シネマコリア4本立て
今年はキネカ大森で開催の、シネマコリアで韓国映画を4本観てきた。一日4本映画を観るなんて1年半ぶりくらいじゃないかな。こんな仕事をしていると映画祭にだって行けないんだから。今年の東京国際も無理だし釜山だって行けないだろう。
今回は日本ではなかなか公開されにくいジャンルであるところの、ほのぼのしたヒューマン・コメディを中心とした4本。
「先生、キム・ボンドゥ」は不良教師が僻地の小学校分校に飛ばされ、そこで素朴な子供たちと触れ合ううちに変わっていく様子を描く。二枚目俳優であるはずのチャ・スンウォンの志村けんばりのコメディ演技がすごい。そして子供たちの演技が自然で達者。泣かせどころを押さえた映画だと思う。
「春の日のクマは好きですか?」監督が俳優と言ってもいいくらい若くてかわいかった(!)ぺ・ドゥナの不思議ちゃんな個性を生かしたスタイリッシュなラブコメ。
「品行ゼロ」監督が1968年生まれと私と同い年で、1984年に高校生だった青春を描いているので懐かしいネタがいっぱい。韓国の高校生って日本とあまり変わらないのね。番長(?)のリュ・スンボムがとてもいい!ノスタルジックでテンポの良いラブコメ。
「オー・ブラザーズ」チンピラ男のイ・ジョンジェが、父の死をきっかけに腹違いの弟に出会う。ところが早老症という難病にかかっている弟は12歳なのにどう見ても30代だった…。イ・ジョンジェっていつ見てもちょっと困ったような顔がセクシー。そして中身は子供という難しい役に挑んだイ・ボムスの演技には爆笑!これも笑わせて最後にはほろリとさせる。
というわけで4本はハードだったし合間にご飯を食べる暇すらなかったけど、面白い映画が揃った。2本目あたりでちょっと疲れたけど…。日本で公開されにくいジャンルを上映するという趣旨はとてもよかったと思う。(このうち2本は権利が売れているようだけど)。会場が小さかったり、間の時間が短いという難点はあるものの、全作品の監督とのQ&Aもあるのは素晴らしい。
気になったニュース。
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200408070010.html
リック・ジェームズが死去。「スーパーフリーク」という曲は名曲中の名曲。もう54歳だったのか、と驚いたらオットが「だって25年位前にはやっただろう」だって。年を取るのは早いね。合掌。
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