マーダー・ライド・ショー
木曜日に「ロブ・ゾンビ飲み」というのを行って、「マーダー・ライド・ショー」上映前にロブ・ゾンビのプロモーションビデオを4曲観たのだけど、本編はまだ見ていなかった。余韻が残っているうちに行かなくっちゃ、と雨の中イメージフォーラムへ。
ずいぶん前にロンドンに行ったときにMTVでホワイト・ゾンビのプロモーションビデオを観て以来、ロブ・ゾンビはすごく気になっているアーティストなのだ。とはいってもCD丸ごとは聴いていないんだけど(情けなし)。オットと私の音楽の趣味が違いすぎるし、スピーカーをテレビに全部つなげたせいでしょぼいCDラジカセ一台しか使えないので、なかなか家では思うように音楽が聴けないの。
ホラー映画ってもともとは苦手だったはずなのだが、ダリオ・アルジェントを見るようになってから徐々に免疫がついてきた感じ。でも、「吸血鬼ノスフェラトゥ」とか「フランケンシュタインの花嫁」といった古典的なホラーや「回路」「呪怨」といったJホラーは観ても、いわゆるスプラッター系の作品はほとんど観ていない。けっこう怖がりなのだ。
というわけでちょっと心配しながらの鑑賞となったけど、意外と楽しく観ることができた。ロブ・ゾンビって本物のマニアなのね~というのを実感。本編に、16ミリモノクロで撮影された、ハマーホラーを思わせる映像を挿入し、ひたすらおどろおどろしくかつ悪趣味な世界が展開。「マーダー・ライド」という秘宝館もどきのお化け屋敷の胡散臭さ、案内人の白塗り男などは思いっきりツボ。エド・ゲインもどきも登場するし。セクシーでキュートなベイビーという名のヒッチハイカーに誘いこまれた人殺し化け物家族の家がすごい!あんなに可愛いのに邪悪で凶暴なベイビーなんか最高。残酷でグロテスク、おどろおどろしさを極めると笑ってしまう、というところまで行ってしまう。相当グロいはずなのに全然平気。ロブ・ゾンビやりたい放題の見世物感覚、楽しめたよ。
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