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« 新国立劇場『白鳥の湖』1/10 | トップページ | レニングラード国立バレエ『海賊』 »

2005/01/20

『ネバーランド』&腹部激痛

親が試写会で観たらしく、お正月に実家に行ったら「この映画すごくいいわよ」と前売り券とプレスまでくれたので、観に行く。

多分「ピーターパンの誕生秘話」という予備知識では観に行かなかっただろう映画だけど、よい映画だった。最近年のせいか、涙腺が弱くなって困る。

舞台好きとしては、映画のオープニングがジョニー・デップ扮するバリの舞台初日から始まるところが嬉しい。その舞台が不評で落ち込むバリを「舞台(play)は遊び(play)じゃないか」と慰める劇場主(ダスティン・ホフマン)。載っていた酷評が切り抜かれて穴が開いた新聞を通して、公園に佇む未亡人シルヴィアと4人の子供たち一家が見えるところも洒落ている。(思えば、自分の舞台を覗き見するファーストシーンから、ラスト近くの舞台シーンまで、穴からのぞいたり、扉から外やファンタジーの世界に飛び出るところまで、“穴”のモチーフが多用されている)

妻とのギクシャクした関係から逃避するように、自分も子供のようにシルヴィアの子供たちと無邪気に一生懸命に遊ぶバリが楽しげ(だけど痛々しい)。インディアンに扮していたり(ジョニー・デップにはネイティヴ・アメリカンの血が流れている)、海賊を演じてみたり(もちろん、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の役とそっくり)、ジョニー・デップファンはにやりとするところも用意されている。
ジョニー・デップって比較的演技が大げさな人かな、と思っていた。が、この映画では抑え目で、彼本来の演技のうまさが光っている。バリは妻にちゃんと向き合うことができず、虚構の世界に逃避しがちな変人だけど、“ちょっと変わった少年っぽい人”で魅力的に描かれている。

シルヴィア役のケイト・ウィンスレットがとても良い。貧しくても誇り高く、死に対しても毅然と立ち向かっている心の通った女性を好演。一方、シルヴィアの母親で、どちらかといえば憎まれ役のジュリー・クリスティもさすがの存在感。バリを家から追い出そうとするのに、実は彼がこの家に欠かせない存在だと知っていく過程を見事に演じている。バリの妻役のラダ・ミッチェルは、芸術家の妻とは何たるべきかを理解はしていないけど、彼に向かい合ってもらえず心が通わなくなる寂しさを漂わせていてシンパシーを感じられるキャラクターだ。ピーターパン役のケリー・マクドナルドが可愛い。

父親の死そして母親の病に傷ついている子供たちを取り囲む現実がつらく厳しいだけに、そんな中でも人の心は自由で夢を見ることのできるという幸福が胸にしみる映画。想像力の中では人は幸せであるというところで、なんだかすごく泣いてしまったよ。一瞬しか出ないネバーランドの光景が素敵。子供向け、とするにはかなりほろ苦い映画で、ことさら無理やり感動的に仕上げようとしないところが気に入った。人によってはそれが物足りなく感じるかもしれないけど。

プレスを読んだら、シルヴィアの4人の子供たちは実際にはその後かなり不幸な人生を送ったみたいで、ちょっと悲しかった。でも、「ピーターパン」の初日にバリに話し掛けた老婦人がシルヴィアの孫なのだそう。

映画を観終わって家に帰ろうとバスに乗ったところ、突然腹部の激痛に襲われて死ぬかと思った。バスの中で何度も気を失いかけて、だんなにも救急車を呼ぼうかと言われたほど。自分にしては珍しく10時前に寝たのだけど。

で、翌日念のために医者に行ってきて、超音波とレントゲンを取ってもらった。
血液検査の結果はまだなんだけど、とりあえず(たぶん)大きな病気ではないようだ。

しかし、医者に言われたのが
「胃が異常に大きく膨れていて、胃と腸にガスがたまっていますね」
「食べ過ぎみたいなんで、食事を控えてください」(アルコールなどはもってのほか)
また日を改めて胃カメラも飲もうとは思うのだけど。最近は胃カメラも進化していて、鼻から入れられるのだそうだ。

食べすぎですか。

なんか情けない。 レントゲン写真で見た自分の胃、脳みそくらいの大きさだったよ。

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