BlogPeople


2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

ブログパーツ

  • HMV検索
    検索する
無料ブログはココログ

2017/11/22

NBAバレエ団の新作「海賊」、新垣隆作曲 2018年3月

NBAバレエ団は、2018年3月に新作「海賊」を上演します。

http://www.nbaballet.org/performance/2017/kaizoku/

2017年3月17日(土)・18日(日) 東京文化会館

芸術監督の久保綋一さんが振付、そして新垣隆さんが作曲ということで、今までの「海賊」とはまた違った作品になりそうです。新垣さんは、NBAバレエ団では「死と乙女」を作曲しており、その才人ぶりを見せてくれました。

リンク先にあるあらすじも、従来の「海賊」とは違ったドラマティックなラブストーリーになっています。

また、キャストも豪華。初日のアリ役は、オーストラリア・バレエのプリンシパル、チェンウ・グォがゲスト出演。横浜バレエフェスティバルなどで来日し、映画「小さな村の小さなダンサー」に出演していたことでも知られる、スーパーテクニックの持ち主です。

パシャ・ザイード役には、新国立劇場バレエ団を退団したばかりの宝満直也さん。NBAバレエ団に入団したのかどうかはまだわかりませんが、新境地を開くことでしょう。
 
 役名    17日      18日
コンラッド     宮内博之     高橋真之
メドーラ     峰岸千晶  菊池結子
ギュルナーラ 佐藤圭     竹内碧
パシャ・ザイード 宝満直也   土橋冬夢
アリ         チェンウ・グォ 新井悠汰
ビルバンド     大森康正  安西健塁

※キャストは変更になる可能性があります。

公 演 名: 『海賊』
日  時: 2018年3月17日(土)
        開場13:15・開演14:00
       2018年3月18日(日)
        開場13:15・開演14:00
会  場: 東京文化会館

チケット料金:
SS席 12,000円
S席 10,000円
A席 8,000円
B席 6,000円
学生席 2,000円
Z席(自由席)1,500円
ペアSS席19,200円
ペアS席16,000円

※学生席はB席。小学生から大学生までがご利用可。
※Z席はバレエの雰囲気を楽しみたい方におすすめ。
 舞台から遠いお席となります。予めご了承の上お求めください。
※3歳未満の入場はご遠慮ください。
※別途送料を頂戴いたします。(送料190円)

音楽監修・指揮: 冨田実里
演奏:ロイヤルチェンバーオーケストラ

「海賊」のファンクラブ先行発売は11月24日12:00~一般発売は12月1日12:00~を予定しているとのことです。

近年、意欲的な新作を多く送り出して魅力的なレパートリーを作り上げ、またカンパニーのレベルもどんどんあがっていて上り調子にあるNBAバレエ団。まったく新しい「海賊」ということで必見だと思われます。


なお、NBAバレエ団は、11月23日(木)には所沢市民文化センターミューズで、そして12月9日(土)12月10日(日)には東京芸術劇場で「くるみ割り人形」を上演します。
NBAバレエ団の久保綋一版「くるみ割り人形」は、プロジェクションマッピングをうまく活用し、またラタトゥイユというネズミのキャラクターが登場する、とてもコミカルで楽しいプロダクションです。
http://www.nbaballet.org/performance/2017/nutcracker_dec/

また、NBAバレエ団6月公演
「NBA GALA」(仮称)本邦初演
 芸術監督によるベストコレクション&わが国初演作品 さいたま芸術劇場

9月29.30日(土・日)
NBAバレエ団公演
「リトルマーメイド 」本邦初演
  リン・テイラー・コーベット振付 新国立劇場


http://www.nbaballet.org/performance/schedule.html#2018

というこれまた楽しみな公演もあります。

第18回英国ナショナル・ダンス・アワードのノミネート

第18回英国ナショナル・ダンス・アワードのノミネートが発表されていました。2016年9月1日から2017年8月31日までの間に英国で行われた公演が対象で、500もの対象から絞り込まれたものです。Dance Section of the Critics’ Circleという60人の批評家からなる団体が選びました。

DANCING TIMES AWARD FOR BEST MALE DANCER 最優秀男性ダンサー
Miguel Altunaga (Rambert)
Isaac Hernández (English National Ballet) イザック・エルナンデス
Xander Parish (Mariinsky Ballet) ザンダー・パリッシュ
Liam Riddick (Richard Alston Dance Company)
Marcelino Sambé (The Royal Ballet) マルセリーノ・サンベ


GRISHKO AWARD FOR BEST FEMALE DANCER 最優秀女性ダンサー

Francesca Hayward (The Royal Ballet) フランチェスカ・ヘイワード
Sophie Martin (Scottish Ballet) ソフィー・マーティン
Yasmine Naghdi (The Royal Ballet) ヤスミン・ナグディ
Zenaida Yanowsky (The Royal Ballet) ゼナイダ・ヤノウスキー
Eva Yerbabuena (Cĩa Eva Yerbabuena) エヴァ・ジェルバブエナ

STEF STEFANOU AWARD FOR OUTSTANDING COMPANY 傑出したカンパニー
42ND Street
Alvin Ailey American Dance Theater
English National Ballet
Northern Ballet
Scottish Ballet

BEST INDEPENDENT COMPANY 最優秀インディペンデント・カンパニー 
Avant Garde Dance
Ballet Cymru
HeadSpaceDance
Rosie Kay Dance Company
Vincent Dance Theatre


BEST CLASSICAL CHOREOGRAPHY 最優秀古典振付賞

[Sponsored by The Ballet Association]
Akram Khan for ‘Akram Khan’s Giselle’ (English National Ballet) アクラム・カーン「ジゼル」(ENB)
Crystal Pite for ‘Emergence’ (Scottish Ballet) クリスタル・パイト「エマ―ジェンス」(スコティッシュ・バレエ)
Crystal Pite for ‘Flight Pattern’ (The Royal Ballet) クリスタル・パイト「フライト・パターン」(ロイヤル・バレエ)
Liam Scarlett for ‘Symphonic Dances’ (The Royal Ballet) リアム・スカーレット「シンフォニック・ダンス」(ロイヤル・バレエ)
Kenneth Tindall for ‘Casanova’ (Northern Ballet)

BEST MODERN CHOREOGRAPHY 最優秀現代振付賞
[Sponsored by Northern Ballet]
Michael Asante & Kenrick Sandy for ‘Blak Whyte Gray’ (Boy Blue Entertainment)
Matthew Bourne for ‘The Red Shoes’ (New Adventures) マシュー・ボーン「赤い靴」(ニューアドベンチャーズ)
Michael Clark for ‘To a simple, rock ‘n’ roll…song.’ (Michael Clark Company)
Michael Keegan-Dolan for ‘Swan Lake/Loch na hEala’ (Teaċ Damsa)
Arthur Pita for ‘Stepmother/Stepfather’ (HeadSpaceDance) アーサー・ピタ

EMERGING ARTIST AWARD  新人アーティスト賞
[Sponsored by The L&M Trust]
Harry Alexander (Dancer, Michael Clark Company/ Julie Cunningham & Company)
Vincenzo Lamagna (Composer, ‘Akram Khan’s Giselle’ – English National Ballet)
Dickson Mbi (Dancer, Boy Blue Entertainment/ Russell Maliphant Company)
Botis Seva (Choreography for Far From the Norm and Scottish Dance Theatre)
Francesca Velicu (First Artist, English National Ballet) フランチェスカ・ヴェリク(ENB)

OUTSTANDING FEMALE PERFORMANCE (MODERN) 傑出した女性モダン・ダンサー
[Sponsored by DWFM Beckman]
Antonia Grove in ‘Virgin Territory’ (Vincent Dance Theatre)
Shelley Eva Haden in ‘MK Ultra’ (Rosie Kay Dance Theatre)
Ashley Shaw as Vicky Page in ‘The Red Shoes’ (New Adventures) アシュリー・ショー 「赤い靴」(ニュー・アドベンチャーズ)
Clemmie Sveaas in ‘Stepmother/Stepfather’ (HeadSpaceDance)
Francesca Velicu in ‘The Rite of Spring’ (English National Ballet) フランチェスカ・ヴェリク「春の祭典」(ENB)

OUTSTANDING MALE PERFORMANCE (MODERN) 傑出した男性モダン・ダンサー
Mithkal Alzghair in ‘Displacement’ (Mithkal Alzghair)
Christopher Akrill in ‘Stepmother/Stepfather’ (HeadSpaceDance)
Karl Fagerlund Brekke in ‘Stepmother/Stepfather’ (HeadSpaceDance)
Robert Fairchild as Jerry Mulligan in ‘An American in Paris’ロビー・フェアチャイルド「パリのアメリカ人」
Dickson Mbi in ‘Blak Whyte Gray’ (Boy Blue Entertainment)

OUTSTANDING FEMALE PERFORMANCE (CLASSICAL)
[Sponsored by Lee McLernon]
Alina Cojocaru as Giselle in ‘Akram Khan’s Giselle’ (English National Ballet) アリーナ・コジョカル「ジゼル」(アクラム・カーン)
Bethany Kingsley-Garner in ‘Emergence’ (Scottish Ballet)
Kristen McNally in ‘Flight Pattern’ (The Royal Ballet) クリステン・マクナリー「フライト・パターン」(ロイヤル・バレエ)
Aditi Mangaldas in ‘Inter_rupted’ (Aditi Mangaldas Dance Company)
Eva Yerbabuena in ‘Aperiencias’ (Cĩa Eva Yerbabuena) エヴァ・ジェルバブエナ

DANCE EUROPE AWARD FOR OUTSTANDING MALE PERFORMANCE (CLASSICAL)
Israel Galván in ‘FLA.CO.MEN’ (Cĩa Israel Galván) イスラエル・ガルヴァン「FLA.CO.MEN」
Christopher Harrison in ‘MC 14/22 (Ceci est mon corps)’ (Scottish Ballet) クリストファー・ハリソン「MC 14/22(これが私の体)」 スコティッシュ・バレエ
Brandon Lawrence in ‘Wink’ (Birmingham Royal Ballet) ブランドン・ローレンス『ウィンク」(バーミンガムロイヤル・バレエ)
Marcelino Sambé as Colas in ‘La Fille mal gardée’’ (The Royal Ballet) マルセリーノ・サンベ「ラ・フィユ・マル・ガルデ」
James Streeter as Albrecht in ‘Akram Khan’s Giselle’ (English National Ballet) ジェームズ・ストリーター 「ジゼル」(アクラム・カーン) ENB


受賞者は2018年2月19日に発表されます。

傑出した男性モダン・ダンサーにノミネートされたMithkal Alzghairは、シリア難民だそうです。

この年は、ロイヤル・バレエとイングリッシュ・ナショナル・バレエが8件、スコティッシュ・バレエとHeadSpace Danceが5件というノミネート件数となりました。

最近特に高い注目を集めている女性振付家クリスタル・パイトは、‘Emergence’と‘Flight Pattern’の2作品がノミネートされています。最新のダンスマガジン誌でのシルヴィ・ギエムのインタビューでも、彼女が一番注目しているのがクリスタル・パイトで、いつか一緒に仕事もしてみたいと語っていました。

プロダクションとして一番ノミネートされたのは、アクラム・カーンの「ジゼル」で4部門です。第17回英国ナショナルダンス・アワードでも、アクラム・カーンの「Until The Lions」が最もノミネート件数が多いプロダクションでした。

43人のアーティストがノミネートされていますが、21か国の出身者であり、英国のダンスの多様性を証明しています。

2017/11/21

ボリショイ・バレエ inシネマ Season2017-2018

ボリショイ・バレエ のステージ 「ボリショイ・バレエ inシネマ Season2017-2018」を、 12月6日(水)を皮切りに全8作品、全国の映画館にそれぞれ1日限定上映されることが発表されました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000740.000003481.html


今シーズンは現在最も評価が高いコレオグラファーと世界最高峰のダンサーたちにより再演される最高の古典作品を映画館へお届けいたします。現代バレエ界をリードするアレクセイ・ラトマンスキーが手がけるヒストリカル・バレエ3作品、「海賊」「ロミオとジュリエット」「パリの炎」が遂に大スクリーンに登場!加えて、ジョン・ノイマイヤーの「椿姫」、ジャン・クリストフ=マイヨーの胸躍らせる「じゃじゃ馬ならし」とともに、時代を超越した古典バレエの人気3作品「ジゼル」「くるみ割り人形」「コッペリア」も上映。

2017年12月6日(水)19:15~ 海賊  ※新作  2017年10月22日公演
 エカテリーナ・クリサノワ(メド―ラ)
 イーゴリ・ツヴィルコ(コンラッド)
 デニス・ロヂキン(グラン・パ/扇の踊り、ソロ)
2017年12月19日(火)19:15~ くるみ割り人形 2014年12月21日公演
 デニス・ロヂキン(くるみ割り人形、王子)
 アンナ・ニクーリナ(マリー)
 アンドレイ・メルクリエフ(ドロッセル・マイヤー)
2018年1月10日(水)19:15~ じゃじゃ馬ならし 2016年1月24日公演
 エカテリーナ・クリサノワ(カタリーナ)
 ウラディスラフ・ラントラ―トフ(ペトルーチオ)
 オルガ・スミルノワ(ビアンカ)
 セミョーン・チュージン(ル-センショー)
2018年1月24日(水)19:15~ 椿姫
 スヴェトラーナ・ザハーロワ(マルグリット・ゴーティエ)
 エドウィン・レヴァツォフ(アルマン・デュヴァル)
 アンナ・チホミロフ(マノン・レスコー)
 セミョーン・チュージン(デ・グリュー)
2018年2月28日(水)19:15~ ロミオとジュリエット ※新作 2018年1月21日
 キャスト未定
2018月3月14日(水)19:15~ ジゼル 2015年10月11日公演
 スヴェトラーナ・ザハーロワ(ジゼル)
 セルゲイ・ポルーニン(アルブレヒト)
 エカテリーナ・シプリーナ(ミルタ)
 デニス・サーヴィン(ハンス)
2018月4月18日(水)19:15~ パリの炎  ※新作 2018年3月4日
 キャスト未定
2018年6月27日(水)19:15~ コッペリア ※新作  2018年6月10日
 キャスト未定

◆会場◆ 
北海道 | ユナイテッド・シネマ札幌
宮城県 | TOHOシネマズ 仙台
東京都 | TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 新宿、T・ジョイ PRINCE 品川、109シネマズ二子玉川、
TOHOシネマズ 府中
神奈川県 | 横浜ブルク13、TOHOシネマズ 川崎
千葉県 | シネマイクスピアリ
埼玉県 | ユナイテッド・シネマ浦和
愛知県 | ミッドランドスクエアシネマ
大阪府 | 大阪ステーションシティシネマ
京都府 | MOVIX京都
兵庫県 | 神戸国際松竹
岡山県 | TOHOシネマズ 岡南
福岡県 | T・ジョイ博多
熊本県 | ユナイテッド・シネマ熊本

※開場時間は映画館によって異なります。
※大阪府の映画館では、条例により終映が22時を過ぎる場合、 18歳未満の方は保護者同伴でもご入場いただけません。予めご了承下さい。

◆料金◆ 全席指定 大人3,600円(税込)、学生2,500円(税込)
※学生の方は、劇場にて学生証のご提示をいただく場合がございます。

◆チケット一般発売◆
『海賊』 2017年11月24日(金)15:00 ~ 2017年 12月5日(火) 12:00
『くるみ割り人形』2017年11月24日(金)15:00  ~ 2017年 12月18日(月)12:00
◎チケットぴあ:http://w.pia.jp/a/bolshoi-cinema/
※お座席をご自身でお選びいただくことが可能です。
◎全国のセブン-イレブン店内の端末「マルチコピー機」
◎全国のサークルK・サンクス店内の端末「Kステーション」
◎全国のチケットぴあ店舗

★以降の演目チケット情報は、「ボリショイ・バレエ in シネマ 日本公式サイト」 をご覧ください。
⇒http://bolshoi-cinema.jp/  
チケットぴあインフォメーション 0570-02-9111
音声認識受付:24時間対応、オペレーター対応:10:00~18:00 
※毎週(火)・(水)2:30~5:30はシステムメンテナンスのため受付休止。※1/1(日・祝)はオペレーター受付休止。

◆The Bolshoi Ballet Season 2017-18 公式サイト◆ http://www.pathelive.com/international

7作品のうち4本は新収録のものとなります。その中で「ロミオとジュリエット」と「パリの炎」は新プロダクション。「ロミオとジュリエット」については、従来のグリゴローヴィチ振付作品ではなくて、ラトマンスキー振付の作品であることは注目されます。
ラトマンスキー版「ロミオとジュリエット」は、ナショナル・バレエ・オブ・カナダで上演されてものと同じ作品のようです。また、「コッペリア」は急逝したセルゲイ・ヴィハレフが振付けた作品であり、注目されます。

2017/11/20

11月23日開催 IWAKI BALLET COMPANY GALA 2017 リハーサルレポート

元東京バレエ団プリンシパルの井脇幸江さん率いるIWAKI BALLET COMPANY。11月23日に、新宿文化センターにてガラ公演を行います。

B0670

演目:
『D/CARMEN』 高橋竜太振付、井脇幸江、菅野英男、高岸直樹、芳賀望、梅澤紘貴、浜崎恵二朗、井上良太ほか

『互イニ素』 青木尚哉振付
大森弥子 岡﨑弓佳 奥響子 片桐りこ 亀田晴美 工藤加奈子 小林らら 多田紗衣子 垂水紫織
高瀬瑶子 高橋奈津子 中林香波 中村優希 堀川千夏 松尾詩織 三田真央 宮川絵理 鷲頭正子
青木尚哉

『Omni-Bus』 遠藤康行振付 井脇幸江、遠藤康行

『ダイアナとアクティオン』 米沢唯、芳賀望

『La Lune~わがままな月』 名倉加代子振付/出演 鳥居かほり、高岸直樹

『海賊 グラン・パ・ド・ドゥ』
 正木萌、梅澤紘貴、浜崎恵二朗

2016年初演の『D/CARMEN』(元東京バレエ団の高橋竜太さん振付)、遠藤康行さんがこのガラのために振付けた新作『Omni-Bus』、オーディションで選抜されたメンバーによる青木尚哉さんの『互イニ素』 、そしてジャズダンス界のレジェンド名倉加代子さんによる『La Lune~わがままな月』など、新作もありオリジナル作品の再演もあります。豪華な出演者による、多彩な作品を観ることができます。

そして、ガラ公演ではありますが、『D/CARMEN』、『互イニ素』 、『Omni-Bus』は音楽が生演奏であるというのもポイントです。


さて、先日、このガラのためのリハーサルにお邪魔しました。

まずは、青木尚哉さん振付による『互イニ素』 です。2015年にバレエ・クレアシオンで初演されていますが、今回の再演のためにかなり手を入れた部分もあったとのこと。

Img_2224


(これは初演の時の映像なので違う部分もかなりあります)

基本的にはコンテンポラリー作品ですが、選ばれた18人のダンサーはバレエのテクニックをしっかりと持っているので動きがきれいです。最初はバラバラであるかのように見えて、一人一人が細胞となって大きなものを作り上げているようなイメージがあり、躍動感があってとても力強い作品です。そして、振付家としてだけでなく、ダンサーとしてのカリスマ性と求心力が強烈な青木さん。しなやかで強靭、雄弁な青木さんの動きからは目を離せません。

1576

『D/CARMEN』は、高橋竜太さんが2016年に開催された井脇さんのリサイタルのために、「カルメン」をリハーサルしているバレエカンパニーを舞台にして、愛憎、裏切り、駆け引きなどの人間模様を(バレエマンガ的に)描いて劇中劇にした作品です。プリンシパルのペアが井脇さん(カルメン)と高岸直樹さん(エスカミリオ)、に対して、新人ダンサーの菅野英男さん(ホセ)が割って入るという三角関係が描かれています。井脇さんと高岸さんは、それぞれカルメン役、エスカミリオ役がこれ以上似合う人は日本にはいないというほどはまっている大人のペアで、東京バレエ団時代の二人を知る人にとっては、この並びには思わず胸が熱くなることでしょう。井脇さんがバレエ団時代に感じていたプリンシパルとしての孤独感や葛藤、喜びや苦しみもこの作品の中で表現し見せたいとのことです。井脇さん、高岸さんだけでなく、振付の高橋竜太さん、そして梅澤紘貴さんや井上良太さんと元東京バレエ団メンバーが集結しているのも嬉しい。

Resize1294

この日のリハーサルにはいませんでしたが、菅野英男さんが持ち前の演技力を発揮し、嫉妬の炎を燃やし錯乱する若いダンサーを熱演するということで、とても楽しみです。井脇さんが、「私と似た部分を持っている」菅野さんにこの役をぜひ演じて、舞台の上で不幸にさせてみたいということで起用されたそうです。


Img_2230


『Omni-Bus』は、アヴェ・マリアを使った美しいパ・ド・ドゥ。具体的な物語はないものの、一組の男女の関係を描いています。それも必ずしも愛情というわけではなく、人生を通して二人が交錯し、様々なパートナーリングの中で時を重ねて友情やパートナーシップを築き、そしてそれぞれの道を歩いて人生は続いていくというドラマ性を感じさせます。作品の中に、井脇さんと遠藤さんの生き方や人生までもが透けて見えるような深みがあり、さらに井脇さんが東京バレエ団時代に踊った代表的な役柄のモチーフまでもが現れるという趣向。振付/出演の遠藤さんは、井脇さんと踊るのは初めてとのことですが、長年彼女の踊りを見続けたところから、その人生を作品にしたいと考えたことで、ここでは「時」を、そして同志愛を表現したいと語っていました。バレエダンサー生活が30年を越えた井脇さんが、相変わらずの美しいプロポーションと研ぎ澄まされたラインを保っているのも、勇気づけられることです。

Img_2186


『La Lune~わがままな月』は、高岸さんと、女優としても有名な鳥居かほりさんの共演によるセクシーでスタイリッシュなジャズ作品。高岸さんの日本人離れした華と成熟した色気、そして鳥居さんも美しいプロポーションとキレのいいダンスでとにかくかっこいい作品でした。


リハーサルは観ていませんが、『ディアナとアクティオン』を踊るのは米沢唯さんと芳賀望さん。米沢さんは今回初めてディアナを踊るそうです。そして、この米沢さんのスーパーテクニック!楽しみですね。


新作やオリジナル作品、コンテンポラリー作品、そしてジャズや古典のパ・ド・ドゥとバランスの良い構成。バレエが派手なテクニックを競うものではなく、成熟した大人の表現力や長年にわたって醸成されてきた芸術性、そして新しいものに挑戦していく意欲、音楽も生演奏を取り入れていて、とても志の高いガラです。井脇さんが、バレエを通して伝えたいメッセージがきっちりと伝わってきました。どの作品も観ていて楽しく、バレエを初めて見る人にとってもとても楽しめます。お勧めの公演です。


〈公演日時〉

11月23日(祝・木) 15:00開場 15:30開演

〈場所〉

新宿文化センター大ホール


〈出演〉

井脇幸江(IBC総監督・井脇幸江バレエスタジオ主宰・元東京バレエ団プリンシパル)
菅野英男(新国立劇場バレエ団 プリンシパル)
高岸直樹(東京バレエ団特別団員・元東京バレエ団プリンシパル)
鳥居かほり
芳賀望
米沢唯(新国立劇場バレエ団 プリンシパル)
青木尚哉(振付家・ダンサー)
遠藤康行(元フランス国立マルセイユバレエ団ソリスト・振付家・ダンサー)
梅澤紘貴(元東京バレエ団プリンシパル)
浜崎恵二朗(新国立劇場バレエ団)
会田桃子(ヴァイオリニスト)
熊地勇太(「互イニ素」作曲・演奏)
菅田典幸(「互イニ素」ドラム演奏)
佐脇由佳里(「互イニ素」ピアノ演奏)
IBCメンバー他

全席指定(税込)

S席:¥9,000- A席:¥7,000- B席:¥4.000- C席:¥2,000-

チケット申し込みフォーム
https://pro.form-mailer.jp/fms/bcf56de6126202

カンフェティ:0120-240-540
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=40622&


2017/11/19

NHK-BS プレミアムシアターで12月25日マリインスキーのくるみ、ベジャール第九放映

NHK-BS プレミアムシアターで、12月25日(月)-24日(日)深夜に、マリインスキー・バレエの「くるみ割り人形」、ベジャールの「ベートーヴェン第九交響曲」が放映されます。

http://www4.nhk.or.jp/premium/

「くるみ割り人形」は今年の6月に収録されたばかりの新しい映像です。主演は若手、レナータ・シャキロワとダヴィッド・サレーエフです。指揮はワレリー・ゲルギエフ。


12月25日(月)【12月24日深夜(日)深夜】午前0時00分~


◇マリインスキー・バレエ「くるみ割り人形」

<演 目>
「くるみ割り人形」(全3幕)
チャイコフスキー 作曲
振付:ワシリー・ワイノーネン

<出 演>
マーシャ:レナータ・シャキロワ
王子:ダヴィド・ザレーエフ
ドロッセルマイヤー:アンドレイ・ヤコブレフ ほか
マリインスキー劇場バレエ団

<管弦楽>:マリインスキー劇場管弦楽団
<指 揮>:ワレリー・ゲルギエフ

収録:2017年6月7・9日 マリインスキー劇場(サンクトペテルブルク)


◇モーリス・ベジャール振付 ベートーベン「第九交響曲」

音 楽:交響曲 第9番 二短調 作品125 ベートーベン 作曲
振 付:モーリス・ベジャール
振付指導:ピョートル・ナルデリ
総合演出:ジル・ロマン

<出 演>
東京バレエ団
モーリス・ベジャール・バレエ団
ソプラノ:クリスティン・ルイス
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
テノール:福井 敬
バス:アレクサンダー・ヴィノグラードフ

<合 唱>:栗友会合唱団
<管弦楽>:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
<指 揮>:ズービン・メータ

収録:2014年11月9日 NHKホール


なお、明日11月20日(月)、19日(日)の深夜には、ハンブルグ・バレエの「ニジンスキー」が放映されますので、こちらもお見逃しなく。

2017/11/18

パシフィック・ノースウエスト・バレエスクール サマーコースオーディション&ワークショップ 12月9日/10日に開催

米国、シアトルのトップカンパニーパシィフィック ノースウエスト バレエスクールの講師でPNBの元プリンシパル ダンサーの中村かおりさんが12月に日本に一時帰国し、昨年に続きマスタークラスとパシィフィック ノースウエスト バレエスクールの2018年度サマーコースのオーディションを開催します。

https://www.pnb.org/japanaudition/

12月9日(土)には、マスタークラスが行われ、12月10日(日)はオーディションとなっています。マスタークラスのみ、オーディションのみ又は両方受講することも可能です。

今年のサマーコースには、9名の日本人の生徒が参加し、そのうち2名は、プロフェッショナルディビジョンとして年間契約をしました。


2017年12月9日土曜日 マスタークラス
 (対象 12-25歳)

5:30 – 5:50 登録申込
5:50 – 7:20 クラス
料金: 8,000円


2017年12月10日 サマーコース オーディション (対象12-18歳)

12:30 – 1:15  12–14才の登録申込
1:15 – 2:45  12–14才のクラス
2:45 – 3:30  15–18才の登録申込
3:30 – 5:00  15–18才のクラス
料金: 7,500円

ピアノ演奏 後藤幸子さん

新宿村スタジオ セントラルB-103にて

お問合せはこちらまで pnbschool@pnb.org

中村かおりさんは日本の群馬県出身。山本禮子バレエ団とスクール オブ アメリカン バレエでトレーニングを受ける。1986年にはスイス、ローザンヌでの第14回ローザンヌ国際バレエコンクールにて1位に輝き、1988年には、ブルガリア、ヴァルナ国際コンクールで銅賞受賞。1990年ロイヤルウィニペグバレエ団に入団し、プリンシパルダンサーに昇格。1997年にはソリストとして、パシフィック ノースウエスト バレエ団に入団し、1998年には、プリンシパルに昇格。2014年にPNBSの教師陣に加わりました。同年10月には、「オーチャードホール25周年ガラ〜伝説の一夜〜」に出演しています。

中村かおりさんを紹介するシアトルの現地紙(日本語)
http://www.soysource.net/feature/2017/11/nakamura-kaori-pnb/

サマーコースの紹介映像

《クラス》
サマーコースのカリキュラムは、真剣に取り組むバレエ学生のために、現代のダンス・カンパニーが求める条件を満たすための、集中的な最高レベルのクラシックトレーニングを提供します。それは多様性に富んだダンスフォームによって強化されています。
学生は月曜から金曜の午前8時半から午後5時まで、土曜日は午前8時30分から午後4時まで授業に参加します。

PNBSサマーコースでは、栄養、怪我の防止、音楽、筋力とコンディショニング、脚の健康、ポワントのケアなど若いダンサーに関連する幅広いトピックについて、医師やダンスの専門家によるセミナーを提供しています。

《レベルウィークリースケジュール》
●IV&V
テクニック、ポワント、メンズクラス、ジャズ、キャラクター、モダン、ミュージック、ピラティスマットクラス、セミナー*
●VI
テクニック、ポワント、メンズクラス、ジャズ、キャラクター、フラメンコ、モダン、ヴァリエーション、パ・ド・ドゥ(許可が得られた場合)、、ピラティスマットクラスとセミナー *
●VII&VIII
テクニック、ポワント、メンズクラス、ジャズ、キャラクター、フラメンコ、モダン、ヴァリエーション、パ・ド・ドゥ、ピラティスマットクラスとセミナー*
________________________________________
•*セミナーには、栄養学、怪我予防、音楽、体力強化とコンディショニング、脚の健康、その他のダンス関連のトピックが含まれます。
•学生は月曜から金曜の午前8時30分から午後5時まで、土曜日は午前8時30分から午後4時まで授業に参加します。クラスの人数は限られており、すべてのバレエクラスにはプロのピアニストが伴奏します。
•生徒の配置は、クラスの最初の週に変更されることがあります。
•クラスは変更される可能性があり、週ごとに異なる場合があります。

サマーコースは2017年には7月10日~8月11日までの1か月間開催されました。短期間希望の方はオーディション時に応相談とのことです。

パシフィック ノースウエスト バレエスクール

1974年設立。全米トップ3のバレエ研修機関として知られている。シアトル校(301 Mercer St., Seattle, WA 98109)とベルビュー校(1611 136th Pl. NE., Bellevue, WA 98005)を合わせ、1,000人以上の生徒が所属する。オーディションなしで受けられる7歳までのChildren’s Division、8つのレベルに分かれたStudent Division、プロダンサーを目指すProfessional Divisionの3つのコースがある

中村かおりさんが踊るイリ・キリアン「小さな死」

2017/11/17

熊川哲也オーチャードホール芸術監督 特別企画 オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴~

2018年2月に、熊川哲也さんが企画した、世界の代表的なバレエ学校の生徒を集めたガラ公演「オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴~」が開催されます。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_balletgala.html


日本でも、海外留学を目指す生徒は増えるばかりですが、世界のバレエ学校の実力を目の当たりにする機会は限られています。日本のバレエ団が世界に誇れる水準の作品を生み出し、世界のバレエ界と肩を並べるレベルに達した日本。「いまやバレエの世界はボーダレス」と語るオーチャードホール芸術監督 熊川哲也が世界の若き才能を召集、今冬、オーチャードホールで次世代を担うダンサーの卵がその実力を競います。

279年の歴史を誇りニコライ・ツィスカリーゼが校長を務めるワガノワ・バレエ・アカデミー(ロシア)、
今世紀を代表する振付家ジョン・ノイマイヤーが校長を務めるハンブルク・バレエ学校(ドイツ)、
マニュエル・ルグリ率いる精鋭集団として注目されるウィーン国立バレエ団の付属校ウィーン国立歌劇場バレエ学校(オーストリア)、
イリ・キリアンのエスプリが息づくハーグ王立コンセルヴァトワール(オランダ)、
北米随一の実力と知られるカナダ国立バレエ学校(カナダ)、
そして多くの優秀なダンサーを世界中に輩出しているエリート校であるオーストラリアン・バレエ・スクール(オーストラリア)。

バレエ大国の6か国から国を代表する名門バレエ学校が一挙来日。プロのバレエ団でも頻繁に上演される各国を代表する振付家の作品を携え、しのぎを削ります。次世代のスターがここ日本で開花する瞬間をお見逃しなく。


2018/2/11(日・祝)13:00開演
2018/2/12(月・休)13:00開演

≪入学特別オーディション 同時開催決定≫
プロのダンサーを志す日本のバレエ学習者にさらなるチャンスを提供するため、公演に参加するバレエ学校への入学特別オーディションを開催いたします。オーディションで選ばれた方には各対象校の入学許可等が授与されます。
なお、オーディションは一般公開の予定です。世界に羽ばたく若き新鋭たちの挑戦をどうぞお楽しみに。

※応募要項など詳細は決定次第、Bunkamuraホームページにてお知らせいたします。

曲目・演目

ロシア:ワガノワ・バレエ・アカデミー (校長:ニコライ・ツィスカリーゼ)
 『フローラの目覚め』より“パ・ド・カトル”
 振付:マリウス・プティパ 音楽:R.ドリゴ
 『人形の精』より“パ・ド・トロワ”
 振付:S.レガート/N.レガート(改訂:ニコライ・ツィスカリーゼ) 音楽:R.ドリゴ

ドイツ:ハンブルク・バレエ学校
 (校長:ジョン・ノイマイヤー)
 『バッハ組曲2』より
 振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:J.S.バッハ

オーストリア:ウィーン国立歌劇場バレエ学校
 (校長:マニュエル・ルグリ)
 *演目未定

オランダ:ハーグ王立コンセルヴァトワール (校長:ヤン・リンケンス)
 『Evening Songs』より
 振付:イリ・キリアン 音楽:A.ドヴォルザーク
 『無言歌集』より
 振付:ハンス・ファン・マーネン 音楽:F.メンデルスゾーン

カナダ:カナダ国立バレエ学校
 (校長:メイビス・ステインズ)
 *演目未定

オーストラリア:オーストラリアン・バレエ・スクール (校長:リサ・パヴァーン)
 『VITAE』
 振付:マーガレット・ウィルソン 音楽:B.デスナー

スタッフ

総合監修:オーチャードホール芸術監督 熊川哲也

会場

Bunkamuraオーチャードホール

その他の情報

※5歳以上入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※特別録音音源を使用いたします。
※出演者・演目は2017年11月17日現在のものです。追加演目は決定次第、Bunkamura HPで発表致します。
※出演者の病気や怪我等、やむを得ない事情で変更になる場合がございます。公演中止の場合を除き、演目や出演者変更等に伴うチケットの払い戻しや変更はお受けできませんので、予めご了承ください。
※公演中止の場合の旅費、チケット送料等の補償は致しません。

[主催]
Bunkamura/TBS/WOWOW

チケット情報

料金
S¥10,800 A¥8,000 B¥6,000 (税込)

※5歳以上入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は固くお断り致します。

MY Bunkamura先行販売

2017/11/22(水)

一般発売

2017/11/25(土)

チケット発売についての詳細はこちらで
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_balletgala.html

******
今年、カナダ・ナショナル・バレエスクールで、アセンブリ・インターナショナルという4年に1度、世界中のバレエ学校の生徒と教師が集まるカンファレンスが開催されました。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2017/05/post-e396.html

今回の企画は、こちらの日本版に近いイメージなのではないかと思います。日本ではこのような試みは初めてだと思いますが、素晴らしい企画ですよね。欲を言えば、K-Balletスクールなど日本のバレエ学校との交流もあるとさらに良いと思います。熊川さんは、日本のバレエの未来をしっかりと見据えていますね。

なお、先日、今回参加するオランダ:ハーグ王立コンセルヴァトワールのヤン・リンケンス校長によるワークショップを取材しました。こちらのワークショップの内容はまた後日掲載しますが、ここで、今回上演されるハンス・ファン=マネン振付の『無言歌集』(Songs Without Words)というレパートリーを学ぶというもので、大変素晴らしいものでした。
http://shballet.jp/audition_info.html

KARAS APPARATUSアップデイトダンスNo.49「顔」 佐東利穂子ソロダンス/パリ・オペラ座バレエ「グラン・ミロワール」

パリ・オペラ座バレエでの創作をはじめとする秋のツアーを終えた、勅使川原三郎さんの新作「顔」が、KARAS APPARATUSで今週末より上演されます。

http://www.st-karas.com/news_jp/

今年の秋はオペラ座での新作「Grand miroir」やヨーロッパでの活動が中心だったため、東京での公演は8月の「月に吠える」以来、そしてKARAS APPARATUSでの公演は7月の「イリュミナリオン」以来となります。

パリ・オペラ座バレエでの「Grand miroir グラン・ミロワール」は、賛否両論はあったものの、多くの現地メディアに取り上げられて評判を呼びました。勅使川原さんの独特の舞踊語彙を見事に咀嚼して見せたマチュー・ガニオやジェルマン・ルーヴェ、ほぼ主役というべき役に抜擢されたリディ・ヴァレイエスの踊りは絶賛されました。エサ=ペッカ・サロネンの指揮、諏訪内晶子さんのヴァイオリン演奏も素晴らしかったとのことです。

勅使川原三郎振り付け新作「グラン・ミロワール」 パリ・オペラ座バレエ団、攻めの作品に熱い拍手
http://www.sankei.com/entertainments/news/171112/ent1711120004-n1.html


Grand miroirを勅使川原さんがリハーサルする映像

https://www.operadeparis.fr/magazine/lincessant-mouvement-de-la-vie

Grand miroirのほか、「アゴン」「春の祭典」も含めたリハーサル映像

ここでは本編の映像を少し観ることができます。
https://culturebox.francetvinfo.fr/danse/danse-contemporaine/de-balanchine-a-pina-bausch-un-resume-de-la-vie-a-l-opera-garnier-264345

10月11日にフランス・パリのフィルハーモニー・ド・パリにて行われた
勅使川原三郎さんと佐東利穂子が出演したアンサンブル・ピグマリオンの公演は、Cultureboxにて全編視聴することができます。(勅使川原さん、佐東さんが登場するのは38分過ぎから)

Bach - Cantatas BWV 31, 34, 51 & 191 by Raphael Pichon 1/7
https://culturebox.francetvinfo.fr/opera-classique/musique-classique/c-est-baroque/concerts/bach-par-raphael-pichon-a-la-philharmonie-1ere-partie-263439

そして待望の新作『顔』です。こちらは、佐東利穂子さんのソロダンスになります。

Kao1
photo : 左 / Saburo Teshigawara 右 / Mariko Miura


パリ・オペラ座、フィルハーモニー・ド・パリなど世界の大舞台で活躍するトップアーティストの至芸を、親密な空間で堪能できる貴重な機会です。今ダンサーとしての絶頂期にある佐東さんの、圧倒的で唯一無二の鮮烈なダンスをぜひ目撃してください。


アップデイトダンスNo.49 

「顔」

全身には顔というよく動くところがある 

気持ちが形として表れる

言葉よりも心の近くにあり
 
身体の他のどの部分より人をひきつけ

喜ばせ悲しませる 

精一杯に生きる姿が背中のようにあからさまに

               勅使川原三郎

アップデイトダンスNo.49
「顔」

演出・照明 勅使川原三郎
出演 佐東利穂子

【日時】2017年
11月18日(土)20:00
11月19日(日)16:00
11月20日(月)20:00
11月21日(火)20:00
11月22日(水)休演日
11月23日(祝)20:00
11月24日(金)20:00
11月25日(土)20:00
11月26日(日)16:00
開演30分前より受付開始、客席開場は10分前

【会場】カラス・アパラタス/B2ホール

【料金】(全席自由)
一般 予約 3000円 当日3500円 学生2000円(予約,当日共に)

【予約】メール updatedance@st-karas.com 
件名を「アップデイトNo.49」として、本文にご希望の日付・一般または学生・枚数・郵便番号・住所・氏名・?日中連絡のつく電話番号をご記入ください。

予約は各回前日の24時まで受け付けています。

【問合せ】TEL. 03-6276-9136

2017/11/16

バーミンガム・ロイヤル・バレエの来日公演2018年5月(コジョカル、エイマンゲスト出演)

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの来日公演の概要が、バレエの祭典会員宛てに送られてきました。

バーミンガムロイヤル・バレエ来日公演

<来日が予定される主なプリンシパル> 
ツォーチャオ・チョウ、マチアス・ディングマン、サマラ・ダウンズ、セリーヌ・ギッテンス、平田桃子
イアン・マッケイ、デリア・マシューズ、セザール・モラレス、ジェンナ・ロバーツ、タイロン・シングルトン

<ゲスト・アーティスト>
アリーナ・コジョカル (イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
マチアス・エイマン (パリ・オペラ座バレエ)


眠れる森の美女 (ピーター・ライト振付)

5月18日(金)18:30・20日(日)14:00 アリーナ・コジョカル/マチアス・ディングマン

5月19日(土) デリア・マシューズ/ブランドン・ローレンス、


リーズの結婚 (フレデリック・アシュトン振付)

5月25日(金)19:00 27日(日)14:00 平田桃子/エイマン

5月26日(土)14:00 セリーヌ・ギッテンス/タイロン・シングルトン


会場:東京文化会館

演奏 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

入場料 S:19000 A:17000 B:15000 D:9000 E:6000

https://www.brb.org.uk/the-company/dancers-and-ballet-staff


ゲストが豪華です。コジョカルは、ハンブルグ・バレエ来日公演「椿姫」に続けての来日。「リーズの結婚」はパリ・オペラ座バレエのレパートリーに入っており、エイマンもコーラス役を踊っていて当たり役です。

今回は佐久間奈緒さん、ツァオ・チーの来日がなさそうなのが残念です。が、厚地康雄さん、水谷実喜さん、渕上礼奈さんはきっと観られますよね。

芸術監督、デヴィッド・ビントレー振付作品も観たかったような気はしますが、英国バレエの伝統を継ぐ2作品なのできっと楽しい公演となることでしょう。


追記 名古屋公演のキャストも発表されていました。

2018年5月15日(火) 【開場】17:45 【開演】18:30
日本特殊陶業市民会館フォレストホール

「眠れる森の美女」

予定キャスト
オーロラ姫:サマラ・ダウンズ
王子:厚地康雄
管弦楽 セントラル愛知交響楽団

https://hicbc.com/event/nimf/41th/20180515/

ボリショイ・バレエ、コワリョーワとティッシが昇進

ボリショイ・バレエの公式サイトで、ファースト・ソリストのところに、イタリア出身のジャコポ・ティッシの名前が、そしてソリストのところに、2016年に入団して以来大きな役に抜擢されてきているアリョーナ・コワリョーワの名前があります。

https://www.bolshoi.ru/en/persons/ballet/all/

コワリョーワは非常に長身のバレリーナで、ワガノワ・アカデミーを卒業。マリインスキー・バレエには採用されずにエイフマン・バレエに入団しようとしていたところ、ボリショイ・バレエのオーディションを受けて入団しました。
https://www.bolshoi.ru/persons/ballet/3306/

抜擢が続いており、今年6月の来日公演では『ジゼル』のミルタ役を始めて踊りました。7月のリンカーンセンターフェスティバルの『ジュエルズ』では「ダイヤモンド」の主役を、やはり今回昇進したティッシと共に踊っています。また、『白鳥の湖』のオデット/オディールを入団2年目にして踊りました。非常に背が高いのでパートナー選びには苦労しているところもありますが、愛らしい容姿に長い手脚の美しいダンサーです。ボリショイでの教師は、オルガ・チェンチコワです。

ティッシは2014年にミラノ・スカラ座学校を卒業後ウィーン国立バレエを経てミラノ・スカラ座バレエに入団。ミラノ・スカラ座でアレクセイ・ラトマンスキー振付の『眠れる森の美女』を上演した際、スヴェトラーナ・ザハロワの相手役を務める予定だったセルゲイ・ポルーニンが降板し、代役としてザハロワと共演しました。ボリショイの芸術監督ワジーエフの目に留まり、ボリショイ・バレエに移籍するも、2016年はほぼ出演はありませんでした。しかし今年に入って、リンカーンセンターフェスティバルの『ジュエルズ』では「ダイヤモンド」の主役を踊り、また『エチュード』、『白鳥の湖』などにも主演しています。1995年生まれの若いダンサーで、長身でハンサムな容姿の持ち主です。現在、アレクサンドル・ヴェトロフに指導を受けているとのことです。
https://www.bolshoi.ru/persons/ballet/3575/

彼らのほか、ブラジル出身のデヴィッド・モッタ=ソアレスや、今年入団した千野円句さんなど、ワジーエフは若いダンサーを積極的に主演に起用しているようです。

«日本フィル、アレクサンドル・ラザレフがストラヴィンスキーの日本初演「ペルセフォーヌ」を語る