六本木でドキュメンタリー2本
たまには映画を観なくちゃ、と久しぶりにヴァージンシネマズ六本木ヒルズへ。普段シネコンは川崎のチネチッタばかりなのだが、比較すると、窓口がかなり行列するのは同じだが、窓口の数が7つと少なく、しかも川崎だと上映開始間近の作品を観る人は優先してくれるのにそれもなし。トイレの数も少ないと思う。
パンフレットの見本が置いていないのも不親切(チッタもそうだけど)。大体そもそも、六本木ヒルズに着いたところで、ヴァージンがどこにあるかもよくわからないのが一番困った点なんだけど。
ドキュメンタリー2本続けては疲れる。「フォッグ・オブ・ウォー」は混雑していて一番前の列になったのだが、画面に近いところでドキュメンタリーのビデオっぽい映像を観るのはつらいし字幕も読みづらかった。映画そのものは非常に面白い。マクナマラは大学時代に「世界核戦略論」を読んでいたんだけど、やはり賢い人だ。賢い人でも間違いはするものだな。それをちゃんと認めて、間違いから学んでいるところが凡人と違うところだ。撮影当時85歳というが非常にかくしゃくとしていてガタイもよく、とてもその年齢には見えない(若い頃はなかなか男前である)。第二次世界大戦当時、B-29での低空による日本空爆を提案し、しかしそれで多くの民間人の人命が奪われたことを知って「10万人の死で償われる勝利とは」と語ったところはこの人の人間性を感じる。キューバ危機の話とかベトナム戦争とか勉強になる話がいっぱいあったので(映画「13デイズ」ではマクナマラの役はディラン・ベイカーが演じていた)、ビデオが出たら改めて観たいと思った。
「ソウル・オブ・マン」は、ブルースの父というべき3人のミュージシャンと、彼らの遺産について描いた作品だが、同じヴェンダーズの「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」ほどの幸福感はないというかブルースは悲しい音楽だということか。カサンドラ・ウィルソンの深みのある歌声はやっぱり素晴らしい。ブラインド・ウィリー・ジョンソンやスキップ・ジェイムズの部分は再現ドラマになっているのだが、20年代のアメリカの濃厚な空気がよく伝わってきている。一瞬しか流れないクリームの「I'm So Glad」かっこいい!
でもやっぱりドキュメンタリー2本立ては疲れたわあ。もっと体調のいいときに臨むべきだった…。
六本木ヒルズってとても写真に収めづらいところだと思うけど記念撮影をしている人が未だに多いのには驚いた。
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