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すべてのバレエ愛好家に捧ぐ 世界初の図鑑が11月発売!『バレエ大図鑑』

河出書房新社より、11月上旬に『バレエ大図鑑』が発売されます。

http://web.kawade.co.jp/bungei/2685/

Ballet-the-definitive-illustrated-story

英国ロイヤル・バレエ、K-Ballet Companyのプリンシパルとして活躍し、先日イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールの校長に就任した名バレリーナ、ヴィヴィアナ・デュランテ監修による、バレエのすべてを網羅したと言ってもいい図鑑です。バレエの誕生から今までの歴史、主要なバレエ作品、ダンサーや作品を年代順に取り上げたほか、特に有名なバレエ作品については詳細にストーリーラインも時系列で図版を多用して解説。これ一冊でバレエについての基礎知識が身につきます。

英国で出版された本なので、イギリス中心にはなっていますが、もちろんロシア・バレエ、バレエ・リュス、パリ・オペラ座やアメリカのバレエ等も掲載されています。『冬物語』や『クローマ』など最近の作品の解説もあり、写真も豊富に掲載されていて、とても美しい一冊になっています。

こちらの本ですが、私が今回日本語版の監修をさせていただきました。大変な作業でしたが、とても楽しかったです。一年前から取り組んでいたので、本が完成したのはとても嬉しいです。見本はすでに手元に届いていますが、とても豪華で、ページをめくるとわくわくします!定価が高いのですが、一家に一冊、という感じでぜひ手に取っていただければと思います。

すべてのバレエ愛好家に捧ぐーー

画期的な切り口でバレエのすべてを網羅した世界初の図鑑!

【本書の特徴】
●バレエの誕生から現代まで、バレエの歴史に沿って、70以上の重要作品を 世界的視点で完全網羅
●チャイコフスキー、ストラヴィンスキーといった作曲家、プティパからバランシン、 マシュー・ボーンまで主要な振付家、ニジンスキー、マーゴ・フォンテーン、ルドルフ・ ヌレエフからカルロス・アコスタまで歴史に名を残すダンサーたちーー
総勢80名以上の主要人物たちを、その生涯や作品、歴史的影響まで徹底紹介
●英国ロイヤル・バレエのプリンシパルとして世界的人気を誇ったバレリーナ、 ヴィヴィアナ・デュランテが全面監修

◆目次◆
バレエの誕生 1550~1830年
ロマンティック・バレエ 1830~1860年
クラシック・バレエ 1860~1905年
モダン・バレエ 1905~1945年
バレエの国際化 1945~1975年
今日のバレエ 1975年~現在

ヴィヴィアナ・デュランテ=総監修  森菜穂美=日本語版監修

■体裁:B4変形(301mm×252mm)/上製本/360ページ/オールカラー

■定価:13,800円(税別)

■2019年11月上旬発売予定

ちなみに、表紙の美しい脚は、ロイヤル・バレエの金子扶生さんのものです。書籍の中には、金子さんの美しい撮り下ろし写真が何枚も掲載されています。

 


バレエ大図鑑

バレエ大図鑑
posted with amazlet at 19.10.12

河出書房新社
売り上げランキング: 125,375

 

2019/12/12

マシュー・ボーンの『赤い靴』日本公演決定

バレエ映画の金字塔であるマイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督の『赤い靴』、そしてアンデルセンのおとぎ話をもとに奇才マシュー・ボーンが2016年に発表した『赤い靴』の来日公演が決定しました。

Main

https://horipro-stage.jp/stage/redshoes2020/

ローレンス・オリヴィエ賞では2部門(ベスト・エンターテインメント賞/ベスト・コレオグラフィー賞)を獲得し、北米ツアーを行ったほか現在も英国ツアーの一環としてサドラーズ・ウェルズ劇場で上演中の話題作がやってきます。

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(C) photo by Johan Persson

■演出・振付:マシュー・ボーン
■原作:映画「赤い靴」(監督:マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー)および、 ハンス・クリスチャン・アンデルセンによる同名童話
■音楽:バーナード・ハーマン
■出演:ニュー・アドベンチャーズ

<ストーリー>

踊るために生まれてきたヴィクトリア・ペイジは才能を見出され、バレエ団のスターとして人気を博すようになる。世界一のプリマを目指すバレリーナ ヴィクトリアと、彼女を育てるために情熱を注ぐ辣腕プロデューサー レルモントフ。2人の夢は順調に実現に向かっているようにみえた。


しかし彼女が作曲家 ジュリアン・クラスターと恋に落ちた時、運命の歯車が狂い始める—

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(C) photo by Johan Persson

<東京公演>
期間:2020年6月17日(水)~6月28日(日) <全16回>
会場:東急シアターオーブ
主催:ホリプロ/TBS/BS-TBS

※東京公演のみ

2016年、 母国イギリスよりナイトの称号を得たマシュー・ボーンは、 「長年かかえている野望」として「赤い靴」の舞台化を挙げていた。 インタビューではこう語っている。 「映画「赤い靴」は、 私が初めて観たバレエです。 それは怪しくもあり、 また素晴らしいバレエの世界を教えてくれるものでもありました。 バレエとはとても魅力的なものに思え、 歴史というパズルのひとかけらをありありと見た気がしたのです」

ニューアドベンチャーズの公式サイト

https://new-adventures.net/the-red-shoes

ロイヤル・バレエのプリンシパル、モイラ・シアラーが主演し、バレエ・リュスの振付家・ダンサーであるレオニード・マシーンも出演した映画版の『赤い靴』は不朽の名作で、特に15分間にわたる、妖しく幻想的なダンスシーンの美しさ、素晴らしさは映画史上に残る名場面です。バレリーナが恋を選ぶのか、踊ることを選ぶのか、決断を迫られ、そして決して脱げない赤い靴で踊り続けて悲劇的な結末を迎える本作には、普遍的なテーマがあります。

現在ロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場にて1月19日まで公演中の本作は、その後英国内のツアーを6月6日まで行い、来日します。来日キャストは現在のところ発表されていませんが、英国でのキャストはこちらです。アシュリー・ショー、コ―デリア・ブレイスウェイト、ドミニク・ノース、グレン・グラハム、リアム・ムーアなどおなじみのダンサーの他、サドラーズ・ウェルズ劇場公演限定で、レルモントフ役で、あのアダム・クーパーが出演しています。クーパーが来日するかどうかが気になるところですね。

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(C) photo by Johan Persson

【プレミアム会員先行】2020/1/18(土)9:00~1/24(金)23:59

【一般発売】2020/2/29(土)

【抽選先行】2020/1/25(土)10:00~2/2(日)23:59

【先着先行】
2020/2/8(土)10:00~2/27(木)23:59

<お問い合わせ>
ホリプロチケットセンター 03-3490-4949(平日10:00~18:00 / 土10:00~13:00 / 日祝休)

https://horipro-stage.jp/stage/redshoes2020/

 

2019/12/11

NHKバレエの饗宴2020

日本を代表するバレエ団、バレエダンサーが一堂に会する NHKバレエの饗宴2020の概要が発表されています。

https://www.nhk-p.co.jp/ballet/img/news/ballet_2020_chirashi.pdf

2020年4月5日(日)
開場:午後1時
開演:午後2時
終演予定:午後5時

公演概要

https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0335787/index.html

キム・セジョン&清瀧千晴&福岡雄大  Canon in D major

カンパニーの垣根を越えてトップダンサー3人が集結!
気鋭振付家の作品に挑む!

【振付】イリ・ブベニチェク
【音楽】パッヘルベル、オットー・ブベニチェク
【出演】
キム・セジョン(東京シティ・バレエ団ファーストアーティスト)
清瀧千晴(牧阿佐美バレヱ団プリンシパル)
福岡雄大(新国立劇場バレエ団プリンシパル)

倉永美沙&アンジェロ・グレコ(サンフランシスコ・バレエ団プリンシパル) 
「くるみ割り人形」からグラン・パ・ド・ドゥ

クラシック・バレエの神髄ここにあり!
アメリカバレエ界のスターがバレエの饗宴初登場!

【振付】ヘルギ・トマソン
【音楽】チャイコフスキー

貞松・浜田バレエ団  CACTI 

奇才エクマンが切り開くダンスの新たなる地平!
舞台に立ち現れるまだ誰も見たことのない異空間。
【振付】アレクサンダー・エクマン
【音楽】ハイドン、ベートーベン、シューベルト、ステイン
【出演】未定

谷桃子バレエ団 「海賊」ハイライト

プティパの隠れた名作が現代に甦る!
大迫力シーンの連続、力漲る冒険活劇!
【振付】エルダー・アリエフ(プティパ版に基づく)
【音楽】アダン、ドリーブ、ドリゴ、シェーリ
【出演】永橋あゆみ、佐藤麻利香、今井智也、三木雄馬 ほか

森田愛海&デヴィッド・ムーア(シュツットガルト・バレエ団プリンシパル)
「白鳥の湖」から黒鳥のパ・ド・ドゥ

ドイツ伝統のバレエ団で最高位に上り詰めた逸材が
バレエの饗宴初登場!
【振付】ジョン・クランコ(古典版に基づく)
【音楽】チャイコフスキー

ダンサーのプロフィールはこちら

https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0335787/20191206183507857.pdf

【指揮】井田勝大
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

S席12,000円
A席 9,000円
B席 6,000円
C席 3,000円
(全席指定・消費税込)
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。

2020年1月25日(土)午前10時 発売開始

・ローソンチケット(Lコード 35275)
https://l-tike.com/nhkb【インターネット・携帯受付】
※PC、スマートフォンは座席選択可(1月26日(日)午前0時より)
0570-000-407【オペレーター受付】(午前10時~午後6時)
ローソン、ミニストップ【店頭販売】

・チケットぴあ (Pコード 498-965)
https://pia.jp/t/【インターネット受付】
0570-02-9999【音声応答電話予約・要Pコード】(無休)
チケットぴあ、セブンイレブン【店頭販売】
※PC、スマートフォン、店頭販売は座席選択可(発売開始1時間後より)
※毎週火・水の午前2時30分~5時30分はシステムメンテナンスのため受付休止

・e+(イープラス)
https://eplus.jp/【インターネット受付】
ファミリーマート【店頭販売】
※PC、スマートフォン、店頭販売は座席選択可

・カンフェティ
http://confetti-web.com/【インターネット受付】
※PC、スマートフォンは座席選択可
0120-240-540【オペレーター受付・通話料無料】(平日 午前10時~午後6時)
03-6228-1630【携帯、PHSからのご利用の場合】

・チャコットweb
https://www.ch-ecommerce.com
※S席のみ販売、座席選択不可

「クラシック音楽館」[日曜]午後9時~(放送日未定)【Eテレ】
「8K バレエの饗宴(仮)」(放送日時未定)【BS8K】
※放送日は決まり次第、発表します。

*********

今年はバレエ団としての参加が貞松・浜田バレエ団と谷桃子バレエ団と少ないのですが、意欲的な取り組みがあります。

まずは、イリ・ブベニチェク振付の名作Canon in D majorを、福岡雄大、清瀧千晴、キム・セジョンとそれぞれのバレエ団を代表するダンサーが、バレエ団の枠を超えて共演すること。Canon in D majorは今までも、ロベルト・ボッレ、マチュー・ガニオ、アレクサンドル・リアブコなどトップダンサーが踊ってきた音楽性豊かな美しい作品なので、それをこの三人がどのように踊るか、とても注目されます。

 

また、貞松・浜田バレエ団が、アレクサンダー・エクマンの「CACTI」を踊るのも楽しみです。「CACTI」はNDT、ウィーン国立バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダ、パシフィック・ノースウェスト・バレエなど世界中のバレエ団で踊られている人気作品。ユーモラスで身体能力の高さが求められます。貞松・浜田バレエ団は、オハッド・ナハリンや森優貴作品などコンテンポラリー作品に強いバレエ団なので、これまたとても楽しみです。
,

パ・ド・ドゥが2つなのはちょっと比率的に多いかな、と思いますが、押しも押されぬ大スターの倉永美沙さん、まだ本格的に日本で主役を踊っていないシュツットガルト・バレエのプリンシパル森田愛海さんと、大変期待される二人です。今回はかなり冒険した構成だと思いますが、成功してほしいですね。

2019/12/03

WOWOWで連続ドラマ「ボリショイ・バレエ 運命のスワン~ユリアとカリーナ」他ボリショイ・バレエ特集

12月のWOWOWは、「特集 ボリショイ・バレエの世界」が放映されます。
https://www.wowow.co.jp/special/015608

中でも注目は、「ボリショイ・バレエ 連続ドラマ 運命のスワン~ユリアとカリーナ」
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ロシアの名門、ボリショイ劇場のバレエアカデミーで頂点を目指す2人の少女の姿を描き、2018年に日本で公開された映画『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』が連続ドラマとなって生まれ変わります。世界的トップダンサーが集結し、本格的なバレエシーンの迫力とひたむきな少女たちの闘いを描いたバレエ・エンターテインメント。


ボリショイ劇場が擁するバレエアカデミーに入学した貧しい炭鉱町で生まれたユリア(マルガリータ・シモノヴァ)と、裕福な家庭に生まれたカリーナ(アンナ・イサエヴァ)。カリーナの踊りは優雅にひときわ輝き、期待のエリートとして一躍プリマ候補になる。一方で、ユリアの隠された跳躍力や表現力を、かつての伝説のプリマで講師のガリーナ先生(アリーサ・フレインドリフ)だけは見抜き、才能を伸ばそうとする。境遇もスタイルもすべて正反対の2人がプリマを目指し、恋とバレエを競い合う。最後に主役の座をつかむのは?

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「ボリショイ・バレエ 連続ドラマ 運命のスワン~ユリアとカリーナ」は、映画版をドラマシリーズとして再構成しており、二人の少女時代から「白鳥の湖」に主演するまでを時系列に沿ってたっぷりと描いており、大河ドラマのような展開となっています。バレエシーンも長くしており、二人のバレエ・ライフの細かなディテールもその場に立ち会っているような臨場感になっているそうです。もちろん、本物のボリショイ劇場での撮影も行われています。

映画「ボリショイ・バレエ 二人のスワン」は、ロシア映画祭のプレミア上映で観ていますが、二人の生い立ちからライバル関係までもが、まるでバレエマンガのようにドラマティックに描かれていて、とても面白い作品でした。主演の二人ですが、ユリア役のマルガリータ・シモノヴァはポーランド国立バレエ団の現役ソリスト、カリーナ役のアンナ・イサエヴァはボリショイ・バレエ・アカデミーを卒業してクレムリン・バレエで踊っており、二人とも本格的なダンサーなので、バレエシーンも見ごたえあります。

また、第4話には、パリ・オペラ座の人気エトワールで今はスウェーデン王立バレエの芸術監督であるニコラ・ル=リッシュが、ゲスト出演するスターダンサー役として出演して踊っており、ユリアに人生の啓示を与えるという重要な役割を果たしているのも注目すべき点です。

さらに、ガリーナ先生役のアリーサ・フレインドリフは、タルコフスキーの「ストーカー」にも主要な役で出演している、ロシアを代表する国民的な名優です。

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第1話 炭鉱の街 12/25(水)よる7:45 ※無料放送 リピート放送あり 12/28(土)午後3:00

第2話 モスクワ 12/28(土)午後4:00

第3話 恋と葛藤 12/28(土)午後5:00

第4話 運命の行方 12/28(土)よる6:00


ボリショイ・バレエ団「白鳥の湖」主演スヴェトラーナ・ザハーロワ 12/25(水)よる8:45 (共演:デニス・ロヂキン)
ボリショイ・バレエ団「眠れる森の美女」主演スヴェトラーナ・ザハーロワ 12/28(土)午後0:30 (共演:デヴィッド・ホールバーグ)
が放映されます。

 

また、特集以外にも、12月には、
ベジャールの「ザ・カブキ」 東京バレエ団 ミラノ・スカラ座公演 12/18(水)午前4:30
モーリス・ベジャール・バレエ団&東京バレエ団 特別合同ガラ 12/18(水)午前6:40
モーリス・ベジャール・バレエ団 テム・エ・ヴァリアシオン 12/18(水)午前8:30
パリ・オペラ座バレエ団「シンデレラ」 12/23(月)午前11:45 (カール・パケットの引退公演)
英国ロイヤル・バレエ団「くるみ割り人形」 12/24(火)よる7:00 ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ主演
そして映画では
「マチルダ 禁断の恋」  12/8(日)深夜3:00 プリマ・バレリーナ・アッソールタのマチルダ・クシェシンスカヤとニコライ2世の愛を描く

 

と、本当にバレエファンには見逃せない番組ばかりです。

 

さらに年明け1月には、
マリインスキー・バレエ団「ガラ・プティパ」 1/3(金)よる6:45 「真夏の夜の夢」2幕、「眠れる森の美女」3幕ほか
マリインスキー・バレエ団「海賊」 1/3(金)よる9:00 ソーモワ、アスケロフ、キム、バトーエワ出演
英国ロイヤル・バレエ団「眠れる森の美女」  1/7(火)午前10:00 ヌニェス、ムンタギロフ出演
マリインスキー・バレエの「海賊」は初放映なだけでなく、DVDも発売されていませんので、こちらも必見ですね。
WOWOWでバレエ三昧、幸せな年末年始となりそうです。

2019/11/30

Alexandre Magazineに、ミハイロフスキー劇場バレエ、ジュリアン・マッケイのインタビュー&フォト

11月21-24日まで開催されていたミハイロフスキー劇場バレエの来日公演。『パリの炎』(メッセレッル)、『眠りの森の美女』(ドゥアト)と日本初演作品2本で、とても充実した公演でした。両作品とも舞台装置がとてもゴージャスで、特にドゥアト版『眠りの森の美女』のパステルカラーの洗練されて愛らしくセンスの良い装置や衣装はまさに夢の世界。

パフォーマンスも、ヴォロンツォワ、ソボレワ、ペレン、ボンダレンコ、ザイツェフ、レベデフ、ラティポフが大活躍。ロシアのトップカンパニーならではの美しくアカデミックなテクニックを持ったエレガントなダンサー揃いです。個人的には、同世代のロシアの王子の中ではトップクラスに成長したレベデフが観られたのが嬉しかったです。カンパニーもクオリティが高く、懐かしいベテランの健在ぶりと、美しいプロポーションを備えた若手ダンサーたちも観られて、大満足でした。

その中で今回大きな話題を呼んだのが、わずか21歳ながら『パリの炎』に主演し、王子そのものの外見とは裏腹の情熱的な演技と気迫、柔軟で美しい身体としっかりとした技術を持ち合わせた新星、ジュリアン・マッケイ。今回が初来日となりましたが、Instagramに渋谷の街に天使のように舞い降りた写真が投稿されるや否や、大センセーションを呼びました。

光藍社さんの公式サイトでも、電話でジュリアンにインタビューをさせていただきましたが、Alexandre Magazineでは、来日直後に彼と、弟のニコラスにインタビューをし、また井上ユミコさんが最新のモードに身を包んだジュリアンを撮影。この若さとは思えない思慮深く行動力抜群のジュリアンの言葉、そして尖ったセンスも着こなせる彼の突き抜けた魅力をお楽しみください。

https://www.alexandremagazine.com/011

 

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(C) Yumiko Inoue

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(C) Yumiko Inoue

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(C) Yumiko Inoue

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(C) Yumiko Inoue

ジュリアンと弟のニコラスはとても仲が良く、ジュリアンの写真を撮らせたらニコラスほど美しく撮る人はいないと感じていましたが、こちらの井上さんの写真も素敵です。本当に感じの良い好青年そのものの二人でした。

そしてインタビューや撮影の間中も、いかにこの兄弟が二人三脚であるかということを実感しました。二人はマッケイ・プロダクションズと言うプロダクションカンパニーを設立し、様々な企画を進めて行くとのことです。また、ウラジーミル・シクリャーロフ(マリインスキー・バレエ)とも契約を結んだり、美術展を企画したり、地元モンタナでバレエフェスティバルを開催するなど、この若さで驚くべきしっかりとしたビジョンと行動力を持ち合わせています。今回は初来日でしたが、また近いうちに日本でまた観られる予感がしますね。これからの彼らの活躍が楽しみです。

(後日ムービーも追加されますので、お楽しみに!)

2019/11/29

「バレエの王子になる!“世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春」地上波再放送とギャラクシー賞受賞

ワガノワ・バレエ・アカデミーの最終学年、ニコライ・ツィスカリーゼのクラスに在籍する4人の男子生徒を追ったドキュメンタリー

「バレエの王子になる!“世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春」


BSで放映された時にご覧になった方も多いと思いますが、プロを目指して研鑽を積む4人の生徒のひたむきな姿―ディプロマ試験、就職試験、そして卒業公演に向けて稽古を重ねる様子、二コライ・ツィスカリーゼの厳しくも愛情あふれる指導と強烈なキャラクターが忘れがたい、とても面白いドキュメンタリーでした。ツィスカリーゼの数々の毒舌と名言も、とても面白かったです。

好評につき何度も再放送されているこのドキュメンタリーですが、ついに地上波でも放映されます。

https://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2019-11-30/31/18821/2625258/

11月30日(土) 午後2時00分~NHK Eテレ 

BSがご覧になれなかった方は、ぜひこちらで。大澤ホロウィッツ有論、マイケル・バルキジーシャ、マルコ・ユーセラ、そしてキリル・ソコロフスキーという前途有望な三人の姿を目撃してください。 (BS1でも、【BS1】1/2(木)時間未定ですが予定されています)

なお、最優秀生徒だったマイケル・バルキジーシャは、早くもマリインスキー・バレエの「白鳥の湖」でパ・ド・トロワを踊っています。https://www.mariinsky.ru/en/playbill/playbill/2019/9/22/1_1200

キリル・ソコロフスキーは、先日のワールド・バレエ・デーのボリショイ・バレエの中継のクラスレッスンに映りこんでいました。

最近の彼のインタビュー記事です。「白鳥の湖」のワルツでのパ・ド・カトルはすでに6回踊っているそう。

https://www.lapersonne.com/en/post/kirill-sokolovskij/

 

さて、この「バレエの王子になる!“世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春」ですが、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰する賞である ギャラクシー賞、テレビ部門に入賞しました。バレエ関連の番組がこの賞を受賞したことはなかったかもしれません。

https://houkon.jp/galaxy-award/

なお、この番組は、英語版がNHK-Worldでストリーミングされており、海外からもオンデマンドで視聴することができます。

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/3004617/

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/3004618/

2019/11/20

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2019 - 2020/開幕イベント

ライブ・ビューイング・ジャパンでは、毎年好評の『ボリショイ・バレエ団』の舞台公演映像を楽しめる「ボリショイ・バレエ inシネマ Season2019-2020」を、今シーズンも1218日(水)を皮切りに全7作品、全国の映画館にて毎月第3水曜日に各作品1回限定上映します。

https://liveviewing.jp/contents/bolshoi-cinema2019-20/

今シーズンはボリショイのレパートリーの中でも最も人気の高い作品を厳選しています。

「海賊」の異国情緒あふれる冒険物語から「ライモンダ」のロマンス、そして「くるみ割り人形」では魔法の世界へ、「ロミオとジュリエット」の悲恋など全作を通して最高に美しい物語の数々がボリショイのステージで繰り広げられます。

新キャストによる「白鳥の湖」はもちろんのこと、アレクセイ・ラトマンスキーの新版「ジゼル」が観客を魅了します。最後はバランシンの作品「ジュエルズ」の煌めきで、シーズンを美しく締めくくります。

「ボリショイ・バレエ in シネマ」は、海外では今年10周年を迎え、これまでに世界中で38公演/70カ国/1,700館の上映を誇り、延べ35万人を動員しております。モスクワのボリショイ劇場で鑑賞しているような臨場感溢れた舞台、そして本企画ならではのお楽しみであるバックステージ独占映像と幕間の出演者インタビューは、ボリショイ劇場に足を運んでも視聴できない貴重な体験です。

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2019–2020

 ◆上映作品および日時◆

※期間中、毎月第3水曜日1900分から上映いたします※

※作品の詳細は、ライブ・ビューイング・ジャパン 「ボリショイ・バレエ in シネマ 日本公式サイト」 http://bolshoi-cinema.jp/ をご覧ください。

2019年12月18日(水)19:00~ くるみ割り人形 ※201812月収録 出演:マルガリータ・シュライナー(マリー)、セミョーン・チュージン(くるみ割り人形)、デニス・サーヴィン(ドロッセルマイヤー)

2020年1月15日(水)19:00~ 海賊 ※201710月収録 エカテリーナ・クリサノワ(メドーラ)、イーゴリ・ツヴィルコ(コンラッド)、デニス・サーヴィン(ビルバント)、ネッリ・コバヒッゼ(ズルメア)、デニス・ロヂキン(扇の踊りのソリスト)

2020年2月19日(水)19:00~ ロミオとジュリエット ※20181月収録 エカテリーナ・クリサノワ(ジュリエット)、ウラディスラフ・ラントラートフ(ロミオ)、イーゴリ・ツヴィルコ(マキューシオ)、ドミトリー・ドロコフ(ベンヴォーリオ)ヴィタリ―・ビクティミロフ(ティボルト)

2020年3月18日(水)19:00~ ライモンダ ※2019年 新収録 オルガ・スミルノワ(ライモンダ)、アルテミー・ベリャコフ(ジャン・ド・ブリエン)、イーゴリ・ツヴィルコ(アブデラーマン)

2020年4月15日(水)19:00~ 白鳥の湖 ※2020年 新収録 

2020月5月20日(水)19:00~ ジゼル ※2020年 新収録・新プロダクション

2020月6月17日(水)19:00~ ジュエルズ ※2020年 新収録

◆会場◆ 

北海道 | ユナイテッド・シネマ札幌

宮城県 | TOHOシネマズ 仙台

東京都 | TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 新宿、T・ジョイ PRINCE 品川、109シネマズ二子玉川、

TOHOシネマズ 府中

神奈川県 | 横浜ブルク13、TOHOシネマズ 川崎

千葉県 | シネマイクスピアリ

埼玉県 | ユナイテッド・シネマ浦和

新潟県 | ユナイテッド・シネマ新潟

愛知県 | ミッドランドスクエア シネマ

大阪府 | 大阪ステーションシティシネマ

京都府 | MOVIX京都

兵庫県 | 神戸国際松竹

岡山県 | TOHOシネマズ 岡南

福岡県 | T・ジョイ博多

熊本県 | ユナイテッド・シネマ熊本

※開場時間は映画館によって異なります。

※大阪府の映画館では、条例により終映が22時を過ぎる場合、 18歳未満の方は保護者同伴でもご入場いただけません。予めご了承下さい。

新収録の第一弾、ライモンダの予告編

 

12/7(土)開幕イベント開催決定!

『ボリショイ・バレエの魅力を探る~「ボリショイ・バレエinシネマ season 2019-2020」の楽しみ方~』

舞踊評論家の村山久美子さんが世界でも有数のバレエカンパニーであるボリショイ・バレエの魅力を紐解く講座です。

日時:127日(土)13:30-15:00   講師:村山久美子  受講料:2,000円(税別)

会場:渋谷インフォスタワー内アミューズ会議室(東京都渋谷区桜丘町20-1

お申し込み  https://bolshoi-cinema-event.peatix.com

主催:アミューズ 協力:ライブ・ビューイング・ジャパン

ボリショイ・バレエの映画館中継は今年10周年です。ダンサーの皆さんからのお祝い動画

2019/11/16

2019年英国ナショナル・ダンス・アワードのノミネート発表

2019年英国ナショナル・ダンス・アワードのノミネート発表がありました。

これは、2018年の9月1日から2019年8月31日までに英国内で行われた公演から選ばれる英国批評家協会の賞で、30人以上の批評家が参加して決められます。今年は418の候補から、以下のノミネートが決まりました。

注目される点としては、傑出した男性モダン・ダンサー賞のノミネートで、「白痴」の勅使川原三郎さん(The Print Room at the Coronet)が選ばれていることです。英国のバレエカンパニーに所属する日本人ダンサーがノミネートされることは時々ありますが、ツアー公演で、しかも現代作品で選ばれることはめったにありません。

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ノミネート数では、英国ロイヤル・バレエが15(プラス、ロイヤル・バレエのダンサーが外部の公演に出演してノミネートされたのが3)、ENBが6、スコティッシュ・バレエとニュー・アドベンチャーズが4ずつ、なぜかバーミンガム・ロイヤル・バレエは音楽監督のコーエン・ケッセルズのみでした。ノミネートのうち11は海外からのツアー公演です。

プロダクションとしてのノミネートでは、アーサー・ピタが振付け、ナタリア・オシポワが主演した「マザー」が3部門でノミネートされています。また、3つの異なった「ロミオとジュリエット」のプロダクションがそれぞれいろんな部門でノミネートされています。

また、振付部門では5つのノミネートのうち4人が女性振付家であることは興味深いところです。

 

DANCING TIMES AWARD FOR BEST MALE DANCER 最優秀男性ダンサー
Alexander Campbell (The Royal Ballet) アレクサンダー・キャンベル(ロイヤル・バレエ)
Jeffrey Cirio (English National Ballet) ジェフリー・シリオ(ENB)
Israel Galván (Compañia Israel Galván) イスラエル・ガルヴァン
Vadim Muntagirov (The Royal Ballet) ワディム・ムンタギロフ(ロイヤル・バレエ)
Marcelino Sambé (The Royal Ballet) マルセリーノ・サンベ(ロイヤル・バレエ)

 

BEST FEMALE DANCER 最優秀女性ダンサー 
Sara Baras (Ballet Flamenco Sara Baras/Flamenco Festival) サラ・バラス
Francesca Hayward (The Royal Ballet) フランチェスカ・ヘイワード(ロイヤル・バレエ)
Katja Khaniukova (English National Ballet) カーチャ・ハニュコワ(ENB)
Laura Morera (The Royal Ballet) ラウラ・モレーラ(ロイヤル・バレエ)
Marianela Nuñez (The Royal Ballet) マリアネラ・ヌニェス(ロイヤル・バレエ)

 

STEF STEFANOU AWARD FOR OUTSTANDING COMPANY 傑出したカンパニー
Mark Morris Dance Group マーク・モリス・ダンス・グループ
Northern Ballet ノーザン・バレエ
The Royal Ballet ロイヤル・バレエ
San Francisco Ballet サンフランシスコ・バレエ
Scottish Ballet スコティッシュ・バレエ
 

BEST INDEPENDENT COMPANY 最優秀インディペンデント・カンパニー
Ballet Black バレエ・ブラック
James Cousins Company
National Dance Company Wales
Shobana Jeyasingh Dance
Yorke Dance Project
 

BEST CLASSICAL CHOREOGRAPHY クラシック振付賞
Patricia Guerrero for Catedral (Flamenco Festival) パトリシア・グエーロ「カテドラル」(フラメンコ・フェスティバル)
Cathy Marston for Victoria (Northern Ballet) キャシー・マーストン「ヴィクトリア」(ノーザン・バレエ)
Helen Pickett for The Crucible (Scottish Ballet) ヘレン・ピケット「クルーシブル(るつぼ)」(スコティッシュ・バレエ)
Stina Quagebeur for Nora (English National Ballet) スティナ・クァジバー「ノラ」(ENB)
Alexei Ratmansky for Shostakovich Trilogy (San Francisco Ballet) アレクセイ・ラトマンスキー「ショスタコーヴィチ3部作」(サンフランシスコ・バレエ)
 

BEST MODERN CHOREOGRAPHY 現代振付賞
Matthew Bourne for Romeo + Juliet (New Adventures) マシュー・ボーン「ロミオとジュリエット」(ニュー・アドベンチャーズ)
William Forsythe for A Quiet Evening of Dance (William Forsythe/Sadler’s Wells) ウィリアム・フォーサイス「A Quiet Evening of Dance」(ウィリアム・フォーサイス/サドラーズ・ウェルズ)
Shobana Jeyasingh for Contagion (Shobana Jeyasingh Dance) Shobana Jeyasingh Contagion」
Arthur Pita for The Mother (Alexandra Markvo/Bird & Carrot) アーサー・ピタ「マザー (Alexandra Markvo/Bird & Carrot)
Pam Tanowitz for Four Quartets (Pam Tanowitz Dance) パム・タノヴィッツ「フォー・カルテット」
 

EMERGING ARTIST AWARD 新人アーティスト賞
Jemima Brown (Dancer, Tom Dale Company & James Cousins Company) ジェマイマ・ブラウン(ダンサー Tom Dale Company & James Cousins Company)
Salomé Pressac (Dancer, Rambert) Salomé Pressac (ダンサー、ランベール)
Mthuthuzeli November (Choreographer, Ballet Black) Mthuthuzeli November (振付家、バレエ・ブラック)
Stina Quagebeur (Choreographer, English National Ballet) スティナ・クァジバー (振付家、ENB)
Joseph Sissens (First Artist, The Royal Ballet) ジョセフ・シセンズ(ダンサー、ロイヤル・バレエ)
 

OUTSTANDING FEMALE MODERN PERFORMANCE 傑出した女性モダン・ダンサー
Avatâra Ayuso in No Woman’s Land (AVA Dance Company) Avatâra Ayuso 「No Woman’s Land
Cordelia Braithwaite  as Juliet in Romeo + Juliet (New Adventures) コ―デリア・ブレイスウェイト「ロミオとジュリエット」(ニューアドベンチャーズ)
Jemima Brown in Epilogues (James Cousins Company) ジェマイマ・ブラウン 「Epilogues」 (James Cousins Company)
Natalia Osipova in the title role as The Mother (Alexandra Markvo/Bird & Carrot) ナタリア・オシポワ「マザー」 (Alexandra Markvo/Bird & Carrot)
Solène Weinachter as Juliet in Juliet & Romeo (Lost Dog) Solène Weinachter 「ジュリエット&ロミオ」(Lost Dog)

OUTSTANDING MALE MODERN PERFORMANCE 傑出した男性モダン・ダンサー
Mathew Ball as the Swan/Stranger in Matthew Bourne’s Swan Lake (New Adventures) マシュー・ボール「マシュー・ボーンの『白鳥の湖』(ニュー・アドベンチャーズ)
Jonathan Goddard in The Mother (Alexandra Markvo/Bird & Carrot) ジョナサン・ゴダード「マザー」 (Alexandra Markvo/Bird & Carrot)
Liam Mower as the Prince in Matthew Bourne’s Swan Lake (New Adventures) リアム・ムーア「マシュー・ボーンの『白鳥の湖』(ニュー・アドベンチャーズ)
Joseph Sissens in Night of 100 Solos (Merce Cunningham Trust/The Barbican) ジョセフ・シセンズNight of 100 Solos」(マース・カニンガム財団/バービカン)
Saburo Teshigawara in The Idiot (Saburo Teshigawara/ The Print Room at the Coronet) 勅使川原三郎「白痴」(The Print Room at the Coronet)

 

OUTSTANDING FEMALE CLASSICAL PERFORMANCE  傑出した女性クラシック・ダンサー
Sara Baras in Sombras (Ballet Flamenco Sara Baras/ Flamenco Festival) サラ・バラス「Sombras」
Francesca Hayward as Juliet in Romeo and Juliet (The Royal Ballet) フランチェスカ・ヘイワード「ロミオとジュリエット」ロイヤル・バレエ
Katja Khaniukova as Frida in Broken Wings (English National Ballet) カーチャ・ハニュコワ「ブロークン・ウィングス」ENB、フリーダ・カーロ役
Pippa Moore as Princess Beatrice in Victoria (Northern Ballet) ピッパ・ムーア「ヴィクトリア」(ノーザン・バレエ)
Anna Rose O’Sullivan as Juliet in Romeo and Juliet (The Royal Ballet) アナ・ローズ・オサリヴァン「ロミオとジュリエット」ロイヤル・バレエ

 

OUTSTANDING MALE CLASSICAL PERFORMANCE 傑出した男性クラシック・ダンサー

Gary Avis as Kulygin in Winter Dreams (The Royal Ballet) ギャリー・エイヴィス「三人姉妹」ロイヤル・バレエ
Cesar Corrales as Romeo in Romeo and Juliet (The Royal Ballet) セザール・コラレス「ロミオとジュリエット」ロイヤル・バレエ
Nehemiah Kish as the Husband in The Concert (The Royal Ballet) ニーアマイア・キッシュ「コンサート」ロイヤル・バレエ
Marcelino Sambé as the Blue Boy in Les Patineurs (The Royal Ballet) マルセリーノ・サンベ「レ・パルティヌール(スケートをする人々)」ロイヤル・バレエ
Nicholas Shoesmith as John Proctor in The Crucible (Scottish Ballet) ニコラス・シュースミス「クルーシブル(るつぼ)」スコティッシュ・バレエ
 

OUTSTANDING CREATIVE CONTRIBUTION 傑出したクリエイティブな貢献
Koen Kessels (Conductor; Music Director, The Royal Ballet and Birmingham Royal Ballet) コーエン・ケッセルズ(指揮者、音楽監督 ロイヤル・バレエ、バーミンガム・ロイヤル・バレエ)
Nadine Meisner (Author, Marius Petipa: The Emperor’s Ballet Master) ナディーヌ・マイズナー(作家「Marius Petipa: The Emperor’s Ballet Master」
Dimitris Papaioannou (Designer, The Great Tamer) ディミトリス・パパイオアヌー(美術家、「The Great Tamer」)
Peter Salem (Composer, The Crucible) ピーター・サレム(作曲家、「クルーシブル(るつぼ)」 )
Gavin Sutherland (Conductor/ Music Director, English National Ballet) ギャヴィン・サザーランド(指揮者/音楽監督、ENB)

受賞者は2020年2月19日に発表される予定です。

2019/11/15

Noism、森優貴と金森穣の新作ダブルビル「Farben」「シネマトダンス」上演

演出振付家・舞踊家の金森穣が芸術監督を務めるNoism。2004年の設立以来海外の著名劇場にも招聘され高く評されるなど国際的にも活躍し、日本唯一の公立劇場専属舞踊団として知られていますが、新潟市の予算問題があって存続の危機にあり、揺れていました。15年間の成果の検証が行われ、今年9月、その第6期(2019年9月~2022年8月)3年間の活動継続が決定しました。

今回の継続にともない、これまでの総称「Noism - RYUTOPIA Residential Dance Company」は「Noism Company Niigata」へと変更され、新体制となりました。そしてその新体制での新作公演「森優貴/金森穣 Double Bill」が、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館(12月13日~15日)、彩の国さいたま芸術劇場(2020年1月17日~19日)にて開催されることになり、その記者発表がありました。

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Noism Company Niigataの金森穣芸術監督と、公益財団法人新潟市芸術文化振興財団りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館支配人の仁多見浩さんによる会見です。

大きくまとめると、

Noismのカンパニー構成の変更(「Noism1」(プロフェッショナルカンパニー)、「Noism2」(研修生カンパニー)に加え、新たに少数気鋭のプロフェッショナル選抜カンパニー「Noism0」が設立されること。

市民向けワークショップの充実など、より地域に目を向けた活動を展開

国内他劇場との良好な関係を構築の上、ネットワークの拡大

りゅーとぴあ舞踊門としてNoism以外の公演も市民に提供

などが骨子となります。

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仁多見浩「いくつかの課題を新潟市より頂き、金森さんと協議しました。りゅーとぴあ全体で取り組むことにして、第6期の3年間はNoismの新たなステージとなります」

金森穣「カンパニーの名称は、新潟という街の名前を入れてNoism Company Niigataとします。そしてカンパニーの構成も変更になります。Noism0は、プロの選抜カンパニーとし、より多角的に展開します。大規模な作品だとツアーなどでは組みづらいことがあるため、小さな規模のカンパニーとしてより充実させます。恒常的なカンパニーとして設置します」

「新潟市から課題として頂いた市への地域貢献ですが、Noismメンバーによるスクール及びオープンクラスを開催します。市民向けのクラスを毎週末開催し、より市民に身近に感じていただける活動を行います。年明け以降開講します」

「ゲスト振付家(ヨーロッパの公立劇場で日本人初の芸術監督となった 森優貴)を8年ぶりに招聘し、新作を振付けてもらい多角的な芸術性を提示します」

「カンパニーの新体制でNoism0は選抜の金森穣、井関佐和子、山田勇気が所属します。Noism1はプロフェッショナルカンパニーとして11名(準メンバー1名含む)で、オーストラリア人とイギリス人のダンサーが1名ずつ加わりました。研修生カンパニーであるNoism2は8名です。現在専属の制作スタッフは3名ですが、公募をして2名増員します」

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新作「Farben」「シネマトダンス」について

金森「森優貴を招聘することを決めたのは1年前でしたが、さかのぼること2年前、Noism2のゲストとして招聘しないかと依頼をしました。当時森さんはドイツのレーゲンスブルグ劇場の芸術監督だったので忙しく、その時は実現しなかったのですが定期的にコンタクトを取っていました。彼がレーゲンスブルグ歌劇場の芸術監督を辞して帰国するということで、ヨーロッパから日本に帰国した先輩としても、彼がレーゲンスブルグで実現していた芸術性が日本に帰ってきて発揮できるのか、ということで何回か諭したのですが、決意は固かったので、だったらいっそNoism1に帰国後の1作目を振付けてもらえないかと依頼し、引き受けてくれました。私もちょくちょくリハーサルを見学していますが、すごいスピードでクリエーションは進んでいます。

私の新作「シネマトダンス」は、3つの小品から構成されます。Noism1による『クロノスカイロス1』 、Noism0による夏の名残のバラ』 (井関佐和子、山田勇気のデュオ)、Noism0(金森穣)によるソロ『Fratres Ⅱ』です。題名からわかるように、撮影とシネマとダンスということで映像技術を用いた上で舞踊でしか表現できない、舞踊作品です」

<質疑応答>

りゅーとぴあがカンパニーを抱えることの意義

仁多見「われわれも、税金を投入して運営されてきた以上、継続するか否かは検証されるのはやむを得ないことではあります。一方で設立からこの15年間、りゅーとぴあにとってNoismは日本で唯一の劇場専属舞踊団であり、世界に向けての発信も行ってきました。まさにりゅーとぴあ発の創造を行ってきたということで、劇場になくてはならない存在になったと考えています」

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Noismが今までの活動に加えて、市民への貢献活動に力を入れて行くということでバランスを取っていくのは大変だがどうしていくのか。

金森「新潟市として、Noismの活動をどうとらえるかということで問題意識が広がったことは、個人的にはいいことだと思っています。なぜならりゅーとぴあは新潟市の施設ですから。前向きにとらえています。ですが、市民への貢献も行うことになった中で、当然予算が増えるわけではありません。しかしながら、Noismの世界への発信をやめるつもりもありません。それをやらないのなら、芸術監督は自分でなくていいということになります。Noismを始めてた時から自分に言い聞かせてきたことですが、覚悟して、あらゆる困難に立ち向かっていきます。これが日本で初めてで、唯一の劇場専属舞踊団としての試練としての通る道なのであれば、これを我々がどのように乗り越えるかということは、後世の人たちがわかってくれることでしょう。こうすればできるんだというモデルケースになればと思います。あるいはこのようにしてはダメだということになるかもしれませんが。そう思うと覚悟が決まってきます。これが唯一の劇場専属舞踊団として課された課題なのです。大変ですがぶつかっていくしかありません。来年の年明けからオープンクラスを始めます。やってみて、1、2年経ってみないとわかることではありませんし、開いたからいいということではありません。どういうニーズがあるかわからないし、スクールも開いてみないとわかりません。我々が海外ツアー公演を行っている間、スクールはどうするのかという問題も出てきます。実際に動いてみることにより具体的に見えてくると思います。それを踏まえたうえで、2年後どうするか考えて行きたいともいます」

ワークショップについて

金森「Noismバレエという、西洋のバレエを東洋の身体に合わせてアップデートしたものを、新潟のバレエを学ぶ人へ提供します。また、一般市民に向けたからだワークショップは、10年前くらいから開催してきました。我々が培ってきた身体にまつわる知識を広く一般市民に提供し、ずっとアップデートしながら続けています。それを定期的に恒常的に開催することで、より事業内容を深めていくことができるし、Noismの活動をもっと知ってもらうことができるでしょう。教えるという行為が、やらなければならないからやるのではなく、そこから気付きを得ることです。舞踊家向けのプログラムと、一般向けのプログラムの両方を行い、今までもワークショップは点でやっていたことなので、全く新しいことをやるわけではありません。点を線にしていくことになります」

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予算面について(予算の見通しとそれによって創作にどのような影響があるか)

金森「予算は、予算要求を支配人から市へと毎年出しています。今回はこういった課題がある中で、仁多見支配人からは、協力するから一緒に頑張りましょうと。りゅーとぴあとしてNoismの活動を理解していただいた上で要求しています。新潟市は財政難という状況は変わりませんので減る可能性はあります。減った時にはあらゆることを鑑みて、芸術監督として判断しなければなりません。スクールを開講するということは、予算的なことも絡んできて、無償でのオープンクラスはしません。有料のオープンクラスを開催するので受講料収入が得られることになり、この収入は作品の創作に使えることになります。またスクールを受講した方がNoismに関心を持って、公演を見に来てくださり、集客が上がれば事業予算も増えます。新潟市から得られるお金がすべてではなく、我々も努力をして、さらに露出を増やすために企業回りをするということも実際今し始めています」

仁多見「劇場の新年度の予算編成は、2,3年後を見据えた視野でやっていかないとならないのですが、一方で行政の予算は単年度で決まってしまっています。市の方はこの事情を理解していただき、来年度大きな減額とはならないのではないかと期待しています。しかし削減はされると思いますが、増えることはありません。りゅーとぴあは舞踊だけを行っているわけではないので、我々がやろうとしていることは達成できるのか、全体のバランスをどうするのか、大局的な判断をしながら、割合を決めていくというのはあります」

スタッフからの補足:「今は予算の3割は新潟市からの補助金(スタッフを含めてカンパニーのメンバーの人件費に充当)、3割はチケット収入と新潟市が県外や海外など外部に公演を売ることで得られる、公演事業の収入、3割は助成金と支援会員からの活動支援の3本の柱で成り立っています」

Noismの舞踊表現の高いクオリティはどのように得られているのか

金森「Noismではオリジナルな訓練法を作り上げています。毎朝集団で訓練しているということが大前提にあります。基礎訓練を重視しており、それを行う時間と場所を確保しているからこそクオリティが実現しています。Noism独自の方法論に基づき、舞踊の東西を融合させるというのが根幹にあります。国際的な舞踊表現をしていて、東西を融合した有用なトレーニング方法を有する舞踊団として世界的に見ても特色があり、それゆえ今は外国人ダンサーもたくさんオーディションを受けに来ていて、こと日本においては唯一の存在となっています。もう一度言いますが、時間と場所があるからこそできることで、それが我々を独自の存在とさせています」

「りゅーとぴあの舞踊部門の芸術監督として、芸術をどのように社会に発信するか、その芸術を創造するための環境はいかなる環境か、外枠を考えています。私自身芸術家として、振付家として、作品を創るにあたっては、ハードの縛りとか、既存の構造に疑問を向けなければ、芸術的な創造はできないと考えています。舞踊部門の芸術監督として、こういう環境に向き合うと、芸術創造に向けた渇きがあります。それが必ず評価を得るとは限らないわけで。これからの3年間、課題も増えて行く中で、これから芸術家としてどのように社会に向き合って、どれだけ見失わずに均衡を保っていけるかを、私個人の課題にしたいと思っています」

今後の日本の劇場文化の見通しは

金森「財政的に厳しいというのはリアリティとしてあるのですが、地方に行くと時間と場所がまだあるので、予算がなくてもまだ可能性はあると思います。空いた場所、空いた場所を何に使うか。その場所を管理している制作者たちが、予算がない中でも、どうやって場所、時間を使って創造できるか、忙しい中でもエネルギーを割いて選択してくれると。まだまだ劇場文化に可能性があると私は信じたいです。Noism始まったころは全体を見ながら問題提起していましたが、今は自分のところで精いっぱいです。我々がこれをどう乗り切るかがモデルケースになるのであれば、その時初めてこの国の劇場文化に貢献できるのではないかと思います」

「アウトリーチもワークショップも今までやってきましたが、それにもっと本腰を入れて行くことになります。アイディア勝負で乗り切れるものではなく、15年間培ったものの価値をどう活用して浸透させられるかを通してしか、出された課題を解決できません。別な方法論を求められるのであれば、それは私ではなく別の人がやるべきだと思います」

劇場のかたちとして、理想として描いているものは

「ヨーロッパもアメリカも今はどこも財政的には厳しい。今は世界のどこかを見て、このようになりたい、と思う時代ではないのです。自治体ごとに課題の実態は違うし。その中で何を選択して切り開いていくかは、当事者しかわからないところだと思います。例えば質問の中で例として挙げられた静岡のSPACはプロジェクトベースで、集団としてではなく、SPACの選択として、海外にも発信するために公演ごとに俳優やスタッフが集まるという仕組みになっていて、恒常的なメンバーがいないからこそできることをしています。関係している人を増やしていくような。Noismは劇場付きカンパニーとして集団性にこだわりを持ちたい。舞踊芸術としての力、Noismの舞踊性には集団性があり、これは20世紀後半に失われたものに対する私なりの抵抗であり、集団で同じトレーニングをして、同じ方向を向いた人たちでしか表現し得ないものです。今年初演した「Frateres1」は寄せ集めでやったら同じ振りをしている、ということで終わってしまいますが、舞踊家たちが息をつめて座しているだけで表現している何かを、お客さんは感じてくれました。そういった舞台芸術の力を新潟の街の誇りにしたいと思っています」

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Noism1+Noism0
森優貴/金森穣 Double Bill

『Farben』
演出振付:森優貴
衣裳:堂本教子
出演:Noism1、Noism0(井関佐和子)

『シネマトダンス―3つの小品』
演出振付:金森穣
衣裳:堂本教子
映像:遠藤龍
—————-
1.『クロノスカイロス1』
出演:Noism1
2.『夏の名残のバラ』
出演:Noism0(井関佐和子、山田勇気)
3.『Fratres Ⅱ』
出演:Noism0(金森穣)

 【新潟公演】
2019.12.13(金)- 15(日)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉▸詳細
※各回終演後アフタートーク開催!

【埼玉公演】
2020.1.17(金)- 19(日)
彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉▸詳細

https://noism.jp/npe/noism1and0_doublebill_2019/

 

2019/11/10

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの結果(男子)

恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが11月6日と8日に開催されました。

<男子>

男子の枠は、コリフェ2、スジェ3、プルミエール・ダンスーズ1です。

<カドリーユ(コリフェに昇進)> 課題:ブルノンヴィル「ナポリ」よりパ・ド・シスの第一ヴァリエーション

1- Antoni Conforti, 昇進

2 - Nikolaus Tudorin, 昇進

3 - Guillaume Diop

4 - Chung-Wing Lam

5 - Aurélien Gay

6 - Alexandre Boccara

アントニオ・コンフォルティは、WOWOWで放映されたパリ・オペラ座バレエ学校のドキュメンタリー「明日のエトワール。」に出演していました。ニコラウス・ツドリンは、オーストラリア出身。2012年にローザンヌ国際バレエコンクールに出場してスカラシップを獲得、チューリッヒ・タンツ・アカデミーを卒業後、ライプチヒ・バレエ団に入団します。入団一年目のシーズンが終わった時にパリ・オペラ座バレエの入団試験を受け、2回目の挑戦で短期契約団員に。ライプチヒ・バレエと掛け持ちでパリと往復する日々で、4回目の挑戦でようやく正式団員となることができました。カドリーユの試験では、一番内容が良かったようです。(彼のインタビューはこちら) 参加したのは11人。

 

<コリフェ(スジェに昇進)> 課題:「ドン・キホーテ」3幕のヴァリエーション

1 - Florent Melac  昇進

2 - Simon Le Borgne, 昇進

3 - Thomas Docquir 昇進

4 - Andrea Sarri

5 - Mathieu Contat

6 - Hugo Vigliotti

フロラン・メラックは、バレエ・アステラスや、岸辺バレエスタジオ発表会「ジゼル」でオニール八菜さんのパートナーを務めています。トマ・ドキールは、昨年末に『白鳥の湖』のロットバルトに抜擢された若手です。参加したのは6人。

トマ・ドキールのインタビュー記事

 

<スジェ(プルミエ・ダンスールに昇進)> 課題:「くるみ割り人形」(ヌレエフ)ドロッセルマイヤーのヴァリエーション。

1 - Francesco Mura 昇進

2 - Pablo Legasa 昇進

3 - Axel Magliano

4 - Jérémy-Loup Quer

5 - Antoine Kirscher

1位昇進を決めたフランチェスコ・ムーラは、2018年のヴァルナ国際バレエコンクールにビアンカ・スクダモアと出場し、銀賞に輝きました。イタリア出身、小柄ですが跳躍力があり、つま先もきれいなダンサーです。インタビュー記事。

 YouTubeに自身のチャンネルがあるので、その踊りを見ることができます。

 

もう一人昇進したパブロ・レガサは、2019年AROP賞授賞。「ドン・キホーテ」バジル役で主演するなど、期待の星で今回の昇進も確実視されていました。ドキュメンタリー「明日のエトワール。」にも出演しています。インタビュー記事

出場は5人で2枠あったのでそれほど競争は高くなかったようですが、昇進した二人とも、非常に優れたダンサーなのでこれからが楽しみです。来年3月の来日公演の「ジゼル」や「オネーギン」はソリストの役があまり多くなくて、大きな役で彼らを見られなさそうなのは少し残念です。

2019/11/09

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールの結果(女子)

恒例のパリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが11月6日と8日に開催されました。

<女子>

女子の枠は、コリフェ3、スジェ3、プルミエール・ダンスーズ1です。

<カドリーユ(コリフェに昇進)> 課題:セルジュ・リファール「ヴァリエーション」第一ヴァリエーション

1 - Hohyun Kang 昇進

2 - Célia Drouy 昇進

3 - Clémence Gross 昇進

4 - Luna Combed

5 - Eugénie Drion

6 - Nine Seropian

Hohyun Kangは韓国出身で、2018年に入団したばかりです。もう一人韓国出身のSeohoo Yun、昨年入団した桑原沙希さんも挑戦しましたがランク入りはしませんでした。しかしキトリを踊った桑原さん、なかなか評価は高かったようです。カドリーユの試験には14人が挑みました。

 

 

<コリフェ(スジェに昇進)> 課題:セルジュ・リファール「ヴァリエーション」第3ヴァリエーション

1 - Letizia Galloni 昇進

2 - Caroline Osmont 昇進

3 - Naïs Duboscq 昇進

4 - Camille Bon

5 - Juliette Hilaire

6 - Katherine Higgins

1位となったレティツィア・ガローニは、ミルピエ時代にコリフェでありながら「ラ・フィユ・マル・ガルデ」と「春の祭典」で主演、2017 AROP賞を授賞するなど期待されていたダンサーです。コンゴ共和国の血を引くミックス・レースの女性ダンサーが全幕作品に主演することはオペラ座バレエでは初めてのことでした。3位のナイス・デュボスクは、来年3月の来日公演「オネーギン」でオルガ役を踊る予定です。昇進しなかったダンサーの中では、アメリカ出身のキャサリン・ヒギンズがとても良かったようです。10人が試験に挑戦しました。

 

<スジェ(プルミエール・ダンスーズに昇進> 課題:「白鳥の湖」2幕オデットのヴァリエーション

1 - Silvia Saint-Martin 昇進

2 - Roxane Stojanov

3 - Ida Viikinkoski

4 - Eleanor Guerineau

5 - Bianca Scudamore

6 - Marine Ganio

昇進したシルヴィア・サン=マルタンは、昨年末の『シンデレラ』タイトルロールに抜擢されました。昨シーズン1年間、サバティカルでチューリッヒ・バレエで踊っていたエレオノール・ゲリノーはとても良かったようですが、残念ながら昇進ならず。また、非常に若いものの、昨年ヴァルナ国際バレエコンクールで銀賞を受賞し、今年7月の京都バレエでのカール・パケット引退公演で『ジゼル』を踊った、オーストラリア出身のビアンカ・スクダモアもよい演技を見せたとのことで、今後の期待が膨らみます。8人のダンサーが挑みました。

シルヴィア・サン・マルタンのインタビュー記事

https://www.chacott-jp.com/news/worldreport/paris/detail012205.html

 

(力尽きたので男性編は明日)

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