『靴に恋して』
シアターイメージフォーラムでスペイン映画『靴に恋して』。この映画にスペイン国立ダンスカンパニーの芸術監督でダンス界では気鋭の振付家としても有名なナチョ・ドゥアトが出演しているので観に行った。そう、ナチョは大変な美男子なのだ。
5人の女性たちのエピソードを描いたこの映画、ナチョの役柄は、小さすぎる靴を履く資産家の奥様の“足のドクター”。短髪でメガネをかけていたけど、青い目がとても美しく鼻血が出るほどカッコいい。出番は15分くらいだけど。パンフレットに紹介文が出ていないのはどうゆうこと!?
あと、知的障害を持つ若い女性の看護士役で出てきた俳優がちょっと見たことがないくらいうっとりするような美しい黒髪の少年(Enrique Alcides)。目が釘付けになっちゃった。この映画、若くて綺麗な女性はひとりも出てこないのに、男の人はいちいちみんなハンサムなのだ。
映画自体も、周りでの評判も良かったけど想像していたよりずっと良かった。靴フェチの話かと思ったら、靴にセクシャルな意味はあまりもたせていなくて(例の「小さすぎる靴を履く女」が、ナチョの登場もあって一番セクシーなんだけど)、靴を女性の生き方になぞらえているという構造。私自身、足がデカい&外反母趾気味なので小さすぎる靴を履くって気持ちは良くわかる。履き心地よりも見た目で選んじゃって後悔すること、年に5~6回はあるものだから。5人の女性はみな家族など人間関係に問題を抱えているけど、そのあたり、紋切り型ではない描きかたなのが面白かった。群像劇って一歩間違えると散漫でつまらなくなってしまうから。
売春宿のマダムを演じたアントニア・サン・ファンは『オール・アバウト・マイ・マザー』で性転換した女性を演じていただけに、登場した時「ひょっとしたらこの人、男が演じているんじゃないか」と思わせる怪しい魅力がある人だったけど、調べたら一応女性。“靴を盗む女”のナイワ・ニムリは『オープン・ユア・アイズ』から始まって『アナとオットー』『ユートピア』そしてお正月映画の『スパイ・バウンド』まで最近よく見かける売れっ子だけど、微妙なルックスだよな。スタイルが良くて目が大きいんだけど三白眼だからか。
ドラッグとか同性愛とかいっぱい出てくるのも意外だった。
ラーメン食べて、HMVでDVDとかチェックして、ライターやいろんな雑誌の編集の方他と飲み。ネパールトレッキングの話が面白かった。気がついたら久々にオールナイトすることに。80’sしばりのカラオケなどはちょっと張り切っちゃったりして。朝焼けってきれいだね。朝帰りの翌日はまるで使い物にならなくて夕方5時まで寝ちゃった…。
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