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2016/02/09

ヴィオレット・ヴェルディ逝去

フランスとアメリカの両国で活躍し、パリ・オペラ座バレエの芸術監督も務めた伝説的なバレリーナ、ヴィオレット・ヴェルディが脳梗塞のために2月8日に亡くなりました。82歳でした。

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1933年にフランスに生まれたヴェルディは、パリ・オペラ座のスターだったカルロッタ・ザンベリに師事します。17歳の時に「Dream Ballerina」という映画に出演し、一躍注目されます。ローラン・プティの当時のカンパニー、バレエ・シャンゼリゼで踊り、その後もローラン・プティのカンパニーで踊って「狼」の初演キャストとなりますが、ロンドン・フェスティバル・バレエ、ミラノ・スカラ座バレエなど多くのカンパニーにゲスト出演します。

1957年にノラ・ケイの招きでアメリカに渡り、ABTの前身となったカンパニーに参加し、「テーマとヴァリエーション」「令嬢ジュリー」で素晴らしい踊りを見せますが、一時的にABTが解散状態となった1958年にNYCBに入団。以降、20年間にわたって看板バレリーナの一人として活躍します。主にエドワード・ヴィエラとパートナーシップを結び、バランシンの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」、「エメラルド」、「真夏の夜の夢」、「ソナチネ」などの作品の初演ダンサーとなります。

特に「エメラルド」は、フォーレのロマンティシズムを体現しており、彼女を代表する作品となりました。また、「チャイコフスキーパ・ド・ドゥ」は、非常に人気の高い作品で数えきれないほど多くのバレリーナが踊っていますが、初演のヴェルディほどの音楽性、テクニック、ウィット、恐れを知らない姿勢を見せた人はまれだと言われています。

さらに、ジェローム・ロビンスにも好まれ、「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」のマスタードの女性、そして「イン・ザ・ナイト」にも定評があり、彼女のような踊りをすることが、後に続くバレリーナたちにとっては大きな挑戦となりました。NYCBで活躍している間にも、ロイヤル・バレエ、パリ・オペラ座バレエなど世界中のトップカンパニーにゲスト出演しました。またテレビ出演も多数ありました。

1977年にヴェルディはNYCBを退団して引退し、パリ・オペラ座バレエの芸術監督に就任しました。オペラ座初の女性芸術監督です。フランス政府の文化行政における変革によって、退任を余儀なくされた彼女は、1980年にアメリカに戻り、1984年までボストン・バレエの芸術監督を務めます。84年からは、インディアナ大学の音楽学部のバレエ学科長となりました。

1965年以降、ヴェルディは振付も行い、彼女の作品は多くのバレエ団で踊られていました。教師として大変優れており、ロイヤル・バレエ、パリ・オペラ座バレエ、オーストラリア・バレエ、デンマーク・ロイヤル・バレエ、ミラノ・スカラ座バレエ、シュツットガルト・バレエ、ハンブルグ・バレエ、ミュンヘン・バレエ、ボリショイ・バレエなどでゲスト教師として活躍しました。また、2008年には、スクール・オブ・アメリカン・バレエが、同校初にして唯一の常任ゲスト教師に彼女を任命しました。

偉大なバレリーナ、そして教師として、ヴェルディは数多くの賞や名誉学位も受賞しています。1975年にはフランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを、そして2008年にはフランスからの最高の栄誉であるレジオンドヌール勲章を受賞しました。

80歳を過ぎても精力的に教師として活躍していた彼女は、的確な教えと人柄の良さで世界中のダンサーたちに愛されており、その死を多くのダンサーたちが悼んで、「エメラルド」の時の彼女の写真をInstagramに掲載しています。

ヴィオレット・ヴェルディの踊りは、最近発売されたDVD「New York City Ballet in Montreal, Vol. 1.」(オルフェウス)「New York City Ballet in Montreal, Vol. 2.」(アゴン)で観ることができます。また、「Violette et Mister B」では、イザベル・ゲランやエリザベット・モーラン、ニコラ・ル=リッシュ、ウラジーミル・マラーホフに教える姿や、彼女の踊りの映像を観ることができます。とても楽しそうに指導する姿を見ているだけで、幸せな気持ちになる映像です。

今頃ヴィオレットは天国でバランシンと再会していることでしょうね。お悔やみ申し上げます。

Violette & Mr. B
https://www.youtube.com/watch?v=RaCpQzkc1ik

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パリ・オペラ座バレエの2016-17シーズン速報

パリ・オペラ座バレエの2016-17シーズンの発表が2月10日の予定ですが、会員宛てに一足先にラインアップが届いたようでTwitterでアップしている方がいました。


(ゲストカンパニー)アメリカン・バレエ・シアター「眠れる森の美女」 ラトマンスキー振付

シーズン・オープニング・ガラ

Sehgal(新作)、ペック「In Creases」、クリスタル・パイト(新作)、フォーサイス「Blake Works」

バランシン「モーツァルティアーナ」「ヴァイオリン・コンチェルト」「ブラームス・シューンベルグカルテット」

チューダー「葉は色あせて」、ミルピエ(新作)

ヌレエフ「白鳥の湖」

(ゲストカンパニー)ドレスデン・バレエ「インプレッシング・ザ・ツァー」(フォーサイス)

マクレガー「Tree of Codes(新制作)

バランシン「真夏の夜の夢」(新制作)

Dimitri Chamblas とボリス・シャルマッツ「A Bras-le-corps(新制作)

パリ・オペラ座バレエ学校公演

カニンガム「Walkaround Time」、フォーサイス「Trio」、「Workwithinwork」

ロビンス「エン・ソル」、バランシン「ラ・ヴァルス」、シェルカウイ「ボレロ」

ベルトー、ブーシェ、ヴァラストロ、ポール (新作)
 オペラ座ダンサーによる振付作品

ラコット「ラ・シルフィード」

ミルピエ、Philippe Parreno (新作)


こちらのプログラミングは、ミルピエが組んだものです。

予想されていた通り、古典全幕はヌレエフの「白鳥の湖」、あとはラコットの「ラ・シルフィード」のみです。全幕が少なく、あとはバランシンの「真夏の夜の夢」がレパートリー入りするのが大きなところでしょうか。

マクレガーの「Tree of Life」、Dimitri Chamblas とボリス・シャルマッツの「A Bras-le-corps」は、それぞれの振付家が自身のカンパニーに振付けた作品です。

また、振付家養成に力を入れると言っていた通り、セバスチャン・ベルトー、ブルーノ・ブーシェ、シモン・ヴァラストロ、ニコラ・ポールという現役ダンサー4人がそれぞれ作品を発表します。ブルーノ・ブーシェはオペラ座の外ではかなり作品を創ってきました。また、ニコラ・ポールについては今までにもいくつかオペラ座に振付けて来た実績があります。

SehgalはおそらくTino Sehgalのことですが、彼は振付家というよりはアーティストとして著名な人。彼の考えた指示をパフォーマーが実行するということをやっているので、オペラ座でどのような作品を創るのかは非常に興味深いところです。

やはりミルピエカラーが濃厚に出ているレパートリーで、シーズン終わりを飾るミルピエの新作が、彼の最後の贈り物となることでしょう。Philippe Parrenoは振付家ではなくアーティストなので、ミルピエとの共同作業ということになるのではないかと思います。

2016/02/07

第44回ローザンヌ国際コンクールの結果(後で追記します)

第44回ローザンヌ国際コンクールの決勝が2月6日に行われ、今結果が出ました。

1位 Yu Hang 中国 Shanghai Dance School 16歳
2位 Madison Young 米国 Houston Ballet Academy 17歳
3位 Vincenzo Di Primo イタリア Vienna State Opera Ballet Academy 18歳
4位 Leroy Mokagtle 南アフリカ Art of Motion South Africa 16歳
5位 Laura Fernandez スイス TAZ Tanzakademie Zürich and Vaganova Ballet Academy St. Petersburg 18歳
6位 中村淳之介 アクリ・堀本バレエアカデミー 16歳
7位 Bai Dinkai 中国 Shanghai Dance School 16歳

エスポワール賞 Kim Danbi 韓国 LeeWon-A Dance Academy

コンテンポラリー賞 Laura Fernandez、Vincenzo Di Primo

ベスト・スイス賞 Laura Fernandez

観客賞 Leroy Mokagtle

日本からは、アクリ・堀本バレエアカデミーの中村淳之介くんが6位に入賞しました。おめでとうございます。「ラ・フィユ・マル・ガルデ」のフランツのヴァリエーションと、コンテンポラリーは「ソング・フォー・ディエゴ」を踊りました。

決勝を観ていたのですが、観客が最も湧いたのが、このリロイ・モカグトル君でした。柔軟な体、ふわっと浮かぎあがるような跳躍、天性の明るさと華。観客賞に輝いたのも納得です。ガーディアン紙にもインタビュー記事が載りましたが、気温が46度を超える環境の中で、朝6時から練習しているのだそうです。小柄ではあるけれども、非常に目を引きつけられるダンサーなので、将来が楽しみです。

バレエ、千葉の中村さん6位入賞
ローザンヌ国際コンクール
http://this.kiji.is/68801816394155516

16歳中村さんが6位入賞 ローザンヌ国際バレエ
http://www.asahi.com/articles/ASJ2712VCJ26UHBI03J.html

まだ決勝の動画はアップされていませんので、こちらの準決勝の映像へのリンクを貼っておきますね。

http://concert.arte.tv/fr/selections-du-44eme-prix-de-lausanne

ファイナルの動画が上がりました。

ローザンヌ国際コンクールが素晴らしいのは、コンクールの結果だけでなく、ここで素晴らしい教師と出会ったり、素晴らしい仲間と知り合ったり、世界のバレエのレベルを体感できることです。またスカラシップ賞を受賞しなくても、ファイナリストにならなくても、ネットワーキングフォーラムで一流のバレエ学校のスカラシップを獲得できたり、バレエ団のアプレンティス(研修生)として採用される方も多いのです。参加した皆さん一人一人が、ウィナー(勝者)ということになります。輝く未来が待っていますように。

2016/02/06

第44回ローザンヌ国際コンクールの決勝進出者決定

2月5日に準決勝が行われて、ローザンヌ国際コンクールの決勝進出者20人が決定しました。

http://www.prixdelausanne.org/2016-prix-de-lausanne-finalists/

103 Carolyne De Freitas Galvao ブラジル Basileu França
105 Kanon Kimura 木村楓音 服部彩子バレエクラス (2016年NHKバレエの饗宴に出演予定)
106 Makensie Henson オーストラリア Prudence Bowen Atelier
107 Kim Danbi 韓国 LeeWon-A Dance Academy
110 Riley Lapham オーストラリア The Australian Ballet Schoo
113 Erina Yoshie 吉江絵璃奈 服部彩子バレエクラス
123 Fu Yiyang 中国 Shanghai Dance School
126 Yu Hang 中国 Shanghai Dance School
205 Junnosuke Nakamura 中村淳之介 アクリ・堀本バレエアカデミー Swiss Infoの紹介記事と映像
206 Leroy Mokagtle 南アフリカ Art of Motion South Africa Guardianの紹介記事
208 Brayden Gallucci オーストラリア Alegria Dance Studios 
211 Bai Dinkai 中国 Shanghai Dance School
307 Madison Young 米国 Houston Ballet Academy
308 An Sehyun 韓国 Seoul Arts Highschool
311 Silvia Simeone イタリア Tanz Akademie Zürich
314 Laura Fernandez スイス TAZ Tanzakademie Zürich and Vaganova Ballet Academy St. Petersburg リハーサル動画
318 Yume Okano 岡野祐女 John Cranko Schule ジョン・クランコスクール
403 Joao Pedro De Mattos Menegussi ブラジル Tanz Akademie Zürich
409 Kim Seu 金世友 韓国 Australian Ballet School 中日新聞の紹介記事
412 Vincenzo Di Primo イタリア Vienna State Opera Ballet Academy

日本からは、

木村楓音さん
吉江絵璃奈さん
岡野祐女さん
中村淳之介さん
金世友さん

ローザンヌバレエ、準決勝で日本から5人が選出 !

決勝は明日の現地時間午後3時、日本時間は午後11時から行われます。もちろんネット中継もあります。ワクワクしてきましたね。

ファイナルの中継のアドレスはこちらです。
http://concert.arte.tv/fr/finale-du-44eme-prix-de-lausanne

2016/02/05

パリ・オペラ座バレエの芸術監督にオーレリー・デュポンが就任決定

突然浮上したバンジャマン・ミルピエのパリ・オペラ座バレエ芸術監督辞任の件ですが、フランス時間の2月4日15時に記者会見が開かれ、その席上でオーレリー・デュポンが次の芸術監督になることが発表されました。

Benjamin Millepied Out at Paris Opéra, Aurélie Dupont In
http://dancemagazine.com/news/benjamin-millepied-leaves-paris-opera-ballet/

記者会見の模様を、ジャーナリストのLaura Cappelle氏がリアルタイムでツイートしていましたので、それを翻訳したものを載せます。

スティーヴン・リスナー総裁
「数週間にわたり、12月にミルピエと、振付をしながら芸術監督としての活動をすることは可能かどうかについて話し合いました。バレエは進化していますが、このカンパニーは、その伝統と遺産における責任を持っています。辞任は彼が出した結論です。アーティストは創造のための時間が必要です。彼はこのカンパニーに多くのものをもたらしました。新しい組織、新しいヘルスケアのシステム、3rdステージ。そして新しいダンサーを数人育てました」

ミルピエは来週2月10日に、彼が組んだ2016-7年のシーズンを発表します。夏より、オーレリー・デュポンが芸術監督としての仕事を引き継ぎます。リスナーは、ミルピエと彼女の間の継続性について強調しました。

リスナー「彼が就任する前には、芸術上のとあるビジョンを持ったディレクションの時代が20年続きました。監督するということは、ダンサーと共にあるということでもあります。オーレリーは、この劇場のすべてのチーム、技術者なども良く知っています。ここは彼女の家なのです」

ミルピエ「初めてオペラ座に来た時には、私はオーレリーのための作品を創りました」「この機会を得て光栄でした。自分の2シーズンを誇りに思いました。でも私にとって重要なのは創作することです。この仕事の今の形態は、私には合わないものです」 「来シーズン、オペラ座のために振付をします。これが、私のカンパニーに対するお礼となります。オーレリーを選んだのは正しい選択だと思います。未来は明るいと思います」

デュポン「私は今日とても幸せです。そして少し驚いています」(ミルピエに献辞をする)

「私はこのカンパニーのためにあふれるばかりの情熱を持っています。私はここに32年もいたのですから。続けて行きますし、バンジャマンがやったことも続けて行きます。私は最善を尽くすと約束します。ある時点で自分に言い聞かせました。私ならできる。自分のホームなのですから」
「私はパリ・オペラ座のダンサーが好きです。彼らは素晴らしいです。オペラ座はクラシックバレエのカンパニーだけど、コンテンポラリーも踊ります。私にとって、その逆はあり得ません」

ミルピエは記者からの質問には答えずノーコメント

リスナー「ミルピエの決断は、振付家との活動とカンパニーを運営することを両立させるむずかしさから下されました」

デュポン「私には振付家の才能はありませんし、創作はしません」(質問に答えて)

デュポンのパリ・オペラ座との契約の期間は定め無し。(ミルピエの場合もそうでした)

デュポン「これはオペラ座バレエとのラブストーリーです。入団する時に一度魂を失ってしまいます。物事を変えるには時間がかかりますし、私は時間をかけて行こうと思います」「一シーズンに13プロダクションあって、古典作品が2作品しかないのは足りません」(来シーズンは古典作品は2作品の予定)

デュポン、昨年メートル・ド・バレエとしての契約締結を拒んだ件について「この二つのことは全く別のことです」

リスナー「この決定と発表は、取り急ぎ行ったものでは全くありません」「ミルピエを任命したことについては後悔はありません。彼が去るのは早すぎるかもしれませんが、他の人は辞めるのが遅すぎました」他の候補について聞かれて「もちろん、他の人も考えました(でも具体的な名前は差し控えた)。前回と異なり、継続性が最優先課題となりました」

リスナー、ミルピエの始めたデジタルプラットフォーム3rd Stageについて聞かれて。「私の戦略の一つです。継続します。ただし、新しい芸術監督を迎えて、より音楽/オペラに重点を置いたものとなるかもしれません」

オーレリー・デュポンの就任についてはまだ書かれていませんが、ニューヨークタイムズの記事が興味深いのでご紹介します。
Benjamin Millepied to Step Down From Paris Opera Ballet
http://www.nytimes.com/2016/02/05/arts/dance/benjamin-millepied-paris-opera.html?smid=tw-nytimesarts&smtyp=cur

問題となったカナルプリュスの番組とフィガロのインタビューでは、昇進コンクールと厳しいヒエラルキーシステム、またパリ・オペラ座学校での教育も批判し、パリ・オペラ座は人種的に多様であるべきと強く主張し、クラシックの技術が十分でないと言っていたとのことです。

ミルピエの施策の一つとして、ウィリアム・フォーサイスをオペラ座のアソシエイト振付家に任命し、またフォーサイスを新しい振付家、音楽家、演出家や歌手を含む芸術アカデミーにも関わらせるようにしました。今回の辞任劇に対して、フォーサイスは、自分の契約が一年契約であること、そしてミルピエが去った後には自身も去ると語りました。「バレエカンパニーは変化するものです。伝統ある組織は変わりませんが」メールでコメントを書きました。

また、5日に初日を迎える新作を振付けたジェローム・ベルは、ミルピエの委嘱を受けた理由は、この組織を再生させるという考えを信じたからだと、電話インタビューで語りました。「オペラ座のダンサーが肉体や精神によって、質問をし始めることもできないようなアイディアをを統合させることを見るのは、非常に興味深いものでした。ここでは君主制のようなやり方になっていて、問題を提起することができるような民主的なシステムではありません」ベルは、これらの問題について語った、作品のプログラムのための文章は掲載されなかったとも付け加えました。「別にかまいませんが、もし批判が許されないのなら、進歩はないと思います」

この記事にはミルピエのコメントもあります。振付活動に専念し、ロサンゼルスに戻るために辞任すると語ってます。そして結果的にオペラ座での仕事は自分が求めるものではなかったとも。


さて、生粋のオペラ座育ちであるオーレリー・デュポンは、オペラ座をどのように運営していくのでしょうか。今回の件でもわかったように、オペラ座は巨大な組織で、芸術監督一人の力ではどうにもならないところも多々あるようです。

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2016/02/04

エトワール・ガラ2016のプログラム

エトワール・ガラ2016のプログラムが発表されています。5回目を迎えるとは素晴らしいですよね。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala.html

注目は、「月夜に煌めくエトワール」での上演が実現しなかった『失われた楽園』 *世界初演、大石裕香さんの振付作品、エルヴェ・モロー&オードリック・ベザールの『プルースト――失われた時を求めて』より“モレルとサン=ルー”でしょうか。なかなか観られない、リアム・スカーレットやクリストファー・ウィールドン、さらにティアゴ・ボァディンの作品などもあって、非常に興味深いです。

エトワール・ガラのプロデュースで経験を積んだバンジャマン・ペッシュが、パリ・オペラ座ではミルピエの右腕として働き、次の芸術監督が決まるまで芸術監督を代行するということも、すごいことです。

【Aプログラム】
『グラン・パ・クラシック』
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
音楽:フランソワ・オーベール
出演:ローラ・エケ&オードリック・ベザール

『シンデレラ・ストーリー』
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『This Bitter Earth』
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:マックス・リヒター/クライド・オーティス
出演:エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール

『プルースト――失われた時を求めて』より“モレルとサン=ルー”
振付:ローラン・プティ
音楽:ガブリエル・フォーレ
出演:エルヴェ・モロー&オードリック・ベザール

『失われた楽園』 *世界初演
振付:パトリック・ド・バナ
音楽:アルヴォ・ペルト
出演:マチュー・ガニオ&エルヴェ・モロー

『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン

『感覚の解剖学』
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:マーク=アンソニー・タネジ
出演:ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン

『スターバト・マーテル』
振付:バンジャマン・ペッシュ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
出演:ドロテ・ジルベール&バンジャマン・ペッシュ

『パ・ド・デュー』
振付:ジーン・ケリー  監修:クロード・ベッシー
音楽:ジョージ・ガーシュイン
出演:エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

『Sanzaru』
振付:ティアゴ・ボァディン
音楽:フィリップ・グラス
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『アザーダンス』
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:フレデリック・ショパン
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ
ピアノ:久山亮子

【Bプログラム】
『シンデレラ』
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

『病める薔薇』
振付:ローラン・プティ
音楽:グスタフ・マーラー
出演:エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール

『With a Chance of Rain』
振付:リアム・スカーレット
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
出演:ローラ・エケ、ドロテ・ジルベール、エルヴェ・モロー、マチュー・ガニオ
ピアノ:久山亮子

『クローサー』
振付:バンジャマン・ミルピエ
音楽:フィリップ・グラス
出演:エレオノラ・アバニャート&エルヴェ・モロー
ピアノ:久山亮子

『See』
振付:大石裕香
音楽:アルヴォ・ペルト
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『人魚姫』
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レーラ・アウエルバッハ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『ランデヴー』
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョゼフ・コスマ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&バンジャマン・ペッシュ

『三人姉妹』
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&オードリック・ベザール

『ロミオとジュリエット』
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン

『シルヴィア パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:レオ・ドリーブ
出演:ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン


※上演順での記載ではございません。
※ピアノ演奏者の記載のない演目は録音を使用いたします。

エレオノラ・アバニャート(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
アマンディーヌ・アルビッソン(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
ドロテ・ジルベール (パリ・オペラ座バレエ エトワール)
ローラ・エケ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
バンジャマン・ペッシュ(パリ・オペラ座バレエ エトワール) 
マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
エルヴェ・モロー(パリ・オペラ座バレエ エトワール) 
オードリック・ベザール(パリ・オペラ座バレエ プルミエ・ダンスール)
ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ プルミエ・ダンスール) 
シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルグ・バレエ プリンシパル) 
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルグ・バレエ プリンシパル)

久山亮子(パリ・オペラ座バレエ 専属ピアニスト)

公演日程

2016/8/3(水)~7(日) 全5回公演

チケット
S¥17,000 A¥13,000 B¥9,000(税込)
◆S席セット券 ¥32,000(税込) ※Aプロ・Bプロ同時にご購入の場合のみ

※5歳以上は入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※セット券は各プログラム毎に公演日をお選びいただけます。
※セット券は限定数、Bunkamuraチケットセンターのみでのお取扱い。予定枚数に達し次第、販売を終了いたします。

MY Bunkamura先行販売
2016/02/25(木)

先着制

※セット券は、MY Bunkamura先行販売、一般販売ともにオンライン販売はございません。
 お電話での受付のみとなります。
※電話番号ほか詳細は、2月中旬以降に配信予定のメールマガジンでお知らせいたします。

《セット券のご予約方法について》
※セット券は【電話のみの受付】となります。(他注意事項はBunkamuraサイトをご確認ください)

一般発売

2016/03/06(日)

チケット取扱い

<Bunkamuraでのお申込み>

Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30>
03-3477-9999

Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00~19:00>
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00>

※発売初日<3/6(日)>はチケットカウンター(店頭)でのお取扱いはございません。

お問合せ

Bunkamura 03-3477-3244<10:00~19:00>

マウロ・ビゴンゼッティは正式にミラノ・スカラ座の芸術監督に就任

マハール・ワジーエフがボリショイ・バレエの芸術監督に就任して空席となったミラノ・スカラ座の芸術監督の座。マウロ・ビゴンゼッティが有力であるという報道がありましたが、このほど2月1日月曜日に、正式に彼が就任することが発表されました。

Mauro Bigonzetti to Direct La Scala Ballet
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2016/02/02/mauro-bigonzetti-to-direct-la-scala-ballet/?smid=tw-nytimesarts&smtyp=cur

55歳のビゴンゼッティの有力な対抗馬は、ローラン・イレールと、現スカラ座エトワールのロベルト・ボッレだったそうです。その中で、コンテンポラリーの振付家が芸術監督に決まったということは、今までクラシック作品中心だったカンパニーの方向性が大きく変わる可能性を示唆しています。

ビゴンゼッティの作品は、スカラ座のほか、シュツットガルト・バレエ、ENB、ボリショイ・バレエ、アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター、そしてNYCBにて上演されてきました。NYCBでは、今まで彼の作品が4作品上演されています。

ミラノ・スカラ座は伝統と格式のある大きなバレエ・カンパニーであり、今まで小規模なアテルバレットの芸術監督だったビゴンゼッティがどのような腕を振るえるのかは未知数です。また、ダンサーの一部はこの就任に反対しているようです。ミルピエのように失敗しなければ良いのですが。

バンジャマン・ミルピエ、パリ・オペラ座バレエ芸術監督を辞任か?

2014年秋にパリ・オペラ座バレエ史上最年少の芸術監督に就任したバンジャマン・ミルピエ。一部に批判がありつつも、よりアメリカ的なレパートリーを多く導入しました。またエトワールではなく下のランクからの積極的な起用、将来における昇進試験の廃止、様々なアートの分野のアーティストとコラボレーションした映像プラットフォーム3e Stage、ダンサーの健康面に配慮して床を改善させたりフィジオテラピーを強化するなど、いろいろな改革を打ち出していました。

しかしここにきて、Paris Match誌で、爆弾的なニュースが掲載されています。

Benjamin Millepied sur le depart
http://www.parismatch.com/Culture/Spectacles/Benjamin-Millepied-sur-le-depart-907585

パリ・オペラ座バレエは、来シーズンのレパートリーを発表するため、2月10日に記者会見を行う予定です。その際に辞任の件が発表になるようです。→2/4(木)15時より記者会見が行われます。

辞任の理由はまだはっきりしていません。いくつかの噂があり、一つは、妻で女優のナタリー・ポートマンがアメリカで女優業を行いたいという希望があること。また、オペラ座バレエにおいては組織上の問題があって意思決定がしにくいこと。ミルピエの立場では、振付と芸術監督業の両方を求められていたのですが、もっと自分の思い通りに行いたい、L.A.ダンスプロジェクトでの仕事を行いたいのではないかという推測もあります。ただこれはまだ推測に過ぎません。

2016-7シーズンについては、ミルピエが、別れのしるしとして2作品、新作を発表するとのことです。

有名女優を夫に持つ若き芸術監督ということで、ミルピエのメディア露出は非常に高かったのですが、オペラ座側は、必ずしもそれを喜ばしいことと考えておらず、特に12月にカナル・プリュスが製作したドキュメンタリーは不興を買ったようです。ただ、New York Times等は彼のプログラミングを評価していたようでした。辞任の時期については、おそらく今シーズン末を待たない、即時になるのではないかということのようで、後任探しは喫緊の課題となります。

なお、ミルピエの新作La nuit s’achèveを含むトリプルビル「Tombe(ジェローム・ベル新作)」、「La nuit s’achève」、「ゴールドバーグ・ヴァリエーション(ジェローム・ロビンス)」は2月5日が初日です。また、2月20日は、バンジャマン・ペッシュのさよなら公演で、特別に「ル・パルク」と「イン・ザ・ナイト」が彼の出演により上演されます。

こちらのダンスキューブのバンジャマン・ペッシュのインタビューは大変興味深いものです。ペッシュは現在、ミルピエの右腕としてアーティスティック・コラボレーターという肩書で働いています。今後の彼の立場はどのようなものになるのでしょうか。
http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-paris/paris1601b.html

追記:ペッシュは、後任が決まるまで芸術監督代行を務めるようです。

<追記>
明日、ステファン・リスナー総裁がこの件について記者会見を行います。ミルピエの辞任はほぼ確実のようです。

フィガロ紙の記事
http://www.lefigaro.fr/culture/2016/02/03/03004-20160203ARTFIG00344-opera-de-paris-benjamin-millepied-sur-le-depart.php

ミルピエはその知名度の高さで、彼の振付けた作品については観客動員は非常に良かったとのことです。したがって、芸術監督の座を離れても、オペラ座の振付家として引き続き活動を続ける可能性はあるかもしれません。オープニングガラでは、多額の寄付金を集めることにも成功しました。1年に新作を10本上演するという意欲は素晴らしかったと評価されていました。しかしながら、あまりに急にやり方を変えてしまったため、ダンサーたちからの不満はかなりあったようです。記者会見は明日フランス時間午後3時からだそうです。

<さらに追記>
わかりやすい英語の記事が出ていたので、ご紹介します。
Millepied 'to quit' Paris ballet: reports
http://www.france24.com/en/20160203-millepied-quit-paris-ballet-reports

やはり、昨年クリスマス前に放映されたカナルプリュスのドキュメンタリーが問題視されていたようです。この番組の中では、オペラ座のバレエはきわめて保守的で、ヒエラルキー主義的で、内部競争に取りつかれていると主張していました。そして自分たちが名乗るほどの素晴らしいカンパニーではなく、公演は時々「非常に退屈で壁紙のよう」だと語りました。ダンサーたちに、コンテンポラリーを踊るときと同じくらい、クラシックでも自分を解き放つようにしなさいとアピールし「これは楽しくないのか?」と叫んでいる様子が映し出されました。しかし、そのような欠点がありながらも、オペラ座は「世界でおそらく最も素晴らしいモダンダンスのカンパニー」だと語っていました。

一方、ミルピエの妻であるナタリー・ポートマンは、夫のオペラ座芸術監督就任に伴い、4歳になる息子と共にパリに引っ越しました。彼女の初めての監督作「A Tale of Love and Darkness」は昨年のカンヌ国際映画祭で上映されました。しかし、彼女は、ハリウッドでのキャリアを再始動させたいと思っており、ジャクリーン・ケネディの伝記映画に主演する契約を結んだところです。


<追記>
こちらのルモンドの記事には、カール・パケット、ステファン・ビュリヨンという二人のエトワールからのコメントがあります。

Benjamin Millepied sur le départ à l’Opéra de Paris ?
http://www.lemonde.fr/culture/article/2016/02/04/benjamin-millepied-va-t-il-quitter-l-opera-de-paris_4858949_3246.html

本日の午後3時(日本時間夜11時)の記者会見の一時間前に、オペラ座のダンサーたちに正式な説明が行われる予定です。

「私たちは、記事によってミルピエが辞任することを知りました」とカール・パケットは語りました。「でも、これはきっと起きることだろうと少し前から思っていました」

ステファン・ビュリヨンがこのように付け足しました。「12月からバレエ団内の空気は波乱に富んでおり、その嵐は去っていません」

カナルプリュスの番組で、ミルピエはこのように語りました「オペラ座は世界で最も優れたバレエ団であるべきです。オペラ座の素晴らしさって実際のところなんですか?このバレエ団が踊っている方法には自分は満足していません。本当の素晴らしさが観たい」そしてこのように結論付けました。オペラ座は、クラシックバレエにおいてはベストではないけど、コンテンポラリーランスでは一番だと。

さらに、12月18日のフィガロ紙で、ミルピエはオペラ座バレエの批判を続けました。「ラ・バヤデール」の影の王国について彼はこのように批判したのです。「ダンサーは、表現するために存在しているのであって、壁紙の模様のように存在しているだけではだめだ」また、クラスレッスンへの参加は、週5回参加すべきであって、2,3回ではいけないとも語りました。また、若いダンサーに向けては、起業家精神を持つべきであって、たとえばソーシャルネットワークを使っての資金調達の方法、キャリアを管理することが必要であると推奨しました。

これらの発言に対して、ダンサーたちの怒りがさく裂しました。カール・パケットは次のように語っています。「ミルピエがオペラ座のダンサーたちに見せている不敬な態度、オペラ座バレエを貶めている様子を示したこの記事を読んでショックを受けました。私はこの劇場で30年間踊ってきました。パリ・オペラ座を愛しています。この6か月間、こんなに不快に思ったことはありませんでした。だが、この記事は、彼が退任することを示唆しているとも感じました」
実際、この記事の中で、ミルピエは、「ここで達成できなければ、他の場所で実現させます」と語っています。


彼の仕事の補佐をする人は誰でしょう。メートル・ド・バレエのクロチルド・ヴァイエは病気のため、長いこと出勤していません。彼女の後任となるはずだったオーレリー・デュポンは結局、この仕事に就くことを断りました。公式にはミルピエのチームは結成されていませんが、彼の仕事の補佐は、現在バンジャマン・ペッシュが行っています。妻のポートマンは「パリでは安全だと感じていません」と語っており、オペラ座の仕事にはタッチしていません。
(以上、ルモンドの記事の引用)

2016/02/02

バレエ界を舞台にしたドラマ「フレッシュ・アンド・ボーン」がAmazonプライム・ビデオにて、2月1日より配信

以前、こちらのサイトでも紹介した、バレエ界を舞台にしたドラマ『フレッシュ・アンド・ボーン』
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2015/09/flesh-and-bone-.html

こちらが、、Amazonプライム会員向けに提供している見放題・映像配信サービス 「プライム・ビデオ」 にて、2月1日(月)より独占配信されることになりました。

プレスリリース
http://www.dreamnews.jp/press/0000126208/

Photo
(C) 2015 Starz Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

http://www.amazon.co.jp/dp/B01B3GR3N6/ref=cm_sw_r_tw_dp_x54Rwb0TGMJP3

『フレッシュ・アンド・ボーン』は、ニューヨークの一流バレエ団に入団した若きダンサーを通して、華やかなバレエ界の厳しい舞台裏を描いたヒューマンドラマです。

『ブレイキング・バッド』で壮絶な人間ドラマを描き、3度エミー賞を受賞している脚本家のモイラ・ウォリー・ベケットが、本作では華やかなクラシックバレエ界の裏側の世界を描き、これまでのバレエ物語とは一線を画する作品と注目を集めています。

主役のバレリーナ役を、ドレスデン・バレエのドゥミ・ソリストであるサラ・ヘイが演じ、彼女の迫真の演技力も高く評価され、第73回ゴールデングローブ賞のミニシリーズ・テレビ映画部門にて主演女優賞にノミネートされたほか、第6回放送テレビ批評家協会賞と第19回サテライト・アワードでも主演女優賞にノミネートされています。

この他に、元ABTで、映画「センター・ステージ」にも出演したサシャ・ラデツキー、ABTのプリンシパルだったイリーナ・ドヴォロヴェンコ、元マイアミ・シティ・バレエで「アメリカン・ダンス・アイドル」で活躍したアレックス・ウォン、そしてデンマーク・ロイヤル・バレエのカーリング・タルコットら、現役のバレエダンサー中心のキャストとなっています。

内容はかなりダークなものとなっていて暴力的な描写もあり、一部ではステロタイプ的である、バレエの負の側面を強調しすぎていると、特にバレエファンからは批判を浴びた作品でした。ただし、出演者はほとんどがプロのバレエダンサーであるため、ダンスシーンは本格的であること、サラ・ヘイがゴールデングローブ賞にノミネートされるほどの迫真の演技をしたことは高く評価されていました。

『フレッシュ・アンド・ボーン』 原題:FLESH AND BONE シーズン1  作品概要

『ブレイキング・バッド』の脚本家モイラ・ウォリー・ベケット 最新作
第73回ゴールデングローブ賞  ミニシリーズ テレビ映画部門 主演女優賞(サラ・ヘイ)ノミネート
第6回放送テレビ批評家協会賞 TV映画/ミニシリーズ部門 主演女優賞(サラ・ヘイ)ノミネート
第19回 サテライト・アワード ミニシリーズ・テレビ部門 主演女優賞(サラ・ヘイ)ノミネート

ニューヨークの一流バレエ団に入団した若きダンサー、クレアを通して、華やかなバレエ界の厳しい舞台裏を描く。つらい過去を背負い、ニューヨークの一流バレエ団に入団した若きダンサー、クレア。本作は果敢にも、華麗なバレエ界のダークな舞台裏に切り込み、複雑なストーリーを展開していく。性的虐待を受けて心に傷を抱えたクレアは、並外れた才能と野心を持ちながら、自己破壊傾向をコントロールできない。芸術監督の気まぐれな謀略。過去からの招かれざる訪問者。はやり立つ野心と苦悩の狭間で、クレアは衝動的な行動を繰り返していく・・・。

エグゼクティブ・プロデューサー:モイラ・ウォリー・ベケット
出演:サラ・ヘイ 『ブラック・スワン』、ベン・ダニエルズ 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
エミリー・タイラ、イリーナ・ドヴォロヴェンコ

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ロイヤル・バレエの来日公演キャスト変更

英国ロイヤル・バレエの来日公演、当初バレエの祭典会員向けに来ていた案内からの、「ロミオとジュリエット」のキャスト変更が出ていました。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/2016-6.html

<変更前>
ロミオとジュリエット
6/16(木)18:30 ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ
6/17(金)18:30 ナタリア・オシポワ、マシュー・ゴールディング
6/18(土)13:00 サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ
6/18(土)18:00 マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス
6/19(日)13:00 ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー

<変更後>
ロミオとジュリエット
6月16日(木)6:30p.m. ローレン・カスバートソン&フェデリコ・ボネッリ
6月17日(金)6:30p.m. ヤーナ・サレンコ&スティーヴン・マックレー
6月18日(土)1:00p.m. サラ・ラム&ワディム・ムンタギロフ
6月18日(土)6:00p.m. ナターリヤ・オシポワ&マシュー・ゴールディング
6月19日(日)1:00p.m. マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス

というわけで、オシポワ&ゴールディング、サレンコ&マックレー、ヌニェス&ソアレスの出演日が変更となっていますので、ご注意ください。

「ジゼル」は当初予定から変更はありません。

6月22日(水)7:00p.m. マリアネラ・ヌニェス&ワディム・ムンタギロフ
6月24日(金)7:00p.m. ナターリヤ・オシポワ&マシュー・ゴールディング
6月25日(土)2:00p.m. サラ・ラム&スティーヴン・マックレー
6月26日(日)2:00p.m. ローレン・カスバートソン&フェデリコ・ボネッリ

◆会場:東京文化会館

◆入場料
S=¥25,000 A=22,000 B=¥19,000 C=¥15,000 D=¥11,000 E=¥8,000

◆NBS WEBチケット先行予約(座席選択 S~D席) 2/22(月)21:00~2/25(木)18:00 

◆一斉発売開始 2016年2月27日(土)10:00~


あと、福山での公演も予定されています。
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/r-rose/59815.html

福山市市制施行100周年記念協賛 
■ 英国ロイヤル・バレエ団日本公演『ジゼル』

2016年7月6日(水)18:30開演(17:45開場)
ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ

バレエ:英国ロイヤル・バレエ団
アルブヒト役:スティーヴン・マックレー

→こちらのキャストも変更になっています。
http://machi.jpubb.com/press/625758/
ジゼル:ラウラ・モレーラ
アルブレヒト:ニーマイア・キッシュ


愛知公演のキャストも発表になっています。
https://hicbc.com/event/nimf/39th/20160703/

2016年7月3日(日) 【開場】12:45 【開演】13:30
愛知県芸術劇場大ホール
「ロミオとジュリエット」
ジュリエット:サラ・ラム
ロミオ:スティーヴン・マックレー

愛知公演は、すでにチケットはかなり売れているようですね。

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