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2004/12/29

人体の不思議展と『刑事まつり』

東京国際フォーラムで「人体の不思議展」国際フォーラム近辺は凄い人で、まさかこれがみんな人体の不思議を観にきたのかと思いきや、ミレナリオに来ている人たちだったのだった。しかしミレナリオの会場で大音量で流れている音楽がすごい不気味。ホラー映画とかに流れてきそう。

「人体の不思議展」私こう見えても実はグロイもの苦手なんです。実は『ヴィタール』も解剖のシーンはちょっと怖くて死にそうだったのよ。しっかし大盛況で、デートできている方とか、ルミナリエのついでに来ているカプールとかいっぱいいて、趣味がいいんだか悪いんだか。だって死体の大展示会だよ。しかも5センチ単位でスライスされていたり、意味もなく弓を引いていたり、跳躍していたりヘンなポーズとっていたり。死んだ後どうやって体を動かしてああいう体勢を取らせたのか。どうやってこの標本を作ったかよりもそっちの方が知りたい。血管を固めているのは本当に綺麗だけど、コレが自分の体に中にあるんだよね。ササミのように骨からスライスされて広げられた筋肉を見ると、しばらく肉やモツ系は食べられない。あとはガンとか肝硬変とか脳腫瘍のグロ内臓系とか、胎児とかトラウマになりそうなものがたくさん。自分の体の中身がこうなっていると知ることができたのは貴重だけど、夢に出てきそうな気持ち悪さ。

ルミナリエと仕事納めが重なって食べるところはどこも満員。スタバでカフェラテを買って、有楽町のニッポン放送の中にあるイマジンシアターで「年忘れ 刑事まつり スペシャル!」。
http://event.1242.com/f-theater/ こんなところで上映されているとは、知らなかった。実は下北沢で「刑事まつり」が上映された時には満席で観られなかったのだ。今日の上映は黒沢清監督「霊刑事」青山真司監督「NOと云える刑事」田中要次監督「窯岡刑事」そして篠崎誠監督「忘れられぬ刑事」24分ヴァージョン。どれも面白かったよ。不気味な黒沢ワールド展開の「霊刑事」。その黒沢清が主演で「いや」としか言わない「NOと云える刑事」。中でも、BOBAさんの「窯岡刑事」は大杉漣の怪演ぶりと、ずっと引っ張ったオカマ&カミングアウトネタ、謎の英語字幕でおなかの皮がよじれそうになるほど笑った。BOBAさん、映画監督としてもいけるかも。篠崎さんのは、製作費全部持ち出しとは思えないほどの豪華版で、キャストからしてなかなかすごい。大森南朋が二人出ていたり、故青木冨夫さんも登場したり、原口智生による生首造形も(人体の不思議展を見たばかりだけに)味わい深いものがある。篠崎さんのトークショーがあったり、「NOと云える刑事」主演の寺島進の生写真がもらえたりとけっこうお得な気分だった。
あと二日間の上映が残っているので、時間のある方はぜひ。29日と30日、8時半からの上映。

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