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2004/09/01

アテネフランセでピンク映画3本立て

無職の特権として昼間に映画を観に行くというのがある。しかもピンク専門館以外ではなかなか見る機会のないピンク映画の特集上映だ!というわけで急にまた酷暑となったところだけど頑張ってアテネフランセの坂を登ることにする。
http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2004_08/NSPMtop.html

しかしこれだけ豪華なラインアップなのだからもっと人の入りが良いかと思ったらそうでもないのがもったいない。女性の姿なんてほとんどないのだから…。 (「痴漢電車 さわってビックリ!」では監督と主演の川瀬陽太のぶたいあいさつまであったのに)

最初は2本だけにしようかと思っていたのだが、2本とも出来が良かったので思わず3本目まで観たら、3本目が一番面白かったという幸運。平均60分という短い尺(集中力のない自分にはかえって好都合)、必ず何分に1回はカラミを入れなくてはという制約、そして低予算の中で商品として満足度の高いものを作っているのが良い。しかもフィルム至上主義者の自分としては、低予算でも35ミリというのがありがたい。一般日本映画で、これだけ平均的に面白い映画って今作れるものなのだろうか、と思わされるのだ。

宙ぶらりん(SEX配達人 おんな届けます)監督/堀禎一 
倦怠期にあるカップル。ホカ弁屋で働く女の前に、毎日午後3時にイカフライ弁当を買いに来る(ちょっとおたくっぽい)男がプロポーズ。一方、デリヘル嬢の運転手である片割れの方は、同僚のデリヘル嬢を買って一瞬本気になっちゃったりとダメダメぶりを発揮。どこにでもあるような男女の心の襞をうまく掬い取った映画だと思う。ここまでダメな男と一緒になることがヒロインにとって幸せとは到底思えないけど。

にぎって(OL性白書 くされ縁)監督:今岡信治
別れたはずのカップルが、ふとした偶然で再会してついにはある奇跡が起こるという筋だけ聞くとファンタジックなのだけど、実はかなりユーモラス。振られた新彼に贈られた指輪を外そうとして両手を煮えたぎる油の中に突っ込んでフライしてしまい、さらには食あたりして振った男の部屋のトイレを借りようとして間に合わず、両手をぐるぐる巻きにされた状態で親から暇つぶしの電話がかかってきたり、変態夫婦に捕まって鞭打たれたり、最後には青木ケ原の樹海をさまよう羽目になってしまうのだから、ヒロインの受難は相当なもの。浮気相手の女に金属バットで殴られたり小学生にぶつかった男や彼女の乗ったタクシーを追い掛け回したりする主人公も相当大変だけど。それなのに終わり方で「イイ話」に思えてくるから可笑しいものだ。

耳を澄ます夏(痴漢電車 さわってびっくり!)監督/榎本敏郎
タイトルは聞いたことがある、有名な作品だけど観てみると噂になるだけのことはある、実にウェルメイドなラブコメ。気弱なサラリーマンが痴漢をした女性は実はスリで、彼女のスリ稼業の片棒を担がされる羽目に陥り、さらに彼女の犯罪行為はエスカレートし…。女スリ役の麻田真夕がとにかくキュートだ。痴漢とスリという犯罪者二人組なのに憎めないのは、彼女のキャラクターに負うところが大きいと思う。言ってみれば、『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンの役に通じるところがある、暴走しながらも実は純情な魅力。裏エピソードとしてスリ常習犯の男と刑事の不思議な関係というのもあって、こちらもユーモラス。幕切れの仕方も、ラブコメの王道を行っているちょっとロマンティックなハッピーエンド。

ホント、ピンク映画を一般の上映会場で観られる機会はもっと増やして欲しいものだわ。アップリンクさまからDVDシリーズ「ニッポンエロティックス」
http://www.uplink.co.jp/nippon_erotics/
が出ているので興味のある方は是非。

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