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2016/12/03

佐東利穂子・鰐川枝里、初のデュオ「AND」アップデイトダンスNo.41

勅使川原三郎さんのKARAS APPARTUSのアップデイトダンスシリーズ、今年最後の作品「AND」が12月3日より上演されます。
http://www.st-karas.com/news_jp/

「AND」は、勅使川原三郎さんが創作する、佐東利穂子さんと鰐川枝里さんの初めてのデュエット作品になります。
ソロ作品「SHE」を経てさらに輝きを増している佐東さんと、「米とりんご2」も素晴らしかった、進境著しい若手ダンサー鰐川さんの女性二人によるデュエット、楽しみです。


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アップデイトダンスNo.41
「AND」

振付・照明:勅使川原三郎
出演:佐東利穂子・鰐川枝里

【日程】
2016年12月
3日(土) 20:00
4日(日) 20:00
5日(月) 20:00
6日(火) 休演
7日(水) 20:00
8日(木) 20:00
9日(金) 20:00
10日(土) 16:00
開演30分前より受付開始、客席開場は10分前、全席自由。
*開演後の途中入場ができません。

【会場】カラス・アパラタス/B2ホール
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2
JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅徒歩3分

【料金】
一般 予約2500円 当日3000円 学生1500円

【予約】
メール メール:updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイトダンスNo.41」とし、本文にご希望の日付・一般または学生、枚数、住所、氏名、日中連絡のつく電話番号をご記入ください。
当日券は開演30分前より受付にて販売します。電話での当日券のお取り置きもできますのでお問い合わせください。
お問合せ 03-6276-9136

アップデイトダンスシリーズは、今年第一弾の「ダンスソナタ 幻想 シューベルト」がNo.29だったので、実に1年間で13作品も上演されたことになります。毎回、8回ほどの上演となっているので、アパラタスでの公演だけで100回を超えているとは驚異的です。そのほかに、シアターXでの公演、オペラ「魔笛」、山下洋輔さんとの共演「up」、また海外での公演もあるので、勅使川原三郎さんの精力的な活躍には驚くほかありません。


11月30日には、勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんが出演の伶楽舎雅楽演奏会、武満徹《秋庭歌一具》を観ました。雅楽との共演で、ふたりが奏者と同じ舞台でゆらめくように舞う姿もスリリングで、武満徹の音楽との不思議な化学作用に酔いしれました。桃色と薄いグリーンのシルクの袴の衣装も美しく、雅楽の奏者の皆さんの衣ともよくマッチしていました。

この公演ですが、NHK Eテレ「にっぽんの芸能」で12月23日(金)午後11:00~と26日(再放送)に放映される予定となっています。


2016/12/01

パシフィック・ノースウエスト・バレエスクールのサマーコース・オーディション開催

シアトルにある名門パシフィック・ノースウエスト・バレエ。米国トップ3のスクールの一つでもある、バレエ団付属パシフィック・ノースウエスト・バレエスクールのサマーコース・オーディションが、12月11日(日)東京で開催されます。PNBスクールの日本で初めてのオーディションです。

https://www.pnb.org/japanaudition/

米国ワシントン州シアトル // ピーター・ボウル芸術監督
パシフィック・ノースウエスト・バレエ元プリンシパルの中村かおりさんが講師をしている事でも有名なバレエスクールであり、今回のオーディションクラスは全て中村かおりさんが担当されます。

【場所】 Angel R Dance Palace (表参道校)
    東京都港区南青山5−4−40

【日時】 12月11日(日)
12:30−1:30 全年齢登録申込受付
    12才−14才 1:30−3:15 
    15才−16才 3:30−4:45
    17才−18才 5:00−6:15

【料金】7,500円
【クラスレッスン担当】 中村かおり(パシフィックノースウエストバレエスクール講師)
【審査員】デニース・ボルスタッド(パシフィックノースウエストバレエスクール マネージングディレクター)
【レッスンピアニスト】 後藤幸子

サマーコース日程  7月10日~8月11日(短期も可能)
中村かおり(PNB 前プリンシパルダンサー・現在 PNBS講師)と、デニース・ボルスタッド(PNBマネージングディレクター)が、PNBSの当サマーコースのオーディションを主宰します。

****************************
1974年設立のPNBスクールは、米国トップ3のバレエ研修機関の1つとして認識されています。
スクールは、1,000人以上の学生に、様々な専門的カリキュラムを提供していることでも有名です。
以前のサマーコースの様子が動画で見られます。
施設・環境・設備など、全てに恵まれています
シアトルの素晴らしい環境でのサマーコースを、来年の夏体験できるチャンスです。

パシィフィック ノースウエスト バレエスクールのサマーコースは、プロを目指すダンサーには一生に一度とも言える貴重な経験となります。 全国有数の研修プログラムの一つである、PNBスクールのサマーコースの厳格なカリキュラムは、しっかりした古典的な技術を持った上級レベルの生徒を対象としてデザインされたものです。テクニック、ポワント、ヴァリエーション、およびパドドゥのクラスは、パシィフィック ノースウエスト バレエの著名な講師陣と客員講師により指導されます。PNBSはダンサー全般にわたる教育に取り組んでいます。 サマーコースではキャラクター、モダン、フラメンコ、ジャズ、およびピラティス、さらに栄養、怪我の予防、足のケアなどのトピックに関するセミナーを含むクラスを指導します。 毎年、PNBの芸術監督ピーター・ボウルはサマーコースより生徒を選出し、PNBSの将来のプロとしてのキャリアに向けた重要なステップであるプロフェッショナル・ディビジョン・プログラムへの参加資格を授与します。

【事前登録・申込 及び 情報】
主催のPNBSの以下 ↓ のHPアドレスからお申込み頂けます。
(※日本語でも記載されています)
https://www.pnb.org/japanaudition/

フィンランド国立バレエ団  バレエ『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~』『北欧バレエ・ガラ』2017年4月

2015年、ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念してフィンランド国立バレエが、バレエ『ムーミン谷の彗星』を上演したことは大きな話題になりました。こちらのブログでも何回か取り上げています。


http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2015/02/post-8f57.html

http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2015/03/post-81c2.html

そして、このフィンランド国立バレエによるムーミン・バレエが日本でも観られることになりました。ムーミン・バレエ第2作『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~』です。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/17_moomin.html

今回上演の新作ではこれまで『人魚姫』『雪の女王』などの全幕バレエを手掛け絶賛を得ている芸術監督のケネス・グレーヴ自らが演出・振付を手掛けて、日本で世界初演となります。ケネス・グレーヴは、ヌレエフによってパリ・オペラ座バレエのエトワールにも任命されたことがあり、長身と美しい容姿をもちオペラ座の他、ロイヤル・バレエ、ABT、デンマークロイヤル・バレエで活躍した国際的なスターでした。

併せて『北欧バレエ・ガラ』も上演されます。

クラシック・バレエの真髄が余すところなくお楽しみいただける2演目は、フィンランドだけでなく様々なバレエ団で上演されているグレーヴ版『白鳥の湖』と、フラメンコダンサー ウダエータが振り付けた“ファンタンゴ”が見どころのバール版『ドン・キホーテ』。そしてもちろん、このバレエ団ならではの作品も充実。フィンランドの国民的音楽家シベリウスの曲を使用した『トゥオネラの白鳥』のほか、フィンランド人振付家ウオティネンによるバレエ『悲愴』は、チャイコフスキーの交響曲に載せてチュチュ姿の男性ダンサーが踊る傑作だ。

フィンランド国立バレエは初来日となるとのことで、フィンランド国立バレエの本国のサイトにも大きくお知らせが載っています。

http://oopperabaletti.fi/en/about-us/news/finnish-national-ballet-tour-japan-april/

バレエ団員80名のうちおよそ半数、40名ほどが来日するとのことです。フィンランド独立100周年記念事業のひとつなのだそうです。

●バレエ『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~』 *世界初演

振付:ケネス・グレーヴ
音楽:トゥオマス・カンテリネン
出演:フィンランド国立バレエ団


●『北欧バレエ・ガラ』

出演:フィンランド国立バレエ団

『白鳥の湖』第3幕より
“オディールと王子のパ・ド・ドゥ”
“スペインの踊り” “ハンガリーの踊り” “ロシアの踊り”
振付:ケネス・グレーヴ(レフ・イワノフ/マリウス・プティパ版に基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

『レンミンカイネン組曲』より“トゥオネラの白鳥”
振付:イムレ・エック
音楽:ジャン・シベリウス

『シェヘラザード』よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:ケネス・グレーヴ
音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ

バレエ『悲愴』より
振付:ヨルマ・ウオティネン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

『ドン・キホーテ』第3幕より
“ファンタンゴ”“グラン・パ・ド・ドゥ”
振付:パトリス・バール、ホセ・デ・ウダエータ(ファンタンゴ)
音楽:レオン・ミンクス

2017/4/22(土)~25(火)

4/22(土) 12:00開演 / 16:30開演
4/23(日) 12:00開演 / 16:30開演
4/24(月) 19:00開演
4/25(火) 13:00開演

会場
Bunkamuraオーチャードホール

料金
S席・¥9,000 A席・¥7,000 B席・¥5,000 こどもS席・¥4,500 (税込)
※こどもS席は4歳以上小学生以下、S席(¥9,000)と同時購入の場合のみ対象となります。

MY Bunkamura先行販売
2016/12/11(日)

一般発売
2016/12/18(日)

ご覧の通り、来日公演としては値段もとても手頃となっていますし、4歳以上のお子様なら入場できるとのことです。
また、本国サイトによれば4月29日、30日には大阪公演も予定されているようです。

大きな話題を呼ぶこと必至のこの公演、楽しみですね。

2016/11/30

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2016-2017

ボリショイ・バレエ の公演6作品を全国の映画館で限定上映する「ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2016-2017」の概要が発表されています。

http://www.jiji.com/jc/article?k=000000549.000003481&g=prt

ボリショイ・バレエ in シネマ
http://bolshoi-cinema.jp/

≪配信作品および日時≫

2016年12月14日(水)19:30~ 『くるみ割り人形』 2014年12月収録上映 ニクーリナ、ロヂキン、メルクリエフ主演

2017年2月8日(水)19:30~ 『眠れる森の美女』 新作ディレイ上映
2017年2月22日(水)19:30~ 『白鳥の湖』 2015年1月収録上映 ザハーロワ、ロヂキン主演
2017年3月29日(水)19:30~ 『明るい小川』 2012年4月収録上映 ルンキナ、ロブーヒン、アレクサンドロワ、スグヴォルツォフ主演

2017年4月19日(水)19:30~ 『現代の英雄』 新作ディレイ上映
2017年5月17日(水)19:30~ 『コンテンポラリー・イブニング』 新作ディレイ上映 
 (ジェローム・ロビンスの「檻」、ハロルド・ランダ―「エチュード」、アレクセイ・ラトマンスキー「ロシアン・シーズン」)

≪会場≫ 全国各地の映画館 

『くるみ割り人形』については、上映映画館が発表されています。
http://bolshoi-cinema.jp/venuelist.html
都内および近郊ではTOHOシネマズ 日本橋、T・ジョイ PRINCE 品川、TOHOシネマズ 新宿、109シネマズ二子玉川、TOHOシネマズ 府中、横浜ブルク13、TOHOシネマズ 川崎、シネマイクスピアリ、ユナイテッド・シネマ浦和

≪一般チケット発売≫
『くるみ割り人形』 2016年 12月1日(木) 12:00 ~ 2016年 12月13日(火) 12:00
◎イープラス:http://eplus.jp/bolshoi-cinema2016-2017/(PC、モバイル共通)
 または、全国のファミリーマート店内のFamiポートにて
◎チケットぴあ:http://w.pia.jp/t/bolshoi-c-nutcracker/(PC、モバイル共通)
または、全国のセブン-イレブン店内の端末「マルチコピー機」、全国のサークルK・サンクス店内の端末「Kステーション」、チケットぴあの店舗にて販売
■なお、以降演目のチケット情報は、ライブ・ビューイング・ジャパン 「ボリショイ・バレエ in シネマ 日本公式サイト」 をご覧ください。
http://bolshoi-cinema.jp/  

The Bolshoi Ballet Season 2016-17 公式サイト
http://www.pathelive.com/international
http://www.bolshoiballetincinema.com/

シリーズの予告編映像

協力: dbi inc.
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン

『明るい小川』、注目の新作『現代の英雄』 、『コンテンポラリー・イブニング』があるのは嬉しいのですが、残念ながら今回「黄金時代」はないようですね。

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2016/11/21

ローラン・イレールがモスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任

イーゴリ・ゼレンスキーが芸術監督を務めていたモスクワ音楽劇場バレエですが、ゼレンスキーがミュンヘン・バレエの芸術監督に就任するにあたり、彼の仕事は10月1日より劇場総裁のアドバイザーという立場となり、芸術監督代行として、アンドレイ・ウヴァーロフが就任することになったことは、ここでお知らせしたとおりです。

そして、ゼレンスキーの後任として、パリ・オペラ座のエトワールであったローラン・イレールが就任することが発表されました。

http://tass.ru/kultura/3798110 (ロシア語)

http://www.dansermag.com/?p=1936 (フランス語)

モスクワ音楽劇場公式サイトのお知らせ
http://stanmus.ru/event/267798

New York Timesの記事
http://www.nytimes.com/2016/11/21/arts/dance/laurent-hilaire-named-artistic-director-of-stanislavsky-ballet.html

ローラン・イレールは、2017年1月1日より、モスクワ音楽劇場バレエ(スタニスラフスキー・ネミロヴィッチ・ダンチェンコ劇場)の芸術監督に就任します。芸術監督代行のアンドレイ・ウヴァーロフは、バレエ団のマネージャーとして残留します。モスクワ音楽劇場の総裁アントン・ゲットマンがこの人事を発表しました。

ゲットマンによれば、ローラン・イレールを芸術監督として招致するのに6か月を要したとのことです。「誰もが、イレールはパリ・オペラ座のエトワールとして知っており、ヌレエフ世代の輝ける星として幅広い作品をレパートリーとしていることも。しかし、私はローランを振付家、教師、パリ・オペラ座ではブリジット・ルフェーブル芸術監督の補佐としてもよく知っていますし、私がかつて働いていたボリショイ劇場でパリ・オペラ座がツアー公演を行った時、さらにボリショイ・バレエがガルニエで公演した時に、彼の仕事をぶりを見ています。教師としての才能、バレエ世界に通じていること、パリ・オペラ座での複雑な組織の中で8年間働いていた経験は、モスクワ音楽劇場バレエでの難しい仕事に大いに役立つだろうと確信しています」

イレールはインタビューで、モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任してほしいとのオファーは「大いなる驚きだった」と語っています。「モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任するという依頼が来るとは全く予測しておらず、信じられませんでしたが、その提案、そして劇場の総裁がバレエ団の可能性をどう考えているかということについて私は気に入りました。この1か月半において、私はモスクワを二度訪れ、クラスやリハーサルに参加して、ダンサーたちの熱意を感じました。彼らは問題を抱えていますが、可能性も秘めています。モスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任するにあたって私が負う責任についてはわかっています。これは私の仕事上の挑戦です」

パリからモスクワへ引っ越すのか?という問いには、これからはモスクワ在住となるとイレールは答えたとのことです。「芸術監督はいつもそこにいなければならないので、引っ越さないことは考えられません(注:ゼレンスキーはミュンヘン・バレエ芸術監督就任のためにミュンヘンに引っ越ししており、彼がモスクワを不在となることを劇場側は不満に思って芸術監督交代に至りました)。パリ・オペラ座で何度もモスクワは訪れていますが、モスクワの街は変化していて、以前よりも親しみやすく、魅力的になっており、引っ越すことについての不安はありません」

今後の芸術上のプランについては、まだ語るには早すぎるとしてイレールは答えませんでした。「私は、ロシア・バレエに対して大きな尊敬の念を抱いています。その教育、伝統、遺産に対して。私は、ロシアのクラシック・バレエのカンパニーを率いることになることを理解しています。新しい振付家、その中にはロシア人の振付家も起用しようと思っています。これからのやる気に満ち溢れています」

ニューヨークタイムズの記事によれば、5年契約とのことです。モスクワ音楽劇場バレエは、年間125公演を行っています。団員は120人。

******
ブリジット・ルフェーブルがパリ・オペラ座芸術監督を退任した後、誰もがローラン・イレールがその後任となると考えていましたが、実際にはオペラ座総裁のステファン・リスネルが推したバンジャマン・ミルピエが就任しました。

今年、ミラノ・スカラ座バレエの芸術監督が交代した時にも、ちょうどヌレエフ版「ドン・キホーテ」の振付指導をしていたイレールは有力候補とされていましたが、マウロ・ビゴンゼッティが就任しました。ミルピエ、ビゴンゼッティ共、短期間で芸術監督を辞任する事態となりましたが、その一方で、イレールがロシアのバレエ団の芸術監督に就任するというのは、バレエ界の大きな変化を感じさせます。

ナチョ・ドゥアトがミハイロフスキーバレエの芸術監督に就任したことは、バレエ界を驚かせましたが、イレールのモスクワ音楽劇場バレエの芸術監督に就任と言うのはさらに驚かされるニュースです。果たして彼のリーダーシップがどれほどうまくいくのか、しばらくは目が離せませんね。

2016/11/20

デヴィッド・ホールバーグがオーストラリア・バレエ「コッペリア」で舞台に復帰

怪我により長期にわたって舞台から遠ざかっていたデヴィッド・ホールバーグ(ABTおよびボリショイ・バレエのプリンシパル)がついに舞台に復帰するという嬉しいニュースがありました。

David Hallberg to return to the ballet stage in The Australian Ballet’s Coppélia

https://deborahjones.me/2016/11/20/david-hallberg-to-return-to-the-ballet-stage-in-the-australian-ballets-coppelia/

ホールバーグは、オーストラリア・バレエの「コッペリア」のシドニー・オペラハウスでの12月13, 16, 19、 21日の4公演に主演する予定です。これはオーストラリア・バレエの芸術監督であるデヴィッド・マッカリスターに確認済みのニュースとのことです。


ホールバーグは怪我により、2014年8月に左足首の手術を受けました。その回復のためのリハビリで、彼はオーストラリア・バレエのスタッフの力を借りていてオーストラリアに長期で滞在。そのため、復帰がオーストラリア・バレエとなったとのことです。

「コッペリア」のフランツ役はホールバーグにとって今回踊るのが初めてとのこと。貴公子役を得意としてきたホールバーグは、新境地を開くことになりそうです。


オーストラリア・ツアー中のヒューストン・バレエ、加治屋百合子さん、ジャレッド・マシューズと再会したデヴィッド・ホールバーグ (加治屋百合子さんのInstagramより)

オーストラリア・バレエの「コッペリア」、とてもいいプロダクションです。

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2016/11/19

ロイヤル・バレエの「眠れる森の美女」のリハーサルが日本時間11/23にYouTubeで中継

ロイヤル・バレエの「眠れる森の美女」のリハーサルが現地時間11月22日にYouTubeで生中継されます。

http://www.roh.org.uk/news/watch-rehearsals-for-the-sleeping-beauty-to-be-livestreamed-on-22-november-2016

11月22日(火曜)英国時間19:10~(日本時間では23日早朝4時10分~)からの中継です。ロイヤル・オペラハウスのYouTubeチャンネルにて。指導は前芸術監督のモニカ・メイソンが行います。

生中継を日本で観るにはつらい時間ですが、今までの例を見ると、この模様の録画も後でロイヤルのYouTubeチャンネルで視聴可能となるはずです。

先日は、「くるみ割り人形」のリハーサルのYouTube中継も行われ、こちらのリハーサルの映像は今もロイヤルのYouTubeチャンネルで視聴可能です。

<追記>
リハーサル録画を視聴することができます。モニカ・メイソンがオリヴィア・コウリーにカラボスのリハーサルをする様子、アナ・ローズ・オサリバンらが妖精のソロをリハーサルする様子など。

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2016/11/17

「ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~」マルセロ・ゴメス、アレクサンドル・ヴォルチコフが出演

来年3月に開催される「ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~」。

http://www.tbs.co.jp/event/nina-ananiashvili/

ニーナ・アナニアシヴィリがクラシック作品を踊るのもこれが最後になるとのことで、見逃せない公演です。

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8月のニーナ・アナニアシヴィリを迎えての記者懇談会でも、ニーナが語っていたことですが、公式に発表されていますので、改めてお知らせします。

ニーナ・アナニアシヴィリのパートナーを務める豪華ゲストダンサーが決定しました!

マルセロ・ゴメス (アメリカン・バレエ・シアター)
アナニアシヴィリとは数多くの作品で共演、世界にファンをもつゴールデンコンビ!

アレクサンドル・ヴォルチコフ (ボリショイ・バレエ)
ダイナミックで躍動感ある踊りが魅力的。多彩な役をこなし、ボリショイを支える実力派ダンサー。

どちらもアナニアシヴィリが日本公演のために選んだスーパースターです!お見逃しなく!

※両ゲストとも、全公演に出演します。

アレクサンドル・ヴォルチコフは、今のところは来年のボリショイ・バレエの来日公演のメンバーに名前がないので、このチャンスは見逃せません。また、マルセロ・ゴメスは最近ABTでの古典演目への出演が減っているので、貴重なチャンスです。


「ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~」

会場
東京文化会館 大ホール

日時
[Aプログラム]
2017年3月16日(木)19時開演
2017年3月18日(土)15時開演
『白鳥の湖』より第2幕・4幕
『セレナーデ』
『眠れる森の美女』より

[Bプログラム]
2017年3月19日(日)14時開演
2017年3月20日(月・祝)14時開演
「薔薇の精」
「ゼンツァーノの花祭り」パ・ド・ドゥ
「タイス」パ・ド・ドゥ
「小さな死」
「モーツァルティアーナ」
「ドン・キホーテ」より 

チケット
価格
S席18,000円 A席14,000円 B席11,000円 
C席8,000円 D席5,000円(税込)

発売日
一般発売 10月22日(土)

備考
※未就学児童の入場不可

お問い合わせ
チケットスペース 03‐3234‐9999


2016/11/12

デヴィッド・マッカテリ、ナタリア・ホフマンによるD&D マスタークラス東京・大阪で開催

元ロイヤル・バレエのプリンシパルであるデヴィッド・マッカテリ、そして元ペルミ・バレエのプリンシパル、元オランダ国立バレエソリストでミュンヘン州立バレエ学校教師、今シーズンも新国立劇場バレエ団でゲスト・ティーチャーを務めるナタリア・ホフマン・シトニコヴァが指導するD&Dマスタークラスが初めて日本で開催されます。デヴィッド・マッカテリ本人よりご案内を頂きました。

http://hanibani.jimdo.com/events/

東京 2017年1月10日~12日 ノアスタジオ学芸大
大阪 2017年1月13日~15日 江坂ダンススタジオZenShow 共に3日間


デヴィッド・マッカテリは、ロイヤル・バレエの来日公演や世界バレエフェスティバルにも出演しているので、ご存知の方も多いと思います。ロイヤル・バレエを引退後、ロイヤル・バレエ、オランダ国立バレエなどでゲスト教師として活躍する傍ら、自身のプロダクション、D&Dアートプロダクションを設立しました。

D&Dアートプロダクションは、現在大成功を収めています。ヤーナ・サレンコ、アリーナ・ソーモワ、ワディム・ムンタギロフらロシア系を中心に多くの人気ダンサーのマネジメントを手掛けています。また、マリインスキー国際フェスティバルのガラや、パリで開催されDVD化されたルドルフ・ヌレエフへのオマージュを捧げたガラ(オーレリ・デュポンなどトップスターが出演)など、いくつものガラ公演を手掛けたり、主催しています。

さらに、2016年2月にはブリュッセルで「グランド・オーディション」を主催しました。ボルドー・バレエ、フィンランド国立バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダ、ノルウェー国立バレエ、ミハイロフスキー・バレエ、チェコ国立バレエなど世界のトップカンパニーの芸術監督が集まり、一斉にオーディションを受けることができるというものです。2016年には、123人が参加し、27人が参加9カンパニーの契約を勝ち取ることができました。

グランド・オーディションの日本語の説明
来年は2月7日、8日にバルセロナで開催されます。

グランド・オーディション2016の模様

このグランド・オーディション参加権を含む様々なスカラシップを獲得するチャンスが含まれている、マスタークラスです。デヴィッド・マッカテリが日本でマスタークラスを指導するのは初めてのことです。

詳しくはこちらまで
http://hanibani.jimdo.com/events/

今なら、11月末までの特別割引で6万9800円 → 5万9000円(オーディション費用込)

また、デヴィッド・マッカテリ、ナタリア・ホフマン・シトニコヴァのプライベートレッスンを受けることも可能です。

オーディション、授与スカラシップ
2017年2月グランドオーディションスカラシップ参加権(2名) 参加権(2名)17-24歳 *上記の4名の中から1次審査通過確約がもらえる可能性も有り。
ミュンヘン州立バレエ学校スカラシップ入学許可・短期スカラシップ参加許可 12-17歳
ミュンヘン州立バレエ学校サマーコース参加許可・スカラシップ 12歳以上
D&D サマーコース2017 in Barcelona スカラシップ(2名)・50%スカラシップ(3名)12-20歳
D&D サマーコース2017 in Panama スカラシップ(4名) 12-20歳
ミシガンバレエアカデミー50%スカラシップ(2名) 12-21歳
バレエ・フォーダー・セントリウム年間スカラシップ(1名)・短期スカラシップ(2名)16歳以上  

お問い合わせ:
Hanibani Ballet Consulting http://hanibani.jimdo.com/
hanibaniservice@gmail.com

プロを目指す若いダンサー(12歳~24歳)の方にとっては素晴らしい機会ですね。


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2016/11/10

「天才バレエ・ダンサーの皮肉な運命」東京国際映画祭

東京国際映画祭のコンペティションに出品された「天才バレエ・ダンサーの皮肉な運命」を観た。

http://2016.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=3

アレクセイ・テムニコフは名の知れた天才バレエダンサーだが、90年代にその短いキャリアは突然終わっていた。20年後の現在はバレエ教室を営み、傲慢で冷淡な性格が周囲との軋轢を招いているが、全く気にする様子を見せない。達観したように生きるアレクセイだが、次第に体調が悪化するに従い、人生の選択を迫られる。

本作が3本目の長編劇映画となるアンナ・マチソン監督は、舞台との関わりも深く、本作でも威風漂う姿を見せるマリインスキー劇場の舞台監督や美術などを手掛けている。同劇場の芸術監督ワレリー・ゲルギエフが指揮するオペラの映像監督も務め、その縁でゲルギエフが本人役で登場するが、ここで虚構と現実の境が曖昧になり、実在のダンサーの生涯を追っているような効果を本作にもたらしている。マジカルなカメラワークも楽しく、スケール感のあるエンターテイメント作品として、従来のロシア(映画)のイメージを覆す作品である。主演のセルゲイ・ベズルコフは舞台と映画の双方で活躍するロシアの人気俳優である。


Afteryouregone


主人公アレクセイ・テムニコフ、相当傍若無人で嫌な男である。20代の若さでボリショイのトップスターとなるものの、大けがが原因で引退を余儀なくされ、小さな街でバレエ教室を営む傍らドラッグストアチェーンも経営している。一応ビジネス的には成功しているけど、元スターという高いプライドが災いして生徒たちに対しての接し方は冷淡だし、妊娠した恋人への扱いもぞんざい。そんな彼の下に、12歳となった娘が突然現れる。一方で、若い頃の怪我が悪化してこのままでは下半身がマヒするという医者からの宣告も受けてしまう。そこで彼は人生最後の賭けに出る。

テムニコフ役のセルゲイ・ベズルコフは、ロシアでは人気のある俳優ということで、映画祭の上映会場には多くのロシア人が詰めかけていた。バレエを本格的に学んだ経験はなく、撮影前2週間ほどレッスンしただけだというが、なかなかどうして、姿勢よく、腕もしなやかで元バレエダンサーという感じの容姿の持ち主であった。演劇大学でバレエの授業を受けていたのが幸いしていたようだ。作品の終盤でテレビに出演して踊る場面があるが、跳躍など一部をデニス・マトヴィエンコが吹き替えているものの、かなりの部分が本人の踊りとのこと。

バレエそのものがテーマではなくて、一人の男性のミドルライフ・クライシスを描いた作品ではあるけど、バレエ好きにとっては思わずにやりとする場面も出てくる。スターダンサーだった若い頃のテムニコフの出演したテレビ番組の映像が、YouTubeを思わせる動画サイトに出てくるのだけど、いかにもやんちゃでバッド・ボーイという感じの不遜な態度に思わず苦笑してしまう。自身の振付作品をボリショイ・バレエに売り込む時には、実際にボリショイ劇場の中で撮影しているし、さらにマリインスキー劇場での撮影、ワレリー・ゲルギエフが本人役で出演、そしてマリインスキー・バレエのダンサーたちを使って実際のバレエ作品が踊られるところまで出てくる。

マリインスキー・バレエで、テムニコフが振付けたとされて上演された作品は、実際には、ラドゥ・パクリタル(ソチオリンピックの開会式を振付けた)がこの映画のために振付けた「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」(ストラヴィンスキー作曲)という作品で、主演がユーリ・スメカロフとスヴェトラーナ・イワーノワ、ダリア・パヴレンコも出演しているという豪華版だ。特にスメカロフは本人役で出演していて、リハーサルしている様子もしっかり登場する。作品はゲルギエフ指揮で、マリインスキー2劇場で上演されていて実際にマリインスキー・バレエのレパートリー入りした。実在の登場人物、実在の劇場で上演されていることから、劇映画なんだけどドキュメンタリーを見ているような気持ちになるのが面白い。監督がマリインスキー劇場を良く知っているから故のリアリティがあった。

そして、このテムニコフ、過去の栄光にすがり未だスター気分が抜けない、中年なのに子どもっぽくてどうしようもない男なのだけど、その高すぎるプライドゆえ周囲の人間に悪態をついてしまうというところが憐れであり、また憎めないところでもある。彼の奇行じみた態度はユーモアたっぷりに描かれているし、演じているべズルコフがチャーミングなので、ついつい同情してしまうし、本当は繊細な人なのかも?とも思ってしまう。突然現れた娘キアラも生意気ながらとてもキュートだ。原題は「After You're Gone」。自分の先行きが長くないのを知って、うまくいかなかった人生を生きて来た証をなんとか残そうと奮闘するテムニコフの姿には、思わず応援したい気持ちになってしまうし、シニカルなユーモアと魅力的な俳優の力もあって、楽しい作品となった。バレエシーンは本格的だし、日本でも劇場公開される価値があると思う。


スタッフ
監督 : アンナ・マティソン
プロデューサー : アレクセイ・クブリツキー
プロデューサー : セルゲイ・ベズルコフ
撮影監督 : セルゲイ・オトレピエフ
脚本 : チムール・エズグバイ
編集 : イワン・リシチキン

キャスト
セルゲイ・ベズルコフ
アナスタシア・ベズルコワ
カリーナ・アンドレンコ
ウラジーミル・メンショフ
アリョーナ・バベンコ
セルゲイ・ガザロフ
ステパン・クリコフ
マリヤ・スモルニコワ
ヴィタリー・エゴロフ

セルゲイ・べズルコフの公式サイトにある作品紹介ページ。ロシア語だけど、詳しい解説や写真などがたくさん載っている。
http://sergeybezrukov.ru/art/cinema/posle-tebya/


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