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2019/11/10

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの結果(男子)

恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが11月6日と8日に開催されました。

<男子>

男子の枠は、コリフェ2、スジェ3、プルミエール・ダンスーズ1です。

<カドリーユ(コリフェに昇進)> 課題:ブルノンヴィル「ナポリ」よりパ・ド・シスの第一ヴァリエーション

1- Antoni Conforti, 昇進

2 - Nikolaus Tudorin, 昇進

3 - Guillaume Diop

4 - Chung-Wing Lam

5 - Aurélien Gay

6 - Alexandre Boccara

アントニオ・コンフォルティは、WOWOWで放映されたパリ・オペラ座バレエ学校のドキュメンタリー「明日のエトワール。」に出演していました。ニコラウス・ツドリンは、オーストラリア出身。2012年にローザンヌ国際バレエコンクールに出場してスカラシップを獲得、チューリッヒ・タンツ・アカデミーを卒業後、ライプチヒ・バレエ団に入団します。入団一年目のシーズンが終わった時にパリ・オペラ座バレエの入団試験を受け、2回目の挑戦で短期契約団員に。ライプチヒ・バレエと掛け持ちでパリと往復する日々で、4回目の挑戦でようやく正式団員となることができました。カドリーユの試験では、一番内容が良かったようです。(彼のインタビューはこちら) 参加したのは11人。

 

<コリフェ(スジェに昇進)> 課題:「ドン・キホーテ」3幕のヴァリエーション

1 - Florent Melac  昇進

2 - Simon Le Borgne, 昇進

3 - Thomas Docquir 昇進

4 - Andrea Sarri

5 - Mathieu Contat

6 - Hugo Vigliotti

フロラン・メラックは、バレエ・アステラスや、岸辺バレエスタジオ発表会「ジゼル」でオニール八菜さんのパートナーを務めています。トマ・ドキールは、昨年末に『白鳥の湖』のロットバルトに抜擢された若手です。参加したのは6人。

トマ・ドキールのインタビュー記事

 

<スジェ(プルミエ・ダンスールに昇進)> 課題:「くるみ割り人形」(ヌレエフ)ドロッセルマイヤーのヴァリエーション。

1 - Francesco Mura 昇進

2 - Pablo Legasa 昇進

3 - Axel Magliano

4 - Jérémy-Loup Quer

5 - Antoine Kirscher

1位昇進を決めたフランチェスコ・ムーラは、2018年のヴァルナ国際バレエコンクールにビアンカ・スクダモアと出場し、銀賞に輝きました。イタリア出身、小柄ですが跳躍力があり、つま先もきれいなダンサーです。インタビュー記事。

 YouTubeに自身のチャンネルがあるので、その踊りを見ることができます。

 

もう一人昇進したパブロ・レガサは、2019年AROP賞授賞。「ドン・キホーテ」バジル役で主演するなど、期待の星で今回の昇進も確実視されていました。ドキュメンタリー「明日のエトワール。」にも出演しています。インタビュー記事

出場は5人で2枠あったのでそれほど競争は高くなかったようですが、昇進した二人とも、非常に優れたダンサーなのでこれからが楽しみです。来年3月の来日公演の「ジゼル」や「オネーギン」はソリストの役があまり多くなくて、大きな役で彼らを見られなさそうなのは少し残念です。

2019/11/09

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの結果(女子)

恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが11月6日と8日に開催されました。

<女子>

女子の枠は、コリフェ3、スジェ3、プルミエール・ダンスーズ1です。

<カドリーユ(コリフェに昇進)> 課題:セルジュ・リファール「ヴァリエーション」第一ヴァリエーション

1 - Hohyun Kang 昇進

2 - Célia Drouy 昇進

3 - Clémence Gross 昇進

4 - Luna Combed

5 - Eugénie Drion

6 - Nine Seropian

Hohyun Kangは韓国出身で、2018年に入団したばかりです。もう一人韓国出身のSeohoo Yun、昨年入団した桑原沙希さんも挑戦しましたがランク入りはしませんでした。しかしキトリを踊った桑原さん、なかなか評価は高かったようです。カドリーユの試験には14人が挑みました。

 

 

<コリフェ(スジェに昇進)> 課題:セルジュ・リファール「ヴァリエーション」第3ヴァリエーション

1 - Letizia Galloni 昇進

2 - Caroline Osmont 昇進

3 - Naïs Duboscq 昇進

4 - Camille Bon

5 - Juliette Hilaire

6 - Katherine Higgins

1位となったレティツィア・ガローニは、ミルピエ時代にコリフェでありながら「ラ・フィユ・マル・ガルデ」と「春の祭典」で主演、2017 AROP賞を授賞するなど期待されていたダンサーです。コンゴ共和国の血を引くミックス・レースの女性ダンサーが全幕作品に主演することはオペラ座バレエでは初めてのことでした。3位のナイス・デュボスクは、来年3月の来日公演「オネーギン」でオルガ役を踊る予定です。昇進しなかったダンサーの中では、アメリカ出身のキャサリン・ヒギンズがとても良かったようです。10人が試験に挑戦しました。

 

<スジェ(プルミエール・ダンスーズに昇進> 課題:「白鳥の湖」2幕オデットのヴァリエーション

1 - Silvia Saint-Martin 昇進

2 - Roxane Stojanov

3 - Ida Viikinkoski

4 - Eleanor Guerineau

5 - Bianca Scudamore

6 - Marine Ganio

昇進したシルヴィア・サン=マルタンは、昨年末の『シンデレラ』タイトルロールに抜擢されました。昨シーズン1年間、サバティカルでチューリッヒ・バレエで踊っていたエレオノール・ゲリノーはとても良かったようですが、残念ながら昇進ならず。また、非常に若いものの、昨年ヴァルナ国際バレエコンクールで銀賞を受賞し、今年7月の京都バレエでのカール・パケット引退公演で『ジゼル』を踊った、オーストラリア出身のビアンカ・スクダモアもよい演技を見せたとのことで、今後の期待が膨らみます。8人のダンサーが挑みました。

シルヴィア・サン・マルタンのインタビュー記事

https://www.chacott-jp.com/news/worldreport/paris/detail012205.html

 

(力尽きたので男性編は明日)

2019/11/03

ローザンヌ国際バレエコンクール2020年の出場者

ローザンヌ国際バレエコンクール2020年の出場者が発表されています。

https://www.prixdelausanne.org/wp-content/uploads/2019/10/Selected-candidates-list-PDL2020_31.10.2019.pdf

日本からの出場者については、こちらのswissinfoの記事で紹介されています。

応募者377人(女子301人、男子76人)のうち、予選審査を通過したのは84人。27カ国から84人(女子51人、男子33人)が参加、国籍別では日本人が最多で、13人が出場します。

国籍別に見ると、日本に次いでオーストラリア国籍のダンサーが多く12人。米国が9人、中国8人と続き、日本人13人のうち8人はすでに海外にバレエ留学中のダンサーです。

日本人の出場者

・アリエル・デイリー 蔵元誠子バレエスクール
・藤本 葉月 ウィーン国立歌劇場バレエアカデミー 
・藤島 恵太 エリソン・バレエ学校
・萩本 理王 ジョフリー・アカデミー・オブ・ダンス
・堀之内 咲希 須貝りさクラシックバレエ
・石井 潤 ドイツ国立バレエ学校ベルリン
・川上 環 チューリヒ・ダンス・アカデミー
・松岡 海人 愛媛バレエアカデミー
・宮本 乃々佳 糸尾和栄バレエスタジオ
・森脇 美咲 小池バレエスタジオ
・殿岡 遥 パリ国立高等音楽院・舞踏学校
・山田 ことみ モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー
・吉岡 遊歩 ハンガリー・ダンス・アカデミー

 

全体の出場者を見ていると、目についたのは、ワガノワ・バレエ・アカデミーの リジー・アブサドジャニシヴィリ(ジョージア出身)。
https://www.instagram.com/lizzkaa7/






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【来日公演 注目生徒のご紹介②】 今回ご紹介するのは、7年で活躍中のLIZI AVSAJANISHVILI リジー・アブサドジャニシヴィリさんのインタビューコメントです。 ・ 「人形の精」の人形の精役を踊る予定で、「くるみ割り人形」のマーシャ役の候補でもあります。 ・ 人形の精に選ばれたときは、とても驚きました。 精?私?という感じ。とても好きな役で、大きな喜びを味わいました。 リハーサルを重ねて、本当のフェアリーテイルの人形を演技したいです。リハーサルは私にとって、毎回公演と同じです。喜びは高まっています。 ・ 日本の皆さんが、私たちが作り上げるフェアリーテイルや魔法を感じて、リラックスした気分でバレエを観て、大きな喜びを味わえることを祈っています。 #repost @lizzkaa7 #バレリーナ #ワガノワ #vaganova #人形の精 #くるみ割り人形 #来日公演 #バレエ #リハーサル #bunkamura ・ ★チケット情報はプロフィールからご確認いただけます★

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今年2月のワガノワ・バレエ・アカデミーの来日公演では、「人形の精」と「くるみ割り人形」に主演しています。(くるみ割り人形では、大澤アロン・ホロヴィッツと共演)くるみ割り人形で観ることができましたが、非常に美しいダンサーです。ファイナルで観ることができるかな?

山田ことみさんのインタビュー記事

https://mainichi.jp/articles/20170108/ddl/k28/070/213000c

2020年のローザンヌ国際バレエコンクールはボーリュー劇場が改装中のため、ローザンヌではなくモントルーで開催されます。2020年2月2日から9日までで、ファイナルは2月8日に行われます。

2019/11/02

「LAST DANCE ~バレリーナ吉田都 引退までの闘いの日々~」11月24日放映

吉田都さんの感動的な引退公演「Last Dance」が11月18日(月、日曜深夜)のNHK-BSプレミアムシアターで放映されることは、既報の通りです。

https://www4.nhk.or.jp/premium/

11月18日(月)【11月17日(日)深夜】午前0時00分~午前4時50分

吉田 都 引退公演 ラストダンス
(0:03:00~2:24:00)

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さらに、吉田都さんの引退までの10か月を追ったドキュメンタリー番組 「LAST DANCE ~バレリーナ吉田都 引退までの闘いの日々~」の放送も決定しました。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_016411.html

NHK BS1:11月24日(日)午後10時~(途中ニュース挟む)
NHK 総合テレビ:12月14日(土)午後3時05分~
NHK BS4K:12月29日(日)午後3時45分~

新国立劇場バレエ団の公演や、 1月25日の石神井バレエ・アカデミー公演『バレリーナ吉田 都からのメッセージ』などで、NHKのカメラが入っていましたが、それはこのドキュメンタリーのためだったようですね。

バレエファン必見の番組となります。楽しみですね!

 


吉田都 永遠のプリンシパル

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2019/10/22

10月23日ワールド・バレエ・デー、詳細なタイムテーブル他 

いよいよ明日がワールド・バレエ・デー #WorldBalletDayです。

https://worldballetday.com/

各カンパニーが、どんな内容を提供してくれるのかを少しずつ明らかにしてくれています。

パリ・オペラ座バレエは、日本時間18:30よりヌレエフ版「ライモンダ」のリハーサルを1時間、FacebookとInstagramで中継するとのことです。

 

イングリッシュ・ナショナル・バレエは、ウィールドン版「シンデレラ」のリハーサルです。

ロイヤル・バレエは細かいスケジュールまで出ています。

 

ウィーン国立バレエ「ジュエルズ」(ルビー)予告編

 

そして、拙ブログのコメント欄で、時差を計算して各カンパニーの中継時間(日本時間)を出してくださった方がいます。Amdさんありがとうございます。

オーストラリア・バレエ THE AUSTRALIAN BALLET 12.00-16.00 AEDT (UTC +11) 10.00-14.00


ロイヤル・ニュージーランド・バレエ ROYAL NEW ZEALAND BALLET 15.00-16.00 NZDT (UTC +13) 11.00-12.00


クイーンズランド・バレエ QUEENSLAND BALLET 13.00-14.00 AEST (UTC +10) 12.00-13.00


新国立劇場バレエ団 NATIONAL BALLET OF JAPAN 12.20-13.10 JST (UTC +9) 12.20-13.10


西オーストラリア・バレエ WEST BALLET 11.30-12.00 AWST (UTC +8) 12.30-13.00


シンガポール・ダンス・シアター SINGAPORE DANCE THEATRE 12.00-12.30 SGT (UTC +8) 13.00-13.30


香港バレエ HONG KONG BALLET 13.00-14.15 HKT (UTC +8) 14.00-15.15


ボリショイ・バレエ BOLSHOI 9.00-13.00 MSK (UTC +3) 15.00-19.00


韓国国立バレエ KOREAN NATIONAL BALLET 15.00-16.00 KST (UTC +9) 15.00-16.00


ミラノ・スカラ座バレエ LA SCALA BALLET COMPANY 10.45-11.45 CEST (UTC +2) 17.45-18.45


デンマーク王立バレエ THE ROYAL DANISH BALLET 11.00-11.30 CEST (UTC +2) 18.00-18.30


パリ・オペラ座バレエ PARIS OPERA BALLET 11.30-12.30 CEST (UTC +2) 18.30-19.30


ロイヤル・バレエ ROYAL OPERA HOUSE THE ROYAL BALLET 11.00-15.00 BST (UTC +1) 19.00-23.00


ノルウェイ国立バレエ NORWEGIAN NATIONAL OPERA & BALLET 12.00-12.30 CEST (UTC +2) 19.00-19.30


スウェーデン王立バレエ ROYAL SWEDISH BALLET 12.45-13.15 CEST (UTC +2) 19.45-20.15


シュツットガルト・バレエ STUTTGART BALLET 13.00-13.30 CEST (UTC +2) 20.00-20.30


ポーランド国立バレエ POLISH NATIONAL BALLET 13.30-14.00 CEST (UTC +2) 20.30-21.00


ベルリン国立バレエ STAATSBALLETT BERLIN 14.00-15.00 CEST (UTC +2) 21.00-22.00


ケープタウン・シティ・バレエ CAPE TOWN CITY BALLET 15.00-16.00 SAST (UTC +2) 22.00-23.00


ウィーン国立バレエ WIENER STAATSBALLETT 15.15-16.00 CEST (UTC +2) 22.15-23.00


ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス ROYAL ACADEMY OF DANCE 14.30-15.00 (UTC +1) 22.30-23.00


バーミンガム・ロイヤル・バレエ BIRMINGHAM ROYAL BALLET 15.00-15.30 BST (UTC +1) 23.00-23.30


ミュンヘン・バレエ BAYERISCHES STAATSBALLETT 16.00-16.30 CEST (UTC +2) 23.00-23.30


プエルトリコ国立バレエ BALLET CONCERTO DE PUERTO RICO 10.00-11.00 AST (UTC -4) 23.00-24.00


イングリッシュ・ナショナル・バレエ ENGLISH NATIONAL BALLET 15.30-16.30 BST (UTC +1) 23.30-24.30


オランダ国立バレエ DUTCH NATIONAL BALLET 16.30-17.00 CEST +2) 23.30-24.00


ノーザン・バレエ NORTHERN BALLET 16.30-17.15 BST (UTC +1) 24.30-25.15


ヒューストン・バレエ HOUSTON BALLET 11.00-12.00 CDT (UTC -5) 25.00-26.00


スコティッシュ・バレエ SCOTTISH BALLET 17.15-18.00 BST (UTC +1) 25.15-26.00


アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター ALVIN AILEY AMERICAN DANCE THEATRE 13.00-13.30 EDT -4) 26.00-26.30


サンパウロ・ダンス・カンパニー sÂo PAULO DANCE COMPANY 15.00-16.00 BRT (UTC -3) 27.00-28.00


レ・グラン・バレエ・カナディアン・モントリオール LES GRANDS BALLETS CANADIENS DE MONTRÉAL 15.00-16.00 EDT (UTC -4) 28.00-29.00


アコスタ・ダンサ ACOSTA DANZA 16.00-17.00 CDT (UTC -4) 29.00-30.00


パシフィック・ノースウェスト・バレエ PACIFIC NORTHWEST BALLET 14.00-14.15 PDT (UTC -7) 30.00-30.15

偉大なバレリーナ、アリシア・アロンソが98歳で逝去

国際的なスターとして活躍した後、キューバ国立バレエの前身のバレエ団を設立し、現在に至るまでキューバ国立バレエの芸術監督を務めていたアリシア・アロンソが98歳で亡くなりました。

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1920年に生まれ、バレエ学校の同級生フェルナンド・アロンソと結婚後、身重のままニューヨークへ行き17歳で出産後スクール・オブ・アメリカン・バレエで学び、まだ誕生したばかりのアメリカン・バレエ・シアターやニューヨーク・シティ・バレエで踊り始めます。早くも19歳ごろから視力に問題が生じ、2回手術を受けますが視力はどんどん失われて行きました。1943年、23歳の時、すでにかなりの視力が失われてましたが、ABTでアリシア・マルコワの代役として「ジゼル」の主役を踊り大評判を呼び、彼女を代表する役とします。バランシンが「テーマとヴァリエーション」を振付けた時の初演ダンサーであり、またアンソニー・チューダーやアグネス・デ・ミルなど重要な振付家の作品も踊ってきました。すでにほとんど目が見えなくなっていたにもかかわらず、パートナーの助けを借りて伝説的な名演の数々を行いました。

1948年にアロンソは夫フェルナンドと、キューバで、キューバ国立バレエの前身となるカンパニーを設立します。当初はアロンソのプライベートカンパニーで、一度は解散し、しばらくアロンソはABTとバレエ・リュス・ド・モンテカルロで再び活躍します。1958年のキューバ革命後、彼女のバレエ団はカストロ議長からの支援を得て国立バレエ団となり、キューバ国民の誇りとなるような存在となります。フェルナンドとは後に離婚しますが、義理の兄弟であるアルベルト・アロンソは、有名な「カルメン組曲」を振付けました。アロンソはカストロ議長と親交を結びます。才能のある子どもを探して孤児院なども回り、貧しい子どもでも無料で通える国立バレエ学校からは、カルロス・アコスタ、ホセ・カレーニョなどのスターが育ちます。マイヤ・プリセツカヤの弟であるアザーリ・プリセツキーなど、旧ソ連からの教師を招き高いレベルのクラシック・バレエの教育が施されました。キューバではバレエダンサーの社会的な地位は高く、男の子にとってもあこがれの職業だそうです。

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一方で、アロンソは76歳まで踊り続け(日本で開催された第一回世界バレエ・フェスティバルにも出演)、若いバレリーナの出演機会を奪ったと批判されました。優秀なバレエ教師となった自身の娘であるラウラも例外ではなかったとのことです。また、西側との交流が少なくインターネットも使えなかったキューバという国柄もあり、キューバ国立バレエでは現代作品は取り入れられず、踊りのスタイルも古くなってしまいました。新しいレパートリーの挑戦したい多くのダンサーたちが亡命したり、活動拠点を海外に移すようになったのは皆さまもご存知の通りです。ソ連崩壊後、キューバは経済危機に陥り、外貨を獲得するために海外ツアー公演を行うようになりました。

近年では、2年に一度、ゲストカンパニーを招いてのキューバ国際バレエフェスティバルが開催されるようになりました。2016年の同フェスティバルでは、マーサ・グレアム・カンパニーがゲストカンパニーとなり、NYCBのジャスティン・ペックなど若手振付家による新しい作品や、またカルロス・アコスタが設立したアコスタ・ダンサによる現代作品も上演されました。

前身も含めるとアロンソは70年にわたってこのカンパニーを率いてきたことになります。北米のほとんどのカンパニーに、キューバ出身のダンサーがいます。バレエ界における貢献は多大なものでした。

ジゼルのヴェールに包まれたアロンソの棺を団員が担ぐ、葬儀の模様。「ジゼル」の音楽に載せて出棺されます。見送るために沿道に集まった人々の群れを見ると、いかに国民的なスターだったかがわかります。葬儀の模様は国営テレビ、ラジオで生中継されたそうです。

今年の1月に、キューバ国立バレエのトッププリマで、日本の世界バレエフェスティバルにも3回出演して超絶技巧を見せたヴィエングセイ・ヴァルデスが副芸術監督に就任することが発表されました。実質的な後継者です。

https://www.dancemagazine.com/viengsay-valdes-2641014548.html

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さすがに衰えてきたアロンソに代わって実質的な芸術監督として、レパートリーを決める、振付家や他のカンパニーと交渉するなどの実務についていました。今後は、受け継がれてきたレパートリーの継承や過去の作品の復元に加えて、新しい振付家の作品も積極的に導入する予定とのことです。アレクセイ・ラトマンスキーの「コンチェルトDSCH」もレパートリー入りしました。また、人気女性振付家アナベル・ロペス・オチョアがカンパニーのために新作を振付けるそうです。若いダンサーに機会をもっと与えることで、今後は亡命などで去るダンサーも減らしていきたいとのこと。

アリシア・アロンソ、ヴィエングセイ・ヴァルデス、そしてバレエ学校に通う若いバレリーナの3世代を追ったドキュメンタリー映画「ホライズン」
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90歳を過ぎても矍鑠としてきれいに化粧して、目が見えていないのに的確な指導をするアロンソの姿、バレエ学校の様子、時には悩むヴァルデスなど、キューバのバレエの現状も伝わってきて面白い作品でした。残念ながらDVDが出ていないので、またリバイバル上映されると良いのですが。

公開時に試写で観た時の私の感想です。

http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2016/10/post-deff.html

2019/10/17

10月23日のワールド・バレエ・デー、参加バレエ団とタイムテーブル

恒例となったワールド・バレエ・デー World Ballet Dayは、今年は10月23日(水)に開催されます。

https://www.roh.org.uk/news/join-the-sporting-elite-and-royal-ballet-dancers-live-and-behind-the-scenes-on-worldballetday-2019

今年も、オーストラリア・バレエ、ボリショイ・バレエ、ロイヤル・バレエを中心に、いくつかのカンパニーが参加するという趣向です。FacebookとYouTubeでの生中継で一日中バレエ三昧です。

その参加カンパニーと、タイムテーブルが発表されています(画像はクリックすると拡大します)。ただし、タイムテーブルは現地時間なので時差を換算しなければならないのでかなりわかりにくいです。(そしてオーストラリア、ボリショイ、ロイヤルの中継時間とオーバーラップし、それぞれのバレエ団のFacebookでの中継となると思います)

Worldballetday2019schedule

今年は昨年、一昨年に続き、新国立劇場バレエ団が出演します。現地時間表記なので、日本時間の表記通り午後12時20分から13時10分までの40分間と今までより時間が伸びました。

「今年は本編中ではなく、新国立劇場バレエ団のFacebookページにて、稽古場でのリハーサルのライブ映像を独自に配信する予定です。」

とのことです。

新国立劇場バレエ団のパートは、こちらのYouTubeでも、ライブで視聴できるそうです。

オーストラリア・バレエ 23日(水)オーストラリア東部時間 12:00-16:00(日本との時差、マイナス2時間なので日本時間朝10時より)

ボリショイ・バレエ 23日(水)ロシア時間 9:00-13:00 (日本との時差 6時間なので日本時間15時より)

ロイヤル・バレエ 23日(水)英国時間 11:00-15:00 (日本との時差8時間なので日本時間19時より)

このほか31ものバレエ団が参加します。

例えばウィーン国立バレエは、バランシンの「ジュエルズ」のリハーサルを中継するそうで、これは魅力的ですよね。

(23日 ヨーロッパ時間15:15-16:00 (日本との時差7時間なので、日本時間22:15-)

変わり種といえば、インターネット接続が制限されていたキューバの、アコスタ・ダンサも今年初参加します。また韓国国立バレエも今年が初参加ではないでしょうか。昨年も参加していますが、パリ・オペラ座バレエも参加します。北米がちょっと手薄で、ヒューストン・バレエ、アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター、パシフィック・ノースウェスト・バレエ、レ・グラン・カナディアンと4団体のみです。過去に参加していたABTやボストン・バレエは今回は参加なし。

ワールド・バレエ・デーが開始された時より、中継の核となるバレエ団が二つ(サンフランシスコ・バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)減ってしまったものの、参加バレエ団数は増えており、これだけ世界中のバレエを一日で観られるイベントは他に類を見ないものなので、本当に楽しみです。

World Ballet Dayオフィシャルサイトには、オーストラリア・バレエ、ボリショイ・バレエ、ロイヤル・バレエのそれぞれの中継サイトのリンク動画も貼られていました。また、それぞれの参加カンパニーの公式サイトにもリンクが張られています。

 

2019/10/12

すべてのバレエ愛好家に捧ぐ 世界初の図鑑が11月発売!『バレエ大図鑑』

河出書房新社より、11月上旬に『バレエ大図鑑』が発売されます。

http://web.kawade.co.jp/bungei/2685/

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英国ロイヤル・バレエ、K-Ballet Companyのプリンシパルとして活躍し、先日イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールの校長に就任した名バレリーナ、ヴィヴィアナ・デュランテ監修による、バレエのすべてを網羅したと言ってもいい図鑑です。バレエの誕生から今までの歴史、主要なバレエ作品、ダンサーや作品を年代順に取り上げたほか、特に有名なバレエ作品については詳細にストーリーラインも時系列で図版を多用して解説。これ一冊でバレエについての基礎知識が身につきます。

英国で出版された本なので、イギリス中心にはなっていますが、もちろんロシア・バレエ、バレエ・リュス、パリ・オペラ座やアメリカのバレエ等も掲載されています。『冬物語』や『クローマ』など最近の作品の解説もあり、写真も豊富に掲載されていて、とても美しい一冊になっています。

こちらの本ですが、私が今回日本語版の監修をさせていただきました。大変な作業でしたが、とても楽しかったです。一年前から取り組んでいたので、本が完成したのはとても嬉しいです。見本はすでに手元に届いていますが、とても豪華で、ページをめくるとわくわくします!定価が高いのですが、一家に一冊、という感じでぜひ手に取っていただければと思います。

すべてのバレエ愛好家に捧ぐーー

画期的な切り口でバレエのすべてを網羅した世界初の図鑑!

【本書の特徴】
●バレエの誕生から現代まで、バレエの歴史に沿って、70以上の重要作品を 世界的視点で完全網羅
●チャイコフスキー、ストラヴィンスキーといった作曲家、プティパからバランシン、 マシュー・ボーンまで主要な振付家、ニジンスキー、マーゴ・フォンテーン、ルドルフ・ ヌレエフからカルロス・アコスタまで歴史に名を残すダンサーたちーー
総勢80名以上の主要人物たちを、その生涯や作品、歴史的影響まで徹底紹介
●英国ロイヤル・バレエのプリンシパルとして世界的人気を誇ったバレリーナ、 ヴィヴィアナ・デュランテが全面監修

◆目次◆
バレエの誕生 1550~1830年
ロマンティック・バレエ 1830~1860年
クラシック・バレエ 1860~1905年
モダン・バレエ 1905~1945年
バレエの国際化 1945~1975年
今日のバレエ 1975年~現在

ヴィヴィアナ・デュランテ=総監修  森菜穂美=日本語版監修

■体裁:B4変形(301mm×252mm)/上製本/360ページ/オールカラー

■定価:13,800円(税別)

■2019年11月上旬発売予定

ちなみに、表紙の美しい脚は、ロイヤル・バレエの金子扶生さんのものです。書籍の中には、金子さんの美しい撮り下ろし写真が何枚も掲載されています。

 

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2019/10/11

ミハイロフスキー劇場バレエ ジュリアン・マッケイのインタビュー

11月に『パリの炎』『眠れる森の美女』(ナチョ・ドゥアト振付)で来日公演を行うミハイロフスキー劇場バレエ。以前はレニングラード国立バレエとして知られ、日本のファンにもお馴染みの存在でした。

https://www.koransha.com/ballet/mikhailovsky_ballet2019/

その中で特に注目されるのは、日本初演となるメッセレル版『パリの炎』に主演し、日本デビューを飾るジュリアン・マッケイ。21歳という若さです。すでにインスタグラムのフォロワーは11万人を突破し、バレエファンのみならず、感度の高い日本のファンの心をつかんでいます。

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ボリショイ・バレエ・アカデミーに11歳で入学(外国人では当時最年少記録)し、ロシアのフル・ディプロマをアメリカ人として初めて獲得。ローザンヌ国際バレエコンクールではスカラシップを獲得して1年間英国ロイヤルバレエで研修生として踊り、ミハイロフスキー劇場バレエに入団。バレエ団史上最年少でソリストとなり、すぐに主演するようになりました。バレエ団での活動の他、世界中のガラ公演で踊るなど、幅広く活躍しています。少女漫画から抜け出たような美しい容姿の持ち主で、モデルとしても活動しています。

また、最近弟ニコラスとマッケイ・プロダクションズを設立して、様々なクリエイティブな活動も開始しました。マッケイ・プロダクションズには、マリインスキー・バレエのウラジーミル・シクリャーロフも所属しており、彼の映像なども撮影しています。

そのジュリアンに先日、電話でインタビューを行い、光藍社さんの公式サイトに掲載されました。

https://www.koransha.com/ballet/mikhailovsky_ballet2019/#interview

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インタビュー記事に掲載しきれなかったエピソードを少しこちらの番外編で掲載しますね。この若さで、しっかりとしたビジョンを持ち、バレエをどうやって発展していくべきかを真剣に考えている聡明さが感じられました。(本編はこちらをご覧ください)

現在のバレエ団での教師は、ミハイロフスキー劇場バレエ(レニングラード国立バレエ)の来日公演やゲスト出演などで、日本でもよく知られているミハイル・シヴァコフです。(シヴァコフは現役を続けており、今回の来日公演にも出演予定です)

ローザンヌ国際バレエコンクールに出場して、スカラシップを獲得してロイヤル・バレエの研修生になりましたね。研修期間が終わった後、ロイヤル・バレエには入団せず、ミハイロフスキー・バレエに入団されましたね。やはりロシア・バレエが好きだからですか?

 「ロイヤル・バレエで踊ることも、小さいころからのぼくの夢でした。ロイヤル・バレエには、スティーヴン・マックレーやナタリア・オシポワなどたくさんの憧れのダンサーがいます。オシポワは、ぼくがボリショイ・アカデミーの生徒の時にボリショイの舞台でよく観ていたので、同じカンパニーで踊ることができてとても嬉しかった。ロイヤルでは、スタジオでリハーサルを一人でしていると、マシュー・ゴールディングがやってきていろんなコツを伝授してくれたり、ワディム・ムンタギロフがいつもスタジオにいて稽古するところを見たりなど、素晴らしい経験をすることができました。

ロシアに行ったのは、よりチャレンジングな環境で、ソリストの役を踊りたいと思ったからです。ロイヤルにいると、そういう役を踊るにはもう少し時間もかかってしまうし、ロシアで自分の可能性を極限まで追求したいと思いました」

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ジュリアンさんはモデルとしても活動していますし、バレエファンに限らず様々なジャンルの若い方から人気があります。バレエをもっと幅広い観客に知ってもらうにはどうすればいいと思われますか?

「異分野のアーティストとコラボレーションすることがとても大事だと思っています。21世紀にバレエを発展させるためには必須のことですね。テクノロジーを取り入れることも大切になってくるでしょう。美術館に行って美術を鑑賞する時にオーディオガイドが存在するようにストーリーの理解に助けになるものがあると、より広がるのでは。若い人がもっとバレエの世界に入ってきて、クリエイティブな人たちが関わるようになって、変化が訪れるべきだと思っています。これが、弟と設立したプロダクションカンパニーでぼくがやろうと思っていることです」

「このプロダクションでは、世界中のクリエイティブなアーティストにスポットライトを当てたいと思っています。彼らにインスピレーションを与え、プラットフォームを作ってより多くの創造の機会を与えられたらと。ダンスやパフォーミングアートは万国共通のもので、どこに行ってもダンスは理解してもらえるという利点があります。どんなバックグラウンドのどんな人とも交流できます。ファッションや映画、美術の世界とも連携し、より多くの人たちとのコミュニティを作りたいという想いがあります。ダンスのアーティストのマネジメントも、何年も先まで決まっているオペラ歌手のようにできるようになればと思っています」

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先日、アメリカのテレビ局で、英国のジョージ王子がバレエを習っていることを揶揄するコメントが放映されて批判を浴びましたが、そのことについてどう思いますか。

 「バレエそのものがまだ人々に理解されていないから、あのような揶揄がされたのだと思います。ヌレエフ、バリシニコフといった偉大な男性ダンサーがいたにもかかわらず。まだまだぼくたちが戦って、知られるように努力しなければならないと思っています。もちろん、バレエそのものが一番大切なのは言うまでもありませんが、ソーシャルメディアなども活用して、バレエという芸術の素晴らしさを伝えて行きたい。TV番組でバレエの舞台裏を伝えてバレエダンサーの真実の姿を見せることはその一つの手法ですね。弟とぼくは、ツアー先ではどんなことをしているか、身体の治療、公演が終わった後の姿などを見せていきます。芸術の他のジャンルでは同じようなプラットフォームがあるので、バレエでもやっていきます。あまりバレエ界ではそのようなことを積極的にシェアしていません。だから、ダンサーが世界中を飛び回って公演をしていても、それがどんなにすごいことか知らない人はたくさんいます。バレエは、人々に希望を与えたり、全く違う世界へと連れて行ってくれたりする稀有な芸術であることをもっと知ってほしい」

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「世界を変えたアーティストたちというテーマの公演を企画しています。今は壁を越えて成功するというイメージが持ちにくい時代だと思います。でも、周りの人々、クリエイター、家族、ファン、友人などの支援があって頑張れば成功できるというメッセージを、偉大なアーティストたちの伝統を受け継いで舞台を通して伝えたい」

「ぼくは学生時代にInstagramのアカウントを始めて、最初は日常生活のなんてことないことを投稿していて、アメリカにいる家族や友達にシェアするために使っていましたが、それが何をもたらすかについては気が付いていませんでした。いつの間にかフォロワーが10万人を超えていて、今や世界中の人たちとつながるようになりました。ソーシャルメディアを使って、芸術とポジティブなエネルギーを伝えることができるのは、なかなかすごいことです」

「今ぼくは21歳ですが、まだ若いから先が長いと思ったことはありません。やらなくてはいけないことがたくさんあって、時間はいくらあっても足りないほどです。ぼくはいつも「メメント・モリ」(死を忘れるな)という言葉を念頭に置いています。何が起きるかわからないので、今できることは、今やりたいのです。」

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ダンス以外にはどのような芸術に興味を持ってきましたか?

 「小さいころから映画や美術などに触れる機会をたくさん持っていました。子どもの頃は、弟ニコラスと美術館に行っては迷子になったものです。彫刻やエジプトのミイラ、そして陶芸も大好きでした。モスクワには、伝統的な美術を誰でも学べるアカデミーがあって素晴らしいことだと思います。そして今サンクトペテルブルグでは、エルミタージュ美術館のすぐそばに住んでいるので、自由時間にはそこで過ごすことが多いです」

これからブレイク必至、バレエ界のみならず幅広い世界へと羽ばたいていくスターの誕生する瞬間を、ぜひ『パリの炎』で観てください。本当に楽しみです。

(ジュリアンの弟ニコラスが撮影した、パリ・オペラ座でリハーサルするジュリアンのフィルム。ジュリアンの公式YouTubeチャンネルより)

 

ミハイロフスキー劇場バレエ
『パリの炎』
全3幕 作曲:B.アサフィエフ 振付:V.ワイノーネン/改定振付:M.メッセレル
日程:2019年11月21日(木)15:30/19:30
料金(15:30回):SS席22,000円 S席20,000円 A席17,000円 B席14,000円 C席 10,000円 
         D席7,000円
料金(19:30回):SS席24,000円 S席22,000円 A席19,000円 B席16,000円 C席12,000円
         D席9,000円
 予定出演者:
■15:30公演
ソリスト:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、イワン・ザイツェフ、イリーナ・ペレン、ヴィクトル・レベデフ ほか
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
 
■19:30公演
ソリスト:オクサーナ・ボンダレワ(ゲスト)、ジュリアン・マッケイ、イリーナ・ペレン、ヴィクトル・レベデフ ほか
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
ミハイロフスキー劇場バレエ
『眠りの森の美女』

全3幕プロローグ付 作曲:P.チャイコフスキー 振付:N.ドゥアト
日程:2019年11月23日(土・祝)17:00・24日(日)11:30/16:00
料金:SS席24,000円 S席22,000円 A席19,000円 B席16,000円 C席12,000円 D席9,000円

予定出演者:
■11/23(土)17:00公演
 ソリスト:イリーナ・ペレン、ヴィクトル・レベデフ、ファルフ・ルジマトフ(ゲスト) ほか
 管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
 
■11/24(日)11:30公演
 ソリスト:アナスタシア・ソボレワ、ヴィクトル・レベデフ、ファルフ・ルジマトフ(ゲスト) ほか
 管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
 
■11/24(日)16:00公演
 ソリスト:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、イワン・ザイツェフ、ファルフ・ルジマトフ(ゲスト) ほか
 管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー

2019/10/09

Alexandre 最新号は、「ベートーヴェン・ソナタ」首藤康之×福岡雄大のフォトセッション&インタビュー

Alexandre 最新号では、新国立劇場バレエ団の中村恩恵振付『ベートーヴェン・ソナタ』に主演する、首藤康之さんと福岡雄大さんのフォトセッション&インタビューをお届けします。インタビューを担当しました。(写真撮影は井上ユミコさん)

https://www.alexandremagazine.com/009

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「ベートーヴェン・ソナタ」は、ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンを二つのキャラクターに分け、ベートーヴェンを新国立劇場バレエ団プリンシパルの福岡雄大、ルートヴィッヒを首藤康之が演じるという中村恩恵さん振付による作品。2017年の初演ではチケットは早々にソールド・アウトとなり、高い評価を得たこの作品が、熱望に応えて今年11月に再演されます。 Syyf_226 

撮影に際しては、首藤さん、福岡さんにインプロヴィゼーションのダンスも踊ってもらい、二人の研ぎ澄まされた美しい動きと熱量に圧倒されました。

東京バレエ団で『ボレロ』などベジャール作品を踊った後、フリーランスとなり、シディ・ラルビ・シェルカウイやウィル・タケットの作品やマシュー・ボーン『白鳥の湖』に主演、さらに演劇や映画などボーダーレスな活躍を続けている首藤さん。そして新国立劇場バレエ団を、さらに日本を代表するプリンシパル・ダンサーとして、ほとんど全ての作品に主演している踊り盛りの福岡さん。経歴も年代も違う二人が、一人の人物の別の面を演じる『ベートーヴェン・ソナタ』。全く違うタイプのダンサーでありながらも、目指すところには共通点があると感じました。二人とも、ダンス/バレエを心から愛し、真摯に取り組んでたゆまぬ努力を重ね続けている芸術家なのだと改めて感じながら、お話を伺いました。

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個人的にも、とても良いインタビュー記事が書けたと思っています!そしてこの二人のトップダンサーによる共演『ベートーヴェン・ソナタ』、ぜひお見逃しなく。(今回もかなりチケットが売れているようです)

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輝かしいキャリアを重ねながらも、進化をやめない二人のこれからの活躍からも、目が離せませんね。

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<ベートーヴェン・ソナタ公演概要>

 中村恩恵×新国立劇場バレエ団『ベートーヴェン・ソナタ』

振付 中村恩恵

出演 首藤康之、福岡雄大ほか新国立劇場バレエ団

ベートーヴェン:福岡雄大 ジュリエッタ:米沢 唯 アントニエ:小野絢子 カール:井澤 駿 ヨハンナ:本島美和

ルーヴィヒ:首藤康之

日時 2019年11月30日(土)14:00、12月1日(日)14:00

会場 新国立劇場 中劇場

 公演情報

https://www.nntt.jac.go.jp/dance/beethovensonata/

チケット情報

http://nntt.pia.jp/event.do?eventCd=1905443&_ga=2.195194348.158102437.1570004078-1725114267.1525072331

舞台写真撮影 鹿摩隆司

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<首藤康之・今後の出演予定>

 PARCO劇場オープニング・シリーズ 第1弾

『ピサロ』

演出 ウィル・タケット

出演 渡辺謙 首藤康之ほか

日時 2020年3月13日(金)~4月20日(月)

会場 PARCO劇場

公式サイト

https://stage.parco.jp/program/pizarro/

<福岡雄大・今後の出演予定>

新国立劇場バレエ団『ロメオとジュリエット』

音楽 セルゲイ・プロコフィエフ

振付 ケネス・マクミラン

出演 福岡雄大、小野絢子ほか新国立劇場バレエ団

日時 2019年10月19日(土)14:00、24日(木)13:00、26日(土)18:30

会場 新国立劇場 オペラパレス

 公演情報

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/romeo_and_juliet/

チケット情報

http://nntt.pia.jp/event.do?eventCd=1903835&_ga=2.191931754.158102437.1570004078-1725114267.1525072331

 

川越市バレエ連盟10周年記念公演『ジゼル』

音楽 アドルフ・アダン

振付 ジャン・コラリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ

改訂振付 福岡雄大、小野絢子、柄本弾

日時 2019年11月16日(土)17:00

会場 ウエスタ川越大ホール

公演情報

https://www.westa-kawagoe.jp/event/detail.html?id=1707

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