ピーラー・ファーネス
ガールフレンド ソフィア・ハードリー
幼年王子 ギャヴィン・パーサンド

白鳥 アダム・ルザフォード、サイモン・カライスコス、ベン・ディクソン、コーディ・チョイ、イラド・ティンバーレーク、サム・プラント、フランチェスコ・ダスティシ、ジョー・コラサンティ、サイモン・ハンフリー、ドミニク・ノース、アシュレイ・ベイン、レイン・ド・ライ・バーネット、クリス・キーリー、サイモン・ウィリアムズ

王女 フランス メリアム・ポーリアン、ルーマニア カースティ・マザー、スペイン ピア・ドライヴァー、ハンガリー キャンディス・エヴァンス、ドイツ ローリアン・デルトゥイユ、イタリア トレイシー・ブラッドリー、モナコ エマ・バウン、バッグレディ エリザベス・ミシュラー

スワンクバーの出演者
ライラックのカツラの男:アシュレイ・ベイン クラブ・オーナー:サイモン・ハンフリー ポップ・アイドル:ドミニク・ノース ジョー・オートン:ベン・ディクソン 水兵:サイモン・カレイスコス、サミュエル・プラント ポン引き:フランチェスコ・ダスティシ イーストエンド・ギャング クリス・キーリー、イラド・ティンバーレイク

4羽の小白鳥
アダム・ルザフォード、サイモン・カライスコス、ベン・ディクソン、コーディ・チョイ
ビッグ・スワン
アシュレイ・ベイン、ジョー・コラサンティ、レイン・ド・ライ・バーネット、サイモン・ウィリアムズ

女王のエスコート ジョー・コラサンティ(レイン、クリス・キーリー、アシュレイ、サイモン) コーギー散歩係 ベン・ディクソン

エスコート
フランス ドミニク・ノース ハンガリー レイン・ド・ライ・バーネット イタリア クリス・キーリー、ルーマニア サイモン・ハンフリー、 スペイン:コーディ・チョイ、モナコ フランチェスコ・ダスティシ

2005/06/05

「白鳥の湖」韓国公演キャスト5/28詳細

5月28日(土)15時開演
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー ジェイソン・パイパー
王子 クリストファー・マーニー
女王 イザベル・モーティマー
執事 アラン・モーズリー
ガールフレンド ソフィア・ハードリー
幼年王子 サイモン・カレイスコス

白鳥 コーディ・チョイ、ベン・ディクソン、ギャヴィン・パーサンド、ショーン・ウォーターズ、サム・プラント、ジョー・コラサンティ、イラド・ティンバーレーク、ニック・カフェツァキス(注意:実際には出演せず)、ドミニク・ノース、デヴィッド・リース、レイン・ド・ライ・バーネット、グレン・グラハム、アシュレイ・ベイン、クリス・キーリー

王女 フランス ピア・ドライヴァー、ルーマニア エマ・バウン、スペイン トレイシー・ブラッドリー、ハンガリー キャンディス・エヴァンス、ドイツ ローリアン・デルトゥイユ、イタリア カースティ・マザー、モナコ ヘザー・レジス・ダンカン
バッグレディ メリアム・ポーリアン

スワンクバーの出演者
ライラックのカツラの男:レイン・ド・ライ・バーネット クラブ・オーナー:ドミニク・ノース ポップ・アイドル:サイモン・ハンフリー ジョー・オートン:ギャヴィン・パーサンド 水兵:ベン・ディクソン、デヴィッド・リース ポン引き:イラド・ティンバーレイク イーストエンド・ギャング クリス・キーリー、サミュエル・プラント

4羽の小白鳥
ベン・ディクソン、デヴィッド・リース、ショーン・ウォーターズ、サム・プラント
ビッグ・スワン
アシュレイ・ベイン、クリス・キーリー、レイン・ド・ライ・バーネット、グレン・グレアム

女王のエスコート ジョー・コラサンティ(レイン、クリス・キーリー、アシュレイ) コーギー散歩係 ギャヴィン・パーサンド
トレンチコートのカメラマン コーディ・チョイ、クリス・キーリー レポーター サム・プラント パパラッチ グレン・グレアム カメラ小僧 デヴィッド・リース、サイン・ハンター ギャヴィン・パーサンド

エスコート
フランス サイモン・ハンフリー、ハンガリー グレン・グレアム イタリア アシュレイ・ベイン、ルーマニア ドミニク・ノース スペイン:ショーン・ウォーターズ、モナコ イラド・ティンバーレーク

2005/06/01

帰ってきました。

睡眠1時間で仕事に行って、今日も11時まで残業。疲れました。

でも行ってよかった。この素晴らしい時間を共有してくれた友人たち、親切な韓国の皆さん、そして何よりもダンサーの皆様に感謝!

土曜日の2公演は素晴らしかった。マチネ、ニールとホセのタイミングが合っていなくて、今度は自殺未遂のシーンでホセがなかなか出てこなかったり。マチネのジェイクリはいうまでもなく良かった。ジェイ少し髪が伸びた?

日曜日マチネはなんかホセがちょっとだめっぽいな、と思っていたら2幕ヴァリエーションでやってしまった。ホセのこけるところは観るの2回目だったのだが、前回は何事もなかったかのようにリカバーしていたのに、今回はダメージがあったのか、リフトがまるでできなくなってしまって。
でもそれを一生懸命盛り立てているスワンズにもらい泣きして、2幕から泣けて仕方なかった。そんなぼろぼろのホセがストレンジャーでは打って変わってセクシーになって(でもテーブル回しは全然できない)
そんなときでも、3幕のホセの淫靡な魅力はすごかったし、ロシアの踊りのダイナミックでスピーディでしかもセクシーな動き、黒鳥PDDのときの高いソテ、クールで危ない魅力は炸裂していたよ。
そして4幕ではスワンズに攻撃されて弱っていき、ベッドの上で倒れこんで動かないホセを観て、もうたまらなくなってへたり込んで泣いてしまった。
カテコでは例によって?ものすごく嬉しそうなニールと、素に戻れないホセ。目の周りが真っ黒になるほど大泣きして、なんか大変な状態になってしまった。

ソワレは本当に凄まじかった。まさに渾身の演技と踊り。
ジェイもクリスも持てる最高のものを発揮していた。
クリスのコーダでのえびぞりジャンプは一度だけではなかった。なんども「ついてきているか」と王子を振り返るジェイソンスワン。
土曜日に一度もビッグスワンを踊らなかったピーターさんが、豪快にパワフルにやってくれた。彼のビッグスワンは最高だね!(土曜日のサイモン・ウィリアムズもよかったけど)持てる力のすべてを出し切って、この一瞬一瞬だけの美を見せてくれていた。必死に記憶に焼き付けた。
次の曲が始まっても鳴り止まない拍手。音楽の切れ間がないように思えた。

3幕コーダのヒューヒューうぉーっという掛け声の大きさ!そして女性陣は華やかに笑い声を立てて。今まで見た中でも一番ノリノリだった。これはもう、パーティだ。テーブル担当のスペイン君たちも本当に楽しそうでワイルドだった!せっかくピーターがイタリアン・エスコートなのにカースティがイタリア王女を演じていなくてバッグレディだったのが残念だったけど。でもトレイシーのイタリアも、しっかりとピーターを殴っていて、気が強そうで良かった。

そして4幕のジェイとクリス…ここまで凄まじい愛を見たことがない。王子とスワンが引き離される時の、体を引き裂かれるかのような悲しみ。スワンを失って、感情の塊となりスワンへの想いが昇華していくクリス王子の死は荘厳さすら感じた。
カーテンコールでひしと抱き合う二人。ジェイソンは泣いていた。そしてドミニクも、コーディも、もちろんクリスも。
赤いバラが投げ入れられ、晴れやかな表情の出演者たち。本当にありがとう。ついに終わったよ。

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