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2004/10/05

インファナル・アフェア2 無間序曲

曜日は昼間とっても暑くて、日曜日は大雨で寒いという寒暖の差の激しい週末。

日曜は観よう観ようと思ってなかなか行けなかった「インファナル・アフェア無間序曲」。1作目が大好きな自分であったが、今回はそれを上回る素晴らしさ。冒頭のアンソニー・ウォンの取調室での語りから惚れ惚れする。まずはアンソニー・ウォン、ン・ジャンユー(やっぱりフランシス・ンじゃなくてジャンユーと呼びたいよね)の演技は完璧といっていい。ジャンユーは、黒社会の非情な若きリーダーぶりと家族に見せる優しさのギャップがいい。アンソニー・ウォンの重厚さの反面、同僚が目の前に殺された時の慟哭する様は誰の心をも打つことだろう。「世に出た者は、いつか必ず消え去る」この言葉を度々口にするジャンユー扮するハウだが、この“諸行無常”的な台詞が毎回ニュアンスが違って聞こえるところが、この映画のすごいところだ。
一度も台詞のないロイ・チョンもいい。考えてみればこの3人はあの傑作「ザ・ミッション/非情の掟」のメーンキャストだった。

そして姐さんを演じるカリーナ・ラウもいい。1作目は女性の役割がほとんどない映画だったが、今回は彼女の存在が大きくて、登場人物それぞれの運命を狂わすジョーカーとして機能している。エリック・ツァンに代わり、アンソニー・ウォンと対を成すもう一人の主人公と言ってもいいほどだ。フー・ジュン演じるルクの、ウォンへの友情に厚い様子は涙腺を刺激する。

脚本にポコポコ穴は空いている。まず、なぜ警察学校出身のラウがいかに異母弟とはいえ、あんなに簡単にハウの側近になれたのかが不思議。ショーン・ユーとエディソン・チャンの顔は似ているしアンディ・ラウ、トニー・レオンにどちらも似ていないから、ごっちゃになるという問題もある。

だが大河ロマンのように多くの人間の運命をポリフォニックに巧みにそしてリリカルに描いたこの映画は、観た者の心にずしんと響き、無間の苦しみとはどんなことなのかを思い巡らさせてくれる。 しびれるよ。
ほとんどの劇場で3週間で終わってしまうなんて、なんともったいないことだろう。

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