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« ハンブルク・バレエ『眠れる森の美女』2月17日18時半(その1) | トップページ | 『オペラ座の怪人』ジェラルド・バトラーに夢中 »

2005/02/24

ハンブルク・バレエ『眠れる森の美女』2/17続き

3幕、へザー・ユルゲンセンが踊る善の精とデジレの踊りから。へザーはとても端正できれい。デジレはまず悪の精たちをやっつける。けっこう本格的に戦っちゃっている。眠っているオーロラのベッドを見つけたデジレはするすると登っていって、じっと彼女を見つめる。イリったら、熱っぽい視線がとてもせつない感じ。でも、唇にキスしないで手を取って接吻するところが控えめで慎ましやか。目覚めたオーロラがベッドを降りてデジレと愛らしく踊り、自分から「あなたを待っていたわ」とキスするところが素敵。

そしていよいよクライマックスの結婚式。またリアブコの式典長が仕切りつつも、華やかな舞台が繰り広げられる。デジレはジーンズを脱がされて王子っぽい衣装を着させられるけど、これがまたちょっと「七五三」ぽくて微妙な感じ。でも、ハンブルク・バレエは衣装がとてもスタイリッシュでちょっとデカタントで美しい。中でも、女性陣の深紅のドレスが、アーリア人的な彼女たちの容貌に映える。
パ・ド・トロワを踊ったラテン系の若いティアゴ・ボーディンがとてもいい。くりくりした髪型が可愛らしいけど、力強くて柔らかくて印象的だった。

そして真打ち、リアブコの青い鳥!これがもう、ため息が出るような、本当に飛び去ってしまいそうな、”青い鳥”そのものの。手先をひらひらさせて、羽根のように軽く高く舞うその姿を見ているのは至福の時だった。プリエのやわらかいことといったらもう!足音一つせず、ぴんと伸びた足先。脚さばきの軽やかさ。もはや人間ではない。踊りの精だ。さっきまで式典長としておどけていた人とは到底思えない。

それだけに、デジレ王子とオーロラのパ・ド・ドゥはちょっと弱く感じられてしまった。3回のフィッシュダイブ、どれも「落っことすんじゃないか」とひやりとさせられてしまった。どうやらイリは風邪から快復しきっていなかったようで、本調子ではなかった様子。その後のヴァリエーションでは調子を取り戻していたけど。

結婚式の熱狂が続く中、デジレはぐるぐると浮かれたように踊っている。まわりの人々や景色が消えていき、気がつけば彼は一人。夢の中に取り残されていたのだ。胸が締め付けられる。イリは悲しくロマンティックな狂気を秘めた青年を演じさせると本当にせつなくて、こちらの息も苦しくなってしまうほど。

夢から覚めた彼の視線の先には、オーロラとそっくりの若い女性が眠っている。そして再び恋の始まり、物語の始まり…

この物語は、3人の守護天使-デジレと善の精とカタラビュット-に見守られる女の子の成長物語にも思えるし、時を越えた想いを叶える青年の心の旅とも言えるし、お伽話のように結婚式で終わるのではなく、続いていく人生と恋を伝えているようにも思える。

しばらくはこの「眠り」を想うだけで胸が熱くなって醒めない。

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コメント

う~ん・・。好きなカンパニーを追いかけて香港に行ったとはいえ、逃がした魚は大きかったと思ってしまいましたよ。観たかったな~。

にきさん、おかえりなさい!
どっちの公演を取るかは、ナマモノ舞台ファンにとっては本当に悩ましい事態で…いつも私も悩んでいます。
とりあえず、しばらく他の『眠り』は観たくないかも、という気分です。
来年気がついたらハンブルクに行っていたらどうしよう(笑)リアブコは服部君の公演でまた来るからそのときに必見ですね♪ロイヤルとかとかぶらないといいんだけど。

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