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2018/01/16

ウィーン国立バレエ団 2018年来日公演

マニュエル・ルグリ率いるウィーン国立バレエの来日公演の詳細が発表されました。

芸術監督就任10年目の節目となる2020年で芸術監督の座を退くことを表明したばかりのルグリ。就任から数年で、ウィーン国立バレエをヨーロッパでもトップクラスの実力を持つバレエ団に押し上げました。ルグリがウィーンで成し遂げたすべてが凝縮された2つのプログラムを観ることができます。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_wiener.html

ルグリが改訂振付した「海賊」、そして門外不出の「ヌレエフ・ガラ」が国外で初披露されます。「ヌレエフ・ガラ」ではルグリ自らも出演し、レティシア・プジョルの引退公演でパリ・オペラ座の舞台で踊った『シルヴィア』(ノイマイヤー振付)と、プティ振付の『ランデヴー』を踊ります。ルグリが踊る姿を見ることができる貴重な機会です。

また、『海賊』では、マリインスキー・バレエのプリンシパルで、2016年にブノワ賞も受賞しているキミン・キムがゲスト出演します。ABTやパリ・オペラ座にもゲストとして招かれている彼は、当代男性ダンサーの中でも最高のテクニックを誇る一人です。

曲目・演目
「ヌレエフ・ガラ」 〈5/9(水)18:30、5/10(木)14:00〉

  『ワルツ・ファンタジー』より
  振付:ジョージ・バランシン 音楽:M.グリンカ

  『Opus 25』
  振付:エド・ペシ 音楽:F.ショパン

  『ヨゼフの伝説』より
  振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:R.シュトラウス

  ソロ作品
  振付:ハンス・ファン・マーネン 音楽:J.S.バッハ

  『ペール・ギュント』より
  振付:エドワード・クルーグ 音楽:E.グリーグ

  『ランデヴー』より
  振付:ローラン・プティ 音楽:J.コスマ

  『Murmuration』より
  振付:エドワード・リアン 音楽:E.ボッソ

  『ル・シーニュ 白鳥』
  振付:ダニエル・プロイエット 音楽:O.ヴォイチェホヴスカ

  『コンチェルト』より
  振付:ケネス・マクミラン 音楽:D.ショスタコーヴィチ

  『赤のジゼル』より
  振付:ボリス・エイフマン 音楽:P.I.チャイコフスキー

  『ストラヴィンスキー・ムーヴメンツ』より
  振付:アンドラーシュ・ルカーチ 音楽:I.ストラヴィンスキー

  『シルヴィア パ・ド・ドゥ』
  振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:L.ドリーブ

  「ヌレエフ・セレブレーション」
  振付:ルドルフ・ヌレエフ 構成:マニュエル・ルグリ
  音楽:P.I.チャイコフスキー、A.グラズノフ
   『くるみ割り人形』第2幕より“アダージオ”
   『ライモンダ』第2幕より“アブデラーマンのヴァリエーション”“サラセン人の踊り”
               “ライモンダのヴァリエーション”
          第3幕より“ヘンリエットのヴァリエーション”“4人の男性のヴァリエーション”
               “クレメンスのヴァリエーション”
   『白鳥の湖』第1幕より“パ・ド・サンク”“王子のヴァリエーション”
         第2幕より“スペインの踊り”“黒鳥のパ・ド・ドゥ” ほか

   ※上演順の表記ではございません。
   ※マニュエル・ルグリは『ランデヴー』『シルヴィア パ・ド・ドゥ』に出演致します。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『海賊』 *日本初演 〈5/12(土)12:30/18:30、5/13(日)14:00〉

  振付:マニュエル・ルグリ(マリウス・プティパに基づく)
  美術・衣裳:ルイザ・スピナテッリ 美術・衣裳アシスタント:モニア・トルチア
  照明:マリオン・ヒューレット
  台本:マニュエル・ルグリ、ジャン=フランソワ・ヴァゼル
     (バイロン、ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン・ジョルジュ、ジョゼフ・マジリエに基づく)
  音楽:アドルフ・アダン他(構成:マニュエル・ルグリ 編曲:イゴール・ザプラヴディン)

出演

「ヌレエフ・ガラ」 〈5/9(水)18:30、5/10(木)14:00〉
 出演:マニュエル・ルグリ、ウィーン国立バレエ団

 ※詳細キャストは決定次第、BunkamuraHPにて発表致します。
 ※一部を除き、録音音源を使用致します。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『海賊』 *日本初演 〈5/12(土)12:30/18:30、5/13(日)14:00〉
 【5/12(土)12:30開演】
 メドーラ:ニーナ・ポラコワ
 コンラッド:デニス・チェリェヴィチコ
 グルナーラ:ナターシャ・マイヤー
 ランケデム:フランチェスコ・コスタ
 ビルバント:木本全優
 ズルメア:イオアンナ・アヴラアム
 サイード・パシャ:アンドレイ・カイダノフスキー
 オダリスク:ニキーシャ・フォゴ、ニーナ・トノリ、アニータ・マノロヴァ
 第3幕のソリスト:エレーナ・バッターロ、アデーレ・フィオッキ、エステル・レダン、芝本梨花子

 【5/12(土)18:30開演】
 メドーラ:マリア・ヤコヴレワ
 コンラッド:キミン・キム(マリインスキー・バレエ団 プリンシパル)
 グルナーラ:リュドミラ・コノヴァロワ
 ランケデム:ミハイル・ソスノフスキ
 ビルバント:ダヴィデ・ダト
 ズルメア:アリス・フィレンツェ
 サイード・パシャ:アンドレイ・カイダノフスキー
 オダリスク:アデーレ・フィオッキ、ニーナ・トノリ、ニキーシャ・フォゴ
 第3幕のソリスト:エレーナ・バッターロ、アニータ・マノロヴァ、エステル・レダン、芝本梨花子

 【5/13(日)14:00開演】
 メドーラ:オルガ・エシナ
 コンラッド:ウラジーミル・シショフ
 グルナーラ:橋本清香
 ランケデム:ジェロー・ウィリック
 ビルバント:ダヴィデ・ダト
 ズルメア:アリス・フィレンツェ
 サイード・パシャ:ミハイル・ソスノフスキ
 オダリスク:芝本梨花子、アニータ・マノロヴァ、ナターシャ・マイヤー
 第3幕のソリスト:エレーナ・バッターロ、アデーレ・フィオッキ、エステル・レダン、オクサナ・キヤネンコ

 出演:ウィーン国立バレエ団

 指揮:井田勝大
 演奏:シアター オーケストラ トーキョー

公演日程

2018/5/9(水)~13(日)

2018/5/9(水) 18:30 ヌレエフ・ガラ
2018/5/10(木) 14:00 ヌレエフ・ガラ
2018/5/12(土) 12:30 海賊
2018/5/12(土) 18:30 海賊
2018/5/13(日) 14:00 海賊

会場
Bunkamuraオーチャードホール

[大阪公演]
2018/5/15(火)19:00開演 フェスティバルホール
 『海賊』
  メドーラ:リュドミラ・コノヴァロワ
  コンラッド:デニス・チェリェヴィチコ
  グルナーラ:橋本清香  他
お問合せ:フェスティバルホール 06-6231-2221(10:00~18:00)

[主催]
Bunkamura

[企画協力]
ベルチェアソシエイツ

チケット情報
料金
S¥19,500 A¥17,000 B¥15,000 C¥12,000 D¥9,000 E¥6,000 (税込)

※D席、E席は、Bunkamuraのみのお取扱いとなります。
※5歳以上は入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※演出上、開演後は入場制限させていただく場合がございます。
※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は固くお断り致します。

MY Bunkamura先行販売
2018/02/11(日)

一般発売
2018/02/18(日)

チケット取扱い

<Bunkamuraでのお申込み>
Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30>
03-3477-9999

Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00~19:00>
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00>
MY Bunkamura http://my.bunkamura.co.jp/Show/programFacilityList/index/1

<その他プレイガイドでのお申込み>

お電話でのお申込み
チケットぴあ
0570-02-9999<音声自動応答・Pコード:484-185>
ローソンチケット
0570-000-407<オペレーター対応/10:00~20:00>

インターネットでのお申込み
チケットぴあ
http://w.pia.jp/t/wsb/ <PC・携帯・スマホ共通/PC・スマホは座席選択可能>
イープラス
http://eplus.jp/wsb/ <PC・携帯・スマホ共通/PC・スマホは座席選択可能>
ローソンチケット
http://l-tike.com/wsb <PC・携帯・スマホ共通/PC・スマホは座席選択可能>

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新国立劇場2018/19シーズンラインアップ

年明けからの体調不良~業務多忙で更新が滞っていて申し訳ありません。

1月11日に新国立劇場の2018/2019シーズン ラインアップが発表されています。

バレエ/ダンス
http://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_011681.html

☆バレエ(計6演目) ※すべてオペラパレスにて上演

『不思議の国のアリス(新制作)』 2018年11月 8公演 クリストファー・ウィールドン振付

『くるみ割り人形』
 2018年12月 9公演 ウェイン・イーグリング振付

『ニューイヤー・バレエ』 2019年1月  3公演 
「レ・シルフィード』(フォーキン振付)、『火の鳥』(新作、中村恩恵振付)、『ペトルーシュカ』(フォーキン振付)


『ラ・バヤデール』 2019年3月 牧阿佐美振付、5公演

『シンデレラ』
 2019年4~5月 フレデリック・アシュトン振付、6公演
 
『アラジン』 2019年6月 デヴィッド・ビントレー振付、5公演


☆ダンス(計4演目)

JAPON dance project 2018×新国立劇場バレエ団 『Summer/Night/Dream』 2018年8月 中劇場 2公演

『ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2018』
 2018年11月  中劇場 2公演

新国立劇場バレエ団『DANCE to the Future 2019』 2019年3月  小劇場 4公演

森山開次『NINJA』 2019年5~6月  小劇場 8公演


また、
こどものためのバレエ劇場
『シンデレラ』
2018年7月 オペラパレス
もあります。(8公演)

新国立劇場2018/2019シーズンラインアップ説明会で新芸術監督を迎えた野心的なプログラムを発表
https://spice.eplus.jp/articles/167460

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古典のチャイコフスキー3大バレエ中心で現代作品0という今シーズンよりはずっと魅力的なラインアップとなりました。今シーズンも、小野絢子さん、米沢唯さんのワールド・クラスの2大プリマが引っ張ってくれることでしょう。

ウィールドンの大ヒット作品『不思議の国のアリス』は8公演ですが、団体が3公演に入るということもあるので、チケットは早めに買わないと売り切れると思われます。”主なキャストの選定に振付家のクリストファー・ウィールドンも加わり、ちょっと意外なキャスティングもあるとのこと。”(上記SPICEの記事)なので、すでに発表されている2組の主演ペア以外のキャスティングも楽しみですね。ハートの女王やマッドハッタ―が誰になるのかも早く知りたいです。いずれにしても、非常に楽しみな新プロダクションです。

今シーズン初演の『くるみ割り人形』は、9公演も行います。『くるみ割り人形』は特に北米では30公演位上演して、シーズン全体のドル箱とするビジネスモデルとなっていますが、日本でもそうなると良いですよね。ただ、このイーグリング版『くるみ割り人形』は、改訂の余地が多い作品だったので、しっかりと手を入れてほしいと思います。1幕の子役多様による演劇性の低下、不評の紗幕、くるみ割り人形が仮面を付けたり外したり、そしてラストの音楽の処理など。

ニューイヤーバレエは、バレエ・リュスというテーマ性のある作品選び。『レ・シルフィード』を入れるあたり、今年の『パ・ド・カトル』に続き大原さんの少女趣味が出たという感じではありますが。『ベートーヴェンソナタ』が好評だった中村恩恵さんの新作が入るというのは、非常に楽しみです。『ペトルーシュカ』も久しぶりの上演。バレエ・リュスと言えば、いつかはあの奇跡的な名演『結婚』の再演が実現したらいいのに、と思います。中村恩恵さんの『ベートーヴェンソナタ』の再演も、初演キャストが在籍しているうちに期待したいですよね。

スケールの大きなグランド・バレエということで『ラ・バヤデール』は順当なチョイス、ここにワディム・ムンタギロフがゲスト出演するのでしょうか?5公演は少し少ない気がします。ニキヤ役のみ発表されていますが、ガムザッティを誰が演じるのかが楽しみ。ニキヤと同等クラスの実力派を配置してほしいと思います。

『シンデレラ』は新国立劇場バレエ団の人気演目ではありますが、いくらなんでも3年連続は上演しすぎ、飽きました。アシュトンなら、『ラ・フィユ・マル・ガルデ』あたりが入ると良かったのですよね。また、このシーズンはドラマティック・バレエがないので、『マノン』をそろそろ復活させてほしかったです。

ビントレーの『アラジン』は、新国立劇場のために振付けられた貴重な財産で、前回の上演では観客動員も良かったようです(でも5公演は少ない)。ファミリーも楽しめてよくできた作品ですが、ビントレーの他の作品、『パゴダの王子』や『シルヴィア』などもまた観たいと思いました。


ダンスに関しては、まず、団員の振付企画『DANCE to the Future 2019』が復活したのは喜ばしいことです。中村恩恵さんがアドバイザーを務められるとのこと。

『JAPON dance project 2018』は今回シェイクスピアの「夏の夜の夢」をテーマにしています。久しぶりの服部有吉さん、そしてプレルジョカージュの津川友利江さんの参加が嬉しいところ。(新国立劇場側の出演者が、前回も出演した米沢唯さんを除けば、その分魅力に欠けるところもありますが)

「ダンス・アーカイヴ in JAPAN」は毎回、とても興味深い作品を持ってきており、継続していくべき良い企画です。

森山開次さんの新作『NINJA』、これは子供も楽しめる作品になっているということで、こちらも大きな人気を呼ぶことでしょう。芸術性が高いのに大人も子供も楽しめる作品を作ることでは定評のある森山さん、小劇場での上演ということもあり、チケットの争奪戦は必至です。

今シーズンは、何も新国立劇場でやらなくても、というダンス公演が多かったので、来シーズンはなかなかの充実ぶりとなりました。


課題はまだ多いものの、公演回数も増えており、新制作、新作もあり、少しずつですが良い方向に向かっているように思えます。大原さんの任期もあと2年となったので(2020年8月末まで)、そろそろ次はどうなるか、ということも考えなくてはならないことでしょう。

2018/01/14

パリ・オペラ座バレエ2018―19シーズン

パリ・オペラ座バレエ2018―19シーズンが、定期会員宛てに送られてきたとのことです。

(出典:ダンソマニフランス版


Guest Company: Martha Graham Dance Company (3-8 September)
ゲスト・カンパニー マーサ・グラハム舞踊団

Decadance (Ohad Naharin) (25 September-19 October)
「デカダンス」(オハッド・ナハリン)

Tribute to Jerome Robbins ( Afternoon of a Faun , Glass Pieces , Fancy Free , A Suite of Dances ) (October 27-November 14)
ジェローム・ロビンスへのオマージュ(「牧神の午後」「グラス・ピーセズ」「ファンシー・フリー」「ダンス組曲」)

Cinderella (November 26-January 2)
「サンドリヨン」(シンデレラ、ヌレエフ振付)

The Lady with Camellias (November 30-January 3)
「椿姫」(ノイマイヤー)

Swan Lake (February 16-March 15)
「白鳥の湖」(ヌレエフ)

Goecke ( creation) / Lidberg ( Les Noces ) / Cherkaoui ( Faun ) (February 5-March 2)
マルコ・ゲッケの新作、ポンタス・リドバーグの新作「結婚」、シディ・ラルビ・シェルカウイの「牧神」

シェルカウイの「牧神」(初演は英国、サドラーズ・ウェルズ劇場)

Sidi Larbi Cherkaoui: Faun from deborah may on Vimeo.

Invited company: Rosas (March 8-14)
ゲスト・カンパニー ローザス

Dance School Show (March 29-April 4)
パリ・オペラ座学校公演

Leon-Lightfoot ( Sleight of Hand ) + Speak for Yourself ) / Van Manen ( Three Gnossiennes ) (April 18-May 18)
ポール・ライトフット&ソル・レオン「Sleight of Hand」 + 「Speak for Yourself」、ハンス・ファン=マネン「3つのグノシェンヌ」

ロパートキナが踊る、ファン=マネン「3つのグノシェンヌ」音楽はエリック・サティ

Iolanta / The Nutcracker (19-24 May)
「イオランタ/くるみ割り人形」(アーサー・ピタ、エドゥアール・ロック&シディ・ラルビ・シェルカウイ)

Mats Ek (2 creations: Another Place (Liszt) + Boléro (Ravel)) (June 22-July 14)
マッツ・エック新作2本「Another Place」 と「ボレロ」

Tree of Codes (July 1-4)
Tree of Codes(ウェイン・マクレガー振付、ウェイン・マクレガー・カンパニーとの共同上演)

+ Opening Gala (September 27)
オープニング・ガラ

350th Anniversary Gala Opera (May 8)
350周年オペラ・ガラ


かなりコンテンポラリー色が強いレパートリーで、純粋な古典はヌレエフ版の「白鳥の湖」、クラシック・テクニック中心の作品にしても「椿姫」と「シンデレラ」だけです。オーレリー・デュポンは、芸術監督に就任する時に、オペラ座バレエはコンテンポラリーも踊る古典のカンパニーです、と言ってましたが、あまりその言葉は守られていないようです。

また、オペラ座の伝統の一部であるフランス系の振付家、プティ、リファール、ベジャールなどの作品もなければ、ラコットによる復元作品もありません。ジャン・ギョーム・バールのような、オペラ座育ちの振付家の作品もありません。オペラ座の伝統は少し外れるかもしれませんが、バランシンの作品もありません。どちらかと言えば、ブリジット・ルフェーブル元芸術監督が好んだようなレパートリーに近い感じです。

ポンタス・リドバーグは、スウェーデン出身の若手振付家で、NYCBに新作を振付けたことがあります。スウェーデン王立劇場の元ダンサーで、医学を学び医師として働いた経験もある異色の存在。

今年の12月は「椿姫」と「シンデレラ」という人気プログラムの同時上演となります。「シンデレラ」で、カール・パケットが引退します。

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2018/01/10

VOGUE JAPANで「ル・グラン・ガラ 2018」のリハに潜入

いよいよ1月11日(木)より公演が始まる、「ル・グラン・ガラ

東京でのリハーサル初日にお邪魔して、VOGUE JAPANで取材しました。まずはリハーサルのレポートと美しい写真をぜひご覧ください。

https://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2018-01-10-2/

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオの「トリスタンとイゾルデ」、オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャンの「ヴェーゼンドンク歌曲集」とも、息をのむばかりの美しさの作品です。予想を大きく上回る、スケールが大きくて出演者の個性が現れた2作品、ぜひ「ル・グラン・ガラ」にお越しください。

なお、近日中に出演者5人と振付家ジョルジオ・マンチーニのインタビュー、およびリハーサル映像も追加される予定です。(私がんばれ、ですね!)

第1部 ヴェーゼンドンク歌曲集 約25分
≪休憩 20分≫ 
第2部 トリスタンとイゾルデ 約65分
    スペシャル・フィナーレ 約5分

2018. 1/11(木)~13(土) 全4回公演
11日(木)18:30 開演
12日(金)18:30 開演  
13日(土)13:00/17:00 開演
※開場は、開演30分前

シアター・オーブ

〈料金〉 S席14,000円 A席10,000円  B席7,000円 (税込)
※演奏は特別録音による音源を使用します。

<当日券情報>
当日券は、各公演の開演1時間前より当日券売り場で販売いたします。
(券種未定)
現金でのお支払をお願いいたします。
※クレジットカードはご利用いただけません。

2018/01/07

WOWOWで1月8日放映 「マチュー・ガニオ パリ・オペラ座の頂」

1月11日からの「ル・グラン・ガラ」出演のために来日するパリ・オペラ座バレエ エトワールのマチュー・ガニオ。

パリ・オペラ座の“顔”として全世界から注目を集める彼の魅力に迫る必見のドキュメンタリーが1月8日(月・祝)の18:30よりWOWOWで放映されます。

http://www.wowow.co.jp/detail/111832/001

日本のバレエファンからも人気が高く、2018年1月に来日公演が予定されているマチューは、1984年フランスのマルセイユ生まれ。両親も元ダンサーのバレエ一家だ。7歳でバレエを始めた彼は1992年からマルセイユ国立バレエ学校に通い、1999年にパリ・オペラ座バレエ学校への入学を果たす。

2001年にパリ・オペラ座バレエ団に入団すると瞬く間に頭角を現わし、2002年に群舞の中で中心的な役割を務めることができる“コリフェ”、2003年にソリストの“スジェ”に昇格。“プルミエ・ダンスール”のランクを経ることなく2004年に「ドン・キホーテ」で“エトワール”に指名される。わずか20歳のときのことだった。それ以降、東京バレエ団での「眠れる森の美女」に客演するなど世界各地での公演に参加している。2005年に「ラ・シルフィード」で優秀なバレエ関係者に贈られるロシアの賞、ブノワ賞を受賞し、今や世界から注目を集めるダンサーとして活躍している。

映画監督のマレーネ・イヨネスコが、そんな彼の魅力をつぶさに撮影し、本人や関係者の証言、公演やリハーサルの模様から、マチュー・ガニオのダンサーとしての軌跡をたどる。番組では、マチューが属するパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督オーレリー・デュポンを訪問。彼女から、マチューの素顔について聞く。また、アニエス・ルテステュ、イザベル・シアラヴォラ、ドロテ・ジルベールら新旧のエトワールや、ウィリアム・フォーサイス、イリ・キリアン、ウェイン・マクレガーら著名な振付家にもインタビューを敢行。
さらに、「ジゼル」「ドン・キホーテ」「ラ・シルフィード」、モダンバレエ作品など彼の公演の映像をふんだんに紹介。今日のロマンティック・バレエ最高のエトワールといわれるマチューの才能をつまびらかにしていく。

2016−17シーズンの海外公演や2017年10月にパリにて勅使川原三郎の振り付けで舞った公演の模様も紹介。成熟した技術と人間性を兼ね備えたマチューの姿を伝える。

監督のマレーネ・イヨネスコは、「マチュー・ガニオ&カルフーニ 2人のエトワール」というドキュメンタリーも撮影するなど、マチューとは旧知の仲。彼の貴重な素顔や、関係者の証言、さらには、彼が大きく成長を見せた、勅使川原三郎さん振付の「Grand Miroir」まで観られるとあっては必見ですね。「ル・グラン・ガラ」の良い予習になると思います。

なお、この1月8日には、ほかにもバレエ関連の番組がいくつか放映されます。


英国ロイヤル・バレエ団「眠れる森の美女」

1/8(月・祝)午後1:30
http://www.wowow.co.jp/detail/112121/-/01
マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ主演による最新(2017年収録)映像です。

バレエ☆プルミエール#3
1/8(月・祝)午後3:50
http://www.wowow.co.jp/detail/111781/003/01

パリ・オペラ座バレエ ジェローム・ロビンス(「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」)+アレクセイ・ラトマンスキー(「プシュケ」) 
1/8(月・祝)午後4:20
http://www.wowow.co.jp/detail/106458/003/01
「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」にマチューが出演しています。

また、少し先になりますが、先日東京で上演された「ベジャール・セレブレーション」も収録され、放映されます。
ベジャール・セレブレーション モーリス・ベジャール・バレエ団&東京バレエ団 特別合同ガラ
2/3(土)よる7:00
http://www.wowow.co.jp/detail/112199/001/01


マチューと、アマンディーヌ・アルビッソンが共演した「白鳥の湖」が、Bunkamuraル・シネマでアンコール上映中です。1/6(土)~1/19(金) 連日10:30~
http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/18_swan_2.html


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2018/01/05

チャコット企画「バレエ・ローズ・イン・ラブストーリー ズ」公演、3月26日開催

バレエ鑑賞普及啓発を目的として開催し、好評だった「バレエ・プリンセス」に続く新企画、第2弾として、「バレエ・ローズ・イン・ラブストーリー ズ」が3月26日に開催されます。

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ドラマティックなバレエを得意とし前作を手がけた伊藤範子(谷桃子バレエ団シニアプリンシパル/コレオグラファー)演出・振付、小野絢子さんなど豪華スターダンサー競演による夢のガラが、一つのバレエ作品としても楽しめる特別公演です。

http://www.chacott-jp.com/j/special/ticket/balletrose/index.html

 バレエには、美しく感動的なラブストーリーがたくさんあります。時代を超越し現在まで踊り続けられている古典バレエのほとんどはその要素を含んでいるといえましょう。そして、その中には、お花特にバラが数多く登場します。愛と美の象徴といわれるバラは、バレエの世界でも、とても大切な役割を果たしています。バラが真の愛へ導いてくれているといってもいいのかもしれません。

 「バレエ・ローズ・イン・ラブストーリーズ」は、稀代のストーリーテラー伊藤範子が、バレエの世界のラブストーリーから、「眠れる森の美女」「ロミオとジュリエット」「白鳥の湖」「ジゼル」「ドン・キホーテ」(上演予定順)という5つの人気作品をピックアップ。バラをモチーフにそれらの名シーンを紡ぎ、バレエの恋の物語を綴っていきます。恋をめぐる様々な感情や物語が、時空を超えてドラマティックに織りなされ、一つの新たなバレエ作品が誕生します。一夜限りのおしゃれなロマンティック・ファンタジーをお贈りします。

 バレエファンはもちろんのこと、バレエを初めてご覧になる方にもお楽しみいただけます。少女役として、ジュニアの次代のスター候補も出演予定です。お子さま方もきっと、同世代を介し舞台に入り込んでいただけるでしょう。一人でも多くの方に、バレエ芸術の美しさ、楽しさを知っていただき、バレエ鑑賞の扉を開いていただければと願っています。

2018年3月26日(月) 開場17:45 開演18:30

新宿文化センター 大ホール

協力:株式会社ビデオ  主催・企画・制作:チャコット
公式webサイト: チャコット バレエ・ローズ 検索

演目(予定):
プロローグ/「眠れる森の美女」第2幕より幻影の場のパ・ド・ドゥ/
「ロミオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥ/
「白鳥の湖」第3幕より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ/
「ジゼル」第2幕よりパ・ド・ドゥ/
「ドン・キホーテ」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ/フィナーレ 

※「ロミオとジュリエット」(振付:伊藤範子)以外は、古典原振付より
 ※音楽:録音音源 ※上演時間:約2時間(休憩含む)

演出・振付: 伊藤範子(谷桃子バレエ団シニアプリンシパル/コレオグラファー)

演出・振付したオリジナルバレエ作品「道化師〜パリアッチ〜」(谷桃子バレエ団)、「ホフマンの恋」等を発表。2013・14・16年オン・ステージ新聞『年間ステージベスト5』、2014年ダンスマガジン『年間最も印象に残ったコレオグラファー』に舞踊評論家より選出される。また、2014年度舞踊批評家協会新人賞を受賞等。文化庁ミラノ・スカラ座特別研修を終え、今、最も注目される振付家の一人である。


出演(予定):  
ドン・キホーテより、
キトリ:小野絢子(新国立劇場バレエ団プリンシパル)、バジル:福岡雄大(新国立劇場バレエ団プリンシパル)

ジゼルより、
ジゼル:佐々部佳代(松岡伶子バレエ団)、アルブレヒト:清水健太(ロサンゼルス・バレエプリンシパル)

白鳥の湖より、
オディール:池田理沙子(新国立劇場バレエ団ソリスト)、ジークフリート王子:井澤 駿(新国立劇場バレエ団プリンシパル)

ロミオとジュリエットより、
ジュリエット:永橋あゆみ(谷桃子バレエ団プリンシパル)、ロミオ:三木雄馬(谷桃子バレエ団プリンシパル)

眠れる森の美女より、オーロラ姫:織山万梨子(牧阿佐美バレヱ団)、デジレ王子:キム・セジョン(東京シティ・バレエ団)

※ブライズメイド第1ヴァリエーション(ドン・キホーテ):塩谷綾菜(スターダンサーズ・バレエ団)、第2ヴァリエーション(ドン・キホーテ):松本佳織(東京シティ・バレエ団)

ブライズメイド(ドン・キホーテ)、森の精(眠):阿部 碧、小野彩花、川上愛以、木原奏音、小泉奈々、塩山紗也加、島倉花奈、菅原桃子、宗麻衣子、仲野真希子、長谷川愛紗、春風まこ、藤吉沙季、古澤可歩子、渡辺麻友


少女:中島 耀(シンフォニーバレエスタジオ/全日本、東京新聞、YAGP日本予選各1位受賞等)

スタッフ: バレエミストレス:林かおり

舞台監督:堀尾由紀、照明:足立 恒、映像:立石勇人、音響:矢野幸正

<チケット発売情報> 一般発売:2018年1月27日(土) 一般発売に先立ちチャコット先行他、各種先行販売実施!各プレイガイドのサイトをご覧ください。

チケット: S席8,500円 / A席6,500円 / B席5,000円(税込)
発売所:
○イープラス http://eplus.jp/、ファミリーマート店内Famiポート
○チケットぴあ   0570-02- 9999<Pコード:484-125>、http://pia.jp/、セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
○ローソンチケット 0570-084- 003<Lコード:32853>、0570-000- 407(オペレーター)、   http://l-tike.com/、ローソン、ミニストップ店内Loppi
○カンフェティ http://confetti-web.com/balletrose
0120-240- 540(通話無料・オペレーター/平日10:00~18:00)
○チャコットwebサイト  http://www.chacott-ticket.com/ (座席選択不可)
お問合せ: サンライズプロモーション東京 0570-00- 3337 (10:00〜18:00)

2018/01/03

ピーター・マーティンス、NYCB(ニューヨークシティ・バレエ)芸術監督を辞任

セクハラおよび暴力騒動でNYCB(ニューヨークシティバレエ)およびSAB(スクール・オブ・アメリカン・バレエ)を休職していたピーター・マーティンスが、月曜日に経営会議に辞表を提出しました。

https://www.nytimes.com/2018/01/01/arts/dance/peter-martins-resigns-ballet.html

本人は、セクシュアル・ハラスメント及び暴力行為については否定をしています。捜査には全面的に協力をしていたとのことです。セクハラの嫌疑を受けたことが、彼自身、そして家族に大きな与えたため、そして混乱を終わらせるために、退任するとしています。経営会議の議長は、マーティンスのバレエ団やスクールへの長年の貢献に感謝しつつも、引き続き捜査は続くとしています。

月曜日にバレエ団の経営会議が、会議を開くので集められ、その場で、先週木曜日にマーティンスが酒気帯び運転で逮捕されていたことも知らされました。マーティンスは2011年にも飲酒運転で逮捕されており、有罪を認めています。(また、1993年には、妻で元プリンシパルのダーシー・キースラーへの暴力でも逮捕されています)

このセクシュアル・ハラスメントの件に関しては、5人のNYCBのダンサー(一人は現役ダンサー)が、マーティンスによる肉体的、もしくは口頭によるハラスメントを訴えています。古くは1993年に起きたものもあります。

一方で、マーティンスを擁護する声も、主に現役ダンサーから上がっており、何人かのプリンシパルダンサーはインタビューやソーシャルメディアでそれを訴えています。(サラ・マーンズ、ミーガン・フェアチャイルド、ロバート・フェアチャイルド、スターリング・ヒルティンなど) しかしながら、インタビューに応じた24人の元ダンサーもしくは生徒は、マーティンスの恫喝によって、バレエへの情熱を失い、キャリアを考え直したと語っています。

元ダンサーたちは、マーティンスの下で働いていた時、マーティンスはダンサーや生徒たちをを肉体的に、そして言葉によりひどくいじめたりしたので、自分の身体のことを恥じたり、彼がお気に入りのダンサーと性的な関係を結ぶことで権力を乱用したので、彼らも同僚たちも不満を表明することを恐れていたとしています。

多くのダンサーは、彼がダンサーと親密な関係になって、それらのダンサーに良い役を与えていると訴えていたとのことです。逆に若いダンサーたちは、彼と性的な関係を結ぶことによって、気を引こうとしていた部分もあったようです。

マーティンスの仕事ぶりについては賛否両論がありました。バランシンの伝統を保ちつつも、新しい振付家にチャンスを与え、ラトマンスキー、ウィールドン、ジャスティン・ペックといった新進の振付家を育てました。現在、NYCBはダンサーのレベルも上昇し、バランシンやロビンスの作品を守りつつも、新しいことに挑戦を続けて、充実したカンパニーとして高い評価を得ています。

そのジャスティン・ペック(現在は常任振付家兼ソリストで、マーティンスが休職中の芸術監督代行の4人のうちの一人)、元プリンシパルで現在もダンサーとして活躍しているウェンディ・ウェーラン、そして元プリンシパルで、元パリ・オペラ座バレエ芸術監督、現L.A.ダンスプロジェクトを率いているバンジャマン・ミルピエが、後継者の候補として名前が挙がっているとのことです。

米名門の監督退団へ セクハラ疑惑、本人は否定
https://mainichi.jp/articles/20180102/k00/00e/040/119000c

有力候補の一人、ウェンディ・ウェーラン

2018/01/02

熊川哲也さん、毎日芸術賞特別賞 受賞

あけましておめでとうございます。

年末に風邪をひいてしまってすっかり寝正月となってしまい、年賀状も書けていないし、昨年の鑑賞活動も振り返れていないのですが、明るく楽しく幸せで平和な1年となりますように。

旧年中は読者の皆様には大変お世話になり、力づけられました。私生活に変化があり(家族が一人増えました)、なかなか海外などには行けなくなってしまいましたが、国内で頑張ります。皆さまにも、素敵な舞台との出会いや感動がたくさんありますように。

さて、お正月におめでたいニュースが一つありました。

熊川哲也 毎日芸術賞特別賞 受賞
http://www.k-ballet.co.jp/news/view/2098

特別賞 熊川哲也(バレエダンサー・芸術監督)バレエ「クレオパトラ」全2幕(オーチャードホールなど)の制作・演出に至る長年の功績
https://mainichi.jp/articles/20180101/k00/00m/040/082000c


【熊川哲也芸術監督 受賞コメント】

この度は栄誉ある賞を賜り、この上ない光栄に存じ心より感謝申し上げます。Kバレエカンパニーが創立して18年、バレエ芸術への敬愛の念と内なる感性のままに作品を創って参りました。『クレオパトラ』は共に作品を創り上げた信愛なるアーティスト達、また支えていただいた優秀なスタッフに恵まれて、「完璧とは何か」を私自身に課したひとつの集大成と言える作品です。この作品が更に成長し継承され、長い時を経ても多くの皆様に愛される作品となりましたら望外の幸せに存じます。


熊川さんがストーリー、振付を一から構想した『クレオパトラ』は高い評価を得て、今年の各紙の回顧記事でも本年最も印象に残った作品とされています。実際、娯楽性と芸術性を両立させた力のこもった作品となっていて、観客動員的にも大成功をおさめたのが納得の完成度でした。また、ダンサーの力量の高さも印象的でした。
産経新聞
http://www.sankei.com/entertainments/news/171223/ent1712230007-n1.html
朝日新聞
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13290279.html?rm=150


K-Ballet Companyは今年も意欲的な活動を行います。

K-BALLET COMPANY 2018年ラインナップ

○ 『クレオパトラ』in Cinema(2018/1/6~2/2)全国37ヶ所にて上映

○ 2018『New Pieces』2月27~28日/Bunkamuraオーチャードホール

○ Spring 2018『白鳥の湖』3月21~25日/Bunkamuraオーチャードホール

○ Spring 2018『コッペリア』5月/Bunkamuraオーチャードホール

○ Spring Tour 2018『クレオパトラ』6月/東京ほか


○ 『青島広志のバレエ音楽ってステキ!“夏休みスペシャルコンサート2018”』8月22~23日/なかのZERO大ホール

○ Autumn Tour 2018『ロミオとジュリエット』10月/東京、大阪、名古屋、広島

○ Autumn Tour 2018『ドン・キホーテ』11月/東京、新潟ほか

○ Winter 2018 『くるみ割り人形』12月/東京ほか


中でも、新作3作品を上演する『New Pieces』は非常に意欲的な取り組みです。

熊川哲也 新作「死霊の恋」
音楽:ショパン「ピアノ協奏曲第1番第1楽章」

渡辺レイ 新作「FLOW ROUTE」
[音楽]ベートーヴェン:「コリオラン序曲」/「弦楽四重奏 第14番」より/「交響曲第7番 第4楽章」

山本康介 新作「Thais Meditation」
[音楽]マスネ:「タイスの瞑想曲」

宮尾俊太郎 新作「Piano Concerto Edvard」
[音楽]グリーグ:「ピアノ協奏曲」より

また、K-Ballet Companyの公演ではありませんが、熊川さんがプロデュースする『オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴~』公演もあります。世界の名門バレエ学校6校の生徒が公演を行うとともに、これらの学校への入学特別オーディションも実施されます。

特集ページには、この公演に参加する各学校の紹介映像もそれぞれ用意されていて、とても見ごたえがあります。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/gala/

毎日新聞に掲載された、受賞者の業績を紹介の中で熊川さんを評価した三浦雅士氏は、「熊川が他を圧するのはコリオグラファーとしてはもとより、プロデューサーとして異例の才能を発揮したこと」としています。「最新作『クレオパトラ」に歴然としているが、ダンサーの伝説に今やプロデューサーの伝説が付け加わった」と。

2017/12/30

SWAN MAGAZINE Vol.50 2017年冬号

SWAN MAGAZINE Vol.50 2017年冬号が発売されました。

http://swanmagazine.heibonsha.co.jp/

このマガジンもついに50号の発行となりました。季刊誌なので12年以上続いていることになります。毎号、必ず有吉京子さんの連載が続いていることも素晴らしいことです。


[Special Interview] パリ・オペラ座 エトワールに夢中!
マチュー・ガニオ

来年1月の「ル・グラン・ガラ」で久しぶりに来日するマチュー・ガニオのインタビュー記事です。今シーズンは、開幕の「ジュエルズ」のエメラルド、同じくバランシン振付の「アゴン」、勅使川原三郎さんの新作「Grand Miroir」、そして現在上演中の「ドン・キホーテ」のバジルと大活躍。
今回のインタビューでは、特に「Grand Miroir」について語っています。この作品の全公演にマチューは出演しましたが、ラストはインプロヴィゼーション(即興)であるために毎回気分によって変えていたとのこと。勅使川原さんとは振付家とダンサーという、人間同士の深い交流ができたそうで、自分のキャリアの中で、とても興味深く貴重な経験になったそうです。
実際、勅使川原さんも、KARAS APPARATUSの公演後のトークで、マチューがいかに真面目で努力家で熱心で、今までの自分とは全く違った意識を持たなければならないという考えて取り組んでいたことを高く評価されていました。一回り大きくなったマチューを、1月に観ることができそうです。

[Review]
パリ・オペラ座「バランシン/勅使川原/バウシュ」

では、この「Grand Miroir」始め、このトリプルビルについて、写真をたっぷり使って紹介しています。

[Interview]
勅使川原三郎「Grand Miroir」誕生!

そしてこの「Grand Miroir」を振付けた勅使川原さんの貴重なインタビュー。5月にオーディションを開催して出演するダンサーを選び、ワークショップを開催。9月からリハーサルを開始しましたが、とにかくダンサーとよく話したとのことです。身体の可動域を、今までの概念と違った風にしてほしい、それはそのまま、音楽理解につながるそうです。各自の身体、ダンスに向かう姿勢、ひいては自分がどういう人間であるかを身体的により理解し、自分を見つめなおしてほしいと語っておられました。

パリ・オペラ座との仕事はしやすかったそうです。現代を歴史的に捉えていると言えるが、今後のためにあるべき芸術を求めている姿勢があると感じられたとのことで。新しいことをするというのは、人間が本来持っている強烈な興味は何だということを時間をかけて探っているのだと思い、これを国家規模で行っていると。守り続けて行かなくてはならないという精神を変革の精神と同時に持ち続けている、歴史を新しくしていこうというこの姿勢を、勅使川原さんは清々しく感じられたそうです。

[特集] 2年ぶりの来日!
ハンブルク・バレエ 最前線

来年2月に来日公演を控えたハンブルク・バレエの特集です。

[現地ルポ]
ロビンス生誕100周年<ショパン・ダンシズ>で開幕!
「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」と「ザ・コンサート」のダブル・ビルの公演紹介

[Principal Interview] カレン・アザチャン

[ハンブルク・バレエで活躍する日本人ソリスト] 有井舞耀/菅井円加

「ニジンスキー」の作品紹介


「パリ・オペラ座バレエ学校の四季」(パリ・オペラ座ピアニストの土屋裕子さんの連載)は
「ジュエルズ」で開幕
ブジュル引退/カルポー賞/校舎移転30周年

[Review] 新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」(新制作)

[Review] ルグリ・ガラ /ザハーロワ「アモーレ」/東京バレエ団<20世紀の傑作バレエ>

[Interview] Noism金森穣「NINA」再演を語る

世界文化賞受賞 バリシニコフ来日!

フランス芸術文化勲章受賞 勅使川原三郎の世界


[連載]
世界で活躍する日本人ダンサーを紹介する、世界の劇場から、こんにちは!は、今年の夏のBright Step公演で、個性的で鮮やかな踊りを見せてくれた山本勝利さん(キール歌劇場バレエ)のインタビューです。今年の秋からは、より現代作品中心で、年に4作品の新作を上演するアウグスブルグ歌劇場バレエに移籍されるとのことです。


[連載 第14話]
「SWAN ─白鳥─ドイツ編 」有吉京子

ハンブルク・バレエでノイマイヤー振付の「オテロ」を踊ることになった真澄とレオンが、この作品の深い世界の中に没入する様子をじっくりと描いています。ノイマイヤー本人も作品の中に登場します。

特にマチュー・ガニオ、勅使川原三郎、ハンブルク・バレエのファンにはぜひ読んでいただきたい、充実した一冊になりました。ぜひお求めください。

SWAN MAGAZINE Vol.50: 2017年冬号SWAN MAGAZINE Vol.50: 2017年冬号
有吉京子ほか

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2017/12/29

NHK Eテレクラシックハイライトでルグリ・ガラ/ジルベスタ―コンサートでザハロワ

NHK Eテレ 毎年大みそか恒例のクラシック・ハイライト。今年NHKで放映されたオーケストラ、室内楽、オペラ、バレエの公演を振り返る特別番組です。


http://www4.nhk.or.jp/P2976/

12月31日(日)午後9時20分~11時45分

この番組で、ルグリ・ガラBプロの抜粋が放映されます。

●22:30ごろ● パリ・オペラ座バレエ団で23年間エトワールとして活躍した伝説的なダンサー、マニュエル・ルグリ。 現在ウィーン国立バレエ団の芸術監督を務める彼が、選りすぐりのダンサーたちと共に創りあげたガラ公演から​

『ファラオの娘』から パ・ド・ドゥ
音楽:チェーザレ・プーニ
振付:ピエール・ラコット
ダンス:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
【内容時間】1分30秒

『ドン・キホーテ』から パ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ
ダンス:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
【内容時間】3分28秒

『フェアウェル・ワルツ』
音楽:フレデリック・ショパン/ウラディーミル・マルティノフ
振付:パトリック・ド・バナ
ダンス:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ
【内容時間】5分28秒
【収録】8月24日 東京文化会館


スタジオゲストとして、2016年の、エルヴェ・モロー、マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベールが出演した公演「Stars in the Moonlight 月夜に煌めくエトワール」に出演したヴァイオリニストの三浦文彰さんも出演して演奏します。

NHK-BSプレミアムでの放映を見逃した方、地上波しか観られない方はぜひご覧になってください。特にルグリ、ゲランが共演した『フェアウェル・ワルツ』は涙ものの名演です。


*******

また、同じく12月31日には、恒例の東急ジルベスタ―コンサート2017-2018の生中継もあります(第二部)。今年は、スヴェトラーナ・ザハロワとデニス・ロヂキン、ワディム・レーピンが出演します。

ザハロワは「瀕死の白鳥」と「ライモンダ」の出演になると思われます。

http://www.tv-tokyo.co.jp/silvester2017-2018/

第1部
ヴェルディ:『運命の力』序曲
プッチーニ:『マノンレスコー』間奏曲
プッチーニ:『ラ・ボエーム』より「私はミミ」
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
チャイコフスキー:イタリア奇想曲

第2部
J.シュトラウスⅡ:美しく青きドナウ
ドヴォルザーク:『ルサルカ』より「月に寄せる歌」
サン=サーンス:『瀕死の白鳥』〈振付:ミハイル・フォーキン〉
ムソルグスキー(ラヴェル編):『展覧会の絵』より「バーバ・ヤガーの小屋」「キエフの大きな門」
チャイコフスキー:『眠れる森の美女』から「ワルツ」
モンティ:チャールダーシュ(レーピン)
カールマン:『チャールダーシュの女王』より「山こそ我が故郷」
グラズノフ:『ライモンダ』から「グラン・アダージョ」〈振付:牧阿佐美〉
グリンカ:『ルスランとリュドミラ』序曲

指揮:広上淳一
ヴァイオリン:ワディム・レーピン
バレエ:スヴェトラーナ・ザハーロワ
    デニス・ロヂキン
ソプラノ:小林沙羅
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
パフォーマンス:シルク・ドゥラ・シンフォニー

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