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« 映画をなかなか観られない&「ぼくセザール、10歳半1m39cm」 | トップページ | 今観るとさらに味わい深い『ワイルドシングス』 »

2004/09/15

某雑誌の対談に参加&朝4時帰り

某映画雑誌の企画で、新作映画3本を観た上で編集長始め女性数人で対談するというのに参加してきた。
以前仕事をした映画会社のK嬢を始め、映画業界の方や雑誌の編集の方などのメンバーで、今業界にいないのは私だけなのでお恥ずかしい。(しかも写真も載るらしい。ああ恥ずかしい)

お題の映画3本のうち予め観たのは、グルジアを舞台にしたフランス映画「やさしい嘘」と、60年代に活躍したバンド、ゴールデンカップスのドキュメンタリー「ワン・モア・タイム」。

「やさしい嘘」はグルジアに住むおばあちゃん、母と娘の3人を描いたドラマで、娘を演じたのはカネフスキーの傑作「動くな!死ね!甦れ!」の女の子。ヨーロッパとロシア文明の交じり合うグルジアの豊かな文化、美味しそうな食事やワイン。キェシロフスキの「トリコロール」の撮影監督による美しく繊細なシネマトグラフィ、女性監督らしい細やかさの感じられる映画。終わり方には予定調和的なところが感じられるものの、ちょっと気が強いおばあちゃん役の女優さんが素晴らしくて好ましい印象。おばあちゃんのお金がなくても、年をとってもマニキュアをしたりスカーフなどでお洒落を楽しんでいるのが素敵。

「ワン・モア・タイム」はグループサウンズ全盛時に「長い髪の少女」というヒット曲を飛ばしたことで知られるゴールデンカップスのメンバーと再結成ライブを追った映画なのだが、今回課題になっていなければ観ることはなかった映画だろう。名前くらいしか聞いたことのなかったバンドだし。しかし、GSといっしょくたにされていたこのバンドの音楽性が素晴らしい。60年代末、テレビにも多く出演してアイドル的な人気もあった彼らの音楽は、めっちゃブルースで、TVなのにヴァン・モリソンとかマディ・ウォーターズの曲のカバーを(もちろん英語の歌詞で)演奏しているのだ。演奏技術もすごい。キーボードはかのゴダイゴのミッキー吉野だし、ベースのルイスルイズ加部(フランス人のハーフで若い頃は少女マンガから抜け出たように美形)は後にピンク・クラウドを結成。メンバーチェンジを盛んに繰り返したグループで、柳ジョージやアイ高野も参加していた。さらに、インタビューに登場する面々が、北野武、矢野顕子、ショーケン、土屋昌巳、クレイジーケンバンド、CHAR、ジョー山中など恐ろしく豪華である。彼らの出身地横浜に治外法権があり、ベトナム戦争から休暇を取った兵士でライブハウスが賑わい、沖縄が返還される前という時代に、こんなにいかした連中がいたとは!そして、30年の時を経ての再結成ライブ。少年にかえったような彼らの、相変わらずブルースなライヴパフォーマンスもノリがよく素晴らしい。60年代末、自分が生まれる少し前のファッションや風俗もたくさん出てきて、とーっても面白かった。当時の不良少女みたいな女の子たち、今でもかっこいいし。ライヴシーンがとても長いけど、それだけ自分たちの音楽に自信があるってことだろう。しかも、「あの頃は良かった」みたいなノスタルジーがあるわけでもなく、あいかわらずいかした不良オヤジなのがいい。ゴールデンカップスを知らなくても、ロックが好きな人だったら絶対に気に入ると思う。

映画の紹介が長くなったけど、対談そのものは盛り上がったのか盛り上がらなかったのかわからない面もあった。自分と同世代、もしくは少し若い女性たちと、60近い編集長(かの脚本家)のジェネレーション・ギャップみたいなのもあったわけだが。だけど、終わった後に飲みに繰り出した後は盛り上がること。編集長が脚本を書いた映画の話題を発端に、男と女、SEXについての話題で朝の3時半までかかってしまった。みんなの話を聞くにつけ、自分は既婚者であるということもあるしすっかり歳を感じてしまったわけだけど。今時の若い娘のセックス観は自分とは隔世の感があるわあ。

それはともかくとして、非常に楽しい一夜であった。こういう会はまた参加したいな。さすがに朝4時に帰宅したので翌日は仕事がつらかったし、タクシー代も相当かかっちゃったけど、その価値はあったと思う。

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