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« M・ボーン『白鳥の湖』にふたたびはまる | トップページ | 『白鳥の湖』3月12日18:00(前半楽) »

2005/03/13

H・アール・カオス『神々の創る機械2005』


振付家大島早紀子とダンサーの白河直子を中心にしたコンテンポラリー・ダンス・カンパニーで、存在を知ったのは塚本晋也の映画『ヴィタール』で大島の振り付けによるダンスが登場したことから。
私はバレエな人でコンテンポラリー・ダンスは全然門外漢なのだが(もちろん、バレエのカンパニーがフォーサイスとかドゥアトとかキリアンのようなコンテンポラリー寄りの作品を上演するのはよく見ているけど、難解だな、と思うこと多い)
この作品は解釈が難しいところがありながらも、単純に観ていてステージから片時も目が離せないほど面白かった。

主役の白河直子がすごい。いきなり上半身裸で登場するのだけど、この体が極限まで脂肪を削ぎ落とした痩身。胸もないしやばいくらいのストイックな体。そんな体なのに上半身の動きの激しさといったら。痛々しいまでの激しさ。どうやらこの作品は死に瀕した人間が旅立っていくまでの物語のようで、死の甘美な誘惑と戦う様子が何度も何度も繰り返される。女性ダンサーたちはときに優しくときに激しく死へと誘っていく。
ベッドの上で飛び上がり回転したり、ワイヤーで逆さに吊られたり、ワイヤーで吊られて客席方面へと飛び出したりと、アクロバティックな動きも多用。
バレエとは違って下半身の動きは少なめで、とにかく上半身の激しくしなやかな動きに目が吸い寄せられる。全体を貫くただならぬ緊張感。
基本的にモノトーンの舞台の中で、赤い薔薇の花びらや赤い灯を効果的に使っている。衣装は黒のパンツスーツで統一されているけど、背中が開いているデザインがかわいい。
しかしこれだけ激しいし、白河直子の肉体は男女を超越しているのに、作品自体は「オンナ~」って感じがえらくするんだよな。この舞台に好き嫌いが出るとしたらそこの点かな。耽美な感じが。あとは、音楽がいろんなジャンルのものが入り乱れて統一感がないのが気になったといえば気になったが。
しかし、本当に白河直子はやばいくらい強烈。ダンスに興味がある人は一度は観た方がいいと思ったのであった。

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