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2017/06/27

「ポリーナ、私を踊る」フランス映画祭2017

バスティアン・ヴィヴェスのバンドデシネ(グラフィックノベル)を原作にした映画「Polina, danser sa vie」は、「ポリーナ、私を踊る」という邦題で、今年10月28日より劇場公開されることが決定しています。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2017/04/polina-danser-s.html

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かねてから注目していたこの作品、フランス映画祭2017で上映されるというので観に行ってきました。共同監督のアンジュラン・プレルジョカージュとヴァレリー・ミュラーもゲストとして来日していました。

http://unifrance.jp/festival/2017/films/polina-danser-sa-vie

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ボリショイ・バレエ団のバレリーナを目指すロシア人の女の子ポリーナは、厳格な恩師ボジンスキーのもとで幼少の頃から鍛えられ、将来有望なバレリーナへと成長していく。かの有名なボリショイ・バレエ団への入団を目前にしたある日、コンテンポラリーダンスと出会い、全てを投げうってフランスのコンテンポラリーダンスカンパニー行きを決める。新天地で新たに挑戦するなか、練習中に足に怪我を負い彼女が描く夢が狂い始めていく。ダンスを通して喜びや悲しみ、成功と挫折を味わい成長していく少女。彼女が見つけた自分らしい生き方とは…。

原作は、BD書店賞とACBD批評賞を受賞しているバスティアン・ヴィヴェスのグラフィックノベル。ポリーナ役には本作で映画初出演となるアナスタシア・シェフツォワ、コンテンポラリーダンスカンパニーの振付家の役にジュリエット・ビノシュ、さらにパリ・オペラ座エトワールのジェレミー・ベランガールらが出演。


ポリーナ役のアナスタシア・シェフツォワはワガノワ・アカデミーを卒業後、マリインスキー・バレエの研修生となった現役バレリーナ。途中で彼女が入団するコンテンポラリーダンスのカンパニーの振付家役を演じたジュリエット・ビノシュはもちろんスター女優だけど、アクラム・カーンと「in-i」というダンス作品で共演しているということもあって、プロのダンサーと見間違うほどの表現力がある。また、アントワープでポリーナが出会う振付家/ダンサーのカールを演じるのは、パリ・オペラ座のエトワール、ジェレミー・ベランガール。さらに、ポリーナがボリショイ・バレエ入団を捨ててコンテンポラリーダンスを目指そうと思うきっかけ、プレルジョカージュ振付の「白雪姫」の舞台で踊るのは、バレエ・プレルジョカージュの津川友利江さん。

アフタートークでもプレルジョカージュが言っていましたが、この作品においては吹き替えは一切使わず、すべて本物のダンスで構成されているとのことで、ダンスシーンはそれぞれリアルで見事だし、映像としても非常に美しく撮られています。世界有数の振付家であるプレルジョカージュが共同監督をしているだけのことはあります。バレエ学校での厳しいクラス、雪の中でポリーナが踊るダンス、ジュリエット・ビノシュのソロ、アントワープのダンサーが見せる即興のダンス、そしてラストシーン、ポリーナとベランガール演じるカールが踊るパ・ド・ドゥでは、幻想的な演出も美しい。ダンスを扱う映画では、”本物のダンス”というのはとても大切な要素だと思います。

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原作に比較的忠実に作っているものの、いくつかの変更点があります。原作ではあまり多く描かれていない、ポリーナの両親とのエピソードが加えられていること、そしてエクサンプロヴァンスのダンスカンパニーの芸術監督が女性であること、そしてポリーナが最終的に目指すのはコンテンポラリーダンスのダンサーではなく、振付家であること。でも、しっかりと原作のスピリットは描かれていると思います。

ロシアの貧しい家庭で育ったポリーナが、本人の希望というよりは両親の「娘をボリショイのプリマ・バレリーナにする」という期待を背負ってバレエ学校に入り、そして両親はそのために大きな犠牲を払うものの、彼女自身が途中で目標を見失って挫折を経験するというストーリーは、ドキュメンタリー「ダンサー セルゲイ・ポルーニン」を思わせるものがあります。ポリーナがボリショイに入団しないという決心を聞いた時の母の取り乱し方は強烈でした。一方で、無一文でアントワープにいるポリーナが、父からの電話にすべてうまくいっている、と嘘をつくシーンも胸を締め付けます。

バレエ学校に入ったばかりのころは決して際立った生徒ではなく、いつもおびえたような様子を見せていたポリーナ。やがて頭角を現すものの、ものすごくバレエに燃えていたわけではなかった彼女が初めて惹かれたのが、コンテンポラリー・ダンスです。しかしそこで怪我や失恋といった挫折を経験し、アントワープへ。そこでも仕事が見つからずお金も底をつき、クラブでアルバイトをしながら荒んだ生活をしていた彼女が、今度はダンスを創造していくことに喜びを見出して目の輝きを取り戻し、自分らしい生き方を見つけていくという再生の物語は、心を揺さぶるものがあります。ボリショイ・バレエ学校で彼女を指導していた厳格な教師ポジンスキーの姿が最後に一瞬登場するというのも、原作を上手くアレンジしていると感じました。

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ヒロイン、ポリーナを演じたアナスタシア・シェフツォワは、ワガノワを卒業したダンサーとしての実力もさることながら、吸い込まれそうな大きな瞳と透明感が魅力的。フランス、モスクワ、サンクトペテルブルグでのオーディションで500人の中から選ばれたという。映画の中ではポリーナはどちらかといえば寡黙であまり自分のことを話しませんが、「人が振付けた作品をそのまま踊るのは嫌」という台詞には説得力がありました。アントワープで、すべてを失い、寝る場所すらなくしてしまった彼女が街をさまよう姿の中にも、強い意志が感じられ、モスクワでの弱弱しかった彼女が確実に成長して自由である姿を見ることができました。

出演者の多くは、半年間のダンストレーニングを経たとのことですが、特にジュリエット・ビノシュのダンスの見事さには驚かされました。しっかりとしたダンサーの肉体をもっていて、振付家、ダンサーとしての表現力を備えたダンスです。ポリーナには厳しく接するものの、ポリーナが将来目指すべき道のロールモデルとしての役割を果たしていました。トークでプレルジョカージュは、ピナ・バウシュなどの女性振付家へのオマージュを捧げるとともに、ダンス界にはもっと女性振付家が活躍してほしいという願いを込めて、ビノシュをキャスティングし、ポリーナも振付家を目指す設定にさせたと語っていました。

そしてもちろん、アントワープで登場するジェレミー・ベランガールは、パリ・オペラ座のエトワールでありながら異色のキャリアを歩み、オペラ座引退公演でも、自らの即興作品を踊ったという才人。一般の人達に即興でダンスを踊ることを教える振付家/ダンサーであるという設定がベランガール自身と重なり合うところがあり、またダンサーとしての魅力も大きく発揮されていて、二人が踊るシーンでもリードをしてます。彼の出会いを通してポリーナが再生していくという説得力がありました。

雪に包まれたロシア、華麗なるボリショイ劇場、衣裳部屋でのラブシーン、南仏エクサンプロヴァンスの自然、アントワープの港の夕焼け、ロシアでの少女時代を想起させるラストの幻想的なダンスシーンと映像も美しい。一人の少女の成長物語として、ダンスへの愛を語る作品として、心に残る一本でした

映画『ポリーナ、私を踊る』公式
@polina__jp

https://twitter.com/polina__jp

監督:アンジュラン・プレルジョカージュ、ヴァレリー・ミュラー
出演:アナスタシア・シェフツォワ、ニールス・シュナイダー、ジェレミー・ベランガール、ジュリエット・ビノシュほか

2016年/フランス/フランス語、ロシア語/108分/DCP/2.35/5.1ch
配給:ポニーキャニオン

10月28日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開

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バスティアン・ヴィヴェス 原正人

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2017/06/25

WOWOW バレエドキュメンタリー特集

WOWOWで、バレエドキュメンタリーが5本放映されます。

ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏 
6/26(月)よる11:00
7/19(水)午前9:00

ロシアが世界に誇る至宝、ボリショイ・バレエ団。これまで秘密のベールに包まれていた同団の舞台裏に初めてカメラが入り、その華麗な世界と、芸術監督セルゲイ・フィーリンの襲撃事件などの内幕に迫ったドキュメンタリー。


シルヴィ・ギエム「BYE」アジュー 
6/27(火)よる11:00
7/19(水)午前10:30

現代バレエ界きっての女王として長年トップに君臨し続けたシルヴィ・ギエムが、スウェーデンの鬼才振付師マッツ・エックと組み、引退を意識しながら生み出した感動的なダンスの小品。


ロパートキナ 孤高の白鳥
6/27(火)よる11:30

世界最高峰の名門バレエ団、マリインスキー・バレエでプリンシパルを務める伝説的バレリーナ、ウリヤーナ・ロパートキナのバレエ人生とその素顔に迫った魅惑のドキュメンタリー。


ダンシング・チャップリン

6/28(水)よる11:30
7/27(木)深夜2:15

C・チャップリンが残した名作の数々を題材にしたバレエ作品「ダンシング・チャップリン」が映画に。周防正行監督が妻・草刈民代の“最後の踊り”を記録したバレエ映画。


Maiko ふたたびの白鳥
6/29(木)よる11:00
7/19(水)午前11:00

ノルウェーの国立バレエ団のプリンシパルとして活躍する日本人ダンサー、西野麻衣子。妊娠、出産、産休を経て現役復帰を目指す、彼女の新たな挑戦を追うドキュメンタリー


それぞれDVDは発売されていますが、すべてクオリティの高いドキュメンタリー(ギエムの「アジュー」はドキュメンタリーというよりは公演映像ですが)なので、ご覧になっていない作品があればぜひおすすめします。


また、少し先になりますが、7月20日には、「パリ・オペラ座バレエ団特集 2012-2014 世界最高峰のバレエを観る」として、5本のパリ・オペラ座バレエ映像がWOWOWで連続放映されます。 

ヌレエフ 「眠れる森の美女」 アバニャート、ガニオ主演
7/20(木)午前9:00

ヌレエフ 「ドン・キホーテ」 ジルベール、パケット主演
7/20(木)午前11:45

ミルピエ+バランシン 「ダフニスとクロエ」 「水晶宮」
7/20(木)午後2:00

ノイマイヤー 「マーラー交響曲第三番」
7/20(木)午後4:00

「ジェローム・ロビンス+アレクセイ・ラトマンスキー」(「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」「プシュケ」) 
7/20(木)よる6:00

こちらはすべてWOWOWライブでの放映です。


さらに、「ロシア名門マリインスキー・バレエの世界」という特集もあります。

「ラ・バヤデール」 テリョーシキナ、シクリャーロフ主演
7/27(木)午後1:15

「ロミオとジュリエット」 ヴィシニョーワ、シクリャーロフ主演
7/27(木)午後3:30

「イワンと仔馬」 ソーモワ、シクリャーロフ主演
7/27(木)よる6:10

「眠れる森の美女」 ソーモワ、シクリャーロフ主演
7/27(木)よる8:15


このほか、

英国ロイヤル・バレエ団「ジゼル」 ヌニェス、ムンタギロフ主演
7/27(木)午前9:00

マリインスキー・バレエ団「青銅の騎士」 テリョーシキナ、シクリャーロフ主演
7/27(木)午前11:00

ノンフィクションW ワガノワ 名門バレエ学校の秘密 ~くるみ割り人形への110日~

7/29(土)午前10:00

と、今月、来月は非常にバレエ、ダンス関連の放映が充実しているWOWOWです。パリ・オペラ座バレエの映像はすべてDVDにもなっていないものですので、オペラ座ファンは必見です。

2017/06/23

タワーレコード発行のフリーマガジンintoxicateに勅使川原三郎さんの記事を寄稿/アップデイトダンスNo.47「静か」-完全沈黙のダンス-

タワーレコード発行のフリーマガジンintoxicate(6月20日発行)に、ダンサー、振付家の勅使川原三郎さんの新作「月に吠える」の紹介文を書きました。

勅使川原さんにインタビューさせて書いた記事です。勅使川原さんのお話は本当に面白くて、とても字数内では書ききれませんでした。作品にとどまらず、勅使川原さんの創作の姿勢についての話にはとても感銘を受けました。

intoxicateは、タワーレコードや映画館、劇場や美術館などで入手可能です。

「月に吠える」は、東京芸術劇場にて8月24日~27日に公演が行われます。萩原朔太郎の詩「月に吠える」にインスピレーションを得てクリエーションを行う作品で、勅使川原三郎さん、佐東利穂子さん、鰐川枝里さんのほか、リア・キアラ・メツァトリ、パスカル・マーティ(イエテボリ・オペラ・ダンスカンバニー)というゲストダンサーも迎えています。チケットは現在発売中です。

「月に吠える」特設サイト
http://www.st-karas.com/camp2017/


なお、私の文章は、タワーレコードのWebサイトMikikiで全文読むことができます。入院中に頑張ってインタビューを書き起こして書いた記事です。

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/14457

勅使川原三郎「月に吠える」

○8/24(木)19:30開演
○8/25(金)19:30開演
○8/26(土)16:00開演
○8/27(日)16:00開演

会場:東京芸術劇場 プレイハウス
振付・美術・照明・衣装・選曲・出演:勅使川原三郎
出演:佐東利穂子、鰐川枝里、マリア・キアラ・メツァトリ、パスカル・マーティ(イエテボリ・オペラ・ダンスカンバニー)


その前にKARAS APPARATUSで6月26日より、勅使川原さん振付、アップデイトダンスNo.47「静か」-完全沈黙のダンス-の公演があります。

昨年2月にやはりアップデイトダンスNo.31として上演され、同年5月にはシアターXでも上演された作品の再演です。音は全くないものの、音がない分舞台上で起きている出来事に感覚を研ぎ澄まさせて集中でき、1時間の上演時間があっという間の見事な作品でした。KARAS APPARATUSでの上演ならではの、完全にコントロールされた照明の美しさも堪能できます。

【日時】2017年 
6月26日(月) 20:00
6月27日(火) 20:00
6月28日(水) 20:00
6月29日(木) 20:00
6月30日(金) 休演日
7月 1日(土) 16:00
7月 2日(日) 16:00
7月 3日(月) 20:00
7月 4日(火) 20:00
*開演30分前より受付開始、客席開場は10分前

 【会場】カラス・アパラタス/B2ホール
〒167-0051杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2

【料金】(全席自由)
一般 予約 2500円 当日3000円 学生1500円(予約,当日共に)

【予約】メール updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイトNo.47」として、本文にご希望の日付・一般または学生・
枚数・郵便番号・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください。
予約は各回前日の24時まで受け付けています。

【問合せ】
TEL. 03-6276-9136 (カラス・アパラタス)

ユルギータ・ドロニナがENB(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)に入団

イングリッシュ・ナショナル・バレエENB)の来日公演(「コッペリア」にゲスト出演するユルギータ・ドロニナが、ENBにリード・プリンシパルとして入団することが発表されました。

https://www.ballet.org.uk/blog-detail/welcoming-jurgita-dronina-new-lead-principal/

ユルギータ・ドロニナは昨年、ENBの「ジゼル」(メアリー・スキーピング版)にゲスト出演。そして現在行われているENBのベルファストにおける「ジゼル」にもゲスト出演しています。また、8月にロンドンのサウスバンクで行われるヌレエフ版「ロミオとジュリエット」にもジュリエット役で出演する予定です。

ユルギータ・ドロニナは、引き続きナショナル・バレエ・オブ・カナダのプリンシパルも兼務することになっています。ナショナル・バレエ・オブ・カナダでは、来シーズン「冬物語」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」に出演する予定です。

ロシアのサラトフ生まれのユルギータ・ドロニナはリトアニアで育ちました。スウェーデン王立バレエ団とオランダ国立バレエ団でプリンシパルを務めたのち、2015年にナショナル・バレエ・オブ・カナダにプリンシパルとして入団。香港バレエ団の常任プリンシパル・ゲスト・アーティストも務めています。2005年ヘルシンキ国際バレエコンクール(銀賞)とモスクワ国際バレエコンクール(銀賞)、2006年ジャクソン国際バレエコンクール(銀賞)でそれぞれ受賞しています。2014年には、アリーナ・コジョカル・ドリームプロジェクト2014で来日して、「ドン・キホーテ」とファン・マネン「HETのための2つの作品」で高い技術と知性溢れる解釈を見せてくれました。

ナショナル・バレエ・オブ・カナダでは、クリストファー・ウィールドンの「冬物語」でハーマイオニー役を演じて、テクニックだけでなく演技力も非常に優れたところを見せてくれました。また「ラ・シルフィード」のシルフィード、ノイマイヤーの「欲望という名の電車」のブランチ・デュボワ、「ジゼル」タイトルロールなども演じています。一方で、「ロミオとジュリエット」や「白鳥の湖」といった(他のバレエ団では踊った実績のある役の)作品にはなぜかキャスティングされず、「オネーギン」ではオルガ役だったりなど、同バレエ団の不可解なキャスティングポリシーもあって、素晴らしい才能がもったいないと感じていました。ENBには、オランダ国立バレエでよく共演していたイザック・エルナンデスもいます。

まずは、ENBの来日公演「コッペリア」での彼女の踊りが楽しみですね。

なお、ENBの「ロミオとジュリエット」では、パリ・オペラ座のジョシュア・オファルトがロミオ役でゲスト出演します。ENBのロミオとジュリエットはヌレエフ版で、振付指導を行うのはエリザベット・モーランとリオネル・ドラノエです。(ジョシュア・オファルトの出演は8月2日と4日)初日のジュリエット役は高橋絵里奈さんです。

ABTを去るディアナ・ヴィシニョーワ

ディアナ・ヴィシニョーワは、6月23日(金)の「オネーギン」の公演で、2005年からプリンシパルを務めて来たアメリカン・バレエ・シアター(ABT)を去ります。

といっても、もちろん引退するわけではなく、マリインスキー・バレエのプリンシパルとして、またゲスト・アーティストとして引き続き踊りつづけます。

マルセロ・ゴメスやグレーミン役のロマン・ザービンとの「オネーギン」のリハーサル、そして彼女のインタビューがナレーションとしてかかる美しい映像(一瞬、ニーナ・アナニアシヴィリも登場します)

Diana Vishneva’s Last Days with American Ballet Theatre
https://thescene.com/watch/thenewyorker/goings-on-about-town-diana-vishneva-s-last-days-with-american-ballet-theatre

今でこそ世界的なスターであるディアナ・ヴィシニョーワですが、この映像でのインタビューによれば、25歳までは自分は思ったほど素晴らしく踊ることができないので辞めようと思っていたとのことです。しかし、ダンスでしか伝えられない感情があるし、舞台に立てば時も人生も立ち止まり、魂の琴線に触れることができるし、それが私の人生であり運命であり、そのことに意味を見つけた、と語っています。

Diana Vishneva Bids Farewell to Ballet Theater, but Not to Dance
https://www.nytimes.com/2017/06/20/arts/dance/diana-vishneva-bids-farewell-to-ballet-theater-but-not-to-dance.html

ABTを去る理由として、ここで踊るのは時間もエネルギーも使うし、40歳となった今、自分の世代はほぼみな去ってしまった、この労力を別のことに注ぎたいから、だそうです。

ヴィシニョーワは、自身が主宰するコンテンポラリーダンスのフェスティバル、「Context」に情熱を注いでいます。最初、古典バレエの世界から来た彼女がコンテンポラリーのフェスティバルを開催するということで人々は驚きました。しかし回数を重ねるごとに、古典バレエとコンテンポラリーダンスは決して無縁ではない、結びつきがあることが理解されてきたそうです。

しかしながら、ABTで多く共演し、今回の「オネーギン」でもパートナーとなるマルセロ・ゴメスは特別な存在であり、このパートナーシップはABTを去ってからも、他で続けたいと語っています。

また、今の若い世代について、自分たちが若い頃と同じような勤勉さは失われてきたのではないかと危惧をしています。今は同じことを教えるにしても教師は10回も20回も繰り返し教えるけど、自分の時には1回ですべてを覚えなければならなかったそうです。同世代のダンサーたちは素晴らしい人ばかりだったし、当時の教師たちはとても怖かったけど尊敬できた。今は教師は生徒たちに依存しているのではないか、と語っています。彼女は、単なるダンサーではなく、芸術の言語の使い手になりたかったので、厳しい競争の中で努力してきました。

ディアナ・ヴィシニョーワは、マリインスキー・バレエのロンドン公演で、「アンナ・カレーニナ」に主演する予定です。しばらく来日していないので、成熟して無駄なものをそぎ落とした真の芸術家である今の彼女の舞台を日本でもぜひ観たいものです。

マリインスキー・バレエ/ゲルギエフ指揮「ロミオとジュリエット」ヴィシニョーワ&シクリャローフ [DVD]マリインスキー・バレエ/ゲルギエフ指揮「ロミオとジュリエット」ヴィシニョーワ&シクリャローフ [DVD]

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Bunkamuraル・シネマのダンス関連映画ラインナップ

Bunkamuraル・シネマの今年下半期のラインナップが発表されています。

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/

そして今年は特にダンス関係の映画の上映が多いんですよね。

上映中~6月30日まで

「ザ・ダンサー」
世界を熱狂させた天才ダンサー ロイ・フラーとイサドラ・ダンカン、ふたりの情熱がぶつかり合う、夢と愛の行方は──?


7月15日(土)より
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣
19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなるも、人気のピークで電撃退団。バレエ界きっての異端児の知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。


7月22日(土)より
パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち
世界最古にして最高峰のバレエ団、パリ・オペラ座。356年の夢と伝統はどうやって守られてきたのか?指導者たちがトップダンサーへと引き継ぐ豊かなインスピレーションと秘めたる想いが今、明かされる!


8/12(土)~9/1(金)
※各作品の詳しい上映スケジュールは7月下旬発表予定
ボリショイ・バレエinシネマ Season2016-2017
【上映作品】
①くるみ割り人形
②眠れる森の美女
③白鳥の湖
④明るい小川
⑤現代の英雄
⑥コンテンポラリー・イブニング
⑦ゴールデンエイジ


8/19(土)より
パッション・フランメンコ
声よ、届け!
パコ・デ・ルシア、アントニオ・ガデス、カルメン・アマジャ、カマロン・デ・ラ・イスラ、エンリケ・モレンテ、モライート・チーコ、フラメンコ界に燦然と輝く6人のマエストロに現代フラメンコ界最高のフラメンコダンサー、サラ・バラスが捧げた奇跡の舞台


今冬ロードショー予定
J: BEYOND FLAMENCO
『カルメン』『フラメンコ・フラメンコ』のスペインの名匠カルロス・サウラ最新作。自身の故郷アラゴンで生まれた「フラメンコ」と並ぶスペインの伝統的舞踊「ホタ」の魅力に迫る。


今冬ロードショー予定
新世紀、パリ・オペラ座
フランスが誇るパリ・オペラ座は波乱に満ちていた。バレエ団芸術監督ミルピエ突然の退任、オレリー・デュポン新芸術監督の誕生、オペラ初日直前の主要キャスト降板……。そんな中行われたオーディションに綺羅星のごとく現れたロシア人青年歌手ミハイル。規格外の音域と奇跡の声を放つ若き天才――!フランス本国で『パリ・オペラ座のすべて』を超える大ヒットを記録。絢爛豪華なステージの舞台裏を描く、圧巻のドキュメンタリー。


これだけたくさんのバレエ/ダンス関連の映画が一つの映画館でロードショー公開されるのは本当に嬉しい限りですよね。

さらに、英国ロイヤル・オペラハウスシネマシーズン、7月1日から東京都写真美術館で公開される「アントニオ・ガデス舞踊団 in シネマ」、また2017年8月12日 新宿ピカデリー他にて全国ロードショーされる、パリ・オペラ座を舞台にしたアニメーション映画「フェリシーと夢のトウシューズ」、フランス映画祭で上映され、10月28日に劇場公開される「ポリーナ、私を踊る」と、本当にたくさんのバレエ/ダンス関連の映画やライブビューイングがあり、映画館でバレエ、ダンスを楽しむというのも定着してきた感じがします。

2017/06/21

モスクワ国際バレエコンクールの受賞者

大川航矢さん、寺田翠さん、千野円句さんが受賞したことがすでに日本のメディアで報道されていましたが、モスクワ国際バレエコンクールの受賞式が行われて、全部の受賞結果が明らかになりました。

http://moscowballetcompetition.com/en/rezultatyi

シニア男性 ソロ
金賞 Bakhtiyar Adamzhan (Kazakhstan)
銀賞 Miaoyuan Ma (China)
銅賞 Marat Sydykov (Kyrgyzstan)
ディプロマ: Serik Nakyspekov (Kazakhstan) ; Liou Jiawen (China) ;
ベストパートナー賞: Mikhail Timayev (Russia)


シニア女性 ソロ
金賞 Evelina Godunova (Latvia)
銀賞 該当なし
銅賞 Lilia Zainigabdinova (Russia)
ディプロマ:: 大城美汐 (Japan) ; Yimeng Sun (China)


ジュニア男性 ソロ
金賞 千野円句 (Russia)
銀賞 Igor Pugachev (Russia)
銅賞 Karlis Cirulis (Latvia)
ディプロマ: Razmik Marukyan (Armenia) Aslan Aliev (Kyrgyzstan)


ジュニア女性 ソロ
金賞 Elisabeth Beyer (USA): 1st Prize
銀賞 Siyi Li (China) ; Soobin Lee (South Korea)
銅賞 該当なし
ディプロマ: Tatiana Kulish (Ukraine) ; Lauren Hunter (USA), Carolyne De Freitas Galvao (Brazil) ; Alesya Lazareva (Russia)

シニア男性 デュオ
金賞 大川航矢 (Japan):
銀賞 Ernest Latypov (Russia):
銅賞 Wang Zhanfeng (China):
ディプロマ: Nikita Ksenofontov (Russia) ; Sangmin Lee (South Korea)


シニア女性 デュオ
金賞 該当なし
銀賞 Amanda Moraes Gomes (Brazil)
銅賞 寺田翠 (Japan) ; Dingwen Ao (China):
ディプロマ: Ekaterina Chebykina (Ukraine) ; Joy Womack (USA)

ジュニア男性 デュオ
金賞 Denis Zakharov (Russia)
銀賞 該当なし
銅賞 Victor Goncalves Caixeta (Brazil)


ジュニア女性 デュオ
金賞 Elizaveta Kokoreva (Russia)、Seonmee Park (South Korea)
銀賞 該当なし
銅賞 Ekaterina Klyavlina (Russia)
ディプロマ 井関エレナ(Japan)、Anne Jullieth Dos Santos Pinheiro (Brazil)


振付家賞
金賞 Xiaochao Wen (China) ; Eduardo Andres Zuniga Jimenez (Chile): 1st Prize
銀賞 Nina Madan (Russia) ; Andrei Merkuriev (Russia): 2nd Prize
銅賞 Liu Tinting (China) ; Cheng Long (China): 3rd Prize
ディプロマ: Alexander Riuntiu (Russia) ; Kirill Radev (Russia) ; Alexandr Mogilev (Russia)


この後、受賞者によるガラ公演があります。(後日視聴可能)
http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-awards-ceremony-gala/

メダル受賞には至らなかったものの、井関エレナさん、大城美汐さんもディプロマを受賞して入賞しているのは素晴らしいことです。ファイナリストの中でも高く評価を得ている証拠です。

一部のプロ有名ダンサー以外は、ほぼ順当な結果といえると思います。日本人以外では、ソロでは男性シニア1位のBakhtiyar Adamzhan、女性シニア一位金賞のエヴェリナ・ゴドノワ(韓国のユニバーサル・バレエ)、ジュニア銀賞のイゴール・プガチェフ((ボリショイ・バレエ学校)、ジュニア銀賞のSoobin Leeはとても素晴らしかったです。またデュオ部門では、ジュニア金賞のデニス・ザハロフ(ボリショイ・バレエ学校、ボリショイ・バレエ入団予定)、女性ジュニア金賞のエリザヴェタ・ココレワ(ボリショイ・バレエ学校)、Seonmee Park、女性シニア銅賞のDingwen Aoも優れた演技を見せてくれて印象に残りました。

「うれしい気持ちでいっぱい」=モスクワ国際バレエ1位の大川さん
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062100296&g=soc

モスクワ国際バレエ記念公演
入賞の3人、華麗に舞う
https://mainichi.jp/articles/20170621/ddm/012/040/094000c

映像付きのニュース
バレエ 日本人ペアが1位と3位 (フジテレビ)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00361855.html

モスクワ国際バレエ、日本人が1位と3位 (TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3083605.html

大川さん金賞「うれしい気持ちでいっぱい」日本テレビ 
http://www.news24.jp/nnn/news890151653.html 


モスクワ国際バレエコンクール 日本人が1位に NHK 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170621/k10011024521000.html 

大川航矢さんと寺田翠さんのファイナルでの「ディアナとアクティオン」

千野円句さんのファイナルでのアルブレヒトの演技

テレビ朝日のニュース映像(受賞者ガラ)

これは一回目のモスクワ国際バレエコンクールの映像で、ミハイル・バリシニコフが優勝し、日本の深川秀夫さんが銀賞でした。リュドミラ・セメニャカも出場しています。

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2017/06/20

モスクワ国際バレエコンクール、シニア部門で大川航矢さんが金、寺田翠さんが銅、ジュニア部門で千野円句さんが金賞

モスクワ国際バレエコンクール」は19日、ボリショイ劇場で最終審査を行いました。

まだ公式サイトでは、結果の発表は行われていませんが、日本の報道機関各社で一部の結果が報道されています。

モスクワ国際バレエ
大川航矢さんが金賞、寺田翠さんも銅
https://mainichi.jp/articles/20170620/k00/00e/040/144000c

大川さん1位、寺田さん3位=ジュニア部門でも金-モスクワ国際バレエコンクール
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062000425&g=soc

モスクワ国際バレエ
苦しみ越え大輪の舞…恩師ら喜びの声
https://mainichi.jp/articles/20170620/k00/00e/040/182000c

ロシアのバレエコンクール 24年ぶりに日本人が金賞(17/06/21) - テレビ朝日

男性シニアのデュエット部門では、大川航矢さんが金、寺田翠さんが女性シニア部門のデュエットで3位の銅賞に入賞したとのことです。

また、ジュニアのソロ部門では千野円句さんが1位の金賞に入ったそうです。


ファイナルはリアルタイムで視聴していましたが、大川さんと寺田さんは「ディアナとアクテオン」を踊りました。大川さんの跳躍がものすごくて、見たことがないほどの見事な高い超絶技巧の跳躍を軽々と決め、また寺田さんはアカデミックで強靭で、特にポール・ド・ブラの美しいダイナミックかつ繊細なロシアンな踊りで見事なパ・ド・ドゥでした。拍手も非常に大きくて、入賞することを確信しました。

また千野円句さんはトップバッターとして「ジゼル」のアルブレヒトを踊りました。貴公子的な雰囲気を持つクリーンで美しい踊りでした。

ファイナルの録画はmedici.tvで視聴することができます。PCで視聴する場合、右側のコラムで演目を選ぶことができるので(ダンサーの名前はないので演目で探してみてください)、すぐにお目当ての演技を見つけることができると思います。

シニア部門
http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-seniors-round3/

ジュニア部門
http://www.medici.tv/en/ballets/moscowballetcompetition-juniors-round3/


大川航矢さんのツイートによれば、NHKやフジテレビなどのインタビューを受けられたとのことなので、これからテレビのニュースなどでも映像での続報が出ると思います。

日本人は1993年に岩田守弘さん(元ボリショイ劇場ファーストソリスト)が金賞、2001年に倉永美沙さん(ボストン・バレエ団プリンシパル)がジュニア部門で金賞を獲得しており、それ以来の快挙となります。

ほかにジュニア部門では、「ジゼル」と「ラ・バヤデール」ニキヤのソロを踊ったLee Soobin、「ラ・フィユ・マル・ガルデ」を踊ったElizaveta Kokoreva と Denis Zakharov、「タリスマン」のIgor Pugachev が素晴らしかったと思います。このあたりは賞に入りそうです。またシニア部門では、Lee Sangmin (ジュニア部門のダンサーパク・ソンミ(彼女も素晴らしかった)との「タリスマン」パ・ド・ドゥ)、キトリと「パキータ」を踊ったユニバーサル・バレエのEvelina Godounova、「タリスマン」を踊ったカザフスタンのBakhtiyar Adamzhan等が目立っていました。

優勝候補の一人だったアレクサンドル・オメルチェンコが、「ジゼル」のアルブレヒトを踊る途中で転倒して演技を中断してしまったのがとても残念でした。怪我をしたのではないのだと良いのですが。

いずれにしても、今年はmedici.tvのおかげで、中継でも録画でも2次選考からすべて観ることができて、とても楽しむことができました。良い時代になりましたね。


なお、振付部門の結果も出ています。
http://moscowballetcompetition.com/en/rezultatyi

ボリショイ・バレエのアンドレイ・メルクリエフが振付部門で銀賞を受賞しました。

******
7月30日 (日)に行われる公演 「Bright Step 2017」に大川航矢さん、寺田翠さんが出演します。

http://www.confetti-web.com/detail_b.php?utm_expid=23100433-4.ie95tTkST4OXnMQEeDypzQ.1&tid=38266

https://www.facebook.com/bright.step.project

出演
石崎双葉 / 奥村彩 / 北野友里夏 / 桑原沙希 / 菅井円加 / 寺田翠 / 淵上礼奈 / 大川航矢 / 加藤三希央 / 関野海斗 / 高橋裕哉 / 西島勇人 / 山本勝利

Act 1:
1. 「海賊第1幕」より オダリスク
  淵上礼奈・寺田翠・大谷遥陽
2. 「海賊」第1幕より 奴隷のグラン・パ・ド・ドゥ
  菅井円加・関野海斗
3. 「Mononoke」 振付: Sidi Larbi Cherkaoui
  加藤三希央
4. 「名称未定」 振付:西島勇人
  大川航矢・西島勇人
5. 「ラ・シルフィード」第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ
  北野友里夏・高橋裕哉
Act 2:
1. 「ゼンツァーノの花祭り」より グラン・パ・ド・ドゥ
  淵上礼奈・山本勝利
2. 日本初演 「ロミオとジュリエット」より 寝室のパ・ド・ドゥ
振付: Giovanni di Palma
  石崎双葉・高橋裕哉
3. 「グラン・パ・クラシック」より グラン・パ・ド・ドゥ
  奥村彩・加藤三希央
4.「said and done」 振付:Masa Kolar
  菅井円加・西島勇人
5.「タリスマン」より グラン・パ・ド・ドゥ
  寺田翠・大川航矢

<公演日>
2017年7月30日 (日)

<公演日・開演時間>
2017年7月30日(日)18:00
※上演時間 約2時間
新宿文化センター・大ホール


また、バレエ・アステラス2017にも、大川さん、寺田さんは出演します。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/performance/28_010272.html
2017年7月22日(土)15:00開演 オペラパレス

2014年のウクライナ危機で当時所属していたオデッサ国立歌劇場を去らざるを得ず、カザンのタタール国立歌劇場に移籍するという苦難を経て、ロシアのテレビ番組「ビッグ・バレエ」に出演し人気を博したこのペア。バレエの本場ロシアで、正統派ロシアバレエを踊って評価された二人の今後の飛躍が楽しみです。

2017/06/19

7/8(土)エヴァン・マッキー 『スターを目指すためのトークセッション』アーキタンツにて

シュツットガルト・バレエ団プリンシパルを経て、現在カナダナショナルバレエ団プリンシパル、パリオペラ座バレエ、ボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエにゲストプリンシパルダンサーとして世界的に活躍しているエヴァン・マッキー

彼をスタジオアーキタンツに招いて、将来プロを目指しているダンサーに向けて7月8日 (土) 17:30-19:30 スペシャルトークセッションが開催されます。

http://a-tanz.com/11068

自身が今まで経験してきた様々な苦難な出来事からプロフェッショナルダンサーとして成功するまでの道のり、数々の有名な振付家との出会い、キャリアアドバイス、身体の仕組みや栄養学などについて、未来のダンサー達に向けてアドバイスをしながら質疑応答も含め2時間のトークセッションとなっています。日々のレッスンで疑問に思っている事や、悩みなどプロフェッショナルダンサーに直接質問し話すことのできるとても貴重な機会となっています。

また、7月8日(土) – 7月10日(月) 3日間限定でエヴァン・マッキーが通常のオープンクラスも担当します。
http://a-tanz.com/11237
7月8日 (土) 初中級バレエ 14:00-15:30
7月8日 (土) 初級バレエ 15:45-17:15
7月9日 (日) 中級バレエ 10:15-11:45
7月9日 (日) 中級バレエ 12:00-13:30
7月10日 (月) ヴァリエーション 17:30-19:00
演目はライモンダ 3幕 ウェディングのVa

日時
2017年07月08日(土) 17:30-19:30 @03スタジオ
内容
【講座内容】
・エヴァン・マッキー自身の生い立ち
・ダンサーを目指したきっかけ
・プロフェッショナルダンサーとして活躍するまでに経験してきた様々な困難な出来事から成功までの軌跡
・数々の有名な振付家との出会い
・将来ダンサーとして世界で活躍するためには
・キャリアアドバイス
・身体の仕組み、神経、機能、栄養学
・質疑応答
※通訳が入ります

受講料
当日スタジオにて、現金でお支払い下さい。
3,000円 (回数券も利用可)

お申込み方法
ご予約はスタジオ受付またはお電話、メールで受け付け致します。 メールでのお申込みの際は、以下の内容をご明記の上、問い合わせフォームをご利用ください。
① 講座名 Evan Mckie 『スターを目指すためのトークセッション』
② お名前(ふりがな)
③ お電話番号

会場・問い合わせ先
スタジオ アーキタンツ
東京都港区芝浦1-13-10 第3東運ビル4階 (地図)
TEL:03-5730-2732
※メールでのお問い合わせは、問い合わせフォームをご利用ください。

このトークセッションですが、不肖私が通訳を担当させていただきます。ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください!

現在、エヴァン・マッキーはナショナル・バレエ・オブ・カナダの『白鳥の湖』に、スヴェトラーナ・ルンキナと主演しているところです。

彼はスヴェトラーナ・ルンキナとはベストパートナーとして組むことがとても多いです。また、イングリッシュ・ナショナル・バレエの来日公演『コッペリア』で、アリーナ・コジョカルの代役としてゲスト出演するユルギータ・ドロニナとも、『冬物語』で組んでいます。

2017/06/17

ウリヤーナ・ロパートキナが引退

マリインスキー劇場は、ウリヤーナ・ロパートキナがダンサーとしてのキャリアに終止符を打ったことを発表しました。

https://www.mariinsky.ru/news1/2017/06/16_3

ロパートキナは、怪我のために今シーズンは舞台に立っていませんでした。さよなら公演などは予定されていないそうです。

1973年10月生まれのロパートキナは現在43歳。当代最高のオデットとして、数々の研ぎ澄まされて美しい名舞台で私達を感動させてくれましたよね。昨年の夏にオールスター・バレエ・ガラで観ることができたのは嬉しかったのですが、それが最後となってしまうとは。仕方がないこととはいえ引退は残念というか、寂しくてなりません。これほどまでに感動を与えてくれ、バレエの美を体現し、精神性の高い表現を見せてくれたバレリーナは稀有でした。

特にマリインスキー・バレエの来日公演でのロパートキナ・ガラで、ダニーラ・コルスンツェフと踊った至高の「ダイヤモンド」はいつまでも記憶に残ります。また、2015年にサンクトペテルブルグでのマリインスキー劇場のバレエ・リュスプログラムで、「瀕死の白鳥」を観られたのもいい思い出です。一昨年のマリインスキー・バレエの来日公演『白鳥の湖』『愛の伝説』ではまだまだ衰えは感じさせず、またバレエ団の公演で来日してくれると信じていたのに。

これからはその至芸を後進に伝えてくださったらと思います。

なお、7月22日より公開されるドキュメンタリー映画「パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち」では、ロパートキナが「愛の伝説」をリハーサルするシーンがあります。ロパートキナのファンの方は是非ご覧ください。「ウリヤーナ・ロパートキナ 孤高の白鳥」を監督したマレーネ・イヨネスコ監督作品です。
http://backstage-movie.jp/

ウリヤーナ・ロパートキナの公式サイト
http://www.uliana-lopatkina.com/main/

「ロシアの至宝」バレエのロパートキナさん引退
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170618-OYT1T50071.html

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2015年4月26日、マリインスキー劇場での「瀕死の白鳥」レベランス

Uliana Lopatkina's curtain call in Dying Swan #lopatkina #dyingswan

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