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  • 東北地方太平洋沖地震 義援金

2014/08/01

ジャパンアーツの、バレエ床を新調するためのクラウドファンディング

ボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエ、アメリカン・バレエ・シアターの招聘を行っているジャパンアーツでは、バレエ床を新調するためのクラウドファンディングを募集しています。

https://readyfor.jp/projects/JA_BALLET

バレエ公演を行う際には、ダンサーの脚に負荷をかけないためにバレエ床というものが用意されています。(バレエスタジオなどでも、バレエ床になっていることが多いです)東京文化会館などのホール自体には、バレエ床は備えられておらず、興行会社が用意するのが一般的なようです。興行会社が自前で持っていなくて公演の度にレンタルすることもあります。

バレエ床が老朽化するとクッション性がなくなってしまいます。老朽化した床では、バレエダンサーの怪我につながりかねません。というわけで、今年11月のボリショイ・バレエ来日を前に、ジャパンアーツではバレエ床を新調することにしたそうです。

ところが、特注品の木のバレエ床を新しく購入するには400万円かかり、そのうち120万円が足りないそうで、その分のお金を一般から募集することにしたとのことです。購入するバレエ床は、ボリショイ・バレエ来日公演だけでなく、マリインスキー・バレエなど同社が招聘するほかのバレエ公演でももちろん使用されます。

このようなクラウド・ファンディングと呼ばれる方法で資金を集める方法は、最近海外でも一般的になってきました。3000円から参加でき、協力した金額に応じて、様々な特典が用意されています。好きなアーティストを応援するためにファンが参加できる企画は、ユニークなものですよね。

そして、この募集ページでの「バレエ床とは何か」という写真入りの説明が非常に興味深く、見るだけでもとても勉強になります。バレエ床というものの存在は知っていたけれども、実際にこういう形状をしているんだ、と写真を見るのは初めてでした。図面や、普段はどのように収納されているかも説明されていて、ふむふむと思いました。

ぜひ応援してみようと思います。募集開始して数日で早くも目標金額が達成されそうな勢いですね。ダンサーたちの脚を案じるファンの方がそれだけ多いということなのだと思います。

シディ・ラルビ・シェルカウイ振付「バベル」、8/3特別番組放映

現在世界のダンスシーンで最も注目されている振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ

森山未來出演で日本でも大ヒットした「テヅカ TeZukA」を手がけ、またキーラ・ナイトレイ主演の映画「アンナ・カレーニナ」では、特徴的な手の動きでめくるめくような陶酔感に酔わされた舞踏会のシーンのみならず作品全体を通しての踊りを振付けて、映画自体を一つのダンス作品のように仕上げました。

「アンナ・カレーニナ」のダンスシーン
http://youtu.be/TOwsZ6bDqJU

そのシェルカウイが、盟友のダミアン・ジャレとともに作り上げた作品が「バベル」です。2010年の初演から、世界中の40を越える都市で上演され、多くの人に愛されてきた作品であり、もっとも奥深く、もっとも楽しい作品と高い評価を得ています。東京での公演は8月29日~31日。

公演公式サイト
http://www.promax.co.jp/babel_words/

札幌国際芸術祭2014」ゲストディレクターの坂本龍一氏が
「恐るべき才能!
今、正に、日本でもたくさんの人に観て体験していただきたい!」

と惚れ込み、セレクトした作品でもあります。

BS-TBSでは、

「大絶賛!坂本龍一からのメッセージ『バベル』」という題名で、この作品の特別番組が放映されます。

8/3(日) 12:30~13:00 BS-TBS

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©Koen Broos

タイトルの「バベル」は、旧約聖書のバベルの塔の物語からきている。神にとどけと巨大な塔を築いた人間達が、神の怒りをかった。もう二度とはかりごとができないようにと、神は人間の言葉を混乱させて互いに通じないようにしたという。言葉の混乱さながらに、この作品のために10を越える国からダンサーやミュージシャンが集まった。ライブ感満載のノリのいいダンスと音楽の合間に、聞き慣れた国の言葉や聞き慣れない国の言葉が飛び交う。日本語もたっぷりと聞こえてくるはずだ。

ダンスがこんなにも豊かなコミュニケーションを引き起こすのかという驚きと喜び。笑いも超絶技巧も至高の美も満載。すべてをひっくるめて、シェルカウイたちが目指す新しいダンスがここにある。
(坂口勝彦(ダンス批評、思想史))

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©Koen Broos


動画を観ても、とにかく刺激的でワクワク感に満ちていますね。音楽、美術、そしてダンスが一体となった、多彩な芸術表現の可能性を示しています。
http://youtu.be/GhTQ86gY3qk


民族、テリトリー、様々な言語、国家のアイデンティティといった問題が、鋭く、時にはユーモラスに、10以上の国々から参加する多国籍なダンサーとミュージシャンらによって描かれるこの作品。異文化の衝突が時にイスラエルとパレスチナにおける軍事衝突になってしまったり、はたまたロシアとウクライナの間で起きている問題などについても考えさせてくれます。と同時に、その混沌の中から、美しさ、ユーモアそして豊かなコミュニケーションが生まれていくところで、希望を感じさせてくれ、そしてダンスなどの芸術が現代の私たちにもたらしてくれるものについて考えさせてくれます。このような時代の、今だからこそ、観るべき作品ですね。

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©Koen Broos

これは決して見逃してはならない作品の一つですね!私もとても楽しみにしています。ぜひご覧ください。

日時
2014年8月29日 (金) 18:30開場 / 19:00開演
2014年8月30日 (土) 13:30開場 / 14:00開演
2014年8月31日 (日) 13:30開場 / 14:00開演
会場 シアターオーブ (渋谷ヒカリエ11階)

チケット
席種 · 料金 S席9,000円 (税込) / A席7,000円 (税込)
入場制限 未就学児入場不可

プレイガイド
Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999 (オペレーター対応10:00~17:30)
オンラインチケット My Bunkamura
東急シアターオーブチケットカウンター (渋谷ヒカリエ2階11:00~19:00)
サンライズオンライン
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:32672)
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:435-368)
e+(イープラス)
CNプレイガイド 0570-08-9999 (オペレーター対応)

公演に関するお問合せ
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~19:00)

主催
TBSテレビ / PROMAX

2014/07/31

エトワール・ガラ2014が開幕しました

素晴らしかったです~。まずはとにかく、ハンブルグ・バレエのシルヴィア・アッツオーニとアレクサンドル・リアブコによる「マーラー交響曲三番」と「アルルの女」が凄すぎました。これを観ただけでチケット代の元が取れたと言えるほどです。「マーラー交響曲三番」ではあまりの美しさに涙が止まらなくなったほどです。また、リアブコのフレデリの狂気のほとばしり方も凄かった。ハンブルグにまた観に行きたい!って思いました。ハンブルグ・バレエ、来日熱望です。

それと、最後の「イン・ザ・ナイト」が美しかったですね。世界で一番美しい脚の持ち主であるイザベル・シアラヴォラと、バンジャマン・ペッシュのパートナーシップは、エレガントで優雅そのもの。2番目のペア、ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオは華やかでグラマラス、3番目のローラ・エケとエルヴェ・モローも良く似合うペアで、エルヴェの大きな踊りには思わずうっとりです。金子三勇士さんのピアノ演奏もとても素敵でした。

同じく金子さんがピアノ演奏をした、「月の光」は、イリ・ブベニチェク振付による世界初演のソロ。エルヴェ・モローの長い腕、長い脚を存分に生かした動きは雄弁でしなやかで、月の光と音楽と一体化して、何とも言えない美しい幻のようでした。

詳しい感想はまた後日書きますが、とにかく良い公演でしたので、チケット買っていない方もぜひ!当日券もあるそうです。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/14_gala/index.html

フジテレビのニュース映像では、名古屋公演の舞台映像と、東北、仙台でのダンサーたちによる被災地レッスンの映像を観ることができます。
http://youtu.be/aCM6_Gsnw7M

マチュー・ガニオのインタビュー記事(朝日新聞)
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/ASG7Q4TG4G7QUEHF00Q.html?iref=com_fbox_u06

パリ・オペラ座のダンサー、福島の子供たちを指導 Paris ballet stars give master class to Fukushima students
http://youtu.be/0AsvOvbJ6GY

2014/07/30

シルヴィ・ギエムが2015年に引退?

英国で発行されているバレエ雑誌「Dance Europe」。
http://www.danceeurope.net/

この雑誌は、英語版の記事のうち一つの記事だけ、長野由紀さんによって日本語に翻訳されてネット上でもPDFで読むことができます。最新号では、先日行われたニコラ・ル・リッシュの引退公演を読むことができます。つい先日だったのに、もう誌面になっているのは早いですね。

http://www.danceeurope.net/sites/default/files/J_187.pdf

ニコラの引退公演についての記事もとても読み応えがあってファン必読、なのですがとても気になる記述がありました。

「ギエムは、今のうちに観ておくことをお勧めする。終演後のパーティで彼女は私に、2015年にロンドン、パリ、東京で引退公演を行い舞台から退くことを考えていると語った。」(エマ・コールダー記者)

2015年といったらもう来年の話ですよね…。ということは、すでにそういう決意をシルヴィがしているということなのだと思います。彼女も来年には50歳になります。ニコラの引退公演での「アパルトマン」はネット中継はされませんでしたが、とても素晴らしかったとのことです。

まずは、来月の東京バレエ団50周年記念ガラでシルヴィが踊る「ボレロ」は必見でしょうね。

「ロイヤルエレガンスの夕べ」ラウラ・モレラのサイン会/オニール八菜さんのサイン会

8月8日~10日に開催されるガラ「ロイヤル・エレガンスの夕べ」。
http://www.royalelegancenight.com/

この公演にあわせ、卒業生の多くがロイヤル・バレエ団へと進む名門バレエ学校、ロイヤルバレエスクールが舞台のノベル『ロイヤルバレエスクール・ダイアリー』とのコラボ企画として、ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、ラウラ・モレーラのサイン会が開催されます。

ロイヤル・バレエ団でも数少ないロウアースクールからのロイヤルバレエスクール出身者で、現在はロイヤル・バレエ団のトップ・ダンサーのひとりとして活躍するラウラ。彼女を間近で目にすることができる貴重な機会となるはずです。なお、当日はサイン会終了後にラウラさんによる英国ロイヤルバレエ流・トウシューズのケアの仕方やリボンの結び方の簡単なデモンストレーションもあるとのことです。

http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-South-Store/20140718124957.html

 日 時|2014年8月6日(水)
      15:00~(開場14:30)
 会 場|紀伊國屋書店新宿南店7階サザンシアター
             
 参加方法|参加には整理券が必要です。

 【店頭受付】8月1日(金)より、紀伊國屋書店新宿南店2階カウンターで『ロイヤルバレエスクール・ダイアリー』(駒草出版)1巻~6巻(最新刊)いずれかをお買い上げのお客様に整理券を配布いたします。

 【電話受付】8月1日(金)午前10時より、お電話でもご予約をお受けいたします。

*********
ヴァルナ国際コンクールで銀賞を受賞した、パリ・オペラ座バレエ団コリフェのオニール八菜(ハンナ・オニール)さん。

そのオニール八菜さんは2014年秋より、チャコットのキャラクターモデルに起用されるそうです。その彼女がチャコット渋谷本店に緊急来店。ヴァルナ国際バレエコンクールの模様や、パリ・オペラ座で過ごす日々のことなど、報告会を行います。またとないこの機会、ぜひお見逃しなく!

http://www.chacott-jp.com/j/topics/detail1921

日 時 2014年8月2日(土)12:00〜13:00
場 所 チャコット渋谷本店 4階
参加資格 報告会・サイン会とも先着100名さままで

当日11:00より1階にて整理券を配布いたします。
これ以前の順番待ちはお受けいたしかねますので、ご了承くださいませ。

※着席は50席までとなります。お立見となる場合がございますのであらかじめご了承ください。
※サインは以下のものに限定させていただきます。
1)パリ・オペラ座関連グッズ
(DVD、プログラムや劇場グッズ、ダンサー掲載雑誌・書籍)
2)当日チャコットでお買上げいただいた商品(シューズ類を除く)
3)ご自身にてご用意いただく色紙(チャコットで販売するものも含む)

お問合せ:電話番号03-3476-1311 チャコット渋谷本店

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2014/07/29

ヴァルナ国際コンクール、オニール八菜さん、みこフォガディさんが銀賞

7月26,27日に決勝が行われた第26回ヴァルナ国際コンクール。その結果が28日に発表されました。

ヴァルナ国際コンクールのFacebook
https://www.facebook.com/pages/International-Ballet-Competition-Varna/444071619046404?fref=photo

まだ公式サイトには発表されていません。
http://www.varna-ibc.org/site/?page_id=1706


【シニアグループ】

グランプリ 受賞者なし


<女性ダンサー>

金賞 受賞者なし

銀賞 オニール八菜(フランス、パリ・オペラ座バレエ)
Ye Lim Choi (韓国)

銅賞 Sara Renda, (イタリア)
Hee Sun Kim (韓国)


<男性ダンサー>

金賞 受賞者なし

銀賞 Dae Han Na (韓国)

銅賞 Jeremy-Loup Quer (フランス、パリ・オペラ座バレエ)
Hugo Marchand (フランス、パリ・オペラ座バレエ)


【ジュニアグループ】

特別に傑出したダンサーに贈られる賞
Soo Bin Lee(韓国)

<女性ダンサー>

金賞 Seo Hoo Yun (韓国)

銀賞 みこ・フォガティ (スイス)

銅賞 Ralica Ilieva (ブルガリア)

<男性ダンサー>

金賞 Yue Shi (中国)

銀賞 Joon Hyuk Jun (韓国)

銅賞 Mykola Gorodiskii (ウクライナ)
Georgi Smilevski (ロシア)


【特別賞】

若い才能のための"Emil Dimitrov"賞

Soo Bin Lee (韓国)

ブルガリアのソフィア・オペラ劇場バレエへの主役でのゲスト出演を与える特別賞
Soo Bin Lee (韓国)
Hugo Marchand, (フランス)


というわけで、シニア部門はグランプリなし、金賞なしですが銀賞に日本人の母を持つパリ・オペラ座バレエのオニール八菜(ニュージーランド出身)さんが輝きました。また、ジュニア部門では、やはり日本人の母を持つみこフォガティさんが銀賞に。

パリ・オペラ座バレエのジェレミー・ルー・ケールとユーゴ・マルシャンがシニア部門男性銅賞を受賞しました。また、ジュニア部門グランプリを始め、8つもの賞を受賞している韓国人ダンサーの躍進ぶりには大変驚かされます。

なお、パリ・オペラ座では2004年にマチルド・フルステが金賞でジョシュア・オファルトが銀賞、また過去にはシルヴィ・ギエム、パトリック・デュポン、オーレリー・デュポン(92年ジュニア部門金賞)らが受賞しています。


オニールさんは、決勝ではジェレミー・ルー・ケールと「ドン・キホーテ」とウェイン・マクレガーの作品"Genus" を踊ったようですね。古典と現代作品の両方で強みを発揮していたようですが、特にキトリ役でのグラン・フェッテが素晴らしかったようです。フォガティさんは、オディールを踊ったようです。

群舞にいてもその美しさとゴージャスな存在感で目を引く存在のオニールさんは、将来のスター候補として間違いありません。ますますの躍進を期待したいところです。

ピッツバーグ・バレエ・シアター所属の中野吉章さん、大阪府の松尾芽生さんは、ファイナリストとなりましたが受賞はなりませんでした。

バルナ国際バレエコン、八菜オニールさんら入賞
http://digital.asahi.com/articles/ASG7V4FSVG7VUCVL005.html

バルナ国際バレエ:オニール八菜さん最高賞…女子シニア
http://mainichi.jp/select/news/20140729k0000m040093000c.html
(こっそり追記:この毎日新聞の記事、ネット版には載っていませんが、誌面の方では私のオニールさんについてのコメントがちょっと載っています)


近年のコンクールの隆盛ぶりについては、朝日新聞のインタビューで熊川哲也さんが苦言を呈しています。会員登録が必要ですが、大変興味深いのでぜひご一読を。登録は無料でできます。

(インタビュー)バレエ、日本の立ち位置 バレエダンサー・振付家、熊川哲也さん
http://www.asahi.com/articles/DA3S11265458.html

「そもそも芸術というものは、スポーツとは本質的に異なり、順位があってはいけない世界です。コンクールの成績に一喜一憂しすぎるのは、真の意味でバレエを根付かせるうえで、弊害になりかねないと思います」

一方で熊川さんが、こう語られているのも、コンクールで成功への扉が開いた先駆者ならではの発言です。

「各国の猛者との闘いに、強い心臓で臨んだ経験こそが、ダンサーを舞台で輝かせる。それに、そうした人間ならば、仮に負けてもそこから必ず何かを学びとる。コンクールで闘うという経験は、舞台人として立つためのトレーニングにもなり得ます」

2014/07/28

エトワール・ガラの出演者による東北チャリティレッスン

エトワール・ガラの出演者による東北チャリティレッスンが7月26日、27日に仙台市、福島市、石巻市で行われました。

様々なメディアがこのチャリティレッスンを紹介しています。

被災の子に世界のレッスン 仏オペラ座のバレエダンサー(朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/ASG7V4H91G7VUGTB00C.html

パリオペラ座バレエ福島で指導 (NHK、映像も観られます)
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053077321.html

世界の一流ダンサー 2スクール生指導
http://www.minpo.jp/news/detail/2014072717102

実は私も今回、ボランティアでこのレッスンのいくつかに行ってまいりました。その模様は追ってお伝えしていければと思います。ダンサーたちの熱い思いと、予定時間を大幅にオーバーしても続ける、とても丁寧な指導には心を打たれました。目をキラキラさせながら、憧れのダンサーに近づかれたり、指導のために身体を触られて緊張している子たちの姿も印象的でした。

この経験は、子供たちにとって一生思い出に残る、心の糧になることだろうなと思いました。

遠い国から、時間がたっても日本の被災者のことを想い続けるダンサーたちが踊るエトワール・ガラ、ぜひ足を運んでいただければと思います。30日から始まります。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/14_gala/index.html

キャスト変更もありプログラムはかなり変わりましたが、最終的なプログラムもアップされております。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/14_gala/topics/20140725.html

2014/07/26

ヴァルナ国際コンクールのファイナリスト

ヴァルナ国際コンクールのセカンド・ラウンドが行われ、その結果ファイナリストが発表されています。

http://www.varna-ibc.org/site/?page_id=1710&lang=en

ジュニア部門10人、シニア部門14人がファイナルに進みます。

国別では以下の結果です。

1) Bulgaria: 3
2) China: 1
3) France: 3
4) Italy: 1
5) Japan: 2
6) Korea: 9
7) Russia 3
8) Ukraine 1
9) Switzerland: 1

韓国から9人もファイナリストが出たのは凄いですね。開催国ブルガリアからも3人。日本からはジュニアのMei Matsuoさんと、シニアの中野 吉章さん。パリ・オペラ座のオニール八菜さん、ユーゴ・クリストフ・ジャン・マルシャン、ジェレミー・ルー・ケールの3人も残っています。

また日本でおなじみのダンサーでは、ミコ・フォガティ、そしてユニバーサル・バレエの団員で何回も来日しているカン・ミヌも決勝に進出しています。

ロシアのゲオルギー・スミレフスキーは、モスクワ音楽劇場プリンシパルのゲオルギー・スミレフスキーの息子さんだったような?(うろ覚えなので自信がない)モスクワ舞踊アカデミー(ボリショイ・アカデミー)の学生です。


ファイナルは、26日~27日に開催され、29日に最終結果が発表されます。

Mykola Gorodiskii 男 Junior Ukraine

Georgi Smilevski 男 Junior Russia

Soo Bin Lee 女 Junior Korea

Gi Eun Nam 女 Junior Korea

Mei Matsuo 女 Junior Japan

Joon Hyuk Jun 男 Junior Korea

Ralica Ilieva 女 Junior Bulgaria

Seo Hoo Yun 女 Junior Korea

Yue Shi 男 Junior China

Miko Margarita Fogarty 女 Junior Switzerland

Hannah O’Neil 女 Senior France オニール八菜

Dae Han Na 男 Senior Korea

Hee Sun Kim 女 Senior Korea

Oleg Rogachev 男 Senior Russia

Jeremy-Loup Quer 男 Senior France

Yoshiaki Nakano 男 Senior Japan 中野 吉章

Doychin Dochev 男 Senior Bulgaria

Svetlana Svinko 女 Senior Russia

Su Ji Ki 女 Senior Korea

Sara Renda 女 Senior Italy

Venera Hristova 女 Senior Bulgaria

Min Woo Kang 男 Senior Korea

Ye Lim Choi 女 Senior Korea

Hugo Christophe Jean Marchand 男 Senior

2014/07/24

ボリショイ・バレエ来日公演のサマーキャンペーン

今年11~12月に来日公演が予定されているボリショイ・バレエ。
http://www.japanarts.co.jp/bolshoi2014/index.html

その来日公演のうち、

「白鳥の湖」
11月26日(水)13:00(オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン主演)、
同日19:00(アンナ・ニクーリナ、ルスラン・スグヴォルツォフ主演)、

「ラ・バヤデール」
12月4日(木)12:00(アンナ・ニクリーナ、ミハエル・ロブーヒン、クリスティナ・クレトワ主演)、
同日18:30(オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン、エカテリーナ・クリサノワ主演)

この4公演が、ジャパンアーツのサマー・キャンペーンの一環として、期間限定で割引となっています。
http://www.japanarts.co.jp/s_campaign2014/

S席17000円、A席13000円とかなりの割引きです。
7月26日~8月10日まで。WEB限定、ジャパン・アーツぴあネット会員の登録が必要。


現在、ボリショイ・バレエはニューヨークのリンカーンセンター、デヴィッド・コッホ・シアターで公演を行っております。大変な人気でチケットは全公演ソールドアウト、しかも、残り少ないチケットは残席状況に応じて300ドル以上の高い値段で取引されているほどです。

ニューヨーク公演では、「白鳥の湖」、「ドン・キホーテ」、「スパルタクス」を上演中です。その中で、オルガ・スミルノワの踊ったオデット、オディールは大絶賛を浴びており、辛口で有名なNew York Timesのアラステア・マコーリー氏も褒めております。(ちなみに、マコーリー氏、初日のザハロワとホールバーグの日に関してはかなり厳しい感想を述べていました) また、アンナ・ニクーリナのオデットもなかなか好評だったようです。

http://www.nytimes.com/2014/07/23/arts/dance/bolshoi-ballets-swan-lake-at-lincoln-center-festival.html?ref=arts&_r=0

これは、ロシアのテレビが取り上げたボリショイ・バレエのNY公演の映像です。芸術監督のフィーリンのほか、ロドキン、ニクーリナ、スミルノワのインタビュー映像があります。
http://youtu.be/Kji6W1kE-Lk

そのスミルノワの白鳥、ニキヤがこのお値段で観られるのは、相当お得なことだと思いますので、気になる方はこの機会に買い求められると良いかと思います。私はスミルノワの「ラ・バヤデール」は定価で買ってしまいましたが。

ボリショイ・バレエ2014年来日公演 PR動画
http://youtu.be/VJ8NNC81hG0


最近やっとですが、ジャパンアーツを設立された中藤泰雄氏の「音楽を仕事にして -日本の聴衆に、この感動を伝えたい- 」を読んだのですが、大変面白い本でした。まったく畑違いの仕事をしていた彼が、ひょんなことから音楽家を招聘する仕事に携わることになり、数々の一流カンパニー、アーティストを招聘する事務所へと育てあげた経緯が語られています。

音楽を専門的に勉強してきたわけではない彼が、一音楽ファンとして良いものを伝えたいという一心で仕事に取組み、多くの大物の信頼を得ていくようすがわかります。それはひとえに、音楽やバレエに対する情熱とアーティストへの尊敬の念でした。クリスチャン・ツィメルマン、ユーリ・バシュメット、エフゲニー・キーシン、ニーナ・アナニアシヴィリらからのメッセージも掲載され、これらのアーティスト、さらにはワレリー・ゲルギエフ、アントニオ・ガデス、プラシド・ドミンゴらとの出会いも語られていて、アーティストではないけれど芸術に携わる人の矜持が感じられました。

そして、この本の中で、「良い公演のチケットをより安く提供したい」という中藤さんの気持ちも書かれています。ギャラが高すぎると感じたアーティストについては、値下げ交渉も行っているそうです。

ボリショイ劇場でのボリショイ・バレエの「白鳥の湖」は12000ルーブルもするそうです。(1ルーブルは約3円)。劇場オーケストラを帯同してのボリショイ・バレエの来日公演のチケット代は、決して高くないということですね。

音楽を仕事にして -日本の聴衆に、この感動を伝えたい-音楽を仕事にして -日本の聴衆に、この感動を伝えたい-
中藤 泰雄

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アンヘル・コレーラがペンシルヴァニア・バレエの芸術監督に就任

自らのカンパニー、バルセロナ・バレエ(コレーラ・バレエ)を解散したアンヘル・コレーラ。元ABTの看板プリンシパルだった彼の、今後の動向が注目されていましたが、ペンシルヴァニア・バレエの芸術監督に就任することが発表されました。

Pennsylvania Ballet Trustees Appoint Ángel Corella as Artistic Director
http://www.paballet.org/pennsylvania-ballet-trustees-appoint-%C3%A1ngel-corella-artistic-director

http://www.prweb.com/releases/2014/07/prweb12038612.htm

ペンシルヴァニア・バレエは、芸術監督を19年間務めたロイ・カイザーが退任することが決まっており、理事会はケネディ・センターの総裁であるマイケル・カイザーに後任を選ぶ作業を依頼。30人の候補者の中から7人を面接し、最終的にコレーラに決定したものです。

「彼の情熱と知性、多彩で才能あふれるカンパニーが何ができるかということについてのヴィジョン、彼にインスピレーションを与えるバレエや振付家の幅広さ、そういった要素により、彼を後継者にすべきという結論に至りました」とのことです。アンヘルは9月に芸術監督に就任します。

1963年にバランシンの弟子であるBarbara Weisbergerによってフィラデルフィアに設立されたペンシルヴァニア・バレエは、バランシンはじめ古典から現代作品まで幅広い分野のバレエを上演してきました。アンヘルの姉であるカルメン・コレーラもABTに移籍する前に所属していたカンパニーです。

こちらは、アンヘル・コレーラがバルセロナ・バレエを設立して育てて行こうとする様子を撮影したドキュメンタリー映画の予告編です。残念ながら、映画はまだ完成していません。
http://www.dancemedia.com/v/1528

苦労続きだったアンヘル・コレーラですが、今までの経験をもとに、素晴らしいカンパニーを築き上げられますように。

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